二次創作小説（映像）※倉庫ログ
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- 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達
- 日時： 2016/01/11 01:36
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: 21getbfq）
クリックありがとうございます。酩酊です。
今回私は、『ポケットモンスター』の二次小説を執筆させていただきます。
『kskと世界の仲間達』という作品は、2年程前にもこちらのサイトで執筆させて頂きましたが、
執筆メンバーの都合などにより已む無く執筆を中止致しました。
そこで今度は私一人でのリメイクとして投稿させていただきます。
題名は変わらず、『kskと世界の仲間達』です。
未だに、検索すると昔の方のスレッドがヒットしますが、
【ポケモン二次創作】←これがあるかないかで判断してください。
『１日１レス』を目標としてやっていきたいと思います。
あくまで目標なので二転三転するかも知れません。
書き溜める性格なので、余裕が出来ればもっと投稿できるかも。
執筆経験は浅く、ストーリーの展開などに多少のグダりが生じますが、ご容赦ください。
気になった点は指摘して頂けると助かります。
ジャンルはバトル物です。
痛々しい表現や卑猥な表現はなるべく避けていきます。
※この作品はフィクションです。
実際の人物、事件、団体、秩序とは一切関係ありません。
どこか似つかわしく感じてもそれは他人の空似です。幻想です。
追記：形だけですが次スレを作りました
www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=29916
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- 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.1 )
- 日時： 2015/01/31 12:47
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: OI3XxW7f）
〜 Chapter 1 プロローグ 〜
意思や行動の違いは衝突しあう運命にあり、
結果としてそれは大きな傷跡を残す。
大昔のことである……
ポケモンワールド…すなわち世界は、滅亡の危機に瀕していた。
この世の滅亡と、再創造を企む戦闘集団が突如として出現し、
世界を征服せんと、残虐な行動を行い続けたのだ。
その行為はポケモンの強奪に収まらず、
銃火器の使用…ポケモンを使っての大規模破壊…リアルファイト…
どんなポケモントレーナーも、誰一人として征服軍に立ち向かうことが出来ず、
世界はただ滅亡を待つのみかと思われた…
しかし、そこに二人の英雄が立ち上がった。
その英雄は、仲間を集め、互いに励ましあい、知恵を絞り、勇気を出し、敵に立ち向かった。
その英雄達は、自分達の命と引き換えに征服軍を撃破した。
世界は彼らに守られたのである。
その英雄の名は『ksk』と『トム』
二人の英雄は、人々から大いに感謝され、伝説として語り継がれた。
…舞台は１０年後へと移り変わる。
滅亡寸前だった都市も、今では当時以上の発展を見せ、
争いは無く、皆が助け合って暮らしている。
ネオ・ポケモンワールドとでも言うべきその世界は、平和そのものである。
…はずだった。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.2 )
- 日時： 2015/01/31 12:45
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: OI3XxW7f）
〜 Chapter 2 Mixture-brave 〜
ー 第一話 『大戦復古の大号令』 ー
………。
コツ…コツ…という自分の歩く音が通路に響く。
一体幾つの角を曲がり、幾つの扉を開いただろうか。
目についたドアを乱暴に開け、
もう何度も口にしたであろう質問を、部屋に居る者達にぶつける。
「この施設の責任者はどこに居る？」
さぎょういんの溜まり場、けんきゅういんのラボ、
他にも色々な部屋を訪れ、この質問を投げかけた。
しかし、帰ってくるのは曖昧な返事と困惑した表情だけである。
どうせこの部屋の奴等も同じようなリアクションをするのだろう…。
そう思いながら返答を待っていると、部屋に居た一人の男が立ち上がった。
眼鏡に白色のシャツに黒色のズボン、少し痩せている。
『りかけいのおとこ』とでも呼んでおこうか。
「目が覚めましたか。貴方が目覚めた時に、部屋に居なくてすみません。
ふと資材を取りに行った際に目覚める とは中々タイミングの悪いーー」
「質問に答えろ。この施設の責任者はどこに居る」
りかけいのおとこの話を遮る。
りかけいのおとこは眼鏡をクイッと上げると、
「なるほど。私たちの社長は実験室で貴方をお待ちです。案内しましょう、こちらへ」
と言い、部屋から出て歩き出した。自分もそれに着いていく。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.3 )
- 日時： 2015/01/31 12:47
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: OI3XxW7f）
りかけいのおとこに案内されるがままに通路を進んでいく。
改めて見ると、壁や床はすべて金属で構成されており、
扉なども機械仕掛けで、メタリックな雰囲気の施設だ。
しかも窓も無いので外の状態が分からない。
りかけいのおとこによると「朝です」だそうだが。
この施設はとんでも無く広いようで、最初は普通に案内をしていたりかけいも、
途中からはポケットから取り出した皺くちゃの地図に頼り始める。
進むにつれ、すれ違う人の数がだんだん減ってきている。
こんな大きな施設を束ねるボスは、どんな人物なのだろうか。
不安もあるが、それ以上に聞きたいことが多かった。
…扉を見つけてはアンロック。その繰り返しにうんざりしていたが、
しばらくして、りかけいはある部屋の前で立ち止まった。
他の扉と何も変わらないが、この部屋の奥にボスがいるとのことだ。
「ここで待っていて下さい」
そういうとりかけいは部屋に入っていった。
「………めになられまして……」
「……やはり…たいことがたくさ……でして…」
りかけいの声が聞こえる。誰かと話しているようだ。
探し求めていた『責任者』すなわち『ボス』に違いはないだろう。
ドアがガチャリと空いた。
りかけいの隣には、長身の男が立っている。
風貌、体格、どれを取るにしてもどこか威圧的で存在感が大きいので、
その長身の男がここのボスであることを確信できた。
「あんたがここのボスか。
ここはどこで、俺は一体どうしてーー」
自分の質問を、男に手で遮られる。
「りかけい。先に支度の準備をしといてやれ」
「了解です。キング」
りかけいが先ほど歩いて来た通路を戻っていく。
キング、と呼ばれた男は自分をまじまじと見つめ、口元をニヤリと緩める。
そして口を開いた。
「やぁksk君。君とずっと話したかったよ」
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.4 )
- 日時： 2015/01/31 12:50
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: OI3XxW7f）
「急な呼び出しですまない。
私の名前は『フミキ』。
そしてこの会社の名前は『FUMIキングダム』。
まぁ、私のことはこの会社のボスだと思ってくれ。
色々聞きたいことがあると思うが、まずは私の話を聞いてもらいたい。
まず、ここは君が世界を救ってから１０年の月日が流れた、『ネオ・ポケモンワールド』」
「ちょ、ちょっと待ってくれ。 世界は救われたのか？」
kskは早速話を断ち切って質問をぶつける。
「ああ、そうともさ。君は英雄だよ？
もっとも、ここは１０年後の世界。加えて君は『死んだことに』なっているんだ。
言うなれば君は、『旧世界の英雄』って奴だな」
kskは眉をひそめる。
「『死んだことに』というか、俺は確かに死んだはずだぞ……」
「んん、まあ…そうだな。たしかに、君は一度死んだ」
フミキが顎をこねくりながら答える
「『FUMIキングダム』はね、総力を挙げて君を捜索したんだ。
まぁ、君はすぐに見つかったよ。死んでいたからね。
……当時は死体から生命を作り出す技術なんてなかった。
でも、もしかしたら、もしかすると遠い未来に、
そのような技術が大成するかも知れないだろう？
私はその僅かな可能性に賭けて、君を冷凍保存したんだ」
kskが思考を巡らせ、息を飲む。
自分は一度死んだ。
そして、二回目の生命を与えられた存在だったのだ。
しかし、当の本人は不服であった。
「その技術がついに完成したってことだな…なるほどね……
まあ…死体を捜してくれたのも、技術を大成させたことも、大層なこととは思うぜ？
でもちっとばかし身勝手なんじゃあないか？
寝かせておいてくれても良かったのによ」
「いや、すまないがそうもいかない。
１０年前、大戦が終着したあの場所で、君とトムの死体は発見された。
だが……それ以外の死体が一切見つかっていないんだ。
恐らく、君が命をかけて戦った『敵』が、まだ死んでいない」
『敵』がまだ死んでいない。
その言葉を無視したわけでは無いが、それよりもkskは『トム』という名前に過剰に反応した。
「おい待て、いま『トム』と言ったな!?
知っているのか!? 生きているのか!? どこにいる!?」
「ふむ……どうも話がこじれがちだな。
まあ良い。こっちに来てくれ」
フミキはいままでずっと篭っていた部屋に再び入り、
そこにkskを手招きした。
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