二次創作小説（映像）※倉庫ログ
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- 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達
- 日時： 2016/01/11 01:36
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: 21getbfq）
クリックありがとうございます。酩酊です。
今回私は、『ポケットモンスター』の二次小説を執筆させていただきます。
『kskと世界の仲間達』という作品は、2年程前にもこちらのサイトで執筆させて頂きましたが、
執筆メンバーの都合などにより已む無く執筆を中止致しました。
そこで今度は私一人でのリメイクとして投稿させていただきます。
題名は変わらず、『kskと世界の仲間達』です。
未だに、検索すると昔の方のスレッドがヒットしますが、
【ポケモン二次創作】←これがあるかないかで判断してください。
『１日１レス』を目標としてやっていきたいと思います。
あくまで目標なので二転三転するかも知れません。
書き溜める性格なので、余裕が出来ればもっと投稿できるかも。
執筆経験は浅く、ストーリーの展開などに多少のグダりが生じますが、ご容赦ください。
気になった点は指摘して頂けると助かります。
ジャンルはバトル物です。
痛々しい表現や卑猥な表現はなるべく避けていきます。
※この作品はフィクションです。
実際の人物、事件、団体、秩序とは一切関係ありません。
どこか似つかわしく感じてもそれは他人の空似です。幻想です。
追記：形だけですが次スレを作りました
www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=29916
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- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.35 )
- 日時： 2015/02/09 20:42
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: OI3XxW7f）
ー第四話 『いのちだいじに』 ー
「閉まってる……だと……!?」
都市は巨大な壁に囲まれていた。
そしてその門のゲートらしきところも封鎖されている。
「せっかくここまで来たってのに……」
「ダメだね……大きすぎて変えられない」
「お前たち何を絶望しているんだ？
俺が何の計画も無しにここに来た訳が無いだろう」
フミキはそれだけ言うとポケットから携帯を取り出した。
慣れた手つきで携帯をポチポチやり、口元へ電話を運ぶ。
「……俺だ」
それだけ言うとフミキは通話を終了した。
10秒も経たずして、扉が大きな音を出して開き始めた。
「お待ちしておりました!!」
扉の奥に居た門番らしき人は、敬礼をすると端に退いた。
「フミキ……おめぇ一体……」
「FUMIキングダムの社長だ」
「そっか、kskは知らないんだね。
FUMIキングダムって言ったら、右にも上にも立つ者が居ない一流企業だよ」
フミキが答え、ケフィが茶々を入れる。
ジェネシスと不知火がクスクス笑う。
「ジェネシスてめぇは知らねぇだろうが！
……にしても、遠かったな大都市キャスファー！
広いな〜流石大都市って感じだな、うん！」
はしゃぐkskと相対的にだが、フミキも口を開く。
「まだ夜では無い…が、ホテルを予約してある。
今日はそこでゆっくり休むとしよう」
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.36 )
- 日時： 2015/10/30 22:13
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: fxhCNxuy）
ホテルの予約確認を済ませ、さあ暇な時間が始まるぞと思いきや、
kskがウェイターが溜め込んでいたチップをバレずにくすねたり、
『Oパワー』なるものを信仰するおじさんのしつこい勧誘を躱したり、
ホテルの前をブーバーと共に一心不乱に往復する人を眺めたりするだけで、
時間はあっけなく簡単に過ぎて行った。
夕食を取り、ホテル一階の廊下にて各自の部屋へ解散することになった。
「あ〜、退屈しない街だなここは！ 明日から情報集め頑張ろうぜっ！」
「だな」「だね」
二人は返事をすると自分の部屋へと入って行った。
kskも自分の部屋に戻る。
「あー疲れたァ〜」
kskはそう叫びながらベッドにダイブした。
「いやー想像以上に良い町だから疲れが吹き飛んでるぜ。
10年も待つと世界は本当に変わる。俺にはギャップってもんが分かる。
明日はどこで何をしようか……この街のすべてを回るのは一週間はかかりそうだな。
おいしいラーメン屋に行きたいんだよなぁ……ん？」
なにやら窓の外からカサッと音がした。
このホテルの近くには長めの草が生い茂っているので、それが擦れる音だ。
「何だ？ 虫かなにかーーー」
ドッゴォォォォと大きな音を立て、kskの部屋の壁が崩れた。
壁から出た砂煙のせいでよく見えないが、そこには男が立っている。
「誰だてめぇ……
俺の快適な睡眠ライフを邪魔しておいて、ただで済むと思うなよ……」
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.37 )
- 日時： 2015/02/09 23:58
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: OI3XxW7f）
「誰なんだテメェは?! アラシか？」
『第一の回答だが、俺は自己紹介をしに来た訳じゃねぇ』
「大丈夫かkskッ!!」
フミキとケフィが部屋に転がり込んで来た。
「第二の回答だが、お前らに用はねぇよ」
男がフミキとケフィの胸部に触れると、
二人は気を失ってその場に倒れ込んだ。
「こいつらに何をした!?」
「第三の回答だが、邪魔だから眠ってもらっただけだ。
お前と戦うのに邪魔だからな」
「戦う？ なんで戦わなくちゃいけねぇんだよ」
壁を壊された辺りで戦闘はほぼ確定だったが、kskは質問をした。
「第四の回答だが、俺がお前を知っているからだ」
「……どういうことだ……」
「第一の質問だが、お前kskだろ？」
「なんで知っている？」
「第五の回答だが、さっきお前の仲間がそう呼んでいたからだ。」
「適当な事言ってっと……」
「冗談だ。補足説明だが、お前のことは知っていた。
英雄だということもな。騙りにせよ本物にせよ……俺はお前と戦いたい」
「嫌だね。戦う理由が無いだろ？」
「第二の質問だが、これは戦う理由になるか？ カーネルッ!!」
男がそう叫ぶと、猛々しい闘牛が出現した。
「補足説明するとこいつはケンタロス。精霊だ。
もっとも、俺は『カーネル』と呼んでいるがな。
第三の質問だが、精霊使いを集めてるんだろ？
俺に勝ったら仲間になるの考えていいぞ」
「なァるほど精霊使いか……
確かに戦わないわけにはいかないな……ジェネシスッ!!」
「おうッ!!」
kskがジェネシスに呼びかけ、二人とも臨戦態勢に入った。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.38 )
- 日時： 2015/02/10 21:58
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: OI3XxW7f）
初手でkskがビームを放つ。
しかし、ビームは男に当たる直前で何かに弾かれて消えた。
「一筋縄では行かないか……
ジェネシス、ダウンロード出来るか？」
「とっくに始めてるぜ……しかし、検索対象が多すぎる……
何故かヤツの身体からいくつもの命を感じる……
……ここからは俺の推測だが、恐らくヤツは『魂』を操っている。
ケフィとフミキが一瞬で昏倒したのも魂を抜かれたせいだろう」
「第六の回答だが、ご名答だ。
俺は魂を操る……そして手にとった魂を自在に変化させる」
男は二人の会話に割って入った。
「反則じゃねぇか……
さっきのビームも魂で防いだってワケか……」
「第四の質問…いや、回答を待つつもりはねえ。
こっちから行かせてもらうぞ!!」
男がそう叫んだ瞬間、kskの体に激痛が起きた。
「が…ッ!? こ……れは……!?」
「第七の回答だが今のは針だ。
高速で打ち出せるから、武器として使いやすい」
「くっ……体が動かねえ…毒か……!?」
kskはフラフラと足を動かしたが、その場にへたりこんでしまった。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.39 )
- 日時： 2015/02/11 18:50
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: OI3XxW7f）
「第八の回答だが、この針は毒蛇の魂を変化させたものだ。
動けないのも無理はない……
しかし……英雄の復活と聞いて駆け付けてみたら……
10年前ってのはそんなに救いやすい低レベルな世界だったのか？」
kskが思わず挑発に乗る。
「そんなわけねーだろ……！
俺や俺の仲間が命を賭して救った世界を侮辱してんじゃねぇぞ……!!」
kskは毒のまわった体を無理やり起こした。
「立てるか…そうこなきゃつまんねえよな」
kskは無理やり男の元へダッシュし、押し倒した。
そしてそのまま男を殴り続けた。
「手にとった魂を操って戦ってるなら
その隙を与えなければ良いだけのことだッ！
おめぇの負け…ぐっ……!?」
地面に転がっていた針がkskに向かって飛んできた。
kskはそのまま地面に突っ伏した。
「第九の回答だが……『手にとった魂を』というのは嘘だ。
戦う相手に自分の能力をベラベラと正直に話すわけないだろ。
その程度の距離なら余裕で操作範囲だ」
「おいksk!!しっかりしろッ!!」
ジェネシスが叫ぶ。ビームの装填がもう少しで完了しそうである。
しかし、男は驚異のスピードでジェネシスに近づき、触れた。
ジェネシスは男の手の中に吸い込まれるように消えていった。
「こいつは預かっておく。チャンスをやるからせいぜい力をつけて来い。
しておいてなんだが、不意打ちでは満足出来ねえからな」
kskはこのまま突っ張っても負けるのは明白だと感じた。
「なら……二人は元に…戻せ……!!」
「第十の回答だが、良いだろう。
一週間だけ待ってやる。一週間後、ここから北に行った森で待つ。
相手になろうじゃねえか。じゃあな」
男は二人の魂を返し、カーネルを元に戻すと消えていった。
「くそ……!!…く…そ………」
kskはそのまま気絶した。
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