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小説第二部 災厄の歌
日時: 2009/08/14 15:32
名前: 鏡 (ID: CSxMVp1E)

ま、楽しんでってください。

目次とかも張らないですがお許しください。

ココに、さまざまな文字入れると、皆さんも序盤から読む気なくしてしまうと思ってやめました。

これは続編です。URLの奴は一部作です。こっちを先に見てもらいたいです。



>>41 イメージソング


というわけで、始めてこの小説を見る方は、上の小説から見ることをお勧めします。

題名ちょくちょく変わるんで、ヨロですw


この小説は、http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=11995で更新を続けています

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Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.252 )
日時: 2009/07/31 20:55
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: .YzEMtko)

百十九話   乱闘



「参ったなー」

ダンはそう呟いて頭をかいた。

金髪が、サラサラと乱れる。

「仕方あるまい。」

天野は構えの体勢をとった。


ヴォン!


混沌にすむものの標準タイプ一体が、天野に飛び掛る。

だが、天野はその拳を難なく交わし、右手を掴んだ。

勢いあまって前につんのめる混沌に住む者を、天野は勢いよく地面に叩きつけた。


「はぁァァ!!」


ドガァァァン!

轟音を立てて、漆黒の地面へとめり込んだ混沌にすむものは、跡形もなく消えた。

天野は、呼吸も乱れていない。

手をパンパンッと払ったその顔に色一つ変わっていない。

「こんな感じでやるしかないさ。」

天野の言葉に、ダンはナイフを取り出す。

「俺もそのつもりさ。だが、武器をもってないお前が、逃げ腰になるんじゃないかって心配してただけさ。」

「なめるな。」

天野があまりにピシャッというので、ダンは噴出した。

(こいつなら死ぬことないな。)

ダンは笑いながらそう思うと、天野と共に、混沌に住むものに襲い掛かった。

Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.253 )
日時: 2009/08/06 11:16
名前: フォールゼ (ID: qZXNCSUo)

ダンって金髪だったのか・・・;;

ミッキーに投稿したときの名前間違えてたww
暁黒龍脚じゃなくてフォールゼです;;

Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.254 )
日時: 2009/08/06 22:47
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: XH4MkDBC)

ダンは金髪ですよー


しかもろんゲーーー


百二十話   放題




「やっほぉぉーーー!」

ダンがナイフを持ってあたりをがむしゃらに切りつけた。

混沌に住むものは、ダンの周りから一気に消滅する。

更に、ダンは振り回したナイフを、その勢いで当たりに投げつけた。

ナイフは何匹もの混沌に住む者のどてっぱらを貫き、闇の中へととんでいった。

そしてそれと同じ様に、貫かれた混沌に住む者も闇の中へ粒子となって消えていく。


更に、天野がダンの投げたナイフの柄を、見事に素手でつかんだ。

そして、それを瞬時に持ち帰ると、混沌に住む者が群がる中を、目にも留まらぬ速さで駆け抜けた。

混沌にすむものは、何が起きているのかも理解できていない様子だ。

「9・・・10・・・・・・11体の首を切り落とした。」

天野はそう呟きながら、ナイフを右手で器用にくるくると回した。

ナイフが再び天野の手に納まったとき、天野が継げたとおり、25対の混沌に澄むものの首が吹き飛び、一斉に光の粒子となって消えた。

輝くナイフを、天野は今度は目で見ることすらせず、後方に向かって投げつけた。


「更に、今ので8体だ。」


そういった天野の後方では、確かに天野が告げたのと同じ数の混沌に住む者が、粒子となって煌いた。

ナイフもそれと同じ様に煌き、ダンが投げたナイフ、光の粒子となった混沌に住む者と同じ様に、闇の中へと消えていった。

Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.255 )
日時: 2009/08/06 22:49
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: XH4MkDBC)

上の文、ミスです。


25対となってますが、正しくは11体です。

Re: 小説第二部 災厄の歌 ( No.256 )
日時: 2009/08/11 17:33
名前: 鏡 ◆onXZCzuPrg (ID: .YzEMtko)

百二十一話   観戦




二人は情け無用で暴れまわった。

混沌に住む者が片っ端から消えていく。

二人は更に俊敏に動き、敵を撹乱する。

更に、隙をついて一瞬で止めを刺す。

まさに蝶のように舞い、蜂のように刺す。


そんな二人が戦う様子を、観戦する男がいた。

ズディラだった。

ズディラがいたのは、先ほどの部屋だった。

散乱した本で埋め尽くされた部屋。

そんな中で、相変わらずズディラは無防備に突っ立っていた。

彼の右手には、先ほどの球体の水晶。

その水晶の中で、二人は戦っているのだった。


「混沌回廊に臆せず、これだけ暴れまわれるとは・・・流石だな。だが、1000体相手にどこまで持つか。」

水晶の中で混沌にすむものをどんどんけしていく二人の姿を見て、ズディラは呟いた。

部屋にいたズディラ以外の人間は、全て水晶の中に吸い込まれている。

ズディラは、それら全ての人間を水晶から覗いていた。

全く疲れる様子のない天野とダンの二人を見て、ズディラは不敵に笑った。

「まあ、もし1000体全て倒せても、楓堵を助けるにはあいつを倒す必要がある・・・。」


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