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- 妖と人の子
- 日時: 2019/01/03 08:23
- 名前: 大寒波 (ID: yEPZlZK/)
[夏目友人帳]二次創作話
先生:斑と夏目の ほのぼのBLです
現在、短編[2話]中編[2話]長編[2話]があります
これらは全て原作に準拠した内容で完結しております
現在更新中の
「長編(3)」
※[レス№61が第1話〜]は
平安時代を舞台として
夏目は盲目で在野の鍼医 (当時の漢方医)、
先生(斑)は斑の読替えの 『むら』と呼ばれている設定で展開しております
失礼ながら書込みは遠慮します
- Re:妖と人の子 ( No.1 )
- 日時: 2018/03/18 10:42
- 名前: 大寒波 (ID: C1Agejdf)
初心者なので見苦しい点などお許しを。メモ書きや覚書きを 所どころに書いたりしています。
- Re:妖と人の子 ( No.2 )
- 日時: 2018/03/02 22:30
- 名前: 大寒波 (ID: JYq9u7Yl)
夏目短編(1)
1.
晩秋の夕方らしく冷たい風が吹いている。
地元の高校からの下校中 夏目貴志は 並んで歩いている猫のニャンコ先生に話しかけた
「なぁ前から思ってたんだけど 先生って何の獣なんだ」
猫に話し掛けるのもおかしな事だが、その猫の外見も怪しい
招き猫顔で ずんぐり太り行く先々で 潰れ饅頭だの豚猫などと呼ばれている
そのぶさいくな猫が口を開いて答えた
「さぁな 昔のことで忘れてしまったな」
猫は普通 質問しても口を利かない。
ニャンコ先生は猫ではないのだ
長く生きている妖で、訳あって 夏目貴志を襲撃してくる妖怪から守る用心棒の役割を担っている。
- Re:妖と人の子 ( No.3 )
- 日時: 2018/03/02 22:32
- 名前: 大寒波 (ID: cJynYhyt)
夏目短編(1)
2.
「何だよ 自分が何の動物だったか忘れる奴がいるわけ無いだろ
俺が百歳位になったら自分が人間だったのを忘れる様なもんじゃないか
あるかそんな事
教えてくれても良いじゃないか」
夏目が更に食い下がっても饅頭猫は とぼける様に ニャフニャフ言いながら歩いて行く
- Re:妖と人の子 ( No.4 )
- 日時: 2018/03/03 00:00
- 名前: 大寒波 (ID: 9sihcqpn)
夏目短編(1)
3.
「勿体ぶってるなぁ
ちぇ ニャンコ先生のけち つぶれ大福の酔っ払い ブサイク2頭身 寝ても覚めても喰い意地だけのイカ好きメタボ 中年の癖に」
「それに中級達が 斑様は加齢臭がすると言ってたぞ」夏目がぽんぽん言う
「中級って 一つ目と牛頭の八つ原にいるあれか、って誰が加齢臭だとうっ」
ぶさいくな猫が夏目の肩を駆け上がって 短い前足で夏目の頭を たしたし叩くと 夏目が負けじと叩き返す
「この愛らしい猫姿は 依り代の仮姿であって 本来の私は 純白に輝く優美かつ高貴な大妖なのだ お前もよく知っているだろう」大福猫が言うと
「その高貴な妖の獣はほとんど出現しなくて日常生活の九割九分が豚猫姿じゃないか」夏目が言い返す
「この華麗な私に豚猫だとう 口の減らぬガキめ たまには美しい大妖先生に守られて幸せです、くらい言ってみろ」
「どこが美しいんだよ 昨夜も一升瓶抱えて 酒臭ぷんぷんで大イビキかいてた癖に どっかに美を隠してるんだったら見せて貰いたいよ」
「ええぃ生意気な 今すぐ頭から喰ってくれるわぁ」
夕暮れに わぁわぁ喧嘩しながら 家路につく少年と猫を 遠目に見つけた小さな河童が
あ 夏目の親分だ、と数歩駆け寄ったが やがて足を止めて 独りごちた。
あのふたりは本当に仲良しだなぁ… ぽかぽか叩き合ってるのに饅頭猫‥いや斑様は肩から降りないし 親分も払い落とせば良いのに乗っけたままで殴り返してるんだもんなぁ
ほら親分 笑いながら饅頭猫を抱き抱えてらぁ あ 夏目親分の顔が、
あの夏目レイコと瓜二つの綺麗な顔がますます…
斑様の方も 目を瞑ってうっとり抱っこされてるしなぁ
…あのふたりは一緒に居る時 自分達がどういう顔してるんだか きっと知らないんだろう
夏目に挨拶するのは また今度にするかと 小さな河童は踵を返した。
◇夏目短編(1) END◇
- Re:妖と人の子 ( No.5 )
- 日時: 2018/03/02 22:49
- 名前: 大寒波 (ID: TkqspnRJ)
夏目短編(1)
[レス番№2〜№4]
END
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