二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達
日時: 2016/01/11 01:36
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: 21getbfq)

クリックありがとうございます。酩酊です。
今回私は、『ポケットモンスター』の二次小説を執筆させていただきます。
『kskと世界の仲間達』という作品は、2年程前にもこちらのサイトで執筆させて頂きましたが、
執筆メンバーの都合などにより已む無く執筆を中止致しました。

そこで今度は私一人でのリメイクとして投稿させていただきます。
題名は変わらず、『kskと世界の仲間達』です。
未だに、検索すると昔の方のスレッドがヒットしますが、
【ポケモン二次創作】←これがあるかないかで判断してください。

『1日1レス』を目標としてやっていきたいと思います。
あくまで目標なので二転三転するかも知れません。
書き溜める性格なので、余裕が出来ればもっと投稿できるかも。

執筆経験は浅く、ストーリーの展開などに多少のグダりが生じますが、ご容赦ください。
気になった点は指摘して頂けると助かります。

ジャンルはバトル物です。
痛々しい表現や卑猥な表現はなるべく避けていきます。

※この作品はフィクションです。
 実際の人物、事件、団体、秩序とは一切関係ありません。
 どこか似つかわしく感じてもそれは他人の空似です。幻想です。


追記:形だけですが次スレを作りました
   www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=29916

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Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.751 )
日時: 2015/09/22 01:50
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ViM8jUbu)

という理由があって、たまとタートは朝市に向かっていた。
二人は肩を並べてキャスファーの町並みを眺めつつ歩いている。

「第一の発見だが、靴は運動靴なんだな」
「ええ、修行の身だったので……」
「第四の質問だが、なぜ修行をしていた?」
「えー……っと、何故って言われても……年頃? ですかね……」
「……ユニークな返しだな、まぁ良いとする。
それより、もう着いたぞ。ここが市場だ」
「へぇ〜!!」

タートの目に広がっていたのは朝市の光景だった。
夜の殺風景で怪しい通りとはうってかわって、
作業員や朝早いお客さんやらでてんやわんやの賑わいである。

「夜より魚の臭いがしますね、それよりも人の流れが激しいですね」
「営業時間が短いし、入荷と売出をほぼ同時に行っているからな。
どうだ? 第二の質問だが、何か気になるものがあったりはするか?」
「気になるものですか……」
「質問を変えようか、食べたい魚料理はあるか?」
「あー、やっぱり刺身が食べたいですね」
「山に住む者の憧れかもな」

たまは少し笑うと、タートをとあるコーナーまで先導した。
タートが連れてこられたのは、タイのコーナーだった。

「コイキングも美味しいんだが、最近行政の影響で値上がりしている。
タイも十分おいしいし、今が食べ時の魚だからな。
どうだ? 俺はあまり魚に触りたく無いし、選んでみるか?」
「あー、確かにベタベタしそうですね」
「生きてるからな」
「えっ?」
「生きてるんだよ、稀に」

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.752 )
日時: 2015/09/25 00:45
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ViM8jUbu)

タートは前かがみになって、タイの群れに視線を落とす。
しばらくして、タートは一匹のタイをたまに見せた。

「これなんかどうですかね?」
「第三の回答だが、初めてにしては上出来だ。
良い魚を選ぶ路線にちゃんと立っているな、それを買おう」
「……この中で一番のタイってどれですかね?」
「活きが良いって意味なら、あの奥の方の奴は生きてるぞ」
「ハハハ………………え、生きてるんですか。
というか…失礼になるかも知れないですけど、冗談言うんですね」

たまは素早く会計を済ませてからタートに会話を返す。

「第四の回答だが、冗談というか皮肉だぞこれは」
「タイに対してですか?」

タートが自信有り気な顔で言うので、たまも思わず笑ってしまった。

「だって、フミキさんから聞きましたよ?
最初にあった時はkskさん達と敵同士だったって……」
「そうだな、あの時はひたすら一人だった。
他人と打ち解け合うという事を知らなかったんだ」
「人から理解されないとそうなりますって」
「いずれ言う時が来ると思うから言っておくが、
俺は胸の中に『化け物』をしまいこんでいるんだ。
そのせいで散々だった、まぁもう済んだ事だが」

タートはしばらく無表情で固まっていたが、
たまの持っているタイを持ち上げて、自分の顔に近づけた。

「誰しも心の中には闇があるもんだと思いますよ。
たまさんだって、僕だって、果てはこのタイだって。
でもその分、心の中には善があるんだと思いますよ」
「そうだな、俺は善で何かを守るとkskに誓ったからな。
さてタート、他に食べたい物はあるか?」
「河豚と蟹ですね」
「……豪奢だな」

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.753 )
日時: 2015/09/23 00:11
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ViM8jUbu)

またもや時間は合流する。
αをメンバーに招き入れた皆は、大富豪をやっていた。
一番戦績が良いのはフミキ、次点でケフィである。
皆胡坐をかいて(白は正座)ゲームに臨んでいるが、
バハムートが急に叫び声を上げて中腰になった。

「おっ!! 出せる出せる!! 3出して次ッ!!」
「馬鹿か、今A以上しか出せないぞ」
「え? 3はAの三倍なんだぜ五月雨クゥーン」
「鳥頭かテメェはッ!! 3が一番弱くて2が一番強いんだこれは」
「えーじゃあ4で……」
「トロールか? トロールなのかテメェはッ!!」

そう、最下位を独占しているのはもちろんバハムートだ。
だがダントツでは無い、貧民は白と五月雨が押し付けあっている。
その二人とも、大貧民になる可能性は十分にある。

「あーダメだ、大富豪全然分からないわクソ!!
あれだ、フミキは大富豪だから強いんだな?」
「そうじゃないだろ」とαが冷たく突っ込み、
「ゲーム変える?」とねーちんが聞く。
かれこれ2時間は大富豪オンリーだったので、満場一致で可決された。
次にフミキの口から提案されたのは、

「ダウト……なんてどうだ? 単純だと思うが。
ババ抜きをやるには人数がちょっと多いだろうからな」

次なる種目がダウトに決まり、皆の輪が少し狭まる。
ちなみに、αは結局朝ごはんを食べていない。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.754 )
日時: 2015/09/23 00:41
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ViM8jUbu)

ダウトとは、西洋で発案されたトランプゲームである。
数字が連番になるようにカードを出していき、手札が無くなれば勝ちである。
だが、このゲームには『パス』が無い。
そして、山札に出すカードはすべて裏向きである。
では順番が周ってきた時に出せるカードが無ければどうするのか?
答えは『嘘をつく』のだ。これが『ダウト(疑う)』の由来である。
嘘をついてカードを出していい分、嘘がバレた時のデメリットもある。
誰かに『ダウト』と言われると、自分の出したカードに真偽判定がかかる。
嘘をついていれば山札は自分に、正直だったなら相手に分配される。

数ゲームもやると、大体の良し悪しなどがハッキリしてくる。
トップがフミキで次点がα、その次にねーちん。
そして最下位はなんとバハムートでは無く白だった。
理由としては、単純に白がこのゲームを得意としないからなのだが、
バハムートがちゃんとルールを覚えきれたのと、
白のプレイングが分かりやすすぎるのが主な理由だ。
最初の方は余裕を持ったプレイングでカードを置くのだが、
終盤になるとまさしく汗顔の至りで、
バハムートにまでダウトと指摘された時は絶望感満載の顔だった。

(どうするフミキ……白、汗なのか涙なのか分かんないよ……)
(どうもこうもケフィ、どうするよ……)

バタン!!
大きな音を立てて、αの部屋のドアが開いた。
そこに立っていた人物とは……

「ksk!!」
「よっす、面白い事やってんじゃん」

誰もが思った。「ラスボス降臨した」と。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.755 )
日時: 2015/09/23 16:13
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: ViM8jUbu)

だが、kskは皆の輪に混ざりはしなかった。
プレイ途中の山札や手札を見てなんのゲームをやっているか見抜き、
一番深刻な面構えをしている白の横でしゃがんだ。

「今までディーラーしかしてなかったもんな」
「うーん……一生懸命やっているつもりなんですけど……」
「ダウトだろ? 必勝法とまでは言わないけど勝ち方はあるぜ。
特別にkskが伝授してやろう、まずな……」

kskが白の耳に何かをしばらく喋る。
白の顔の焦りはだんだんと減っていき、
kskが40秒ほどの話を終えた時には白の顔の汗は消えていた。

「じゃ、ちょっとだけやる事あるから。
後で俺も混ぜてくれよな、何か賭けるのも歓迎だぜ」

そう言って、kskは部屋を出て行ってしまった。

「ハッ!! アタシの勢いは止まらないぜッ!!」
「いうてドベ2だろお前」
「白、まだダウト出来る?」
「うん、試してみる!!」

そう白が言って、ゲームが開始した。
また数ゲームが経過し、全体の傾向が浮き彫りになった。


「嘘だろ……アタシまたドベじゃんさー!?」

白がkskに戦法を授かってか六回のダウトが行われていた。
そしてそのうち三回のゲームで、白がトップを握っていたのだ。

「ア、アタシ!! ルール分かんねぇから別のゲームが良い!!」
「射的でもするか? ただしテメェが的ーーー」
「え、やだ」


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