ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 小説第二部 災厄の歌
- 日時: 2009/08/14 15:32
- 名前: 鏡 (ID: CSxMVp1E)
ま、楽しんでってください。
目次とかも張らないですがお許しください。
ココに、さまざまな文字入れると、皆さんも序盤から読む気なくしてしまうと思ってやめました。
これは続編です。URLの奴は一部作です。こっちを先に見てもらいたいです。
>>41 イメージソング
というわけで、始めてこの小説を見る方は、上の小説から見ることをお勧めします。
題名ちょくちょく変わるんで、ヨロですw
この小説は、http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=11995で更新を続けています。
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- Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.202 )
- 日時: 2009/02/07 23:46
- 名前: 暁黒龍脚 (ID: FCLyGM6a)
ザリぃ・・・
可哀想;;
- Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.203 )
- 日時: 2009/02/08 22:10
- 名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: 51mnxWm4)
>>202 ミンチゴドンも酷いやつですよネエw(笑い事じゃない)
七十六話 刺客
甲虫は、砂塵に包まれ、ゆっくりと姿を消した。
残ったのは、ミンチゴドンとザリ。
「勝った・・・。」
ジョンは、立ち上がって呟いた。
そして、はっとしてジョンはザリに駆け寄る。
抱き起こしてザリの静止を確認するが、ザリの身体は、もう動かなかった。
「やっぱり・・・駄目だった・・・。」
ジョンは悔しさに顔をゆがめる。
ザリのおかげで、ここにいる皆の命が救われたのは事実だ。
が、やはりこみ上げてくる感情は、哀しみと、後悔。
だが涙は流さなかった。ザリは、満足げに笑っていた。
自分のやり遂げたことを誇らしげに自慢するように、微笑していた。まだ生きているみたいに。
そんなザリに、泣き顔を見せるのは失礼に思えたし、自分自身見せたくなかった。
甲虫の羽音もなく、静寂に包まれた密林。
その中でジョンは、ザリに追悼の意を表すように、そっとザリの身体を地面に横たえた。
風の音が微かにするだけの世界。
だが、この静寂は、あまりにも短い時間で破られた。
「おめでとうございまーす」
無機質な声と共に、上空から何かが落ちてきた。
砂埃を上げてそれは、ジョンの前に着地する。
白いコートを着た、仮面の男。
もう両者は、一度対峙している。
手に大きな矛。三股に別れた先端が、金色に輝いている。
「貴様・・・さっきの!」
ジョンが睨みつけたその先には、仮面の男・・・カオブディッツ。
先ほどのことは忘れもしない。
この男の刺客によって、自分たちの長は・・・。
「糞がァ!!」
ジョンは憎しみのあまり、即座にカオブディッツを自らの槍で突き刺した。
だが、その鏃の先に、カオブディッツは居ない。
鏃だけが、虚しく空を切った。
「アーーー・・・ゴドンさんしんでるね。」
突然した声に振り返ると、カオブディッツはいつの間にか自分の背後のミンチゴドンの死体を調べていた。
顔を何度か叩いて、適当に言い放つカオブディッツ。
自らを馬鹿にされたようで、ジョンは憤慨する。
「舐めるなよ!お前なんかに・・・。」
ジョンがいい終わる前に、カオブディッツはその場から姿を消した。
- Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.204 )
- 日時: 2009/02/21 10:27
- 名前: ピクミン (ID: R3DK0PgD)
来れるようになりました!
- Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.205 )
- 日時: 2009/02/22 01:31
- 名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: UUbzo1gV)
七十七話 旧知
「どこに!?」
ジョンが辺りを見回すと、カオブディッツは、数歩後ろに姿を現す。
「動体視力、追いついてなぁーいw」
カオブディッツの挑発に後ろを振り返るが、そこにもうカオブディッツの姿はない。
「喧嘩っ早いねぇ。」
その声は、上からだった。
ジョンが上を向くと、木の上にカオブディッツは座っている。
カオブディッツは嫌な笑みを浮かべていた。
ゴォォォ!
ずバッ!
その瞬間に、何かが空を切り、カオブディッツ目指して一直線に飛んだ。
カオブディッツは身体をそらしたが、その勢いで、頬が数センチ切れる。
それは、マソの飛ばした槍だった。
「今投げたのは、ミンチゴドンを貫いたザリの槍だ。次は俺の槍で、お前の脳天を突き刺す。」
マソは槍を投げた姿勢を崩さず、そのままカオブディッツを睨んでいた。
「ジョン、コイツは俺が倒す。」
マソは静かに呟く。
その目には、殺気がこもっている。
「いや、マソ。コイツは俺の獲物なんだ。悪いがこいつへの憎しみはどうしようも出来そうにない。」
いや、目に殺気がこもっているのは、ジョンも同じだった。
瞳孔が開いている。
「なら、二人でともに倒してやれ!」
突然声がする。
二人はその声に、振り向いた。
懐かしい声。
その声は、二人の旧知のカパル・・・いや、大将のものだった。
- Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.206 )
- 日時: 2009/02/24 16:51
- 名前: 炎剣 ◆6nAROh0HX2 (ID: xs5T8t9X)
大将がきた!?
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