二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達
- 日時: 2016/01/11 01:36
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: 21getbfq)
クリックありがとうございます。酩酊です。
今回私は、『ポケットモンスター』の二次小説を執筆させていただきます。
『kskと世界の仲間達』という作品は、2年程前にもこちらのサイトで執筆させて頂きましたが、
執筆メンバーの都合などにより已む無く執筆を中止致しました。
そこで今度は私一人でのリメイクとして投稿させていただきます。
題名は変わらず、『kskと世界の仲間達』です。
未だに、検索すると昔の方のスレッドがヒットしますが、
【ポケモン二次創作】←これがあるかないかで判断してください。
『1日1レス』を目標としてやっていきたいと思います。
あくまで目標なので二転三転するかも知れません。
書き溜める性格なので、余裕が出来ればもっと投稿できるかも。
執筆経験は浅く、ストーリーの展開などに多少のグダりが生じますが、ご容赦ください。
気になった点は指摘して頂けると助かります。
ジャンルはバトル物です。
痛々しい表現や卑猥な表現はなるべく避けていきます。
※この作品はフィクションです。
実際の人物、事件、団体、秩序とは一切関係ありません。
どこか似つかわしく感じてもそれは他人の空似です。幻想です。
追記:形だけですが次スレを作りました
www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=29916
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- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.736 )
- 日時: 2015/09/19 00:27
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ViM8jUbu)
ー 第37話 『抱え持ち平穏』 ー
「ケフィ早く来て!! 傷が酷いの!!」
「本当だ、白!! 君も早く!!」
エンジュシティの一角は真夜中だと言うのに大騒ぎになった。
警察や救急車などは駆けつけないが、住民の野次馬は結構な人数だった。
住民の混乱を招かないように、フミキ、五月雨、αが民家を囲む。
「よし……白色を塗り込んだのでお願いします」
「分かった、息はあったよね?」
「はい、治らない怪我じゃないです」
ケフィはそれだけ言うと、家の中に侵入した。
アチェーロの死体の傍にはたまとタートが立っている。
「第一の報告だがもう魂は消失しているぞケフィ」
「喉を大きく貫通されていますね。
これが軍曹……何と言うか、普通の顔立ちをしていますね……」
たまが唐突に唇に指を当て、『静かに』とジェスチャーする。
タートとケフィが指示通り黙っていると、アチェーロから煙が染み出た。
その煙はだんだんとアチェーロの形になり、こちらに向けて喋った。
「曹長隊は……いずれ必ず君達を追う……そして始末するだろう。
そこの宝玉は受け取って置くんだ……『ひとまず』だが。
この世の空気の分子一粒程も後悔は無い、が……
先に死んでいった仲間達に……申し訳無さが……あるだけ……だ」
煙は儚く散っていった。
その声は周囲に居た全員にちゃんとハッキリと聞こえた。
そして皆の視線が次に向いたのは、家の奥に転がっている宝玉だった。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.737 )
- 日時: 2015/09/19 00:52
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ViM8jUbu)
フミキが部屋の中に颯爽と突入し、死体に驚き、
kskの容態を見て一先ず安心し、奥の宝玉に驚いた。
穴ぼこになった床を飛び越えて、フミキは宝玉を手に取った。
「綺麗な紅色だ……予定より多少長い奪還作業だったが……」
「紅色の玉争奪作戦、これにて完了ですね」
一通り住民を追い払った五月雨とαが家に入ってくる。
「手に入ったのね、kskの健闘あってこそだったわ」
「遠くから見てて、家がボロボロになってきた時点で我慢の限界だったけどな。
結局kskは勝利を掴んでくれたって事で……」
「いえええええええええええええええーーー」
「うるせぇッ!!」
五月雨がバハムートに拳骨を落とし、αが前に出る。
「軍曹を殺すか……いよいよ戻るに戻れなくなったな。
それで、こっからどうするんで?」
「第一の回答だが、俺はミアレに行くのは得策じゃないと思うぞ。
kskが負傷しているし、治癒役のケフィも右腕が万全じゃないしーーー」
「たまさんも全身ボロボロですもんね。
もし帰るなら、帰りに治療させて下さいよそれ」
「えぇーーオホン……」
フミキの演技がかった咳払いに全員が反応する。
「そこら辺の言う通り、ミアレに行くのは得策じゃ無い。
今は負傷したメンバーを万全の状態にする事が第一優先だ。
それに…………戦い続きだったんだ、キャスファーに帰ろう」
全員から歓声が上がった。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.738 )
- 日時: 2015/09/19 17:30
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ViM8jUbu)
とある部屋でkskは目覚めた。
自分の足が痛くて動かないのに気付き、腹もズキズキするのに気付いた。
部屋には電気がついて居なかった。窓もあるが外からは月の灯りしか無かった。
自分がベッドに寝かせられているのにも気付いた。
そして、僅かに部屋は揺れていた。kskは此処が船室だと気付いた。
指に光を溜めて、部屋の様子を見渡す。
ベッドは複数個あり、白とケフィとたまとフミキが寝ていた。
波の音は鮮明に聞こえる。鴎の鳴き声は聞こえない。
(トム……起きてるか……)
(お前が起きてるなら俺も起きてるだろ)
(これ、どこに向かってる船だ?)
(アサギからだったら、この時刻だとキャスファー行きだな)
(じゃあ、宝玉を取り返したわけか)
(まぁ、皆の寝顔を見るにそうじゃないのか?
フミキなんか特にやり切った顔してるぜ)
kskは声に出してクスクス笑ったが、それに反応して白が寝返りを打った。
起こしてはいけないと思ったのか、kskはそのまま布団に潜った。
(おかかをブッ飛ばした時ぐらいの達成感だな)
(あー、あれは凄かった。殴られて宙に浮く人間初めて見たわ)
(ギャンブルでボロボロにしてからのあれだもんな。
イエナはあれだ、殴られてる自覚無いやられ方だったな)
(笑っちまうだろ、白起きるぞ)
(そうだな、起きたけどなんだかんだ眠いし)
kskは脳内会話に蹴りをつけ、枕に頭をズッシリと乗せた。
全身の痛むところを気にかけながらも、一番疲れが溜まっていたのはkskだった。
寝る姿勢になってから10秒程で、kskは寝息を立て始めた。
因みに隣の船室では五月雨の鼾が猛威を奮っていた。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.739 )
- 日時: 2015/09/19 21:27
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ViM8jUbu)
ジリリリリリリリリリリッ!!
「うおぉッ!?」
kskはホテルの一室で目を覚ました。
間違いなく、キャスファーで長い事お世話になっていたホテルだ。
「運ばれてた事に全く気がつかなかった、ケフィが石かなんかに変えたのか……
船乗るって新鮮だから起きてたかったんだけどな……」
「うおお……よく寝た……」
kskがベッドから飛び起きて目覚まし時計を光線で壊すと、
吹き飛んだ時計盤を見て、今が朝の6時だと悟る。
「けっこう早起きしたな、てか誰がアラームセットしやがった?
6時て……努力家の社会人かよ俺は……」
「二度寝しとくかー?」
トムが人の姿となってkskの隣に立つ。
「結局総意としては、今日ってようは休日だろ?
敵が来る恐れも少ないし、取り敢えずのフリーって訳だ。
めいっぱい楽しむべきなんじゃ無いか?」
「マジか、俺としては色々起こりすぎて混乱しているんだが……」
「じゃあ、アレだ。ホテルの一階って温泉だったよな?」
「……朝風呂?」
「朝風呂行こうぜ朝風呂、露天もあるしよ」
kskと、人の姿のトムは怪我の痛みも忘れて階段を駆け下りていった。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.740 )
- 日時: 2015/09/19 22:11
- 名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ViM8jUbu)
「あぁ〜良い湯だ……」
kskとトムは温泉に浸かっていた。
温泉は一日中運営している。勿論露天スペースの方も空いている。
kskとトムは露天スペースで寛いでいた。
「朝方はお湯がちょっとぬるく無いか?」
「こんなもんじゃないか? 夜と変わらないと思うぞ」
「そうか……にしても紅葉が綺麗だな。
夜だと遠くの方の山なんて全く見えないから……な」
kskの言葉が中断され、大きな欠伸が飛び出る。
トムが屋内の風呂を見るのでkskが不思議そうに見ると、
「いや……ジェット風呂とか電気風呂に入ると人型維持出来ないからさ」と言われ、
「悲しいぐらいに体弱いなお前」とkskが返した。
「…………」
「そういえばさksk」
「あ?」
「レジさんってまだ生きてるよな?」
「流石に死んでは無いだろ……というか、泉で会っただろ」
「やっぱりな、てことは今レジさんは何をしてると思う?」
「世界平和のために動いてる、これは絶対言える」
「てことは、いつか会う日も近いかもな」
「キャスファーで会ったぐらいだし、案外近いかもな」
露天風呂にはksk達以外には誰も居ないため、二人は大声で話す。
もちろん屋内には何人か人が居るが、平日なので勿論少ない。
トムは突然、独特の指の組み方でkskに水を噴射した。
「なにすんだお前、俺それ知ってるぞ。だがそれより……」
kskはトムから水面の方に視線を移し、手を構えた。
手で光輪を作り、それをポイッと放り投げる。
光線は光エネルギーと熱エネルギーの集合体なので、
着水した瞬間ジュウジュウと音をたてて削れていく。
だが、光輪は回転しているので熱湯をトムの方に弾いた。
「ダアアアアアアアァァァアツウウィ!!!」
トムはポリゴンZに戻ってしまった。
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