二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達
日時: 2016/01/11 01:36
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: 21getbfq)

クリックありがとうございます。酩酊です。
今回私は、『ポケットモンスター』の二次小説を執筆させていただきます。
『kskと世界の仲間達』という作品は、2年程前にもこちらのサイトで執筆させて頂きましたが、
執筆メンバーの都合などにより已む無く執筆を中止致しました。

そこで今度は私一人でのリメイクとして投稿させていただきます。
題名は変わらず、『kskと世界の仲間達』です。
未だに、検索すると昔の方のスレッドがヒットしますが、
【ポケモン二次創作】←これがあるかないかで判断してください。

『1日1レス』を目標としてやっていきたいと思います。
あくまで目標なので二転三転するかも知れません。
書き溜める性格なので、余裕が出来ればもっと投稿できるかも。

執筆経験は浅く、ストーリーの展開などに多少のグダりが生じますが、ご容赦ください。
気になった点は指摘して頂けると助かります。

ジャンルはバトル物です。
痛々しい表現や卑猥な表現はなるべく避けていきます。

※この作品はフィクションです。
 実際の人物、事件、団体、秩序とは一切関係ありません。
 どこか似つかわしく感じてもそれは他人の空似です。幻想です。


追記:形だけですが次スレを作りました
   www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=29916

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Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.190 )
日時: 2015/04/03 15:42
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: lgK0/KeO)

「なあ五月雨、駄菓子屋に居た客も、カウントダウンされて消えたのか?
子連れの客も居たのに、悪霊はそれを全部消しちまったのか?」

「…………そうだな」

「ぜっっっったい許さねぇ!!」

「落ち着け!! 正直言って、この能力はチートだ。
何だよ……あんなでっけぇ店も、人も……一瞬で消えちまうなんて……
バハ、戦闘はすでに始まってる。よろしく頼むぜ」

「まかせとけって……つっても、どうやって探すんだ?」

「ここは店と店との隙間も無いしから、裏路地に逃げられた可能性は無いとする。
人通りが多いこっちの方角に雨を降らせて、それから人通りの少ないこっちの道を探すとしよう。
悪霊使いは俺たちの駆逐が目的だから、付かず離れずの距離に居ると思うしな」

「いっけええええぇぇぇぇ雨降らせえええぇぇぇッッ!!」
「うるせぇバカ」

五月雨が雲を人ごみの上空に生成し始める。すると、

ガッッシャアアァァァアンッ!!

駄菓子屋の向かいの靴屋に置かれているものが一斉に崩れ始める。

「何だッ!?」

五月雨が雲の生成をやめて振り向く。

「靴屋の靴……いや、シューズケースか……
あそこに人は居ない……好きなタイミングでカウントを開始出来るのか?
おそらくこれはケースに明記されてる靴のサイズだな。
靴のサイズ表示を、例えば『25cm』や『26cm』をカウントされた……ということか。
俺の『人ごみに雨を降らす作戦』を聞いて焦り、カウントダウンを開始したと仮定するなら、
今の靴屋の崩壊音を聞いても振り返らなかった奴……かな」

バハムートが自分の独り言にまったく付いていけてない事を察した五月雨は、

「お前は俺が殴れっつった奴を殴るだけで良いんだよ、今までもずっとそうだったろ?」

「うし、いっっっっくぞおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!」
「黙れ」

「……んで? 分かったのか?」

「あいつ、だと推測する……あの筋肉隆々の……
でもたまーに周りの人皆が注目することに注目しないことをステータスとしてる奴がいるからな、
あのムキムキがそういうタイプの無実な人間だったらめっちゃ紛らわしいが……」

五月雨が指差す先には確かにガタイの良い男が居る、身長からして年齢は30程だろうか。
自分達とは反対方向に歩いているので顔は見えないが、それなりの迫力がある。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.191 )
日時: 2015/04/06 16:51
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: lgK0/KeO)

「こんな街中で戦闘してしまったら危険だが、あいつを放って置くことの方が危険だな。
まだ俺たちが勘付いたことには気付いていないって感じだな。
まあもし予想が外れてても、あの人はちょっと濡れるだけだ……ちょっとな……」

五月雨が雲を生成する。そこから夥しい数と勢いの雨粒が落ちたかと思うと、
筋肉質の男はそれを直前でダッシュして回避する。
そしてそのまま人ごみを駆け足で抜け出し、一つの方向へ走り始めた。

「今のは自分の頭上に最大限注意してないと避けれないはず……追うぞッ!!」

バハムートと五月雨が街中を全速力で走り男を追う。
男はさすがの筋肉で中々速い走りを五月雨達に見せつけるが、
流石に竜であるバハムートのダッシュには速度が負けている。

「バハムートッ!!! 周りに人が居なくなってからそいつに追いついてくれ。
下手に追いついてこんな人通りの多い場所でバトっちまったら人質を取られちまう!!」

「でもいつかは追いつくぜ? こんなスットロい走り、追いつかない方がムズイし」

人通りの多い商店街を怒涛のスピードで走る男を、バハムートは退屈そうにそれに付き纏う。
そしてその後ろを息を切らした五月雨が辛うじて追いかけている。
バハムートと筋肉に一向にバテる気配は無いが、
宿主である五月雨から離れるごとに心無しかスピードが減速していくバハムート。
走り方を見ると男は街の地形に詳しく、このまま逃走を許してしまうのかと思われた。

しかし、男の足は急に止まった。そこはkskがリリベラと戦闘を行った自然公園だった。

「よぉぉし!! 人気が少ない場所に出た!! バハムートッ!! 斧で切りかかれッ!!」

バハムートが電光石火の如く男に飛び掛る。

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.192 )
日時: 2015/04/06 16:35
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: lgK0/KeO)

「ブッ!!」

バハムートが『空中で躓き』鼻を地面に衝突させる。
鼻をぶつけた本人に大したダメージは無いが、五月雨から潰れるような声が出た。

「痛っっっ……てぇ……あ、おいバハムート立てッ!!!!」

五月雨が焦燥して叫ぶのには理由があった。男がサインペンを取り出したのだ。
そして斧に素早く何かを書いた。その後、男は斧に触れると飛びのいて距離を取った。

『駄菓子屋の襲撃を凌ぐ、そして俺の特定……見事!! と、言っておこうか……
しかしその斧にはもう数字を書いた……カウントダウン開始ッ!!』

バハムートは斧を両手で強く握りしめると、竜の姿になった。

「あたし馬鹿だから良く分からないけど、
こうすれば『斧』は『角』になるから消えないって感じだな! 合ってるか?」

バハムートが再度人間の姿に戻ると、斧から数字は消えていた。

『なるほど、聞いていた通り、『竜』になれる。いや、『人』になれると言った方がいいか?
俺の能力も完全に分かっているようだな、もう一度言おう。見事だ。
これは尊敬でも時間稼ぎでも無いが、自己紹介をさせて頂く。
俺は兵長『ブルーシュ・ジン』だッ!
安心しろ、お前らはここで最期だが、兵長は俺で最後だ。
兵長ってのはそう次から次へとポンポン湧いて良い職業じゃねぇからな。
この『ニューミリッター・アトム』でお前らを無力化してやる……!!

安心しろ、消えるワケじゃないさ……ただ『縮む』だけだ。
まぁそれだけで十分なんだがね、お前等に勝つのは』

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.193 )
日時: 2015/04/07 13:36
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: lgK0/KeO)

人になっても竜になっても空中の何かにもがくバハムート。
直接数字をかかれることを避けるため、五月雨は質問での時間稼ぎを開始する。

「縮む……明らかに消えているように見えたんだがな」

「『消える』ってのもあながち間違いじゃないけどな。
どのぐらいのサイズに縮むかっていうとだな、
例えばこの公園の噴水を片手でちょいと掬ってやるとするだろう。
この水は大量の『水分子』で構成されているってのは分かるか?
そしてその『水分子』も水素原子二個と酸素原子一個で構成されている。
原子ってのは種類によって色んな箇所が色んな違いを見せるが、
まぁ水原子を『10』としたら、俺の能力を受けて縮んだものの大きさは大体『1』だ」

バハムートはどの道空中でもがいているが、五月雨にはその能力の恐ろしさが伝わった。

(おいおい……気の遠くなるほどのサイズじゃねぇか、水原子の10分の1だって!?
ヤツ……ブルーシュは自分の能力を『縮む』なんて比喩してやがるが、
そんなチッポケなもんじゃないぜ、能力を喰らったら確実に死んでしまう……!!)

「そうか、あまり強そうな能力には見えないがな、俺の雨にはどんな能力も敗れる」

「ああ……確か『触れると能力が発動出来なくなる雨粒』だって?
触れると発動が出来ない……ねぇ……ふぅーん……」

ブルーシュは少し髭の生えた顎を触りながらしばらく思案する。そして、

「『実感』って分かるか? 五月雨よォ」

「……知らねぇな、そんなもの」

「能力者なら誰しも知ってると思うんだがな、『実感』ってヤツを。
能力を使役させる一連の流れに、『今、精神力を消費した』って実感があるんだよ。
『能力の発動』ってのが『精神力を消費する瞬間』のことを差してるなら、
俺の能力が発動する瞬間は『カウントダウンを開始した瞬間』ってことだな。
だからお前の雨に濡れてもカウントダウンは止まらないし、
ましてやカウント終了を迎えた物体は変わらず小さくなると思うんだがな?
今の『実感』の話、能力者のお前なら理解出来ない話題じゃないと思うが?」

五月雨の顔はポーカーフェイスと言った感じで男の話を聞いている。

「そうだな、だがお前は少しお喋りなムキムキ野郎だな」

Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.194 )
日時: 2015/04/06 22:36
名前: 酩酊 ◆D2kEwyIYmo (ID: lgK0/KeO)

プツンと何かが切れる音がした。
その音はバハムートが落ちたドスンという音にかき消される。

「今アタシが躓いたのは……糸か!! この公園、見えない糸が張ってんだ!!」

「ほう、斧の切断面が偶然糸に擦りでもしたか?
出て来いオクタン、『オクタン砲』発射ッ!!」

ブルーシュからオクタンが発現し、すかさずその口から墨を放った。
バハムートはもう既に体制が整っていたのでそれを軽々と避ける。
墨は五月雨の足元辺りの地面にビチャッと付着した。
その墨が自然公園のレンガブロックに残した模様を見て五月雨が戦慄する。

「『1』……? 『1』だって!? あいつ数字の形に墨を飛ばしやがったのか?!
バハムート、あのオクタン砲には絶対に当たるな! 一旦木の上に逃げるぞッ!!」

五月雨とバハムートはオクタン砲を避けながら、自然公園の樹木群の上に登っていった。
そこにブルーシュがゆっくりと近付いて来る。

「木の上に避難したか……葉っぱが多くて見えない上に、
この音は二人別々に動いているな? しかしそれは悪手だと言っておこう。
糸が仕掛けてあった時点で、ここは俺の準備が回っていると考えろ」

ブルーシュが樹木群にゆっくりと近づくと、その頭上から雨が飛来した。

「うおおッ!!」

ブルーシュはそれを間一髪で駆け込んで回避するが、
コンクリートの段差に躓いて樹木群に転がる体で突入した。


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