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【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達
日時: 2016/01/11 01:36
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: 21getbfq)

クリックありがとうございます。酩酊です。
今回私は、『ポケットモンスター』の二次小説を執筆させていただきます。
『kskと世界の仲間達』という作品は、2年程前にもこちらのサイトで執筆させて頂きましたが、
執筆メンバーの都合などにより已む無く執筆を中止致しました。

そこで今度は私一人でのリメイクとして投稿させていただきます。
題名は変わらず、『kskと世界の仲間達』です。
未だに、検索すると昔の方のスレッドがヒットしますが、
【ポケモン二次創作】←これがあるかないかで判断してください。

『1日1レス』を目標としてやっていきたいと思います。
あくまで目標なので二転三転するかも知れません。
書き溜める性格なので、余裕が出来ればもっと投稿できるかも。

執筆経験は浅く、ストーリーの展開などに多少のグダりが生じますが、ご容赦ください。
気になった点は指摘して頂けると助かります。

ジャンルはバトル物です。
痛々しい表現や卑猥な表現はなるべく避けていきます。

※この作品はフィクションです。
 実際の人物、事件、団体、秩序とは一切関係ありません。
 どこか似つかわしく感じてもそれは他人の空似です。幻想です。


追記:形だけですが次スレを作りました
   www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=29916

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Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.776 )
日時: 2015/10/04 02:11
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: An3hhqaa)

午後六時、五月雨、α、truthも既にホテルに戻り、
そしてケフィやたまも森での狩猟に蹴りをつけて帰って来ていた。
晩御飯までもをケフィやねーちんが作ってしまうと流石に負担が大きいとのことで、
朝と昼は作るが晩御飯はいつもホテルのバイキングを利用するのだが、
如何せんフミキの権力で予約こそ出来るが利用出来る時間が30分とそもそも短いので、
晩御飯前の少なくとも6時半にはフリーな状態にある事が暗黙の了解なのだ。
だが今日はいつもと少し違った。

ケフィとたまがホテルの五階に上がると、kskとフミキが立っていた。
どうやらkskとフミキはこの二人が帰って来るのを待っていたらしい。

「おっケッフィじゃ〜ん、これから大人面子連れて飲むつもりなんだけどさ、
どうよ? 多分お前が一番ここら辺の居酒屋とかに詳しいから付いてきて欲しいんだけど」
「全然良いよ、久しぶりに飲みたかったし」
「そこで、未成年組の中で一番キャリアに満ちたたまに頼みがある。
バイキングの予約は7時からだから、皆を誘導しといてやってくれ」
「第一の回答だが、頼まれてやる。
行くのはそこの三人とtruthとαか?」
「まぁそうだな、ただαやtruthはバイキングの方が良いって言うかもな」

などと廊下で話していると、話題の二人が上の階から降りてきた。

「お、丁度良いとこに……お二人さん今から大人面子で飲みにいかね?」
「行くわ」
「行く……けどksk、お前カジノのフロアに行ったんじゃ?」
「やぁー行った行った、行ったけどよォー」
「イカサマがバレた感じか?」
「バレるかっての、イカサマ歴10年以上だぜ。
もともとそんな賭ける気無かったし、取り分4000円ぐらいなんだよなぁ。
100円賭けてたら80000円も儲かったってのに、まぁ良いけどさ」
「……倍率800倍じゃねぇか……オーナー泣くぞ」

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.777 )
日時: 2015/10/04 22:55
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: An3hhqaa)

時計の針が重なった。現在の時刻は6時半だ。
ケフィ、truth、αの5人はホテルの一階に集合していた。
そしてそこに遅れてkskとフミキがやってきた。

「いやーすまんすまん、たまに頼んだは良いけど流石に後払いはダメだった」
「てか、バハムートがお前見た瞬間縮み上がってたけど?」
「いつもの事だ、日常茶飯事」
「お疲れ様……さて、本当にどこ行くか決めて無いの?」

ケフィに聞かれるが、他の4人は黙る。

「俺達組織組はキャスファーの地理に疎いぞ」
「だって、お酒飲もうと思えばいつでも宿舎の冷蔵庫にあるものね」
「俺がワイン好きだってのに、この伍長サマは自分の良いように発注しやがるからな」

kskの眉がピンと跳ねたように見えた。
どうやら、前々から聞こうと思っていた事を思い出したらしい。

「そのー、伍長隊以下が集結する宿舎ってのはどの辺にあるんだ?」
「あーどうだろう、車で3時間掛かるかどうかって距離だな。
つってももう、宿舎の面子は全滅してるんだけどな」
「新しく戦力を取り入れようにも、その役目を担ってる兵長隊は全滅だし、
伍長隊も全滅、そして最近になって軍曹隊も全滅したから、
組織に入ってるダメージは割と深刻なんじゃ無いかしら」
「ふぅーん、もっと上の位の奴等の宿舎を見つけなきゃな。
……俺は行き着けの飲み場は無いし、いつもは昼に行ってるから提案は無いぜ」
「右に同じく だな」
「俺は左だぞーフミキィー」
「……バハムートとの戦いで平衡感覚が」
『提案が無いんだったらー……』

ケフィがポケットから取り出したのは街の地図 では無かった。
取り出されたそれを皆が覗き込む。

「なんだこれ、バスの時刻表か?」
「うん、『酒バス』で飲んでみない?」

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.778 )
日時: 2015/10/04 23:24
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: An3hhqaa)

居酒屋バスという都市伝説が、キャスファーにはある。
別名は『移動式居酒屋』だとか『酒バス』だとか。
キャスファーの公共交通機関とどういう関係なのかも分かっておらず、
公式のバスの時刻表にも酒バスの情報は載ってたり載ってなかったりする。
バスといっても普通のバスでは無く、正確には『路面電車』なのだが、
経路がバスと似通っていたり、見掛けがバスっぽい事から酒バスと呼ばれている。
その気になれば線路を追う事でその電車の経路を網羅する事も可能なのだが、
線路は最後にはキャスファーの車両庫に引っ込んでしまうのだ。

「こんな夕方から外に出るぐらいだし、
ちょっとは居酒屋に辿り着くまでの難易度が高くても良いよね?」
「俄然燃えてきたぜ……ってのは良いんだけどよォ、
果たしてその居酒屋バスは酒はウマいのか?」
「門外……いや、車外不出の技術で酒を作ってるみたいだよ。
あとどんな店にも常連さんは居るからね、
店に辿り着けるかすら分からないぐらいの難易度のとこの、常連さん。
絶対に新鮮だと思うし、もしかしたら精霊使いとか居るかもね」
「街中を走っているのに都市伝説なのね。
実在するかどうかも怪しいところじゃない?」
「手の込んだ悪ふざけかもね、そしたら適当にどこかで飲もうよ」

ケフィはやけに乗り気で、他の皆は呆気に取られている。
だがその4人も面白そうだとは思っているようで、
まず最初にフミキがケフィに問いかけた。

「どうやって探すんだ? てかそもそも運行のタイミングに合うかだが」
「実はたまと森に行った後に駅に行ってね……」

ケフィは自分の持っているバスの時刻表をヒラヒラ振ってみせた。

「キャスファー内に5枚と無い、『酒バス詳細付き時刻表』!!
見ることしか出来ませんって言われたけど、触ったらこっちのもんだよ。
自分の髪から新たに時刻表を作り出したんだ」
「……なんつーかホント、店泣かせな能力だな」

ケフィは皆が時刻表を見る前に片手でパタンと閉じて、
「行くよ」と呟いてホテルから出て行った。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.779 )
日時: 2015/10/06 21:39
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: fxhCNxuy)

「7時14分にショッピングモールの南……
そこに幻の路面電車、『ネオンフラワー』がやって来る……」

ケフィが時刻表を見て小さく呟き、時刻表を地図にする。
そして、ショッピングモールの南目指して歩いている。
ケフィの隣を歩いているのはtruthだ。

「ショッピングモールの南って、通りに面しているじゃない。
確かにあそこに線路はあったわね、でも人目に付き過ぎよ?
7時14分なんていったら、まだまだ人通りの多い時間帯じゃない」
「そうなんだよね、でも時刻表には信憑性があるんだ。
あんなに駅員が厳重に管理してるんだ、きっと本当だよ」
「確かにただの言い伝えにしてはしっかりしてるけど……
でも面白い都市伝説ね、キャスファーもまだまだ捨てたモンじゃないわ」

先頭を歩く二人に対して、遅れてついてくる三人。
二人を見てヒソヒソ話を展開している。

「ケフィはけっこう都市伝説好きなタイプだったか……」
「truthもだぜ、軍隊に居たころからそのきらいはあった」
「確かに、組織に居る時も付き合わされたりした」
『ついたよー!!』

遅れて歩いている三人にケフィが言う。
ショッピングモールの南のバス停留所、人はチラホラいる。
見ると確かに線路が敷いてあり、電車が通れそうだ。

「ここでしばらく待てば……って、もう14分じゃん」
「やっぱ嘘じゃん?」

kskが道の真ん中の線路の上に立って辺りを見回す。

「ほら、路面電車の伝説は嘘だった。他の店探そーーー」
「ksk危ないわッ!!」
「kskッ!!」

ケフィが歩道から飛び出て、線路に立っていたkskを押し飛ばした。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.780 )
日時: 2015/10/06 22:58
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: fxhCNxuy)

(な、なんで今ケフィは俺を押しやがった……ッ!?)

kskは光飛の力を使い、押されて歩道に激突する前に踏みとどまった。
そしてケフィの方に振り向いたが、それでも分からなかった。
明らかに、kskの視界には酒バスはおろか自動車すら無いのだ。

(ケフィに押された、truthにも叫ばれた……
だが路面電車なんて!! 酒バスなんてどこにも無いじゃねぇか!!
これは街ぐるみの催眠なのか!? 酒バスが存在するという催眠にーーー)

kskの思考はそこで中断される。
なんと、kskを押すために線路に飛び出たケフィが、
空中で何かに触れ、結構なスピードで弾き飛ばされたのだ。
kskとは反対側の歩道に居るフミキとαも目を見開いている。

「ケ……ケフィッ!?」
「大丈夫、kskが無事で良かった」

ケフィは空中で鳥に変身した。
つまり、変身出来るような余裕はあると言う事だ。
次にケフィは鳥のままtruth側の歩道へと飛び、フミキとαがkskに向けて手招きをする。

(どうなってやがる……!? 酒バスがあるかのようなケフィの動き……
あの傷を見るに、本当に多少速い物体に触れたみてぇだし……)

kskが呼ばれるがままに反対側の歩道まで走ると、
フミキとαは普通のリアクションだが、ケフィとtruthが驚愕した。

「ksk……君、今……」
「え……kskあなた……幽霊?」
「なんで俺が幽霊ってことになってんだよ!!
ケフィとtruthは良い加減目を冷ませ!! 無いんだよバスなんて!!」
「こればかりはkskの言う通りだ、二人は五月雨の雨にでも打たれて来い!!」
「だって、kskは今バスを貫通してきたじゃないか!!」

kskが車道を振り返り、そしてケフィの方に振り返る。

「無いじゃねぇか酒バスなんて……」
「あるわよ、ホラここに!! 7時14分ショッピングモール南!! 来てるじゃないの!!」

7時14分ショッピングモール南 その言葉をksk、フミキ、αが聞いた時、
その三人の五感に変化が訪れた。


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