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小説第二部 災厄の歌
日時: 2009/08/14 15:32
名前: 鏡 (ID: CSxMVp1E)

ま、楽しんでってください。

目次とかも張らないですがお許しください。

ココに、さまざまな文字入れると、皆さんも序盤から読む気なくしてしまうと思ってやめました。

これは続編です。URLの奴は一部作です。こっちを先に見てもらいたいです。



>>41 イメージソング


というわけで、始めてこの小説を見る方は、上の小説から見ることをお勧めします。

題名ちょくちょく変わるんで、ヨロですw


この小説は、http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=11995で更新を続けています

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Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.187 )
日時: 2008/12/29 23:14
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: a7WresCQ)

七十話  連携




「ミンチゴドン・・・観念しろよ。」

俺は切っ先を、ミンチゴドンに向けた。

奴は動揺した表情で、こちらをうかがっていた。

「ヘエ・・・。ダンがドルトラを殺したっすか。」

ミンチゴドンは少し笑うが、その表情は明らかに怯えている。良く解る。

「降参するなら許してやろうか?」

ダンがナイフをぎらつかせながら言う。

ミンチゴドンは、ヌンチャクを握り締めた。

「黙るッスよ!俺はまだ本気じゃない!その証拠に見せてやるッスよ!」

そういって、ヌンチャクを手で器用に回転させて、ミンチゴドンはこちらに襲い掛かった。

『ミンチ・スマッシュ!』

ミンチゴドンが手を左右に広げると、辺りの地面があちこち盛り上がり、そして土煙を上げ、何かが飛び出した。

「な・・・なんだ!?」

ダンは困惑して、辺りを見回す。

土煙がはれて、俺たち三人の姿が・・・。


いや、三人じゃない。

五人。いや、十人か。

人数が増えている。

俺は辺りを見回して困惑した。

「何・・・どういうことだ!?」

驚いたのにはわけがある。

ミンチゴドンが・・・俺とダンを囲うように立っていたのだ。

十人以上の、ミンチゴドンが。

Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.188 )
日時: 2008/12/30 07:11
名前: 暁黒龍脚 (ID: q6B8cvef)

またまた形勢逆転!?
いやぁ〜でも
ミンチ・ゴドンは技名結構しょぼぃ・・・(黙

Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.189 )
日時: 2008/12/30 11:46
名前: 炎剣 ◆6nAROh0HX2 (ID: xs5T8t9X)

十人以上のミンチゴドン…
分身の術みたいなものなのかな?
それとも人形みたいなのを操っているみたいな?
もし全部本体だったとすればダンと氷介に勝ち目はないのでは…

Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.190 )
日時: 2008/12/30 12:28
名前: 暁黒龍脚 (ID: q6B8cvef)

あ・・・本体狙えば・・・^^;;
いまははじまりの歌という小説にも嵌まってます
まぁ虐め系ですが・・・ww
それにしても終わりの歌とかぶるなぁ〜

Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.191 )
日時: 2009/01/04 17:39
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: 9wHf9u2B)

はじまりの歌ww

ミンチゴドンは、ぶっちゃけ武器もしょぼいですよね。

普通ヌンチャクなんかつかわないだろ。ァ、ブルースリーに失礼だった。



七十一話  混戦




「皆僕と同じスピードとパワーを持っているッス。」

ミンチゴドンが喋っている。

声は聞こえるが、人数が多すぎて、どのミンチゴドンが喋っているのかわからない。

俺は、視線を辺りのミンチゴドンに、順番に向ける。


「GO!」


かけ声と共に、ミンチゴドンが一斉に襲ってくる。

俺は剣を振り回して、猛攻に対応した。

「集中攻撃されたら終わりだ!動いて態勢を立て直しながら戦え!」

ダンが俺にアドバイスする。

ダンもナイフで応戦して、必死だ。

「解ってるよ!」

俺はヌンチャクを防ぎながらそういうと、大きく後ろへ下がった。

ダンも下がってきて、俺達は肩を合わせる。

「どうする?これじゃ攻撃の隙がねえ。」

ダンは息が上がってる。

こりゃ、後五分も持たない。

良く考えりゃ、ダンはさっきまでドルトラと戦ってたんだ。

俺も、こいつとの戦いは随分長引いている。

ただ、それで参っているのは向こうも同じなはず。こうやって新しい技を使ってきたのも、さっさとけりをつけるためだ。

そう考えると、心に少し余裕が持てた。

「向こうが大人数なら、こっちもそうなるだけだ。」

俺は一言言うと、刀を上に掲げた。

すると、刃から冷気が放出され、辺りに雹が舞いだす。

「なるほどな。広範囲への攻撃・・・か。じゃあ俺は速度であいつらをまかしてやるか。」

ダンはそういってナイフを取り出すと、足を猛スピードで踏み出す。

そして、次々にミンチゴドンに切りかかった。

電光石火の早業。

俺が大きな雹を無数にふぶかせ、その中をダンが稲妻のようにかけていく。

これは混沌に住む者の大群に襲われたときにも用いた業だった。

ズバッ!ズドドドド!

「グァ!・・・」 「うぎ・・・」


無数の苦鳴が飛び交う。

そして、その声は、数秒も経つとまったく聞こえなくなった。

ミンチゴドンは、全て地面に突っ伏していた。


「氷と稲妻の鎮魂歌(アイス・ボルト・レクイエム)」


俺達は、再び肩を合わせて武器をしまった。

ミンチゴドンが、次々に姿を霞ませ、そして消えていく。

そして、ミンチゴドンは一人もいなくなった。

俺は前だけを向いて呟く。

「逃がしたか・・・。」


砂塵だけだった。音を立てているのは。


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