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小説第二部 災厄の歌
日時: 2009/08/14 15:32
名前: 鏡 (ID: CSxMVp1E)

ま、楽しんでってください。

目次とかも張らないですがお許しください。

ココに、さまざまな文字入れると、皆さんも序盤から読む気なくしてしまうと思ってやめました。

これは続編です。URLの奴は一部作です。こっちを先に見てもらいたいです。



>>41 イメージソング


というわけで、始めてこの小説を見る方は、上の小説から見ることをお勧めします。

題名ちょくちょく変わるんで、ヨロですw


この小説は、http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=11995で更新を続けています

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Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.212 )
日時: 2009/03/22 22:46
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: 9wHf9u2B)

この小説を、小説カキコのサイト内に、新しくたちあげることにしました。

つきましては、そちらを更新することになるため、こちらは更新をストップします。

新しいサイトは、↓です。

http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=11995

これからも調査隊をよろしくお願いします。

Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.213 )
日時: 2009/07/27 02:03
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: a7WresCQ)

元小説が蘇りました

Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.214 )
日時: 2009/07/28 17:36
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: a7WresCQ)

別のサイトで更新していた分を、転載します!


八十一話  対面



「う・・・ここは・・・?」

流丸は、目を覚ます。

殺風景な部屋にいた。

あるのは、自らが寝ているベットと、くずかごくらいだ。

床も、壁も鋼鉄造りであった。

「これ・・・前にもあったな。」

鋼鉄造りの部屋を見て、流丸はエウロパの基地を思い出した。

あそこも、部屋から廊下から、全て鋼鉄造りだった。


「見覚えがある時点で、緊張もほぐれたか?」

突然、声がした。

後ろからだ。

声に振り返ると、いつの間にか、後ろに男が立っている。

否、先ほどからいたのか。

流丸は、ベットから飛び出した。

そして、武器であるバズーカの砲口を、男に向けた。

「やめておいたほうがいい。俺はドルトラの60倍強い。」

男の言葉に、流丸は不敵に笑った。

「あの程度の男のたかが数十倍、たいしたことない。白王村で、いとも簡単に死んだ。」

「では、お前が言っているドルトラの、200倍強いと述べておこう。」

男は一言だけ告げた。

流丸は知らないのだ。ドルトラがまだ生きていたこと。そして、この星で、ダンと戦っていたこと。

全て、途中で倒れたために知らずにいる。


「何だかよくわからないが、おまえは一体何者なんだ?」

流丸は核心を突いた。

だが、男は無視する。

「今、この星では大乱闘だ。いや、戦争と呼ぶべきか。このラトナスの戦争により、わが9・デファーガの同士、ドルトラ、ミンチゴドン、アノデロス、三人からの通信が途絶えた。恐らく、死去している。」

「わがって・・・お前、やっぱり9・デファーガか。」

流丸は、大体予想が付いていた。

その白く輝く衣服、そしてその灰色の仮面。

間違いなく、奴等の特徴だ。

「アノデロスに、ドルトラって・・・ここまで来る道のりで、倒したはずだろ!?」

「生きていたのだ。だが、ドルトラはダン、アノデロスは美桜と紅夜にやられたと、通信切断直前の会話から読み取れる。」

男は、笑いながら続ける。

「ここまでやるとは、正直驚いた。今原住民の主力メンバー、そして引き続き紅夜と美桜が、わが同士のカオブディッツと手合わせしている。こちらの勝算は・・・80%といった所か。まあ、殺すつもりでと命令してある。」

「美桜と・・・紅夜を・・・ころす!?」

流丸は、まだ状況が理解できているわけではないが、ズディラは話を続ける。

「ここまで来た祝いだ。私の名はズディラ。この9・デファーガの参謀、そして№2を勤める男さ。」

「お前が・・・№2!?」

思わず、流丸はたじろぐ。

目の前の男がどういう男か、分かったからだ。

「そして、この№2の権限により、お前をこれから、彼と合わせてやる。」

「彼・・・」

流丸は呟き、口をぽかんと開けた。






「弟さんと、ご対面だ。」

Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.215 )
日時: 2009/07/28 17:36
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: a7WresCQ)

八十二話  警戒



「弟・・・楓堵がここにいるのか!?」

流丸は、大声で訊ねていた。

「いる。ここの奥の部屋だ。」

ズディラは笑っていた。

不気味な男だと、流丸は感じていた。

冷徹な口調であるが、終始笑みを浮かべている。

その態度が、流丸に警戒心を植えつけた。

「本当だろうな?もしかして、既に奴を・・・。」

流丸はバズーカをより強く握った。


「嘘だったとしても、お前は着いてくるだろう。」


ズディラは笑いをやめた。

確かにそのとおりだ。

嘘でも、いる可能性が残っている限り、着いていくほかに手はない。

流丸はしたを向いた。

思い出していた。

楓堵の思い出。


そして、顔を上げて、流丸は頷いた。

「分かった、連れて行ってくれ。」

Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.216 )
日時: 2009/07/28 17:37
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: a7WresCQ)

八十三話  不意



「やっと決断したか。」

ズディラは呆れたように言う。

「うるさい。とにかく、あわせてくれるなら、逢いたい。」

流丸は、ズディラに歩み寄った。

暫く顔を見ていない、弟に逢いたかった。


「良いが・・・道中は眠っていてもらおう。」

ズディラは、歩みよった流丸に、蹴りを放つ。

流丸は、それを何とか除けた。

「何しやがる!」

流丸に睨みつけられたズディラは、平然としていた。

「こちらがお前を逢わせるといっているのに、少し偉そうだな。気に食わない。」

「黙れ・・・。好き勝手なのはそっちだろう!」

流丸は、バズーカを放った。


シュウッ・・・


一瞬で、壁が吹き飛んだ。

風が、壊れた壁から入ってくる。

流丸は、バズーカを肩に掛けた。

「とにかく、この建物に楓堵がいるのか・・・。」

流丸は、呟きながら部屋を去ろうとする。

だがその瞬間、流丸を悪寒がおそう。


「あわせるといっても、これでは弟と共に捕らえる形になってしまうな。」


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