ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 小説第二部 災厄の歌
- 日時: 2009/08/14 15:32
- 名前: 鏡 (ID: CSxMVp1E)
ま、楽しんでってください。
目次とかも張らないですがお許しください。
ココに、さまざまな文字入れると、皆さんも序盤から読む気なくしてしまうと思ってやめました。
これは続編です。URLの奴は一部作です。こっちを先に見てもらいたいです。
>>41 イメージソング
というわけで、始めてこの小説を見る方は、上の小説から見ることをお勧めします。
題名ちょくちょく変わるんで、ヨロですw
この小説は、http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=11995で更新を続けています。
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- Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.142 )
- 日時: 2008/08/21 21:00
- 名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: m1/rt.pA)
こんにちは。
本当に久しぶりです。
なんか色々予定があって一ヶ月ぶりとなってしまいました。
五十四話 始末
「紅夜!」
美桜の声にも、紅夜は何の反応もしめさず、ただ顔を項垂れていた。
美桜は、仲間の死に実感が湧かないまま、呆然と座っていた。
紅夜と同じように、生気の抜けた人形のように・・・
あれ?
美桜はふと思う。
心 臓 っ て ど っ ち に あ る ん だ っ け ?
右・・・そう、右だよね。
でも動いていない。
右の胸に耳を当てても、何の音もない。
「紅夜・・・」
美桜は、自分の間違った知識のせいで、悲しみに打ちひしがれた。
ダンはナイフを腰にしまった。
ドルトラは、もう動かない。
そんなドルトラの死体にダンは近づいた。
そして、おもむろにドルトラの鞭を奪い取る。
「ウン、いい鞭だ。コレは決してパクッたんじゃないぞ。モンスターハンターで言う剥ぎ取りだ。」
彼は一人で納得し、鞭を持って先へ進もうとした。
と、ダンはドルトラの懐から出ている、手帳に気がつく。
皮製だ。
「コレも、剥ぎ取りだ。」
ドルトラはそういって手帳を引っ張り出して、その場を後にした。
- Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.143 )
- 日時: 2008/08/22 04:11
- 名前: ユービィ (ID: uPcLZd7c)
ようやく復活しましたね!
そういえば、心臓が左にあるってのは単なる勘違いなのはご存じですよね?
本当は真ん中にあります(左がやや出っ張ってるだけ)
っていうか、ダン。 そういうとパクッたように思えるよw
- Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.144 )
- 日時: 2008/08/22 10:51
- 名前: ゴーシュ・スエード (ID: L6Qpujhg)
久しぶりです^^」」
美桜ドンマイ!!
ダン・・・人間に剥ぎ取りww
- Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.145 )
- 日時: 2008/08/24 12:34
- 名前: 莉澄 (ID: ohiIgZdM)
こんwww
久々のコメです。
ゴメンなさい
頑張って下さい
- Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.146 )
- 日時: 2008/08/26 23:29
- 名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: 9wHf9u2B)
- 参照: http://oideyo.cc/bbs_talk/show.php?kiji_id=68920
>>143 はい。ただ、ユービィさんのいうとおりやや左側に出っ張っているので、左胸に耳を当てれば聞こえるんですよね。ただ、美桜は・・・
>>144 ヘイ!本当に久しぶりです。ダンはあれですから・・・
>>145 いえいえ。だいじょうぶです^^
五十五話 経緯
「氷介殿!もう助かる道は進撃の他に無し!早くやつらの基地に攻め入るのじゃ!」
先住民達は殺気立っていた。
それを聞き、氷介も頷いて高野に言う。
「そうだ。お前早く攻め入って敵の本丸落としたほうがいいって。」
しかし、高野は首を横にしか振らない。
目も口も堅く閉じている。
氷介は諦めたように言葉を出すのをやめた。
「じゃあ・・・せめて、何で今責めちゃいけないのかを説明してくれないか?」
氷介がそう聞くと高野は首を縦に振った。
氷介は、少しホッとしたように表情を緩めた。
「まず・・・私達が今にいたるまでどうすごしていたかを教えなければ・・・。」
そして、少しずつ高野は今までのことを話しだした。
━━━━━━━
私達は、敵の基地に少しずつ近づいて、ついに内部に侵入することに成功しました。
緊張で高鳴る心音を抑えながら、通路を進んでいく。
しかし、そこで敵軍・・・つまり混沌に住む者に見つかった。
そして、すぐさま仲間を呼び寄せ、集団で私達を包囲しました。
勿論、私達も応戦しました。
敵の体がかさなって崩れる音、耳に今でも残ってます。
奴等には応戦できたんですが、途中からなんとミンチゴドンとカオブディッツまでもが現れて戦いを挑んできて・・・
流石に勝ち目はなく、とらわれてしまったんです。
それから、皆別々の独房に入れられて、今日まで監禁させられてきました。
ただ、今日敵の看視がミスを犯しました。
私の入っている牢の鍵を閉め忘れていったんです。
私は敵に見張られていない隙をうかがって、脱出。
それで今に至ってるんです。
━━━━━━
話し終えると、高野はふぅっと息をつく。
氷介はしばらく黙っていたが、やがて口を開いて疑問を投げかけた。
「でも、それと今攻め込めないのに何の関係がある!?」
高野は、もう一度息を吐くと、眼を開いて氷介を見ていった。
「聞いたんです。脱走中に、敵がこういっていたのを。」
沈黙が虚しい。
その虚しさを振り払って、氷介が尋ねる。
「敵は・・・なんて?」
「今から三時間で、船を発射する、と。」
「!?」
氷介は、思わずたじろぐ。
まさか・・・。
「それが二時間前の出来事。つまりあと一時間で船は・・・発射します。私達が侵入している最中に発射されたら・・・私達は敵陣の中で孤立してしまう。」
・・・
再び沈黙が流れ、そして氷介は拳を握り締めた。
バチッ!!
高野は飛んでいた。
氷介の拳を頬に食らい、空を。
どッ!
高野は地面に落ちて、頬をさする。
そんな高野を、氷介が睨んだ。
「あの船には天野や南もいるの忘れたのか!?大体、孤立しようがなんだ!全部ブッ飛ばせば良い!俺はここまでな、ダンを見捨ててきたんだよ!それが自分が孤立するからだぁ!?ふざけんのも大概にしろ!俺等は玉砕覚悟で戦ってんだろ!」
高野は、頬をさするのをやめない。
そして、さすりながら言う。
「熱血漢は黙っていてくださいよ。」
ブサッ
氷介は高野を氷水で刺していた。
地が氷水の淡い青色を、紅く染めた。
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