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小説第二部 災厄の歌
日時: 2009/08/14 15:32
名前: 鏡 (ID: CSxMVp1E)

ま、楽しんでってください。

目次とかも張らないですがお許しください。

ココに、さまざまな文字入れると、皆さんも序盤から読む気なくしてしまうと思ってやめました。

これは続編です。URLの奴は一部作です。こっちを先に見てもらいたいです。



>>41 イメージソング


というわけで、始めてこの小説を見る方は、上の小説から見ることをお勧めします。

題名ちょくちょく変わるんで、ヨロですw


この小説は、http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=11995で更新を続けています

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Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.262 )
日時: 2009/08/29 21:54
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: CSxMVp1E)

百二十五話  誤認





「これならあたし達でも、互角には戦えるかもね!」

南は笑顔で高野を見る。

高野も、余裕のある顔だった。

だが、カオブディッツもそれは同じことだった。


「喉もと過ぎれば熱さ忘れる・・・って知ってるか?」


カオブディッツが呟いた瞬間、あたりに旋風が巻き起こった。

そして次の瞬間、カオブディッツは闇へと消えた。

「!?」

二人は唖然として辺りを見回す。

その瞬間、二人は背筋に悪寒が走り、さっと振り返る。

そこには、カオブディッツが居たのだ。

「お前等、アノデロスにぼろ負けしたんだろ?そこで痛いほど体験しただろ、絶望を?」

カオブディッツは、淡々と告げる。

二人は、その言葉に何も反論できなかった。

「なのに今、あいつよりナンバーが上の俺に、勝てると過信している。まさにあのことわざどおりだな。」

南は、遂に我慢の限界だったようだった。

「五月蠅い!」

南は、親指と人差し指を垂直に立て、手を鉄砲のようにかたどって、カオブディッツに向けた。

そして、人指し指の先から炎をひねり出し、放った。

「銃声(ガン・ファイア)!」


ぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ!!


炎の小さな弾が、連続でカオブディッツに向けて発射される。

だが、カオブディッツは、再び先ほどのように消えた。

南は、姿をおうことも出来なかった。

次にカオブディッツが現れたのは、南の後ろ。

そして、平然としながら、手に持っている矛の先を南の背中に突き刺した。

「ぐぅぅ・・・」

南はその場に倒れこんだ。

カオブディッツは、先端が赤く染まった金の矛を、今度は高野に向けた。


「おれは9・デファーガの№7のカオブディッツ。まあ、実際ドルトラとミンチゴドン、アノデロスが死んで、その分一人はいったから・・・今は7・デファーガだね。つまり、7・デファーガで一番弱い男さ、俺はww」

敵の軍で一番弱い男に、全く歯が立たない。

二人は、自分の弱さを噛み締めた。

Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.263 )
日時: 2009/09/02 22:03
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: CSxMVp1E)

百二十六話  大敗





「くっそーー!」

南は、再び指先から炎を練りだす。

だが、カオブディッツは残酷だった。


べキッ!


「あっァァァァァ!!」

南が次の瞬間に悲鳴を上げた。

見ると、炎を溜めていた指が折れていた。

指が変な方向に折れ曲がっている。

カオブディッツが彼女の指を踏んだのだ。

「邪魔しないでよ、君サー。」

カオブディッツの冷酷なおどけた声に、南は何も反論できなかった。


痛み


そして恐怖のため・・・


「じゃあ、次はさっき僕の髪の毛切り落としてくれた女。」

そういって、改めて高野に矛を向けた。






「アァァァァ!」

突然高野も悲鳴を上げた。

カオブディッツは、気がつけば天野の数十センチ前に居た。

踏み込みすらない。

そして、矛を高野にねじ込んでいるのだ。

当然、彼女の服は、血で滲んでいた。

血のにじみは、どんどん広範囲に広がっていく。

高野は、溜まらず倒れこんだ。

Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.264 )
日時: 2009/09/05 22:04
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: CSxMVp1E)

百二十七話   拍動




「オらァァァ!」

ダンが猛る。

その声と共に、ダンの周囲の混沌に住むものは全て消え去った。


そして、天野とダンの周りには、一体も混沌にすむものはのこっていなかった。

ダンは、大きく背伸びした。

「アー・・・終わったなー。」

天野も、フウッと息をつくと、てをパンパンとはたいた。

そして、二人はその場に座り込んだ。


「やっぱり結構疲れたな。かなりの量だったからなー。」

「だが、すぐに回復する。それより、あいつのことを・・・。」

天野はそういうと、くぃっと親指で楓堵をさした。

「あ・・・忘れてた!」

ダンはそういうと、楓堵に駆け寄った。


楓堵には、傷一つついていなかった。

「よかった・・・。」

ダンは、安堵の溜息を漏らした。

その途端だった。


シュウウ・・・

楓堵の体から、黒い霧が噴出したのだ。

ダンは、驚いて後ろに退いた。

Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.265 )
日時: 2009/09/09 22:24
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: CSxMVp1E)

最近更新なく、スイマセン


ここ数日、pcが調子悪くて・・・

調子よくなったらすぐ更新します

Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.266 )
日時: 2009/09/10 16:56
名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: GEbzXJEw)
参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573

あの〜鏡s、私の事…覚えてますか??
森ガイでお世話になりました、
元薔薇苺(キャメロット)です。

ちょっとPC壊れまして…1年近く音信不通でしたが…
このたび舞い戻って来れました。

あっ覚えて無かったらどうぞスルーしてください。
それか蝶華(分かりますか?)の方に聞いていただければ…
とりあえず 今後も宜しくお願いします^^


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