二次創作小説（映像）※倉庫ログ
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- 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達
- 日時： 2016/01/11 01:36
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: 21getbfq）
クリックありがとうございます。酩酊です。
今回私は、『ポケットモンスター』の二次小説を執筆させていただきます。
『kskと世界の仲間達』という作品は、2年程前にもこちらのサイトで執筆させて頂きましたが、
執筆メンバーの都合などにより已む無く執筆を中止致しました。
そこで今度は私一人でのリメイクとして投稿させていただきます。
題名は変わらず、『kskと世界の仲間達』です。
未だに、検索すると昔の方のスレッドがヒットしますが、
【ポケモン二次創作】←これがあるかないかで判断してください。
『１日１レス』を目標としてやっていきたいと思います。
あくまで目標なので二転三転するかも知れません。
書き溜める性格なので、余裕が出来ればもっと投稿できるかも。
執筆経験は浅く、ストーリーの展開などに多少のグダりが生じますが、ご容赦ください。
気になった点は指摘して頂けると助かります。
ジャンルはバトル物です。
痛々しい表現や卑猥な表現はなるべく避けていきます。
※この作品はフィクションです。
実際の人物、事件、団体、秩序とは一切関係ありません。
どこか似つかわしく感じてもそれは他人の空似です。幻想です。
追記：形だけですが次スレを作りました
www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=29916
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- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.240 )
- 日時： 2015/04/22 22:42
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: J69v0mbP）
「早え…!! だがお前、あまり大きな装備は作れないみたいだなッ!!」
ジェネシスがタートの顔を、kskが足を狙ってビームを装填する。
するとタートはそのまま盾を『棒』に変える。
「ぐおおおぉぉぉおおッ!!」
kskはその高熱の棒に押し出されてビームの装填が中断される。
辛うじて放たれたジェネシスの10万ボルトも盾で防がれた。
押し出された衝撃と熱の痛みでタートとkskの間にかなりの距離が開く。
「『棍棒』……扱いやすさには欠けますがリーチがあります。
今みたいに咄嗟に相手との距離を取ることも出来ますからね」
「くそ……あいつアタシよりは頭良いじゃねぇか……
kskは大丈夫なのかよォー!? ジリ貧ってやつだろー？」
バハムートは声を荒げる。
「おいジェネシス……シャンデラの特性ってどんなんだっけか……」
「『貰い火』『炎の体』『すり抜け』の三種だな
俺は炎の体だと思うが、目星がついたのか？」
「『すり抜け』だろうな……フェイルで強化されているのは。
見ろ……さっき棒で喰らったとこの焼傷だ。
服は一切燃えていないが肌は見事に火傷している」
「なるほど、今の攻防でよく見抜きました。確かに私のアマテラスの特性は『すりぬけ』です。
これによりアマテラスが息を止めている間、物質を透過して対象を攻撃することが可能です」
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.241 )
- 日時： 2015/04/23 22:11
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: J69v0mbP）
タートは剣を持った腕を上にピンと伸ばし、手首から先のみを下に向ける。
所謂『騎士のポーズ』だが、kskもそれを真似してみせた。
「騎士さんよ、俺は今の状況を憂いてはいないねッ!!
お前が仲間になったら心強いな としか考えてないぜ、後は今日の昼ごはんとかなッ!!」
kskの挙げた手に何かが引っ張られる。光糸だ。
「お前に接近した時、すでに糸を遠巻きに仕掛けておいたッ!!」
「なッ!? こ、これは…」
タートは瞬く間に糸に囲まれて動けなくなった。
「うまい……微弱な光線のまま維持して
一気にパワーを糸に集中させたのか……」
フミキが固唾を飲んで攻防を見守る。
しかしタートは心臓を落ち着かせると、また特殊なポーズを取った。
「あのポーズは…………『弓』……!?」
アマテラスが弓になり、タートが矢を放つ。
身長は高く無い筈、なのに屹然と。筋肉量はそう無いはず、なのに屹立と。
一瞬見とれてしまう程の綺麗なフォームから弓矢が放たれた。
「あいつ、アマテラスが弓になった時の大きさと重量を予測して
最低限かつ最短で矢を放ちやがった……ッ!!」
高速で飛来して来る炎の矢に対してkskが取った行動は
「前進あるのみだぜッッ!!」
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.242 )
- 日時： 2015/04/23 23:20
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: J69v0mbP）
kskは光飛を利用し、低空飛行でタートに急接近する。
なんと、矢はkskの頭上をすっぱ抜けた。
「角度を読んで、あえてしゃがみつつ前進したのか……
弓矢がタートとか言う奴の首の位置からkskの胸の位置に弓が飛来するなら、
確かに姿勢を低くして前進した方が避けるという目的は達成出来る……!!」
五月雨が決闘を手に汗握って観戦している。
「くっ!! 『前進』は読めなかった……!!」
「これが俺の『覚悟』だぜッ!! あの矢だってシャンデラの一部のはずだ……
あの矢一本分、お前の精霊の体積が減っているなら、今がお前の狙い目だアアァァッ!!」
kskが光剣を構えてタートに斬りかかる。タートが構えるとそこに盾が現れる。
光剣は炎の盾に当たると粉々に砕けて消えた。
というより、性質上自分以上の熱とぶつかってしまうと焦げて消えるしか無くなってしまう。
「相変わらず至近距離で攻めたがりますね……それも『覚悟』ですか？ 良いでしょう……」
タートは盾をシャンデラに戻すが、確かに灯火の一つが煌きを失っている。
kskが再び光剣を作る が、突如後ろから炎が飛来し、kskを貫通した。
「熱ッ!! なんだ今のは!?」
よく熱ッ!!で済んだね……とケフィが茶々を入れる。
「私が能力を一時的に解除したのでアマテラスが戻って来たのです。
あなたにぶつかっては私がダメージを受けるので『すり抜け』で戻りました。
なにはともあれ、これで全力です……!!」
タートは再び剣を生成する。今度は長剣だ。
「剣術勝負と行きましょうか……」
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.243 )
- 日時： 2015/04/24 17:53
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: J69v0mbP）
「いいや、剣はお預けだ。
俺が何でお前に近づいたのか、考えてみるべきだぜ」
タートがハッとして後ろの気配を察する。
そして観念したように剣を降ろした。
剣はゆっくりとシャンデラに戻る。
ギチギチと剣の形状を崩しながら揺蕩う様はどこか不満気にも見えた。
「ポリゴンＺが既に後ろに回っていましたか……
思えば矢を潜られた時には勝負は決まっていました……
素直に遠距離で戦っていれば楽に済んだのに、面白いというか、味な真似を見せてくれましたね」
「敬意ってヤツさ……自己紹介がまだだったな、俺はksk。
こいつらと一緒に精霊使いを集める旅をしている。
仲間になってくれるか？ タート」
kskが差し出した手をタートはパシッと掴んだ。
「タート……タート・ナックと申します。
よろしくお願いします、kskさん
そこにいる皆さんも、どうぞよろしくお願いします」
タートは観戦をしている皆に向かって頭を下げた。
「やったなksk、お前の手で掴んだ『五人目』だ」
新たな仲間の参入に喜ぶ一同。
そんな中、kskの手の甲に何かが落ちた。
「これは…………雪？ 一週間程度、天候に変化は無いはずだが……」
『あら、ご機嫌よう』
kskも、他の皆も、一斉に声の発せられた方向を振り向く。
女性が立っていた。誰も知らない、誰とも知り合いでない謎の女性だ。
体に吹雪を纏っているようにも見えた。美人の部類に入る顔だろう。
だが、ksk達にはそんな事はどうでも良かった。
何故ならその声を聞いた瞬間、そして声の元を見た瞬間、
形容し難い、ドス黒い『何か』を感じ取ったからだ。
- Re: 【ポケモン二次創作】kskと世界の仲間達 ( No.244 )
- 日時： 2015/04/26 22:57
- 名前： 酩酊 ◆D2kEwyIYmo （ID: J69v0mbP）
kskは無言でタートの服を引っ掴むと、
光飛を用いて猛スピードで女から距離を取った。
女がksk一同をジッと見る。
五月雨は思った。
（あの目、人間を見る目じゃない……まるでゴミを見ている目だ……
俺達のことを対等な人間だと思って無い奴の目だ……
人生思いつめて裏路地でブツブツ言ってる奴でもこんな目はしてねぇ…!!
恐ろしい……心の奥底から何かを『恐い』と思ったのは何年振りか！
新しい仲間が参入して嬉しい気持ちが、どこか遠くへ消えちまった……
背筋をガッチガチに凍らされた様な気分だ……
あいつの目は『今からカキ氷を作るから氷を削ろう』とか、
そんな気分で俺達の命を削り取って食べてしまいそうな、そんな目だ！
異常だとか狂ってるとか、そんなフリーマーケットみてーに
安っぽい言葉じゃ表しきれない漆黒のクレバスの様だぜ！ コイツの目は！）
その場にいる誰もが驚愕し、恐怖した。
「皆、良いか……俺とケフィは『キティ』ってのに出会った……
恐らくだが、こいつはキティと同等の恐ろしさを持っている……
またベクトルの違う恐ろしさだが、恐らく同じクラスの奴だ」
たまの必死の忠告なんてどこ吹く風、女は髪をいじりながら言った。
「今……『キティ』と仰りましたね？
彼を知っているのですか？ ただの登山者ではありませんね
私は十幹部の一人、グレイフィアです。
罪の無い者達を殺すことに興味はありません。
何故ならそんなことをしても得が無いからです。
………………損もありませんがね」
グレイフィアと名乗る女性は髪を弄るのをやめた。
途端にフミキが叫んだ。
「何か来るぞ！ 全員木の陰や岩の後ろに避難しろーッ！」
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