ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 小説第二部 災厄の歌
- 日時: 2009/08/14 15:32
- 名前: 鏡 (ID: CSxMVp1E)
ま、楽しんでってください。
目次とかも張らないですがお許しください。
ココに、さまざまな文字入れると、皆さんも序盤から読む気なくしてしまうと思ってやめました。
これは続編です。URLの奴は一部作です。こっちを先に見てもらいたいです。
>>41 イメージソング
というわけで、始めてこの小説を見る方は、上の小説から見ることをお勧めします。
題名ちょくちょく変わるんで、ヨロですw
この小説は、http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=11995で更新を続けています。
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- Re: 小説「第一次宇宙大戦」 ( No.57 )
- 日時: 2008/05/02 22:22
- 名前: ユービィ (ID: uPcLZd7c)
た、確かに・・・w
- Re: 小説「第一次宇宙大戦」 ( No.58 )
- 日時: 2008/05/02 23:07
- 名前: ジャンプ (ID: S05OFeOF)
・・・ですねww
- Re: 小説「第一次宇宙大戦」 ( No.59 )
- 日時: 2008/05/04 22:16
- 名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: oompVg8u)
- 参照: 調査隊宇宙同好会!メンバーは、珠依莉さん、一京さん、杉悠さん、ジャンプさん、イベント三人組さん、秋桜さん!
第三十三話 改造
氷介たちは、驚愕した。
混沌に住む者をあらかた倒し終えた後に現れた、ある人物にだ。
その人物は、足に義足をはめている。
動くたびに、その義足がガチャガチャと金属音を奏でた。
顔には、仮面。9・デファーガである。
服は、勿論一面しろい服・・・ではない。
所々、赤く染まっていた。
白き服を染めるその赤いもの・・・間違いなく鮮血だった。
そして、手に持っているのは、弓矢・・・。
もう分かっただろう、この男の正体・・・
「・・アノデロス!?」
調査隊は、驚きのあまり一歩足を引く。
その様子を見て、アノデロスは仮面をとる。
顔には、生々しい傷がいくつもあり、目には人口の眼球が埋め込まれていた。
そして、その不気味な顔から、さらに不気味な笑みが漏れた。
「ご名答。」
アノデロスはその不気味な笑みを絶やさずに、指を鳴らす。
突然、アノデロスの周りに氷の柱がいくつも飛び出す。
そして、その中から混沌にすむものが飛び出した。
奴等は体をくねらせながら、不規則な動きで調査隊に襲い掛かる。
「ぬ・・・やってやる!」
調査隊も武器を取り出し、応戦する。
その様子を、アノデロスは腕を組みながら傍観していた。
しかし、なぜミンチゴドンに殺されたはずの彼が生きているのか。
話は、半年以上前にさかのぼる。
アノデロスにミンチゴドンがヌンチャクを振り下ろした、あの瞬間に。
━━━━━━━━
ドゴッ!
鈍い音に、アノデロスは目を瞑る。
だが、実際にヌンチャクが落ちたのは、アノデロスではなく、土の上だった。
地面は、大きくへこんでいる。
アノデロスは、死の窮地から逃れたことを喜ぶ前に、目をぱちくりさせている。
「な・・・んで?」
ミンチゴドンはアノデロスに背を向ける。
「なんてね。そんな命令受けてないっす。今はメンバーが不足していて、少しでも戦力を維持したい状態っす。ホラ、治療してやるっすよ。」
そういって、ミンチゴドンは指を鳴らした。
その音が、遠くまで響き渡る。
すると、突然地面が盛り上がり、ミンチゴドンとアノデロスを包み込んだ。
そして、次の瞬間には、二人は9・デファーガの医療室に立っていた。
「助かった・・・」
アノデロスの顔は、安堵に満ちていた。
━━━━━━━━
混沌に住む者を全て倒しきった調査隊だが、つかれきっていた。
その言葉をきいて、アノデロスは笑う。
「面白いったらありゃしない。俺はおまえらが疲れ切るまで、ずっと観察していたんだぜ。」
「な・・・馬鹿な!そんなに始終観察していたんなら、俺たちだって気付く筈・・・。」
そこまでいい、氷介は黙りこんでしまった。
自分でも解った。自分達は天野を探すのに必死になり、注意力が散漫していたことを。
「バカなやつらだ。俺だっているぜぃ。」
突然、誰かが言った。
アノデロスの声ではない。
だが、その声に実は聞き覚えがあった。
「この声って・・・ドルトラ!?」
美桜が驚くように声を張り上げるのと同時に、地面から何本もの棘が生えてくる。
そして、その棘同士は人一人は入れるくらいの、つぼみのような形に繋がった。
そして、次の瞬間に、棘がはじけ飛ぶ。
中からでてきたのは・・・
やはりドルトラだった。
「何・・・馬鹿な!?おまえはもう死んだはず!」
氷介が大声で言うと、紅夜も続いた。
「そうですよ、貴方は私が心臓を一突きに・・・」
「それでその後、俺が死んだのをちゃんと確認したか?」
ドルトラはにたにた笑いながら言う。
その笑いが何を意味しているのか、紅夜には分かった。
「まだ・・・死んでなかったんですか?」
「アア、そうだ。だが辛かったぜ。出血と痛みで意識は朦朧とする。俺は自分の棘で自分の傷口を縫い、出血だけは止めて何とか船へとテレポーテーションした。」
「テレポーテーションって、今あらわれたときにつかったやつか?」
「アア、そうだ。ダン、おまえなかなか頭いいな。腕は俺よりも随分劣っているが。」
「く・・・このやろ!」
ダンが、短剣を持ってドルトラに殴りかかろうとするのを氷介がとめた。
「それから、痛みをこらえてすぐに付きにある町の医療施設へ。無事一命を取り留めたわけよ。」
話を終えると、ドルトラは鞭を取り出す。
「おい、ドルトラ。こいつらは俺がしとめる。復讐の邪魔をするな。」
「アア、悪い悪い。だが、一人ぐらいもらってもかまわないだろう?」
ドルトラは笑いながら仮面をはずす。
「・・・アア、まあいいだろう。だが、もらってくんだからちゃんと倒せよ。てめえは弱いんだぞ。」
「いいや、弱くてもこいつらに勝つ自身はある。前回は氷介が『黒狼』になったせいで、一番弱い『死の太陽神(デス・ラー)』しか技を使えなかったんだ。」
「ほう・・・そうか。俺もなんだよな。『サンドルス』しか使えなかった。じゃあ、お互い本気でいくとするか。」
「その言葉、俺の再加入を認めてくれたか?9・デファーガへの」
「まあ、いないよりゃましだ。」
二人はお互いに笑うと、調査隊に襲い掛かった。
- Re: 小説「第一次宇宙大戦」 ( No.60 )
- 日時: 2008/05/07 22:42
- 名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: m1/rt.pA)
- 参照: 調査隊宇宙同好会!メンバーは、珠依莉さん、一京さん、杉悠さん、ジャンプさん、イベント三人組さん、秋桜さん!
第三十四話 本領
「ちきしょ・・・、迎え撃て!俺はダンとドルトラを狙う!美桜と紅夜はアノデロスを!」
氷介が声を張り上げる。
そして同時に、剣を振り上げた。
ジャングルの木々を通り抜けて降り注ぐ太陽が剣をきらめかせる。
『おおーーー!』
ときの声をあげると、調査隊は応戦した。
ガギィィィン!
アノデロスが放った矢を、美桜が跳ね返す。
「もう一撃・・・」
ビュン!!
もう一発矢が飛んでくるが、それを立て続けに美桜は避ける。
「ふう・・・気を抜いたら死ぬわね・・・。」
そうぼやきながら体勢を立て直しアノデロスに、桃色にきらめく『紅桜』を振り下ろす。
咄嗟に身をかがめたアノデロスは、物凄いスピードで攻撃に移った。
美桜の真下に回り込む。
美桜はけんを振り下ろした分、勢いあまって回避に移るのにはとても間に合わない状態だ。
「貰った・・・。」
そう呟くとアノデロスは矢を取り出し、弓を使わずにそのまま突き刺そうとする。
「・・・!!」
美桜は思わず目をつむる。
ズバッ!
「チッ!!」
その舌打ちは、アノデロスのものだった。
美桜の悲鳴は無い。
美桜はそっと目を開ける。
自分とアノデロスの間には、一本の長い太刀がある。
その太刀の元をたどるように右側に目を向けると紅夜が立っていた。
「ふう・・・危ない危ない。僕もいますよ・・・クク」
彼の戦闘シーンがあまりにも少ないので覚えている読者も少ないであろうが(笑)、彼は戦闘になると性格が豹変してしまう。
紅夜は不気味に笑いながらそう呟いた後、その剣をずらし、アノデロスに向ける。
「二対一とは・・・。」
アノデロスは呟くとその場を飛び跳ねて後ろに下がった。
そして、着地を待たずして弓矢を構える。
「ブリザド・サウザンド」
アノデロスの矢が光る。
そして、一発の矢が放たれる。
紅夜を狙っていた。
「はは、こんな矢・・・」
紅夜は転がり、矢を回避する。
矢のスピードは、先程美桜が避けたものよりも上がっているが、かわせないものではなかった。
前回使っていた、あの「サンドルス」という技の矢のスピードと変わらない。
再び立ち上がって紅夜は太刀を構えた。
が、先程までいた場所に、アノデロスの姿は無い。
どこに行ったものかと辺りをうかがう。
が、見えるのは一面の樹木と、隣でドルトラと戦っている氷介たちだけだ。
聞こえるのは、虫や鳥の鳴き声と、隣で戦っている三人の・・・
新たな音が聞こえた。
後ろのほうで、空を切るような音が。
それと同時に、美桜の声も耳に入ってくる。
「紅夜!!うしろー———!!」
そういって、美桜が走ってくるのを見て、紅夜は物凄い危機感を覚えた。
後ろを咄嗟に振り向く。
メシメ・・・シメリ・・・リ・・・・・・!
その音は、紅夜の背に矢が深くめり込んだ音だった。
ビチャ!・・・ポタポタ・・・
紅夜が血をはく音、そして、残った血が滴る音。
「がふぅ・・・そ・・・・そうきましたか。」
紅夜はその不気味な笑みを絶やさぬまま言う。
「しぶとい・・・」
アノデロスも薄笑いをしながら言った。
- Re: 小説「第一次宇宙大戦」 ( No.61 )
- 日時: 2008/05/11 20:07
- 名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: x/ARx04T)
- 参照: 調査隊宇宙同好会!メンバーは、珠依莉さん、一京さん、杉悠さん、ジャンプさん、イベント三人組さん、秋桜さん!
誰も来ないな、おい。
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