二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達
日時: 2016/01/11 01:36
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: 21getbfq)

クリックありがとうございます。酩酊です。
今回私は、『ポケットモンスター』の二次小説を執筆させていただきます。
『kskと世界の仲間達』という作品は、2年程前にもこちらのサイトで執筆させて頂きましたが、
執筆メンバーの都合などにより已む無く執筆を中止致しました。

そこで今度は私一人でのリメイクとして投稿させていただきます。
題名は変わらず、『kskと世界の仲間達』です。
未だに、検索すると昔の方のスレッドがヒットしますが、
【ポケモン二次創作】←これがあるかないかで判断してください。

『1日1レス』を目標としてやっていきたいと思います。
あくまで目標なので二転三転するかも知れません。
書き溜める性格なので、余裕が出来ればもっと投稿できるかも。

執筆経験は浅く、ストーリーの展開などに多少のグダりが生じますが、ご容赦ください。
気になった点は指摘して頂けると助かります。

ジャンルはバトル物です。
痛々しい表現や卑猥な表現はなるべく避けていきます。

※この作品はフィクションです。
 実際の人物、事件、団体、秩序とは一切関係ありません。
 どこか似つかわしく感じてもそれは他人の空似です。幻想です。


追記:形だけですが次スレを作りました
   www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=29916

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Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.95 )
日時: 2015/02/22 21:15
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ObLAiJYQ)

「お婆ちゃん……行って来ます………!」
「あぁ…いってらしゃい」

そしてケフィ、たま、ねーちん、Whiteは家を後にした。



「第一の質問だが……何故ホテルに帰った……
待っていてくれても良かっただろう……!!」

「第一の回答ッ! 
『いつ帰って来るか』を知らせずにどっか行っちまうのは
小学生までにしといた方が良いぜ」

ホテルにて、怒るたまに大してkskが返す。

「だが! ……そうだな…遅くなって済まない」

「まあまあ」

フミキが借りた集合部屋に皆は集まっていた。
というのも、集合用に借りた部屋は思った以上に大きく、
個人用の部屋よりも必要な設備が整っているので
各自で借りた部屋は荷物置きとなっている というのが現状だ。

「そっちの幼子は?」

フミキの質問にケフィが前に出る。

「この子が『五人目』だよ
大丈夫、子供だけどちゃんと覚悟はあるみたいだよ」

「おお! でかした! よろしくな嬢ちゃん」

ガタイが良い部類の人間であるフミキが
いきなり立ち上がって手を差し出したので、白はたまの影に隠れてしまった。

「あ、悪ぃ悪ぃ」

「白ちゃん、自己紹介したら?
僕達も、能力までは聞いてなかったし……」

ケフィに促されるがまま白が自己紹介を始める。

「えっと、White……九才……白って呼んで下さい。
能力は『アブソーブカラーズ』っていって…
『色』をポーチに溜めて、物にぶつけて…
それで、熱くしたり……冷たくしたり……」

自己紹介を終えた白をこれまたケフィが褒め、
一同もそれなりの自己紹介を返す。

「どう? やっていけそう?
コミュニケーションも、戦闘も」

「分かりません…でも、やります!」

「じゃあ宜しくな、えっと、白?」

今度は、ちゃんとフミキと握手をした。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.96 )
日時: 2015/02/22 23:18
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ObLAiJYQ)

ー 第七話 『鬼畜賭博録ksk』 ー

「ギャンブルを、しようぜ……」

ある日の昼下がり、特にやる事もなく
ホテルの一室でボーッとしていたkskに、突然トムは言った。

「どうした、急に……別に構わんがな、丁度退屈していた」

待ってました、と言わんばかりにパチンと手を叩いたトムは、近くに居た白を手招きした。

「こっち来いよ、ディーラー、やらないか?」

白は読んでいた本をその場に置き、トムの方に歩いて来た。

「いいのか? ホイホイ着いて来て……
こいつは違法賭博だって構わずやっちまうような男なんだぜ?」

心外だな、とトムは言った。

「そんな事、まだ7回しかしていない……いや、8回だったか」

「まあいい……ディーラー……分かるか?
正確には親の事を指すが、カードの配り手なんかもこう呼ばれるな……」

kskは鞄から新品らしきトランプを取り出し、白の元に滑らせた。
どうやら、返事を聞くつもりは無いらしい。

「ええ、出来ますけど……どうしてわたしに?」

癖だ、とトムは答えた。

「カードを何年も触ってるとな、シャッフルに癖が付く……
俺達はお互いの癖を覚えてるからな……
特に新品なんか使った日には何がトップかなんて丸わかりだ。
シャッフルに神経なんぞ使いたくないし、気楽にやれるから素人のお前に頼んだ」

はぁ……、と言いながら、白はカードを混ぜていった。
その混ぜ方は乱雑で、まさしくksk達の思惑通りの物であった。

「……この位でいいですか?」

「ああ、充分だ。トム……お前が先に種目決めていいぞ」

kskの譲歩を受け、トムはしばらく無言になった。
沈黙から10秒が経過しただろうか。
トムが口を開いた。

「……ブラックジャック」
「……チョーイイネ」

kskはトムの向かいに座った。
白はその二人の中間の位置から少し下がった場所に椅子を置き、座った。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.97 )
日時: 2015/02/23 18:42
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ObLAiJYQ)

ブラックジャック。
山札から引いたカードで『21』により近付けるゲーム。
このゲームでは、kskの初手は最高だったのかも知れない。
白がkskに配った二枚のカード、それは「K」と「10」であった。
ブラックジャックのルール上、「10」以上は総じて「10」に統一される。
つまり、kskは『20』を手に持っているのだ。
白がそれを見た時、「十中八九勝利はkskにある」と思った。
対して、トムの初手は『14』。
「8」と「6」が配られていた。

(微妙な所だな……トムさん、どう出る?)

「もう一枚」

トムの声に迷いは無かった。
白が恐る恐る配ったそのカードは「5」
合計は『19』となる。
普通ならナイスチャレンジ、となる所だが、
kskの手が良すぎる以上、これはどうにもならない。
勝負は決した、と白が思った瞬間。

「もう一枚」
再び、トムの声であった。
白は驚いてトムを見る。

「何してる……もう一枚だ、さっさとよこせ」

でも、と白は言いかける。
トムは右手を白に向けたまま、

「よく、運の絡むゲームを嫌う奴に、チェスや将棋を勧める奴がいる……
確かに運が絡まないゲームと言えばそれだ。
しかし、これは俺の持論だがな……
そういう奴には『運を排除したゲーム』より
『分の良い賭け』を学ばせた方が良いと思うんだ……」

もっとも、とトムは続けた。

「俺は、分の悪い賭けが大好物なんだがな……」

トムは白の持っていたトランプの一番上のカードを取り、
自分のカードと共に地面に叩き付けた。

「……ブラックジャック」

一番上のカードは、『2』だった。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.98 )
日時: 2015/02/23 19:55
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ObLAiJYQ)

「やるなあ、トム」

kskはトムのカードを拾い、ひとつの束にして白に返した。

「納得いかない……」

kskが白の顔を見ると、白はぎょっとした表情をした。
どうやら、声に出たのは意外だったらしい。

「おいトム……白は納得いってないみたいだぜ」

「い、いえ! そんな……」

白は否定したが、トムは答えた。

「4枚目を取った理由か? 特に無い……2が来ると思ったからだ」

でも、と白は言った。

「あまりにもリスキーです……『19』のままでも、十分に勝機はあった」

トムは肩をすかし、白の持っている一番上のカードを弾いた。
それは『A』だった。

「何となく『21』が作りたかった……それだけだ。
別にこれは負けたら指や耳を持ってかれる訳じゃない……
ただの遊びだ、何したって良いだろう」

それを聞いて、kskが笑う。

「お前なら命賭けてても四枚目貰いそうだけどな」

「……さあ、どうかな」

トムが元の位置に戻る。

「さあksk……次のゲームを決めな」

もう決めてある、とkskは答えた。
そのゲームとは。

「……ポーカー」
「……サイコー」

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.99 )
日時: 2015/02/23 20:19
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ObLAiJYQ)

ポーカー。
これは五枚のハンドの役の強さで勝敗を決めるトランプゲームである。
主にアメリカでプレイされ、三大トランプゲームとして有名だ。
まず、ディーラーである白がカードをシャッフルする。
そして、まずトムに五枚、次にkskに五枚を渡す。
お互いに配られたカードをじっくり見てから、ハンドの交換に移る。
一試合形式なのでベットは無しである。

まずトムが一枚、そしてkskが四枚のチェンジを申し出る。
四枚のカードを出す、という事は相当手が悪いのであろう。
対して、トムはかなりの良手と見える。
白が大体の勝敗を見据え、二人にカードを配った。
不意に、kskが言う。

「なあ白……ちょっとディーリングポジション教えてやるよ……やっぱ気になって仕方ない」

同感だ、とトムも続く。

「ディーリングポジション、ってのはトランプの束の持ち方でな……
左手の親指を左側、人差し指を外側、それ以外を右側に寄せるんだ……やってみろ」

白は戸惑いながらも、言われた通りに指を 置く。
不自然ながらも、しっかりと持つ事が出来た。

「む、まあ上出来だ……それよりksk、早くカードをセットしろよ」

kskは自分の前を指差して、
「もうセットしてるぜ、既に」
と言った。

「オープン」

白の声で、二人は一斉にカードを表向きにする。
トムの手は、「8」が三つと「4」が2つ。
よって、フルハウスが成立する。
対するkskの手は……
「10」! 「J」! 「Q」! 「K」!
そしてッ!
「A」!
しかしそれだけではない!
五枚のカード全てが「スペード」である!
『ロイヤルストレートフラッシュ』成立ッ!

「『スペード』は『不幸』を表すってどっかで聞いたが……果たしてそれは本当かね?」


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