ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 小説第二部 災厄の歌
- 日時: 2009/08/14 15:32
- 名前: 鏡 (ID: CSxMVp1E)
ま、楽しんでってください。
目次とかも張らないですがお許しください。
ココに、さまざまな文字入れると、皆さんも序盤から読む気なくしてしまうと思ってやめました。
これは続編です。URLの奴は一部作です。こっちを先に見てもらいたいです。
>>41 イメージソング
というわけで、始めてこの小説を見る方は、上の小説から見ることをお勧めします。
題名ちょくちょく変わるんで、ヨロですw
この小説は、http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=11995で更新を続けています。
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- Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.177 )
- 日時: 2008/11/30 21:32
- 名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: m1/rt.pA)
>>176 皆更新する前に展開をズバズバあてちゃうww
六十六話 犠牲
大将はどんどん走ってその場から離れていこうとする。
皆は声も出なかった。
今まで信頼していた大将が・・・。
そのときだった。
混沌に住む者が、一気に標的を大将に変え、襲い掛かったのだ。
対象は、後ろから混沌に住む者のとび蹴りをくらい、
地面を転がった。
別の混沌に住む者の、槍での攻撃を、自身の槍で何とか防ぎ、大将はみなに告げた。
「早く逃げろ!俺はすぐに追いつく!」
そういった大将に、幾匹もの混沌に住む者が圧し掛かり、大将の姿は見えなくなった。
「大将!」
村人の一人が走ってゆこうとしたが、もう一人の村人がそれを制止した。
「ザリ、止めろ。皆、先へ進むんだ。」
「でもジョン・・・大将が・・・。」
「ザリ、彼はこの最悪の状況から、自分の命を擲って我々の退路を作ってくれたんだ。無駄にするな。」
ジョンは、大将の行動を、信じていた。
ジョンは、この原住民達のNo2だった。
そして、大将の知己でもあった。
ザリも、他の原住民達も、今、一番辛いのは親友であるジョンだということは、充分理解していた。
ザリは、唇を噛んだ。
「わかった、行こう。敵が回ってくる。」
ジョン達は、再び9・デファーガの宇宙船「デビルゾア」に向けて走り出した。
もう、止まる気は無かった。
- Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.178 )
- 日時: 2008/11/30 22:25
- 名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: m1/rt.pA)
気が向いたのでもう一話。
六十七話 士気
9・デファーガ宇宙船「デビルゾア」
現在の所は、彼らの本拠地ということになる。
その迷宮のように広い艦内の、とある一室で、二人の男がソファに腰掛けてくつろいでいた。
二人のソファの間には、座った二人の丁度手の高さの、チェス版。
一人は、カオブディッツだった。
「氷介は今どうなってるんだ?」
もう一人の男が尋ねた。
カオブディッツはいつものように笑いながら、自軍のルークに手をやる。
「ミンチゴドンと戦闘中。でも、この調子だったら数分で氷介は負けるよ。何せ、今の氷介には、怒るきっかけがない。」
カオブディッツが、ルークで敵軍のナイトを弾いた。
「チェック」
もう一人の男は、深く息を漏らす。
「調子に乗れば、思わぬしっぺ返しを食らう。」
男は、カオブディッツのルークを、ビショップで弾き返す。
「どうかな、それならさらにもう一押しすればいいんじゃないの?」
カオブディッツは、まだ顔に笑みを残しながら、ビショップの後ろに、クイーンを寄せた。
「チェック♪」
男は、何も言わずにキングをどかした。
「へへっ。ビショップ撃破♪」
笑いながら言うカオブディッツを尻目に、男は頬杖をして、何かを考えているようだった。
やがて、男はおもむろに手を動かした。が、その手はチェス版へと動かず、頭をかいただけだった。
「欲を出せば死ぬ。向こうも、こちらとて、また同じ。私もあの方も、ミンチゴドンに突撃の令は出していない。」
「まあ、あれで氷介が死ねば、それはそれでいいんじゃないの?」
「よくない。」
男はキッパリといった。
「私の計画から氷介が離脱してしまうと、今までの我々の行動が意味を成さぬものになりうる。」
カオブディッツが、思いついたように言った。
「ああ、混沌の宝石!」
男は何も言わずに、カオブディッツを見ている。
「・・・あんまりじろじろ見ないで欲しいなぁ。後、早くしてくれない?君の番なんだけど。」
男は、ようやく口を開いた。
「焦りもまた、時を求める意欲也。」
男は自分のクイーンで、カオブディッツのポーンを弾いて、キングの前に置いた。
「チェックメイト」
「ッて、エエ!?」
カオブディッツは困惑した表情で、チェス版を再び見つめる。
そんな彼とは対照的に、男は何も言わずにソファを立ち上がった。
「孤立ポーンと同じ。孤立した、仲間意識の散漫な雑魚は、のたれじぬ。だが今・・・。」
男は、部屋の窓を開けた。
外には、この星の樹海の景色が延々と広がっている。
「大将の捨て身により、原住民全員の意識が統率された。これより彼らは、この戦艦に攻め入ってくる。
・・・面白いじゃないか。彼らの星奪還と「45分後」の我々のこの星からの離脱。どちらが早いか・・・。」
「競争だな。だが、俺は邪魔なものは全部殺すたちだけど、それでもいいだろう、なぁ・・・。」
カオブディッツは、先ほどとは全く違う口調、声色で話し出す。
「9・デファーガNO2、兼参謀長のアンタ・・・ズディラも、そういう主義のはずだ。」
男・・・ズディラは少し微笑んでにわかに頷いた。
「ああ、正直、早く血が見たいんだよ・・・。」
- Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.179 )
- 日時: 2008/12/05 00:24
- 名前: 暁黒龍脚 (ID: q6B8cvef)
- 参照: 元ゴ〜シュww
大将ナイスww
おぉ〜NO,2登場ですか^^;;
口調と性格はにあわんなぁww
- Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.180 )
- 日時: 2008/12/05 18:17
- 名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: 51mnxWm4)
>>179 にあわんすかww
六十八話 合流
ぎん!ぎん!ぎん!がん!
金属音が森に響く。
俺とミンチ・ゴドンはまだ戦っていた。
俺の斬撃と冷気をミンチゴドンはバックジャンプを駆使してかわす。
どっ!
「!?」
ミンチゴドンが、後ろに木があるのに気付かず、バックジャンプをしたため、背を思い切り樹に打ちつける。
不慮の出来事に、ミンチゴドンは困惑の表情。
俺はそれを見逃さない。
「氷塊・隕石(アイスロック・メテオ)!」
ずどドド!!
氷介が剣を突き出すと同時に、氷の塊が猛スピードでミンチゴドンに放たれた。
「チッ」
ミンチゴドンは舌打ちして、ヌンチャクでそれを受け止める。
ガギィィン!
一瞬の沈黙の後、サッカーボール大のその氷塊を、ミンチゴドンははじき返す。
そこに追い討ちをかける様に、氷介は斬りかかった。
ズバッ!
ミンチゴドンの後ろの木が、崩れるように倒れる。
だが、ミンチゴドンの姿はない。
「ミンチ・クラシック!」
上からの声に氷介は上を見る。
ミンチゴドンがまさにヌンチャクを振り下ろそうとしていた。
氷介は飛んで逃げた。
「オルァ!」
ドゴッ!!
大きな音と共に、振動が辺りを駆け抜ける。
氷介は、その振動で、着地時にバランスを崩して倒れた。
「!?」
氷介は何とかおきあがる。だが・・・
「おそいっす!」
ミンチゴドンは、氷介に駆け寄り、再び押し倒した。
仰向けの氷介に、ミンチゴドンはヌンチャクを向ける。
「詰んだっす。」
ミンチゴドンは静かに言った。
- Re: 漆黒∞支配 †悪魔奏でし狂想曲† ( No.181 )
- 日時: 2008/12/05 23:56
- 名前: 暁黒龍脚 (ID: q6B8cvef)
すいません><
氷介の・・・負け?・・・
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