ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 小説第二部 災厄の歌
- 日時: 2009/08/14 15:32
- 名前: 鏡 (ID: CSxMVp1E)
ま、楽しんでってください。
目次とかも張らないですがお許しください。
ココに、さまざまな文字入れると、皆さんも序盤から読む気なくしてしまうと思ってやめました。
これは続編です。URLの奴は一部作です。こっちを先に見てもらいたいです。
>>41 イメージソング
というわけで、始めてこの小説を見る方は、上の小説から見ることをお勧めします。
題名ちょくちょく変わるんで、ヨロですw
この小説は、http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=11995で更新を続けています。
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- Re: 小説第二部 調査隊と9の悪魔 四十話更新 ( No.82 )
- 日時: 2008/06/01 08:00
- 名前: ゴーシュ・スエード (ID: L6Qpujhg)
あぁ紅夜が・・・
ドルトラの姿もブリ○チのグリム・ジョ○見たいかと
おもってたけど違った・・・
- Re: 小説第二部 調査隊と9の悪魔 四十話更新 ( No.83 )
- 日時: 2008/06/03 16:53
- 名前: 炎剣 ◆6nAROh0HX2 (ID: zla7iYi5)
こんちはー!
最近来てなくてすんません!色々と忙しかったもので・・・
紅夜大ピンチ!?一体どうなるんでしょうか!?
- Re: 小説第二部 調査隊と9の悪魔 四十話更新 ( No.84 )
- 日時: 2008/06/03 19:34
- 名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: oompVg8u)
- 参照: 調査隊宇宙同好会!メンバーは、珠依莉さん、一京さん、杉悠さん、ジャンプさん、イベント三人組さん、秋桜さん!
>>82 グリムジョーかー。ドルトラはどちらかというと、ハリポタのスネイプみたいな外見ですよ。
>>83 どうなるんでしょう?にしても、久しぶりww
第四十二話 気力
「これでもう何も出来まい。」
アノデロスは無機質な声でそういうと、美桜のほうに歩いていく。
「紅夜!しっかりしなさいよ!」
美桜の声も、紅夜に届いているのかは解らない。
ココで・・・朽ちていく僕ではないですよ。
紅夜がそう考えていた事だけは確かだった。
自分が、こんなに役立たない存在で終わりたくは無い。
その一心だったのだろう。
紅夜は、刀を力の入らない紅い手でしっかり握る。
そして、思いっきりアノデロスに向かって何度もきりつけた。
空を切る音と、紅いものが舞った。
「グギャアアア!貴様、まだ生きて・・・ギャアアア!」
アノデロスが絶叫する。
そして、地面に膝をついた。
「馬鹿な・・・右肩とともに肺を貫き、その出血による体力と精神力の低下は凄まじいはず・・・。」
アノデロスは、開いた瞳孔で貫かんとばかりに紅夜を睨みつけた。
紅夜も、刀を手から離す。
ガサッ、と音がして、地の中に一本の太刀が堕ちた。
「おあいにくですが、貴方に一太刀も浴びせられぬのでは、調査隊失格ですよ。」
「貴様・・・!」
アノデロスを見ずに、紅夜は空を向いた。
木々で覆い隠されていて、空は見えない。
藪からふと出てきた蛇が一匹。
その蛇は、地面をゆっくり這って紅夜から離れていった。
- Re: 小説第二部 調査隊と9の悪魔 四十二話更新 ( No.85 )
- 日時: 2008/06/07 15:39
- 名前: 炎剣 ◆6nAROh0HX2 (ID: zla7iYi5)
紅夜すご・・・そして強!
最後の蛇が謎・・・(私が馬鹿のため)
- Re: 小説第二部 調査隊と9の悪魔 四十二話更新 ( No.86 )
- 日時: 2008/07/13 11:48
- 名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: .YzEMtko)
- 参照: 調査隊宇宙同好会!メンバーは、珠依莉さん、一京さん、杉悠さん、ジャンプさん、イベント三人組さん、秋桜さん!
蛇は、情景描写のために使われる、一般的な表現です。
蛇、特に白蛇は再生の象徴とされているのですが、その蛇が紅夜から離れていく。
コレはつまり、紅夜から「生」が離れていくということを、より強く表現しているんです。
なんとなく、感じたでしょう?
しかし、この数日返信一人とは・・・。
四十三話 激怒
「ふざけるな!こんな失態を私に下して・・・のうのうとしてぶっ倒れやがって・・・。」
アノデロスはこぶしを握りながら、怒りをあらわにする。
紅夜は、そんな彼をあざ笑うように、安らかな表情をしていた。
「ちっ・・・。まあいい。落ち着くんだ。」
そう自分に言い聞かせると、アノデロスは弓矢を空に掲げた。
「コレも、油断をした私への罰だろう。決めた。『三次物質形成細胞』を壊す。」
すると、アノデロスはおかしな呪文を唱えだす。
次の瞬間、弓矢を黒いもやが取り巻く。
アノデロスは、呪文をとめることなく、矢を一発空に放った。
空を大きな闇が渦巻いて、あたりの木々をなぎ倒した。
空に、黒い雲が立ち込める。
次の瞬間には氷でできた、蠍が姿を現した。
しかし、大きさは普通の蠍の百倍はある。間接が立てる音は、もはや轟音だ。
黒く鋭い目でにらみつけ、尾から毒液をにじませながら、蠍は奇声を上げた。
「な・・・何よこれ。でっかいサソリ?」
美桜が空を見上げていると、アノデロスは言った。
「われわれの使う武器は、混沌の宝石で作られている。そして、混沌の宝石には、特殊な細胞が含まれているのだ。コレを三次物質形成細胞という。この細胞に含まれる核には、遺伝子ではなく物質を形成する原料が含まれいている。コレを物質形成体といい、こいつは、普段は無機質を保っているのだが、手に取ったものが持つ、『属性』に反応して、そのままその混沌の宝石の属性となる。さらに、所持者が寄り大きな念を宝石に流し込むことで、核、そして細胞壁が破壊され、物質形成体が外気に漏れ出す。これらは外気に比べ軽く、空に舞い上がるのだが、この物質は同じ物質同士で結合し、質量を増す。そして最終的に物質としての個体を持つことになるのだ。そして、その物質としての形は、コレもまた所有者の持つ『獣』の属性をかたどることになる。見てもらったように、俺なら蠍だ。こうして形成された、属性を持った結合体である物質は、その所有者の属性と獣の組み合わせ、そして元となる混沌の宝石の加工の方法、質量・結合量、形によって異なる、一つの行動をする。普通は富んだり、羽ばたいたりなんて第三者には関係のない行動だ。だがな・・・」
長い説明を途中でとめると、アノデロスの弓矢が光って、黒いもやを弾き飛ばす。
現れたのは、先ほどと形の違う弓矢だった。
弓の中心部には混沌の宝石であろう物が組み込まれ、端は両端とも三つに分かれ、カールしている。
矢は、ミノムシのミノみたいな形になり、一つ一つの突起が、とても鋭くとがっていた。
先端も、さっきより洗練されている。
「形が変わったわね・・・。」
「そうだ。コレこそ我が9・デファーガ一の頭脳を持った科学者、「NO2ズディラ」が生み出した最高水準の技術。混沌の宝石に、所有者が念を入れることで物質形成体が流出することはさっき説明したが、やつは混沌の宝石に更なる加工を加えて、物質形成体流出寸前に三次物質形成細胞の移動を促して、変形させるというメカニズムを開発した。所有者の使う武器が最も良好な効果を発動する武器の形にな。俺の武器の場合はコイツだ。俺の弓矢、『スコーピオン・アロー』の威力を最大限に生かした攻撃さ。食らうがいい!」
そういい終わったアノデロスは、蠍に命じるかのように叫ぶ。
「フリーズ・メテオ!!!!」
その瞬間、あの大きな蠍は、一気に数え切れない量に分散していた。
そして、それぞれが尾から氷でできた矢を、次々と美桜に向けてはなった。
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