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【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達
日時: 2016/01/11 01:36
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: 21getbfq)

クリックありがとうございます。酩酊です。
今回私は、『ポケットモンスター』の二次小説を執筆させていただきます。
『kskと世界の仲間達』という作品は、2年程前にもこちらのサイトで執筆させて頂きましたが、
執筆メンバーの都合などにより已む無く執筆を中止致しました。

そこで今度は私一人でのリメイクとして投稿させていただきます。
題名は変わらず、『kskと世界の仲間達』です。
未だに、検索すると昔の方のスレッドがヒットしますが、
【ポケモン二次創作】←これがあるかないかで判断してください。

『1日1レス』を目標としてやっていきたいと思います。
あくまで目標なので二転三転するかも知れません。
書き溜める性格なので、余裕が出来ればもっと投稿できるかも。

執筆経験は浅く、ストーリーの展開などに多少のグダりが生じますが、ご容赦ください。
気になった点は指摘して頂けると助かります。

ジャンルはバトル物です。
痛々しい表現や卑猥な表現はなるべく避けていきます。

※この作品はフィクションです。
 実際の人物、事件、団体、秩序とは一切関係ありません。
 どこか似つかわしく感じてもそれは他人の空似です。幻想です。


追記:形だけですが次スレを作りました
   www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=29916

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Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.786 )
日時: 2015/10/10 01:42
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: fxhCNxuy)

「まぁでも、タートが居ないのはいつもの事だな」
「そうだねー」
「そうなのか?」

鹿威がグランと傾いて生ぬるい水をαに掛ける。
鬱陶しいと感じたのか、αは鹿威を固定した。

「いつもトレーニングをしてから風呂に入るんだとよ。
キャスファー内をジョギングしたり部屋で筋トレしてから」
「熱心なのは良い事だね、体は壊して欲しく無いけど」
「皆と仲間になる前にちょっとだけタートとは話したが、
住んでた場所や生活からするに、中々ストイックな奴なんだ」

皆がタートの話題で盛り上がり、αは軽い紹介を受けている気分になる。

「部屋も武器や防具や武術の本ばかりだからね」
「なー、言われた事はちゃんとやるから素直な性格なんだけどな」

その頃、ホテルの入り口にはタートが帰って来ていた。
全身に程よく汗を掻き、首にタオルを巻いている。
ホテルの脇の人目につかない場所でアマテラスを出現させる。

「もう、あなたの疲労はわたしの疲労なんだから。
身体を鍛えるのは良いんだけどさ、たまには休んだら?」
「そういうわけには行かないよ、もっと鍛えなきゃ」

タートはホテルに入ると速やかに五階に上がり、
着替えのパジャマを持つと一階の風呂へと向かっていった。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.787 )
日時: 2015/10/10 20:18
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: fxhCNxuy)

タートが脱衣場に入り、辺りをキョロキョロ見渡す。

「……もう10時よー、流石にどっちもいないでしょ」
「嘘をついてるのは僕の方なんだから」
「もう良いんじゃないの? 言っちゃ悪いけどプライドよね?
あんたがどう扱われようと、あたしは態度変えないし……」
「でも今更なぁー……」

タートは脱ぎ置いてある服を歩きながら見ていく。
一通り確認したところで、タートは服を脱ぎ始めた。

「精霊であるあたしだって、皆と入りたいなぁー」
「皆って……一体どっちの?」
「どっちって!! 決まってんじゃなーーー」
「はっ!!」

タートが大きく声を上げて、アマテラスの話を遮る。
どうやら、タートは見覚えのある服を見つけたらしい。

「や、やばい……!! 早く逃げなきゃーーー」
『あら……』

タートは後ろから掛けられた声に凍り付いた。
そして全身をゆっくりとタオルで覆い、ゆっくりと振り返る。
そこに立っていたのはもちろんタートの予想通り、

「truthさん……あの!! あの、違うんです!! そうじゃなくてその……」
「安心しなさい、分かってるわよ。分かってた訳じゃないけど。
タオルで全身を覆うってことは、あなたの見られたく無い箇所は全身なんでしょ?
じゃあもう答えは一つじゃない」
「…………隠しててすいません……」
「大丈夫よ、皆には黙っておくから」
「ああいえ……言ってくれて良いですよ、隠しておくのもあれですし」
「だとしたら、好きなタイミングで自分から言いなさい」
「……はい」

truthは風呂場から出ていき、そこにタートだけが残った。

「最初から女として生きていても、格好良い人はいるのね」
「そうだね、見習いたいなぁ」

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.788 )
日時: 2015/10/11 01:36
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: fxhCNxuy)

真夜中の1時。もうタートすらも寝てしまった。
ケフィとαも寝た、が。kskとフミキは起きていた。
kskはただずっと、ボーッとテレビを見ていた。
メタモンが題材の映画が地上波で放送されているが、
kskの耳や目にはほぼほぼ何も情報が入って来ない。

コンコン、とノックの音がして、kskが「どうぞ」と返す。
同じく起きている面子はフミキだけなので、
勿論ドアの向こうに居た人物はフミキだった。
フミキは部屋に入るなり、kskが座っているソファの向かいに座った。

「……今日は大丈夫だったな」
「ああ、でもどんなギャンブルより肝が冷えたぜ。
酒バスでもそうだ、酔うに酔えなかった」

kskとフミキが今日一日ずっと思案していたのは、
更なる敵が、具体的に言えば曹長隊が襲って来る事だった。

「明日なんだが、俺は近所の石屋を訪ねるつもりでいる」
「ん? どうしてだ?」
「あの近所の石屋が、フェイルを隠し持っているという噂を掴んだからだ。
ほら、俺だけ無能力者だろう……流石にこの先銃だけじゃダメだと思ってな」

kskはそれに対して無言で何度も頷いて、そのあと溜息をついた。

「遅かれ早かれ……だな、絶対に曹長隊は来るだろう……」
「ああ、こっちも万全の準備をしなければならない」
「そういえば宝玉は?」
「俺の部屋にちゃんと置いてある、1mでも動かせば警報が鳴る」
「……それより悪かったなフミキ、ヤマブキの社長の意思を尊重出来なくて」
「良いんだ、警告を無視していたらティグレにコガネの住民を殺されていた。
だが、曹長隊はもうミアレでの仕事を絶対に終えただろうな。
さっきまでミアレからの船を調べていたが、『明日』だ。来るとしたらな」
「明日か」
「なぁksk、酒でも飲まないか……乾杯だ」

kskは立ち上がって冷蔵庫から缶ビールを取り出したが、
途中で足が止まって、ビールを持ったままフミキの方に振り向いた。

「一体何に乾杯するんだ?」
「…………そうだな……明日の勝利にか?」
「ハハハ、良いなそれ……」

kskはフミキが座っているソファに缶ビールを投げ、自分の元居た場所に座った。

「明日の勝利に」
「明日の勝利に」

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.789 )
日時: 2015/10/11 01:39
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: fxhCNxuy)

名前:ネオンフラワー

備考:宿主は昔に死んでしまった店主である。
   生きていた頃から、居酒屋電車の経営をしていた。
   正確には、精霊と契約を結ぶ前に死んでしまったのだが、
   その魂が電車に宿って、特別な電車となった。
   見かけからバスと呼ばれる事があるが、正確には路面電車。

能力:『NeonFlower』
   電車がいつどこで止まるのかを知っている者でないと、
   見る事はおろか、触れる事も感じる事も出来ない。
   ひっそりとやって行くための能力。
   なお、電車の中に居る物や人にも作用する。
   時刻表などで知ることでも中に入れるが、
   忘れると二度と電車を見つけられなくなる上に、
   知っている停留所の周辺でしか見つけられない。

精霊:ホーホー
   能力はまだ不明。
   契約を結ぶ前に宿主が死んでしまい、
   現在、ホーホーの宿主はこのバスだ。
   まだ進化前であるため、精霊の本来の寿命も加味して、
   相当長い年月、この居酒屋を続ける気でいるそうだ。
   鳥ポケモンなのにオススメ料理が焼き鳥。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.790 )
日時: 2015/10/11 23:10
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: fxhCNxuy)

ー 第38話 『Illusion SkyRocket』 ー

翌朝の11時、ケフィと白とタートはショッピングモールまで歩いていた。
朝8時の朝食で、kskとフミキはそれとなく注意を促した。
いつ曹長隊及び敵が出現してもおかしく無い事、
街に起こる被害を最小に留め、自分の身の安全も確保する事。
「ま、あんまり念頭に置きすぎても気持ちが暗くなるだけだし」ともkskは言っていた。
皆が皆、敵の存在を頭の片隅に入れて一日が始まった。

「今日も今日とてショッピングですかケフィさん」
「そうだね、今日も今日とて。
なんと、今日は遠方からはるばる友達がやってくるんだよ。
迎え品ってわけじゃないけど、持て成しように何か買おうかなってさ」
「私は、とりあえずする事が無いのでケフィさんについてきました!!」
「そういえば、ケフィさんって昨日どこで飲んだんです?」

その質問を受けたケフィがニヨリと笑って酒バスの話を始める。

「昨日はね、路面電車『ネオンフラワー』の中で飲んだんだー。
時刻表を把握していない人間には認識出来ない居酒屋でね、
そこでの談笑は最高だったよ、一日中酒バスは走ってるみたいだし。
お酒しか置いてないわけじゃないから、今度一緒に行く?」
「良いですね!! お願いします!!」

三人の足がショッピングモールの中で止まる。
やはり、店の豪快なBGMをケフィはどうも得意とせず、表情が険しくなる。
そしてなんと、タートも同じように表情をピクつかせている。

「……やっぱり、こういう音苦手ですか?」
「僕は山育ちなんで……」
「僕も森暮らしだからね」
「じゃあ僕は5階の本屋で暇を潰してますね」
「私はケフィさんに着いて行きます!!」

そう言ってケフィ達とタートは二手に分かれた。


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