コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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臆病な人たちの幸福論【第五部完結】
日時: 2016/03/05 21:35
名前: 火矢 八重 ◆USIWdhRmqk (ID: AO7OXeJ5)

臆病な幽霊少女は、思い出す。
人を疑いながらも、好きだったわたしを。

泣き虫な文学少年は、後悔する。
せめて、言葉にして伝えたかった。

怠惰な女性司書は、紛らわす。
子供に甘えるなんて、どうなのよ。

憂鬱な平凡少女は、自身を罵る。
どうしようもないなあ、あたし。

——愛。
それは彼らに共通したもの。
カタチは違うけど、彼らを繋ぐ。
繋がりの中で彼らは……何を見つけるのだろうか?





 黒雪様の【あなたの小説の宣伝文、作ります!】に頼み込んで、作ってもらった素敵な紹介文です!! ありがとうございました、黒雪様!!





お知らせ!!>>485
ご報告!!>>198
5000いけました!!!>>390

【皆おいで! オリキャラ投稿だよ!! ついでにアンケートもだよ!】>>165(本気と書いてマジと読む。どうかよろしくお願いします!)



 はい、全然完結させてない八重です。
 …今回は、ちゃんと完結させるつもりでございます。…多分。
 約束守れない人って、情けない…。



 注意
・低クオリティ。何かありきたり。
・幽霊が出てきます。
・最初はとんでもなく暗いです。
・中傷など、常識やルールを守れない方はすぐにお帰りくだされ。
・恋物語です。でも、糖分は低めです。
・瀬戸君の佐賀弁が似非っぽい。
・宮沢賢治のお話がちょろちょろでます。
・批評大好物なので、バッチコイ! あ、でもあまり過激なモノは…(汗
・宣伝は常軌に外さなければおkです。ただ、宣伝だけはおやめください。お友達申請? カモンです!!w
・誤字脱字あったらすぐにコメを!!

 では、よろしくお願いします!!


この小説に欠かせない大切な方々の名前一覧!>>430



目次

登場人物>>54(ネタバレあり。本作読むのが面倒な人はここを読んで置くのがオススメ。大体の話の筋はわかるから)

〜第一部〜
臆病な幽霊少女…>>01(挿絵>>231>>02>>03>>08(挿絵>>431)(長いこと関わらなかった幽霊少女が恋慕を抱く話)
泣き虫な文学少年…>>14>>15>>16(挿絵>>549>>19(一人を望んだ文学少年が『独り』になることに恐怖を抱く話)
怠惰な女性司書…>>30>>31>>32>>33(怠惰に過ごす女性司書が一人の少年を見て我が身を振り返る話)
憂鬱な平凡少女……>>39>>40>>41>>42(日常を憂鬱に過ごしている平凡少女が弱さを知る話)

【自戒予告〜字が違うよ次回予告だよ〜】>>50(ふざけすぎた次回予告です)



〜第二部〜
間章または序章>>55>>56(幽霊少女と、『声』の話)
第一章 春を迎えた文学青年>>60>>61>>62>>63(文学青年と平凡少女が、非日常に巻き込まれる話)
第二章 困惑した文学青年>>64>>67>>68>>69(幽霊少女の真実と奇跡が、垣間見えた話)
第三章 前進する文学青年>>73>>74>>75>>76(幽霊少女の周りの環境が、だんだんと変わっていく話)

間章 >>87(閉じこもってしまった幽霊少女が、やがて狂っていく話)

第四章 平凡少女の行動>>95>>96>>97>>98(諦めかけた文学青年と、行動を起こした平凡少女の話)
第五章 揺らぐ文学青年>>105>>106>>107>>108(平凡少女と、文学青年と、臆病少女は)
第六章 踏み出す文学青年>>118>>119>>120>>121(イレギュラーが入り込む話)

間章 >>128>>129(混乱する臆病少女の前に、文学青年は)

第七章 どうすればいいのか、判らないことだらけだけど>>132>>133>>134>>135>>136(泣き虫な青年の答えに、臆病少女は)
最終章 やっと、春を迎えました>>141>>142>>143>>144(さあさあ、春と修羅が始まります)

後書き>>149(とりあえず読んで欲しい)

【次回予告〜今度はまじめにやってみた〜】>>157(第三部の次回予告)




〜第三部〜
「モテたいんだ」「「「……はあ?」」」>>161>>162>>163>>164(とある男子高校生の会話)
「えっと、『おぶなが』と『たかだ神殿』が『長しその戦い』で戦って……?」「『織田信長』と『武田信玄』が『長篠の戦い』で戦った、だ」>>175>>176>>177>>178>>179(とあるリア充の話)
「あ、ダメナコ先生じゃなかー!」「ダメナコじゃない。私の名前は光田芽衣子よ」>>187>>188>>191>>192 (とある元引きこもりと不登校少女の話)

間章>>196>>197(とある不登校少女は逃走する)

「何時もより早く登校したら、校門の前にパトカーがあった」「誰に話しているの? 三也沢君」>>214>>215>>216>>217(とある文学青年が、踏み入る)
「——そこに居るのは、誰ですか?」「だあれ、君……?」>>223>>224>>225>>226(不登校少女と、やさしい想い出と苦い想い出と)
「……玲ちゃんの家は、一度離婚してるったい」>>239>>240>>241>>242(第三者が語る、不登校少女の姿)
「どうして、ないてるの?」>>252>>253>>254>>255(無表情少年と不登校少女)

間章>>258>>259(不登校少女と、不登校少女の父)

「何でこんなあつー日に走らんといけんと!?」「全くだ!」>>265>>266>>269>>270(少年少女の試行錯誤)
「い、行かせて平気なんですか!?」「平気よ」>>271>>272>>273>>274(怠惰な司書と平凡少女と臆病少女の他人事と共感と)
『この世界は、嫌なことだらけだ。悲しい事だらけだ。でもだからこそ、お前なら、小さな幸せを見つけることが、出来るはずだろう?』>>281>>282>>283>>286(結局のところは)
「……で、結局どうなったんだ?」>>287>>288>>289>>290(大団円を迎えたよ)
「きっと、何とかなるよ」>>291>>292>>293>>294(第三者だった、文学青年と臆病少女の考察)



小話>>366(第三部の後日談)

後書き>>305(とりあえず読んで欲しい)
【自戒予告〜反省なんて言葉は無いんだよ〜】>>311(シリアスばっかだったから〜…)


〜第四部〜
蛍火の川、銀河に向かって【前編】>>312>>313>>314>>315
蛍火の川、銀河に向かって【中編】>>316>>317>>318>>319
蛍火の川、銀河に向かって【後編】>>323>>324>>325>>326>>327

【あの日を誇れるように ぱーとわん】>>335>>336>>337>>338
【あの日を誇れるように ぱーとつー】>>339>>340>>341>>342
【あの日を誇れるように ぱーとすりー】>>353>>354>>355>>356
【あの日を誇れるように ぱーとふぉー】>>358>>359>>360>>361>>362

「今年の夏休み……ふざけてますよね」「だからその言葉は以下略のその一」>>367>>368>>369>>370
「今年の夏休み……ふざけてますよね」「だからその言葉は以下略のその二」>>384>>385>>386>>387
「今年の夏休み……ふざけてますよね」「だからその言葉は以下略のその三」>>393>>394>>395>>396
「今年の夏休み……ふざけてますよね」「だからその言葉は以下略のその四」>>402>>403>>404>>405
「今年の夏休み……ふざけてますよね」「だからその言葉は以下略のその五」>>407>>408>>409>>410>>411

『思い出と後悔のこの町は、また今日も』>>415>>416>>417>>418>>419


【低気圧&高気圧注意報】(方言監修:ルゥ様)>>510>>513>>514>>515>>516(Battle of youth)

〜第五部〜

序章>>426(口裂け女と労働青年の邂逅)
第一章 健全なる高校男子の昼食事情>>433>>434>>435>>436(口裂け女の噂と高校生の話)
第二章 労働少年の秘事>>440>>441>>442>>443(労働少年の家と隣の口裂け女)
記憶喪失の口裂け女の話 一>>447>>448>>449
記憶喪失の口裂け女の話 二>>454>>455>>456
第三章 文学少女と文学青年>>460>>461>>466>>469(女子トイレと橘と後輩と)
口裂け女と労働青年の日々 一>>471>>474>>479>>480
第四章 それは全てを変えるような>>483>>484>>486>>493(ぐらつく足元)
口裂け少女のたまに見る夢>>496>>497


【第五部後半 予告編】>>503(こういうの結構楽しく書ける)


口裂け女の終焉の始まり>>521>>523>>524
口裂け女 ムカシバナシ 1>>525>>526
口裂け女 ムカシバナシ 2>>527>>528>>529

第五章 瀬戸少年の意外な面について>>530>>531>>532>>536(キレる瀬戸君、笑うフウちゃん)


口裂け女のひとつの過ち>>545>>546>>547>>548
口裂け女のひとつの過ち その2>>551>>552>>553>>554


第六章 少しずつ忍び寄る>>559>>560>>561>>562(怪異と妖怪と幽霊と)
第七章 元幽霊少女と現怪異少女>>563>>564>>565>>566(諷子と千代)
口裂け女ノ邯鄲ノ夢>>567>>568>>569
第八章 間違っていること、正しいこと>>570>>571>>572
口裂け女の初めてのデート>>573>>574>>577>>578>>581
第九章 それは何も変わらず>>584>>585>>586>>591
よだかの星になった少女>>592>>593>>594

終章 泣き虫な文学少年と、憂鬱な平凡少女、臆病な元幽霊少女の>>598>>594>>604



番外編・企画・もらい物>>470(これまた多くなったので引っ越し!)


履歴>>332(多すぎてスクロールするのがめんどくなったので引越し!)
その2>>539(その2まで出来ちゃった……本当にありがとうございます!!)

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Re: 臆病な人たちの幸福論【第六章『踏み出す文学青年』更新!】 ( No.124 )
日時: 2012/11/29 20:43
名前: 火矢 八重 ◆USIWdhRmqk (ID: qgJatE7N)

ヒトデナシ様!!
ありがとうございます!!
そこまでほめてくださるなんて……。

あでも、掃除機は何時か吸収力が落ちていくものですよー?ww

六花だしましたw どうでしたでしょうか?
あの作品も今じゃ一年前ですものねぇ…w

企画ありがとうございますぅぅぅぅっぅ!!
もし俺は表現が自由に出来るので、本当に楽しいっす!!

更新頑張ります!!


悪魔様!!
二度目の感想ありがとうございます!!
詳しいことは雑談で話しますのでw

Re: 臆病な人たちの幸福論【第六章『踏み出す文学青年』更新!】 ( No.125 )
日時: 2012/11/29 20:51
名前: 火矢 八重 ◆USIWdhRmqk (ID: qgJatE7N)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=10854

【参照1100突破記念感謝祭ラジオ番組!!】

諷子「……」
健治「……なあ、諷子さんや」
諷子「判っている、判っていますよ……」


諷子「参照がすでに、1200突破していることぐらいッッッ……!」
健治「嬉しいんだか、申し訳ないんだか、だなあ……」

        *             *
〜OP〜

諷子「こんにちはー、皆さん! わたしがこの番組のDJを務めさせてもらってます、宮川諷子です」
健治「どうも、三也沢健治です」
諷子「そしてゲストにはルエ・ハーミアちゃんとキル・フロートさんに来ていただきました!」
ルエ「こんばんは、ルエです」
キル「どうも、キルです」
諷子「前回は、終盤でルエちゃんとキルさんに来てもらっちゃいました」
健治「いやしかし、キルのパンチは凄かったなあ……」
キル「一応、空手を習っている設定だからな」
健治「設定いうな。……で、今回は、前回の続きだな?」
諷子「そうです。やっぱり、この作品はキャラクターや、冒険モノに相応しい、珍しい用語やモノが溢れてますので、今回はそれらを紹介しようと思います!!」
諷子「というわけで、最初は用語関連から」



諷子「さて、この作品の中の代表的なモノといえば!」
健治「おお!」
諷子「やっぱり、阿弥陀様よね!!」
健治「ついに原型が無くなってしまったか……」
ルエ「諷子、いっておくが、『堕天使』だぞ?」
キル「ってか、何で仏教系に飛んでしまったんだ……」
諷子「おお何か今日はツッコミが多くてボケのやりがいを感じさせる予感!」
諷子「今日は一生懸命ボケますね!」
健治「しなくていいわ!!」
健治「とにかく、堕天使の説明をしてください」

諷子「題名でも書かれているとおり、主人公であるルエちゃんは堕天使です」
諷子「ラジオでは良く判りませんが、今ルエちゃんは堕天使モードの姿なのですよ」
諷子「どんな姿かというと、テルテル坊主のような姿に、よく見る天使の光のわっかが上にあって、ルエちゃんからみて右側に赤の瞳に悪魔の羽の模様があって、左側に黒の瞳と山羊の角があ」
健治「悪魔の角だよ」
健治「タロットカードだと、山羊に見えるけどな、悪魔の絵は」
諷子「そうです、悪魔の角」


スポッ


諷子「持ってみると、結構重いですねー」 ウンショッ
健治・キル「うわあああああああああああああああ!!」
ルエ「え!? 私の角!?」サワサワ ア、アッタ
健治「何悪魔の角引っこ抜いてるの!! 人の頭についてるものを引っこ抜いちゃダメでしょうが!」
諷子「大丈夫大丈夫、これレプリカ」
キル「あ、そうなの?」
健治「そうか、それなら……」


諷子「……って、ことになってますから」
健治「不気味な一言を付け加えるな!!!」


諷子「……まあいいじゃないですか、ルエちゃんから引っこ抜いたわけじゃないし」
キル「まあそれはそうだが……」
諷子「ちなみに、『スポッ』と抜けた音は、悪魔の角を保管して入れていたビンの栓の音です」
健治「どうでもいいので、さっさと次に進んでください」
諷子「さて、堕天使というのは、前回でいったとおり神に反逆し、天使界から追放された天使のことです。
ルエちゃんの姿と同じく、天使の光輪のどちらかに悪魔の角が生えていて、漆黒の翼と純白の翼があるのが特徴。不吉の象徴と呼ばれ、他者からは恐れられています」
諷子「とここで、天使と悪魔のことも説明しましょう。実は、天使と堕天使、悪魔にはある共通点があります! それは、前世である人間の時のことを覚えていることです!」
ルエ「悪魔の人たちは、一部しか覚えていないようだけどな」
諷子「ここからはちょっと宗教的な話になりますが、実は、堕天使になる経由は、さまざまな説があります。有名なのは、高慢だったせいで追放されたもの、神に愛される人間に嫉妬して追放したもの、自由の意思を持って神に背き追放されたもの、人間の自由を尊重して追放されたもの、など。後、神様を称えるために、自ら悪役となったという説もあります」
健治「おお、何かいろいろ知ってるなお前」
諷子「ウィキペディア参照!!」
健治「……ちょっと不安だな」
ルエ「ちなみに、最後の説は、第三章『偽りの姿』で、ライさんが語っている」
諷子「物語には、敵がいないと話が進まないからですねぇ。
あ、ちなみに、今回の話は上から三番目の説が強そうです。この説だと、人間は天使になり、悪魔は天使に戻れるですから」
健治「ここからは作者の勝手な解釈だが、悪魔の人たちが人間だった頃の記憶を一部しか覚えていないのは、人間→天使→悪魔になった経過が長すぎたせいで忘れたのではないか、と思うらしい」
諷子「まあそれは、エストレアさんに今度聞いてみましょう」

諷子「さて、堕天使は堕天使界で、天使は天使界、悪魔は悪魔界に住まなければならないのですが、天使界だけにあるモノがあります。それは!」
健治「おお!!」
諷子「マナの樹です!!」
健治「いうと思ったよ」
健治「FFのネタ入れたときから既に予感はしていたんだ」
健治「とにかく、世界樹だからな」
諷子「そうです、世界樹」
諷子「この木には、水、草、霧、光の精霊が住んでいます。天使たちが触ると、神秘の光を分けてくれるのです」
諷子「これは自然が豊かな天使界だけに存在しており、堕天使界、自然が殆ど無い悪魔界にはありません」
ルエ「ちなみに、天使界、堕天使界、悪魔界三つを纏めて、『天界』と呼ばれる。これらは女神様と呼ばれる御方が束ねているのだ」
キル「その他にも、星界と呼ばれる、役目を果たした天界の住人たちが逝く世界があったり、勿論、人間が住む人間界も存在する」
ルエ「天界と人間界の関係は密接なものでな、天界に居るモノたちは大勢居る人間の中から行動を共にする『パートナー』を選ぶんだ」

健治「ゲストなのに解説すまんな」
ルエ「いや、気にするな」
健治「ほれフウも見習いなさい」
諷子「ええ? わたしは何時も丁寧に説明してるじゃないですか」
健治「大体グダグダに終わってるだろうが……」
諷子「……」ムーッ
健治「フウ?」


諷子「……判ったよ、ケンちゃんがそんなふうにいうなら……」
諷子「わたしの本気見せてやります!!」
健治「えぇぇええぇええ!?」
諷子「今からキャラの説明を一挙にします!!」
健治「……判った、好きなだけやってくださいー」
ルエ・キル「(あ、もう諦めてる目だアレ)」


諷子「まず主人公ルシファル!」
健治「元ネタ来たー」
ルエ「でも私の名前ルエだぞー」
キル「(ルエもやる気なさそうだなー)」
諷子「次に親友ウルトラアリエール!」
健治「ラジオ室の向こうでアリーさんが意義を訴えてるよ」
ルエ「(そういえばキルの治療の為に呼んだな)」
キル「(すっかり忘れてた)」
健治「オイコラソコ」
諷子「じゃあ、『ありがとう。君とアリエール』」
健治「だから洗剤から離れなさいお前!!」
諷子「次にルエちゃんの妹という、ホルン」
ルエ「あ、そこだけまともだった」
諷子「ネタがなくて……」
健治「オイ!」
諷子「次にルエのはつこ「ワーワーワー!!」……じゃなくて親友の、キル」
キル「あ、俺もまともだった」
諷子「いやもう何か飽きちゃって……」
キル「ええええええええええ!?」



諷子「結局、グダグダになっちゃった」
健治「今日はこの辺でいいだろ」
健治「キルたちも、すまなかったな。前回から引き続き」
ルエ「私は楽しかったぞ」ニコニコ
キル「……俺も、楽しかったぞ?」グッダリ
健治「無理すんな、キル」
キル「……俺、あんまし同情って言葉好きじゃないししたくないんだが、お前だけは特別だ。同情する」
健治「俺もだよ」良ク頑張リマシタ


健治「改めましてエストレア様、企画参加ありがとうございました」
諷子「次回は曇り空様作品の、「僕と死神と吸血鬼」を紹介したいと思います!」
* *
〜ED〜

諷子「というわけで、現在あなたの小説を募集しています。こんな漫才に使われてもイイゾ☆といってくださる方は、下の記入表をコピペしてポチ、と送信してください。

名前「」フリガナ()
題名「」創作版「」
この小説の見所「」
この小説のコンセプト「」
ぶっちゃけキャラクターをゲストとして使ってもいいよ、という方は、キャラの名前を記入してください(二人までおk)「」
ぶっちゃけこの小説はどのように思っていますか? 質問もおkです「」

作者に一言!「」



 皆様の応募を、お待ちしています。
 それでは皆様、ごきげんよう〜!」
健治「何だこの無理やりな投げやり……」


 力尽きたorz
 エス様、ありがとうございました。

Re: 臆病な人たちの幸福論【参照1100突破感謝祭更新!】 ( No.126 )
日時: 2012/12/02 20:51
名前: バーバー父 ◆n7fYW9Kt9I (ID: Mi7T3PhK)
参照: マブカプ3、難しいけど上手くなりたい・・・。

お久しぶりですっ!
しばらく見てないうちにすごい進んでてビックリですwww
ただでさえ、おもしろい話をこんなにも早く書くことができるなんて・・・。うらやましいいいいいいいいいっ!!
そして、参照1000超えおめでとうございますっ!!

また少しずつ読ませてまらったんですが・・・。


えええええええええええええええええええええええええええええっ!!??

フウ生きてたのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!??

正直、怖かったです。幽霊みたいなことしやがって・・・w あ、嘘です。
まさか時を止めていたとは恐れ入りました・・・。

そっからまだ見てないので、また時間あるときに見させてもらいます。
この調子でがんばってください。

Re: 臆病な人たちの幸福論【参照1100突破感謝祭更新!】 ( No.127 )
日時: 2012/12/03 16:08
名前: 火矢 八重 ◆USIWdhRmqk (ID: qgJatE7N)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode

バーバー父様!!

おおおお久りぶしですぅぅぅぅぅぅ!!
すっかりわたしのことなんか忘れられていると思ったw

そんな! そんな風に褒められるとッッ(照れ
1000突破できたのも、今まで来てくださった読者の皆様のお陰ですし(←当たり前)、こんなに長ったらしい話を丁寧に読んでくださるバーバー父様の応援メッセージのお陰でもあります!! これからも精進していく所存です!!!

おおおおおお!! ついに待ってました、その反応!!
皆なぜか反応が薄くって……w

しかも冬眠ってどうゆうことじゃw 怪談かファンタジーに見えたようで、実はSF展開に出してしまいましたが、どうぞ付き合ってくださいましw

これからも頑張ります!!

Re: 臆病な人たちの幸福論【参照1100突破感謝祭更新!】 ( No.128 )
日時: 2012/12/03 16:09
名前: 火矢 八重 ◆USIWdhRmqk (ID: qgJatE7N)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode

間章


「お前なんて、生まれなきゃよかった」

 酒に溺れた父親に面といわれた。
 それは、わたしの大好きな、桜が咲く季節だった。




 唐突に、昔の事を——嫌な記憶を思い出す。
 その思い出は、ガラスの破片のように、鋭くわたしの心臓を突いてきた。


 あの日は、とても綺麗な満月が出てきて、月光を浴びて桜は輝くように散っていた。
 素敵な夜だった。とても、素敵な夜に、なるはずだった。

 けれどその日は、父親にとっては、酷い日だった。
 わたしの家は、名家だった。名の知れた貿易商だったけれど、最近は売り上げが低くなっていた。そんな中、中々儲けが良い話が舞い込んできた。
 父は大喜びだったし、皆も喜んだ。最近生活が苦しくて、しかもわたしの入院費やらでさらに苦しかったから。
「上手くいったら美味しいもん食わせてやる」——父はそういって朗らかに笑いながら、わたしの頭を撫でてくれた。


 ——なのにその話は、突然無かったことにされる。


 理由は、わたし。結核持ちのわたしがいたから。
 その頃はまだ、結核が恐ろしいものしか判らなくて、中々治る人は居なかった。
 けれど、理由はそれだけじゃない。

 わたしが、それ以上に恐ろしく、感染しやすい病気を抱えているという噂が、流れてしまったのだ。
 勿論、デマである。わたしは確かに身体が弱いが、かかるとしたらせいぜい風邪ぐらいだった。
 だけど、人間というのは、噂だけで決めてしまうこともあって。
 その話は、ひょっとしたらその病気にかかっているかもしれないと疑惑をもたれている父親には断りもなく、消えてしまったのだ。


「どうしてこんな娘を産んだんだ」

 酒に溺れた父親は、やがて母にも矛を向けてきた。
 母を罵倒した。暴力を振ってきた。酒を掛けてきた。
 母は、何もいわなかった。ただ、歯を食いしばって耐えていた。

 兄たちは一生懸命止めてくれた。
 けれど、酒に溺れた父親は、兄たちの頭を叩いた。
 激しい争いに、男たちは、血だらけになった。

 やめて、やめて。
 一体何百回、そう唇を動かしたでしょう。
 なのに、恐怖で声は、全く出なかった。

 物凄い形相で、怒鳴って、殴っていたから。


 どうしてなんだろうな。
 どうして、人というときは、苦しい時に、苦しいことしか思い出せないんでしょう。



 父さんも、悪い人じゃなかったよ?
 本当はね、優しい人だったんだ。必要以上に気に掛けてくれた。あの日の後も覚えていて、何百回も、ごめん、すまなかった、どうかしていた、って、謝ってくれた。

 母さんだって、悪くない。兄さんたちだって、絶対悪くない。


——悪いのは、きっとわたし。

 わたしが居たせいで、皆が苦しんでいる。
 こんな役立たず、生まれなければ良かった。


 ——そう思えたら、どれだけ良かっただろう。



 あのね、判ったの。
 気づいてしまったの。
 ケンちゃんに出会ってしまって、思い出したの。
 話す楽しさを、笑う楽しさを、——幸せなことを。
 だから同時に、思い出してしまった。生前の頃の、辛いことを。

 あの時のわたしは、怖くて信じられなくて、……嫌で嫌でたまらなくて、忘れようとした。
 そして忘れた。


 ——あの後、父さんは謝ってくれた。
 けれど、一線を越えてしまった暴力は、止めることは出来なかった。

 何度も何度も、暴力を振られた。
 母さんや兄さんだけじゃない。わたしも、何度も、何度も殴られた。
 いっぱい辛かった。いっぱい痛かった。苦しかった。悲しかった。

 でも、いえなかった。


 いえない理由は、沢山あった。
 わたしのせいで皆苦しんでいるって知ったら、心配掛けさせたくなかった。
 迷惑になって、嫌われたくなかった。捨てられたくなかった。


 でも、それ以上に怖かったのは、わたしがわたしでなくなることだって、気づいた。

 ……今でも、良く判らない。
 わたしは、わたしの感情を制御出来ないの、抑えられないの。


 でも、でもね?
 夢を持てば持つほど、苦しむことは判る。
 期待すればするほど、絶望に落とされることだって、判るよ。

 だからね。
 生まれなきゃ良かったっていうなら、生まなきゃ良かったじゃない。
 結核持ちだって判ったなら、その場でわたしを殺せばよかったじゃない。
 憎いなら憎んでよ。死んで欲しいって思うなら、殺してよ。

 昔は、病気持ちの人は、座敷牢に閉じ込められることだってざらにあった。最悪、殺す事だって。名家では、その傾向がとても強かったのに……。

 ねえ、何で謝るの? わたしが悪いんでしょう?
 わたしのせいで不幸になっているんでしょう? なのに何故?

 ……その理由は、もうとっくに気づいていた。
 ケンちゃんがいってくれた。兄さんたちは、わたしを愛していたから、憎んで欲しかったと。
 だから、憎んでも、憎まれきれなくて。

 わたしも、皆が好きでした。
 皆も、わたしのことを好きでいてくれたことぐらい、判る。










 ——……でもね。もう、どうだっていいの。


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