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小説第二部 災厄の歌
日時: 2009/08/14 15:32
名前: 鏡 (ID: CSxMVp1E)

ま、楽しんでってください。

目次とかも張らないですがお許しください。

ココに、さまざまな文字入れると、皆さんも序盤から読む気なくしてしまうと思ってやめました。

これは続編です。URLの奴は一部作です。こっちを先に見てもらいたいです。



>>41 イメージソング


というわけで、始めてこの小説を見る方は、上の小説から見ることをお勧めします。

題名ちょくちょく変わるんで、ヨロですw


この小説は、http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=11995で更新を続けています

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Re: 小説第二部 調査隊と9の悪魔 四十二話更新 ( No.92 )
日時: 2008/06/20 22:34
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: m1/rt.pA)
参照: 調査隊宇宙同好会!メンバーは、珠依莉さん、一京さん、杉悠さん、ジャンプさん、イベント三人組さん、秋桜さん!

上げって嫌いだ。

Re: 小説第二部 調査隊と9の悪魔 四十二話更新 ( No.93 )
日時: 2008/06/21 06:51
名前: ユービィ (ID: uPcLZd7c)

ハロー!

最近ちょっと忙しくて来れませんでした。

更新がんばってください

Re: 小説第二部 調査隊と9の悪魔 四十二話更新 ( No.94 )
日時: 2008/06/24 21:50
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: memccPfd)
参照: 調査隊宇宙同好会!メンバーは、珠依莉さん、一京さん、杉悠さん、ジャンプさん、イベント三人組さん、秋桜さん!

四十五話 限界



そこには、夜光を手に構えた、紅夜がたっていた。

身体には、無数に傷が増えている。


そして、地面には真っ二つに折れた何百本もの矢が落ちていた。


「あなた・・・天野の剣をも貫いたあの矢を全て・・・切ったの?」

美桜は震えた声で紅夜に問いかける。

喋るのも辛そうな紅夜が言う。

「はい・・・。敵も予想外の・・・事態を考え・・・半分ほどしか打・・・ってこなかったので・・・なんと・・・か・・・。」

バタッ


枯れ草が待った。

「紅夜!」

美桜が彼の元に走り寄る。

彼は虫の息だった。

生死をさまよっている。

それでも、命ある限りと、紅夜は美桜に語り続ける。

「彼も・・・僕の攻撃・・・で・・・弱ってます・・・。倒して・・・それからすぐに・・・氷介・・・を・・・。」

「わかったから・・・もう喋らないでよ。」

美桜が目に涙を浮かべながら彼に言いつける。

安心したように、彼は目を閉じた。


美桜はスッと立つと、片手剣『紅桜』を取り出す。

鞘についている水晶が太陽に反射して光る。

「馬鹿が・・・。俺たちは・・・お前の力だって知ってる・・・。勝てるわけ・・・ない。貴様は・・・紅夜より・・・。」

途切れ途切れに話す彼に、美桜は冷酷な声で言う。

「そう、弱い。ただ・・・アンタより強いから。」


ビュン!


その瞬間に、美桜がアノデロスの懐に走りこんだ。

アノデロスは、思わず瞬きする。

「スピードは、彼より上よ。刀のリーチが短い分ね。あの沢山の矢、うつなら打てば?ただしあなたも道連れよ。」

アノデロスは歪んだ表情で舌打ちした。

だが・・・



「発射ぁ!!!」

「!?」


アノデロスは、同士討ちを決意したのだ。

この決断には美桜も戸惑う。

だが、迫り来る矢の前に、彼女は咄嗟に行動した。



「桜花弁・防人!」


彼女が剣を構えると、辺りを無数の桜の花びらが舞い、矢を押さえつける。


だが、それだけでは勢いは納まらず、矢は花びらを弾き飛ばして、彼女めがけて飛んでくる。

勢いは数段落ちているが、それでも彼女をしにいたらせるには充分の速度と数だった。


すると今度は、彼女は咄嗟にアノデロスの懐にしゃがみこむ。

「何!」

アノデロスが声をあげたときにはもう遅かった。


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド







戦いは終わった。

Re: 小説第二部 調査隊と9の悪魔 四十二話更新 ( No.95 )
日時: 2008/06/24 23:52
名前: ゴーシュ・スエード (ID: L6Qpujhg)

どっちがかったんでしょう・・・
防人・・・歴史で出たような気が・・・

Re: 小説第二部 調査隊と9の悪魔 四十二話更新 ( No.96 )
日時: 2008/06/29 18:03
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: memccPfd)
参照: 調査隊宇宙同好会!メンバーは、珠依莉さん、一京さん、杉悠さん、ジャンプさん、イベント三人組さん、秋桜さん!

>>95 奈良時代に、九州の博多辺りを、挑戦から守っていた人々です。

この人たちは、ほとんどはただの農民。こうして防人に出なければならなかったんです。昔は。

本当は、美桜を身を挺して守った、あの紅夜の技にしたかったんですが、語呂がどうも・・・。

しかし、ここ一週間ほどで、来てくださったのは貴方とユービィさんだけですよ。有難うございます。


四十六話 停止


倒れているのは、二人だった。

二人とも、身体十に矢が刺さっており、しかも血まみれだ。

二人・・・アノデロス、紅夜の姿は確認できる。

だが、美桜が何処にもいなかった。


と、突然二人のうちの片方の背中が大きく持ち上がる。



ア ノ デ ロ ス だ っ た 。


血まみれの身体が徐々に持ち上がり、そしてうめき声と共に言った。


「重いってんのよ!」


声を発したのは、アノデロスじゃない。アノデロスの下に埋もれていた、美桜だった。

アノデロスを両手で持ち上げ、空に掲げている。

何かもう、野生人のような姿だった。


美桜は、不機嫌そうな顔で、痛みに顔を顰めながら、アノデロスをほうり投げた。

それでも、アノデロスはピクリとも動かない。振動で待った枯葉に、ただ埋もれるだけだった。

枯葉が、赤く染まっていく。


美桜は、何故ここで生きていられたのだろう。

それは、彼女が最後の一撃の時にとったある行動にあった。


『彼女は咄嗟にアノデロスの懐にしゃがみこむ』


アノデロスの最終攻撃、フリーズメテオは、最初に定めた目標に、無数の矢を放つ技。

だが、彼女がアノデロスの懐にもぐりこんだため、彼女めがけて飛ぶ矢のほとんどは、彼女のすぐ側に立っている、アノデロスに命中したのだ。

いわゆる自滅だった。


彼女は、紅夜に駆け寄り、頬を叩く。

「ホラ、あいつは死んだわよ!おきて!」


紅 夜 は 目 を 覚 ま さ な か っ た 。


顔が美桜の手におたれ、揺さぶられるだけで、瞼は全く動かない。

「ちょっと・・・まさか・・・。」


美桜は、心臓に耳を当てる。



止まっていた。

動いてない。


「うそでしょ・・・。紅夜・・・。」

美桜の目から、涙があふれ出る。その涙が、頬流れ、顎から滴り、紅夜の顔を濡らす。

でも、彼の目は開かない。


「紅夜・・・紅夜・・・」

美桜が連呼しても、紅夜は返事もしなかった。


「紅夜ーーーーーーー!!!」


彼女の声は、密林中にこだました。

白い鳥が、美桜の真上の止まり木から、一斉に去っていった。


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