二次創作小説(新・総合)

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とある彼らの日常日和SP
日時: 2025/05/25 16:15
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

初めまして、こんにちは。そしてお久しぶりの方はお久しぶりです。元ユリカこと夢見草と申します。改めて小説カキコでクロスオーバー・日常系二次創作小説を書かせて頂くことになりました。何かと至らないところは多いですが、どうぞよろしくお願いします。



<注意>
・このスレッドは「二次創作・クロスオーバー」を中心にしています。
・作品はスマブラ・ぷよぷよ・ダンガンロンパ・ポップンミュージック・オリジナルキャラクター…など様々です。またキャラクターによっては出番数や扱いに差があります、あらかじめご了承ください。
・二次創作ならではの「オリジナル設定」がかなりありますので注意して下さい(一部のキャラクターの不憫設定化、ギャグとカオス大好物組化、「裸族」化など)。また各キャラクターの設定や世界観は随時更新していきます。
・CP要素(男女カップリング/NL)があります。苦手な方は注意して下さい。
・小説の感想などの書き込みは歓迎します。ただし内容とあまり関係ないレスや誹謗中傷、他の人が見て気分を害する書き込みはしないで下さい。
・コラボの依頼やキャラクターの貸し出し・提供などは歓迎します。その時はコメントでお知らせ下さい。ただし、誹謗中傷や他の読者の迷惑となる行為や書き込みなどは絶対にやめて下さい。
・不定期更新です。あらかじめご了承下さい。



最終更新日:5月25日



<目次>
【世界観】
・ご挨拶 >>1
・おおまかな世界観の設定 >>211 
・各キャラクターイメージボイス集一覧 >>88
・簡易的なキャラ分類表 >>269 

【簡易的なキャラ設定】(随時追加&更新予定)
・矢島、真理子、美園、凛音、奏 >>139-140
・ロッシュ、ミシェル、フレドリカ、ケン >>185
・ニコラス、サイモン、マリー >>186
・ラクーナ、アーサー、ルナ >>187
・宮藤、坂本、バルクホルン、サーニャ >>212 
・音也、真斗、那月 >>270 
・トキヤ、レン、翔 >>271 
・セシル、嶺二、蘭丸 >>272 
・藍、カミュ >>273
・苗木、日向、霧切 >>387
・七海、十神、狛枝 >>388



【短編】
・パシフィカ・リベンジ >>122-123
・SP組紹介!(キャラ紹介あり) >>190-202
・春日差す 藤の裏葉の うらとけて >>216-221 
・バレンタイン・トロイメライ >>421-423


【長編】
「アイドルロンパ」(ダンガンロンパパロ)
・プロローグ&Chapter1 >>240-247 
・Chapter2 >>253-262 
・Chapter3 >>277-286
・Chapter4 >>293-303 
・Chapter5&エピローグ >>310-315


「ポプって料理対決!」
・ポプって料理対決~どうあがいても、絶望~(準備編) >>7-15
・嫌な予感しかしない試食その1 >>25-31
・嫌な予感しかしない試食その2 >>39-45
・嫌な予感しかしない試食その3 >>55-61
・嫌な予感しかしない試食その4 >>71-78
・嫌な予感しかしない試食その5 >>89-97
・嫌な予感しかしない試食その6 >>107-114
・それなりに平和な結果発表 >>130-136
・修羅場の先は阿鼻叫喚 >>145-153
・オシオキとフィナーレ! >>161-173
 


「チームで料理対決!!」
・チームで料理対決!!(準備編)          >>322-340
・チームで料理対決!!その1(1番~4番)     >>347-358
・チームで料理対決!!その2(5番~8番)    >>368-378
・チームで料理対決!!その3(9番) >>389-395
・チームで料理対決!!その4(10番~12番) >>404-415
・チームで料理対決!!その5(13番)    >>430-439
・チームで料理対決!!その6(14番~16番) >>448-461
・結果発表(前編)     >>470-489
・結果発表(後編)     >>491-505
・残りのオシオキとフィナーレ >>508-514



「テストネタ おかわりっ!」
・1時間目      >>517-527
・2時間目      >>533-542
・3時間目      >>552-562



「それは愛と純情のセンチエレトリックってことだろSAGA」
・導入編 >>567-573
・準備編 >>574-590(NEW!!)




【夢見草版裸族による裸族のための裸族講座】
・裸族講座1 >>226-232 



<タグ>
クロスオーバー ギャグ カオス キャラ崩壊要注意・オリジナル設定あり スマブラ ぷよぷよ ダンガンロンパ 世界樹の迷宮 ストライクウィッチーズ ポップンミュージック うたプリ SB69 QMA オリジナルキャラクター NL  クロスオーバーカップリング コラボあり 

結果発表(前編) ( No.477 )
日時: 2024/03/17 17:20
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



パックマン「いやァwwwとっても笑える楽しい講評だったネwww」
ベヨネッタ「そうね同志www夢見草サイドの宣伝としてカオスネットワークにこの情報を流そうかしら?www」
奏「まさか☆5のお料理の講評がこんなにカオスなことになるなんて…;ううん、カオスが好きな人たちが1チームに集ったことから察した方はいるかもしれませんが…;」
美園「もう、途中までは普通に良かったのに…;何でアレが私の幼馴染なのよ…」OTL
音也「まあまあ;…でも、トキヤがあんなにムキになるって珍しいなー…。俺は早乙女学園時代からいっつもトキヤにはあしらわれてばっかりだったから、ちょっと悔しいかも…!!」
嶺二「うんうん、僕もトッキーからはいつも冷めた目で見られてるからね…;何だかジェラシーかも〜…!!」
真斗「一十木、寿先輩、何もそんなことで張り合わなくても…;」
レン「…でも普段はエースで優等生のイッチーがはっちゃけるなんて、イッチーがクロスオーバーの世界に来てとても元気になった証拠だと思うよ?特にイッチーの早乙女学園時代の終盤は、アレの件でちょっと見てられなかったしさ」
セシル「?…レン、それは一体どういうことですか?」
カミュ「?…おい神宮寺、一ノ瀬に一体何があった?」
翔「セシル、カミュ先輩、何でもないっす。触れないであげて下さい;」(トキヤのアレについてはお察し下さい)
那月「そうですね、今のトキヤくんはST☆RISHのトキヤくんですから!…それにしても、トキヤくんと真理子ちゃんはいつの間にか仲良しさんになっていたんですね~♪」
雷那「いや、那月さん。アレはちょっと違うんじゃないですか…?;」
ミックス「ミックスもそこのツインテに賛成だし。…最後はちゃんと締めるし!16番チーム!あんたらの番だし!!」
ホムラ&ラパン&リエル「はーい♪」



 いまだ少しざわつくギャラリーをリミックス姉妹の片割れが落ち着かせ、最後の☆5評価獲得者の講評に移る。最後は「チームで料理対決!!」の大トリを最高の形で締め括ってくれた極上フレンチトーストセットを作った16番チーム(ホムラ、キャンディラパン、リエル)。ここの+α審査員を務めたスティーブ、チョキュルイユ、アロエも評価用紙を持ってステージに上がる。



ホムラ「あらあら、スティーブさんが食べてくれたのね!…私たちのフレンチトーストセットはどうでした?」
スティーブ「とても美味しかったよホムラ!!あれは僕にとっては10枚以上食べられるものだった!!」
ホムラ「うふふ、食べることが好きなスティーブさんにそこまで絶賛されるのは嬉しいわ♪」
チョキュ「リーダー!やっぱりリーダーでちたね?まあ、分かってたでちゅが」
ラパン「あ~ん!あたしたちのところからはチョキュルイユが食べてくれたのね!?喜んでるチョキュルイユがとーってもカワイイわ~v」
チョキュ「別に喜んでは…。いや、喜んではいまちゅね。あたちたち『ドーリィドルチ』のメンバーがこの料理対決で最高の結果を出したことは誇らしいでちゅよ!!」
ラパン「ありがとうね、チョキュルイユ!…将来スイーツライブカフェを開こうと思っているあたしとしては、今回の料理対決は絶対に外せないものだったの!クロウちゃんやイカちゃんや翔ちゃんやサツキ先生や華ちゃんたちが喜ぶカワイイ姿も見たかったしね!!」
アロエ「リエルちゃーん!優勝おめでとうー!!」
リエル「ああっ、アロエちゃんが試食してくれたんですね!リエルたちのお料理はどうでしたか?」
アロエ「とーっても美味しかったよ~♪リエルちゃんたちのフレンチトーストは朝ごはんにしても昼ごはんにしても夜ごはんにしてもおやつにしても美味しく食べられるものだったよ!アロエはどっちもあまーくして食べたよ!華ちゃんや翔くんやクロウくんたちはお惣菜風の味付けにしていたけど、それも美味しそうだな~って思ってたの!」
リエル「たくさん褒めて頂きありがとうございます!…そうですね、試食担当は誰になるか分からなかったので、どんな方が来られても美味しく食べられるようにすることは最初から決めていたんです!!」



 先ほどのアレのせいでテンションの高いラパンが騒いでもだいぶ大人しく見えるな(笑)。まずは16番チームのみんなが頑張って作ったフレンチトーストそのものについて、固定審査員の1人であるサツキが問いかける。



サツキ「リエルさん、ホムラさん、キャンディラパンさん。あのフレンチトーストはかなり作り込んでいると伝言から知ることが出来ました。大変じゃなかった?」
リエル「はい、サツキ先生!大変でした!でしたけど…!でも、とっても楽しかったですぅ…!ホムラさんもラパンさんもお料理に対してとっても一生懸命で、リエルは今回の料理対決のお料理の話し合いや準備期間をとても充実して過ごすことが出来ました!!」
ホムラ「伝言にも記載しましたけど、今回のお料理として提供するフレンチトーストの味付けやトッピングをどうするかで3人で話し合った結果、スイーツ系や惣菜系や定番系などのさまざまな意見が出てきました。それに対応するフレンチトーストの原液となる卵液の調整や味付けも…。あまりにも意見が膨大になっちゃったのでどうしようかなって迷ったんだけど、最終的に『いっそ準備期間中に時間がかかるものは全部作っちゃえばどうかしら?』というラパンさんのひと声を聞いてそう決めました!」
ラパン「ホムラは炎の能力を使うお料理が専門だからって、食パンのふわふわ加減の追求を準備期間ギリギリまでしてたわ!プレーンのパンとライ麦のパンを2種類用意しようって言ったのもホムラなの!リエルはパンに浸す卵液の研究とお惣菜系のトッピングの用意をしてたわ!リエルはメイドさんとして色々なところで働いてたからか、食材の調達についてとっても詳しかった!…そしてあたしは大得意のスイーツ系のトッピングと、2人の手が回らなかったトッピングの全部を1週間で作ったわ!それと、ホイップクリームや生クリームやフルーツのジャムも全部手作りで作ったの!もちろん、チョキュルイユがいつもカワイく追求しているチョコレートソースや散らす用のチョコのトッピングもね?時間が掛かっちゃうものは本番でミスしたらダメだし、本番でちゃーんとベストの状態になるように仕上げたわ!!」



 16番チームである3人は準備期間中の話し合いで完全に意気投合し、提供する料理についてたくさん話し合った結果として、あのような大規模のフレンチトーストセットを提供しようと決めた。固定審査員たち全員の喜ぶ姿が見たかったのと、試食するまで誰が+α審査員になってもいいようにという配慮もあり、トッピングも含めて全て手作りで作った。全て手作りとか大変だろう…と思うが、彼女たちにとっては非常に充実した時間となったようだった。
 なお5番チームの嶺二たちの講評の時にも少し触れたが、準備期間中に仕込みをしておいたり手間が掛かるものについて予め作っておくのはルール違反ではない。それらを含めての「準備期間」だからだ。また今回の料理対決で提供された予算は挑戦者のそれぞれへ5000円(つまりチーム全体だと15000円)だが、その予算が少しオーバーする場合は少しだけ自費から出しても大丈夫だ。流石に材料にあまりにも予算を上回るものを出したら審議の対象になるが…。それはともかく、ホムラもラパンもリエルも完全に今回のチーム戦とルールの仕様をしっかり理解していた。彼女たちの最高評価は当然の結果と言えるだろう。



クロウ「つまりお前らは残りの準備期間の1週間の間にずっと料理を作ってたんだな?」
矢島「もしかしたら料理対決の直前まで、アイスやそれぞれの惣菜を当日にベストの状態になる作業をしてたのかもな」
ヒカリ「そういやホムラ、準備期間中に私が部屋に来た時も自室のキッチンで色々やっていたような…。アレは料理対決に出すパンの研究だったのね?」
スティーブ「多分そうだね。…ホムラのフレンチトーストに使った食パン、アレもどっちもスマブラ屋敷の朝食のメニューに出せると思うよ!僕もスマブラファイターのみんな全員に薦めるよ!!」
ホムラ「本当に!?やったわ!!…それなら私もむらちゃんと同じく、ピーチさんたちに直談判してみますね♪」
テディ「そういえばリーダー、あの1週間の時は私たちとの練習は『お休みする』っていって、ずっと来てなかったね~…?」
ピグマカロン「そうだよそうだよ、思い出した!…リーダーすごいじゃん!見直したよ!!」
イカ「ここはもうお店を出しても全然イケるよ!プロの領域だったと思う!!」
ヤンヤン「私もリエルの作ったフレンチトーストは食べたいアル!絶対打ち上げに出せアルよ!」
ユウ「僕とヤンヤンさんとアイコさんは今回の試食枠には選ばれなかったからね…。リエルさん、お願いできますか?」
リエル「はいっ、もちろん!アカデミーの生徒の皆さんもですが、今回打ち上げにお越しくださったすべての皆さんにリエルたちのお料理を提供しますね〜!!」
ラパン「あたしとホムラとリエルのスペシャルなお料理で、みーんなをとーってもカワイくしてあげるからね!…あっ、あたしへのご褒美はドールの材料でお願い!作るのはあたしとチョキュルイユとクリームテディとピグマカロン、固定審査員のイカちゃんとクロウちゃんと翔ちゃんとサツキ先生と華ちゃんのドールよ!それにスティーブとアロエちゃんも!!これをとってもカワイくスイートにデコってお写真を撮るわ!絶対とってもカワイくなるんだから!!キャ~v」
ホムラ「私はレアな素材や宝石を使ったオシャレなワンピースをお願いします!これを次のレックスのデートに着ていきたいと思います♪」
シュルク「おめでとうホムラ!レックスもこんなにいいパートナーブレイドがいて幸せものだな~…」
リエル「ホムラさん、それはとってもいいと思いますぅ!レックスさんとの素敵なデートを楽しんで下さいね♪…私は、えっと…」
クレハン「あー、リエル?お前へのご褒美について何だが、ちょっといいか?」
リエル「?…はい?何でしょう、クレイジーさん…?」



 ゼノブレ2の炎を司るパートナーブレイドとドーリィドルチのキュートなボーカリストは迷わず自分へのご褒美を選択し、ニコニコとステージを降りた。一方でご褒美に迷う購買部でバイトをする第6アカデミーの女子生徒へスマブラの破壊神が問いかける。巨大な左手は左右に絶えず動いており、彼の機嫌が非常に良いことが誰の目から見ても分かった。それは左手の隣にいるポップンの自由を司る全能神かつ最高の音楽神も同じだ。なぜか?それは…。



感想まだ

結果発表(前編) ( No.478 )
日時: 2024/03/17 17:25
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……





???「……おい、クレイジー?MZD?私はこの姿でいるのは苦手なのだが……;」





 そこに現れたのは謎の長身の白スーツ姿の青年だった。彼は短く切り揃えた銀髪と青い目が特徴的な高身長の美青年であり、体格の良いイケメンキャラの多いアイドルグループのST☆RISHやQUARTET NIGHT、人気のあるバンドやアイドルの多い男性ミューモンの面々に負けず劣らずの素晴らしい容貌を誇っている。それに加えて、まるで一国の主かのような気品と尊厳さを醸し出している…!他に特徴的な点を挙げるとすると、彼は何故か右手にのみ白い手袋を嵌めている。





リエル(*゚д゚*)
イカ「え?…クレハン、MZD、この人、一体誰?」
サツキ「私たちはこの方を見たことがありませんね…。この場にいる以上、関係者の誰かだとは思うのですが…?」
翔「…でも何か、俺らはこいつを見たことが全くねーのに…。ずっと前から知ってるような、不思議な気分だ…」
クロウ「だよな?全く知らねぇ男なのにこの場に違和感なく溶け込んでやがるぜ黙示録。…おいテメェ、一体誰なんだ!?」
矢島「!?…あー…。アンタのその姿、見るの本当に久々だな;」
イカ&クロウ&翔&サツキ「ゑ?」
真斗「…矢島は、この男の正体を知っているようだな…;それにクレイジーハンドとMZDのあの態度……;」
那月「…真斗くんも思いました?僕、とんでもない予感を感じています…;」
セシル「ワタシもです…!もしかすると、あの人はきっと、ワタシたちも知っている…!!」
マヤ「…奏。もしかしてだけど、あなたも知ってる?;」
奏「はい…;あの姿は疲れるから嫌だって、滅多にされないんですけど……;」
アイコ「やっぱりね;…奏が言うなら絶対に『あの』感じがするよ〜…;」
ロージア「そういえば、その2柱がいて絶対いるはずの奴がいない気がするけど…;」
シュウ☆ゾー「あっ、ロージアちゃんもそう思うかい?僕も何だよね…;」
ヤイバ「そういえばなのだが、集会でも故に、レジェンド・オブ・奇想天外なことが起こっていたような…;」
アイオーン「ググ…;」
トキヤ「…確か、擬人化薬についての話題でしたよね?純粋な人間である私には関連性のない話題だと思っていましたが、一部のスマブラファイターの皆さんはそれによって大きく姿を変えられるとか……;」
バンジョー「うん、そうだったね;僕とカズーイもたまに使うんだ。まあ僕たちはあんまり印象は変わらないんだけど、パックマンとかはすっごく変わるんだよね」
カミュ「……天宮。伊吹。あとついでに田名部。貴様らも此奴については知っているのだろう?;」
真理子&美園&凛音「うん(Yes);」





ギャラリー全員「…まさか……;」










リエル「ま、ま、マスターハンドさん……っ!!」
全員「やっぱりマスハン(擬人化済み)かよおおおおおぉぉぉぉぉー!!!!?」
マスハン「ああそうだが!?…こうなるから、嫌だったんだ…!!」










 はい、やっぱりというか予想通りというか、突然現れた美青年は擬人化状態のマスハンでした(笑)。かなりの後発参戦だが裏方組のリエルは彼の擬人化状態を見たことがあったらしく、目をキラキラと輝かせて擬人化したスマブラの創造神を見つめている。一方のマスハンは苦手な擬人化とギャラリーに注目されていることでかなり居心地が悪そうだ…。



ミシェル「あー、そういえばそうだったわね;私も久々に見たわ;」
日向「確かマスハンは擬人化は俺らの前だと1、2回しかしてなかったよな?…だから(音也やクロウやレオンたちよりは前だけど)後発参戦のポップンの奴らも見たことがあるかないか…;」
サクラ「つまり、本当に昔の昔に少しだけ披露したことのあるお姿なのですね;…私たちも夢見草さんとのお付き合い自体は長いんですけど、これに関しては全く分かりませんでした;」
マスハン「今回は神の力を行使した2柱に強制的に擬人化薬を飲まされた…!しかもMZDに至っては完全に己の力を解放していた…!!不覚だ…っ!!」
MZD「おいおいそんなこと言うなよマスハン?wwwそれに強制的なんて、人聞き悪いぜ?wwwただ俺の作った月桂樹の(その中にイバラのトゲまみれのものも入れた)ツタでお前を拘束して、その隙にクレハンが薬を飲ませただけじゃねーかwww」
クレハン「それにこれはリエルへのご褒美扱いでもあるんだぜ?www…リエル!お前は今度の休みにこの擬人化したスペシャルでアルティメットでマジでラブな兄貴と2人でデートできるぞ!良かったな!!」
リエル「は、は、はいぃーっ!?」
MZD「リエル。お前は実家の件がアレで、毎日購買部のバイトやその他のバイトを頑張ってるだろ?しかもお前はそれをやりながら、俺や両手兄弟や七海との裏方組の打ち合わせにも参加している。元から多忙だし、それに加えて今回の料理対決の挑戦者に選ばれてるし、お前はいつも本当によくやってるよ。…仕事を頑張っている真面目なお前に免じて、本当は俺たち神々の力をちょっとくらい使って、お前やお前周りの金銭環境を助けてやってもいいかなと思ってるんだが…」
マスハン「いやダメだろうMZD!?神の力を行使してひとつの環境を易々と変えてはいけない!それに災害復興などの公の場ならともかく、人の子(人外もだが)個人に過剰に入れ込んで神の力を行使するのはご法度だ。神の力を持つ私たちだからこそ、全民に対して平等公平でなければいけないのだからな」
クレハン「まあ確かに兄貴の意見も一利はある。…でも兄貴、バイト先のトラブルで遅れてきたリエルを全く責めないどころか(原型状態で)ホットミルクを淹れて労わってやったり、疲れて眠っちまってるリエルに(原型状態で)毛布を掛けてやったりしてるのは何でですかねー?www俺やMZDがふざけたり会議にちょっとでも遅れたらぶちギレて即座にデコピンかましてくるってのにwww」
MZD「しかも全部原型状態ってwwwシチュエーションは割とときめくやつのくせに、スマブラのあの手の原型がチラつくせいでロマンのカケラも何もねーんだがwwwww」
マスハン「クレイジいいいいいいいいいいー!!!!!MZDいいいいいいいいいいー!!!!!」(大激怒)



 リエルは元から実家が貧乏な上に大家族の長女ということで、物心ついた頃から手伝いや奉公やアルバイトに追われる少女だった。そんな彼女が第6アカデミーに進学できたのは彼女の魔導の才能を惜しんだベテラン教師のロマノフが紹介した奨学金制度のおかげと、在学中は購買部のアルバイトや校内の奉仕活動を積極的に行うという契約のためだ。奉仕活動やアルバイトで得た収入は彼女の手元には生活分と最低限の娯楽を楽しむ分しか残らず、それ以外は全て実家の仕送りや幼い弟妹たちが苦労しないための貯金分になっている。スマブラを始めとする夢見草ワールドの世界の管理をしたり夢見草ワールドの全てのイベント企画の運営をする神々も、彼らなりに常に多忙なリエルのことを気遣っている。特に生真面目なマスターハンドは苦労する環境の元に生まれ落ちたり、学生生活を送りながらも身を粉にして働くリエルへの好感や同情の思いがひと1倍強いようで、彼女が少しでも苦労せずスムーズに学園生活や運営の活動が出来るようにサポートをしているようだ。…全て原型状態で、ですが(笑)。



リエル「そういえば、購買部のアルバイトでたくさんのお客様がいらしたからとても疲れてしまった日に、裏方組の会議をしたお部屋でそのまま眠ってしまったことがあったのですけど…。会議室で寝てしまった!と思って目覚めたら、いつの間にかアカデミー寮の自室に戻っていたのですよね…!?」
シャロン「確かにリエルさんは遅刻をしたことがありませんが…?ええっ、そんなこともあったのですのね!?」
アロエ「うんうん!リエルちゃんはいつもちゃんとベルがなる前に教室に来てるよ~!」
クレハン「兄貴ぃ~?女子の部屋に勝手に入るのはアウトなんじゃないですかね~??」(2828)
マスハン「馬鹿を言うな!私たちの都合で付き合わせているのに遅刻をしたら彼女の評価が下がるだろう?創造神たる私のテレポート魔法を使ったまでだ!!それと彼女の部屋には一歩たりとも入っていない!!…ええと、リエル。料理対決企画の優勝おめでとう。常に学生生活と仕事の掛け持ちで多忙な君だが、準備期間中にホムラ、キャンディラパンと力を合わせて作品の完成によく励んだと私も思っている。君はまだクロスオーバーの世界に来てそう経っていないだろう?クロスオーバーの世界について詳しくない君のために、今回は私が君に付き合おう。君の行きたい場所なら何処へでも共をする。その際、原型状態だとかなりの違和感があるからとこの姿になった…という訳だ。君が1番気にするであろう金だが、作者とクレイジーとMZDから全て請求するので何も問題はない。金銭面はもちろんだが、君は何も遠慮はせずに、君の好きなように私との時間を使ってくれ。……ど、どうだろうか?」





 擬人化状態のスマブラの創造神が少女の元へ跪き、彼女の右手をそっと取る。その姿はまるで凱旋後の騎士が婚約者の姫君へプロポーズをする様にも映り、会場にいるギャラリー全員が固唾を飲んで見守る…。そんな中、リエルは……。





リエル「ひゃっ、ひゃいぃ…!?よ、よろしくお願いしましゅうぅ……!?」
マスハン「よかった、君のお気に召したようだな?…それでは、どうか当日はよろしく頼む」
リエル「○×△□〒#$%&~~~~~!!!!?」(顔真っ赤&声にならない叫び)
第6アカデミー生徒全員「リエル(ちゃん/さん)ーーーーーー!!!!?」
マスハン「リエル!?…おい、リエル、どうした!?」





 第6アカデミーのバイト少女はキャパオーバーで顔を真っ赤にさせて声にならない叫びを上げ、その直後にそのまま気を失った。スマブラの創造神は倒れた彼女を慌てて抱えつつも「日ごろの疲れが出てしまったのだろうか?医務室へ運んでドクターに託してくる。私はすぐ戻るから、お前たちはそのまま料理対決の結果発表の進行をしてくれ」と気付かずそのままテレポートで医務室へワープ。



ホムラ「あらあら…;でも、流石にアレは反則ですよ…;女の子が誰もが夢見るシチュエーションをそのままぶつけられたら、そりゃあああなっちゃいますって;」
サーニャ「ですよねホムラさん…;私、ウ◯娘のナ◯タタ◯シンちゃんのサポートカードのアレを思い出したわ……;」(「聖なる一歩半」で検索)
ヒカリ「リエル、あんなことをされたら絶対に並大抵の男じゃ満足できなくなっちゃうでしょ…;…もういっそこのままリエルの一生全部責任取りなさいよ……;」
テリー「Oh…;アレが神サマの本気ってやつなのか…?;しかも多分アレ自体は、クレハンとかMZDの入れ知恵はないよな?;」
レン「…マスハンさん、もしかして全て素でアレをやり切ったのかい?…レディやマダムたちを魅了するアイドルとして、何より同じ男として、これは絶対に負けていられないなって思ってしまうのだけど……;」
嶺二「むしろあの人がアイドルじゃなくて、僕たちのライバルじゃなくて本当に良かったと思っちゃったんだけど…;アレ、もし告白パフォーマンスの場でやられたら僕はもちろんだけど、ランランもアイアイもミューちゃんも、音やんもひじりんもなっちゃんもトッキーもレンレンも翔ちゃんもセッシーも、誰も太刀打ち出来ないよ……;下手したら林檎先生や龍也さんどころか、全盛期の社長ですら負ける……;」
まりまり「え?…そもそもマスハンって男だったとね??」
夢見草「ちょっwwwさすがまりまりちゃんソーキュートwww…神々の力を持つ者って性別を設定してないところもあるみたいなんだけど、うちでは全員男の人格を持ってるって設定なのよwww」
もんもん「そうだったんだね…;いつもはあの手の姿だから、僕は全く分からなかったよ;」
ラパン「慌ててたマスハンも真っ赤になってたリエルも、とってもカワイイ~v」
チョキュ「リーダー、アンタはアレを見て思うのがそれでちゅか?;」
ピグマカロン「リーダーはいつも通りだね;…イケメン大好きなミーはリエルちゃんがあんなにキラキラのイケメンに跪かれているのは羨ましく思っちゃったけど…!でもアレは頑張ってるリエルちゃんへのご褒美ってことだもんね…!!」
テディ「これで☆5の評価は終わりだね?みんな、おめでとう~。ふわ~ぁ……」
リックス「えっ?…あっ、そ、そうだね!これで☆5のみんなの講評はぜーんぶ終わったよ!改めて、優勝したみんなは本当におめでとう!打ち上げではみんなの作ったパンを全部出すよ!!」
ミックス「打ち上げは楽しみだし;なんか、最後に全部持ってかれたし……;」
七海(…リエルさん、良かったね)|(・ω・*)←こっそり物陰から見てた
アロエ「ホムラちゃん、ラパンちゃん、リエルちゃん、優勝おめでとう~!!」



…何はともあれ、これで☆5評価の講評は全ておしまい。




☆5評価はこれですべて終了です。感想まだ

結果発表(前編) ( No.479 )
日時: 2024/03/17 17:31
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



林檎「全体的になんか色々と凄いものを見ちゃったわね;…☆5評価のみんなは優勝おめでとう!みんなの努力とチームワークの成果がとってもよく出ていたからこその結果よ!これは固定審査員のみんなや+α審査員のみんなじゃなくて、リックスちゃんやミックスちゃんやYビートやアシッド、私や龍也たちも認めているわ!!」
龍也「…次は☆4評価を獲得した挑戦者チームの発表だ!ここは優勝には一歩届かなかったが、固定審査員や+α審査員たちを喜ばせたり満足させた。お前たちも励めば優勝に届くだろうし、今回の結果を受け止めて今後も精進する様に!…1番チーム、7番チーム、14番チーム!以上3チームの9名はステージに上がれ!!」
しずえ(1番(スマブラ))「優勝には一歩及びませんでしたか…!ロージアさん、美園さん、ごめんなさい;」
ロージア(1番(SB69))「あたしたちの力不足でもあるからしずえさんは何も気にしないで!…優勝出来なかったのは悔しいけど、まずは講評を聞かないとダメよね?」
美園(1番(混合))「そうね;一応高評価組ではあるし、誇っていいとは思うのだけど。…しずえさん、ロージア、ステージに上がりましょう?」
パックマン(7番(スマブラ))「やっぱりか~;…ペイペインちゃん、ごめんね……;」
ペイペイン(7番(SB69))「……」
リック(7番(混合))「…俺たちのせいだよな?本当にすまない……;」
カムイ(14番(スマブラ))「えっ、失格じゃないのか!?…でゅらでゅら、カミュ、マジでごめん」OTL
でゅらでゅら(14番(SB69))「失格ではないだけ良かったが…。君たち、呼ばれたからステージに上がるぞ;」
カミュ(14番(混合))「……」





 ☆4評価を獲得したチームは3チーム存在する。彼らはあと優勝まで一歩であったが、審査員みんなを十分楽しませたのと配慮と遊び心があった。…っておい、ちょっと待て。ここは一応高評価組なのに1番チーム以外の空気が暗いんですが…。
 講評に移ろう。まずはキュートでクリティなアップルパイとバニラのアイスクリーム、グアマテラのブレンドコーヒーのセットを提供して料理対決のスタートをいい感じに切った1番チーム(しずえ、ロージア、美園)。+α審査員であったキンクル、ツキノ、奏が評価用紙を持ってステージに上がってくる。





しずえ「キングクルールさんが試食されていたのですね!」
キンクル「そうクルよ!しずえちゃん、ワシは君のことを信じていたクル!みんなの作ったアップルパイは美味しかったクルよ~!」
しずえ「お褒めいただきありがとうございます!今後のお料理の参考にしたいので、よければなぜ最高評価じゃなかったのかを聞かせてくださいますか?」
キンクル「そうクルな…。個人の好みとしてはもう少し全体的に甘くても良かったと思ったクル。何より、1番はアップルパイの中身のフィリングのミスクルね。パイ系統のお料理だとフィリングはメインだから、どうしてもあそこでミスをすると最高評価は厳しくなってしまうクル…」
しずえ「なるほど…!ロージアさんのご意見や固定審査員の皆さんの健康に配慮してできるところのアップルパイのカロリーカットをしたつもりでしたが、もう少し甘い味付けでも良かったのですね!?私はあのくらいの甘さでちょうどいいな、と思っていましたから…!フィリングの件ですが…」
美園「…しずえさん。それについては私のところでお話しするから;」
しずえ「そ、そうなのですね?…やはりお料理というのは奥深いですね…。私も講師役として2週間チームを組んだお2人のために励んだつもりでしたが、村長さんのように上手くはいかなかったです;」
キンクル「いや、むらちゃんは元々料理に慣れてるクル。☆5組と比べて精進するのはいいクルが、卑屈になりすぎるのはダメクルよ?それにしずえちゃんはロージアちゃんと美園ちゃんにしっかり料理を教えて、今回の料理対決でいい感じにチームをまとめられたんじゃないクルか?」
しずえ「…はい!今回私とチームを組ませて頂いたお2人とも真剣にお料理に取り組まれていましたし、僭越ながら私もお2人のお料理に関する質問に一生懸命答えることが出来たと思います!」
キンクル「うんうん、指導側も大変クル。例外はあるが、どうしても自分の実力以上のことは教えられんクル。…逆に言えば、今の自分の実力レベルのことはきちんと教えられるということクル。しずえちゃんはむらちゃんやほかのお料理上手組から教わって身につけた大切なことを、今回ロージアちゃんと美園ちゃんに伝えることが出来たクルよ!それを誇りに思うクル!!」
しずえ「はい!今回の料理対決で私ももっとお料理の腕前を磨きたいと思いました!これからも精進しますので、皆さん、どうぞご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします!!」
フィット「私も料理を製作する際、味やカロリーへの配慮については問題ないと言われますが、一部の食材の配慮や量の問題について指摘されることが多く『自分はまだまだだ』と痛感することが多いです。…しずえさん。共に料理の道へと精進し、さらに健康への道も極めていきましょう」
しずえ「はい、フィットさん!フィットさんのお料理も美味しいですし、私もお料理と健康への道を極めていきたいです…!共に頑張りましょうね!」
キンクル「☆5には物足りなかったってだけで、あのアップルパイは美味しかったクルからね?打ち上げでSP組のみんなやほかのみんなと一緒に食べるクルよ〜!!特にみんなの作ってくれたミルクのアイスクリームはワシのアップルパイにたくさん乗せて…!!」
フィット「…キンクルさん。あなたへの健康の監修は私が担当しますね。先日の健康診断の結果によると、あなたがアップルパイに乗せて良いアイスクリームは総30グラムのみです」
キンクル「」
しずえ「フィットさん、あのー、おめでたい場ですので、もう少しだけ手心を……;」



ツキノ「ロージア~!!」
ロージア「ツキノ!ツキノが試食だったのね!?…どうよ、ロージアちゃんたちのクリティーな特製アップルパイは?」
ツキノ「美味しかったの~♪パイの形がとっても可愛かったから、ロージアが作ったってすぐに分かったの♪」
ロージア「ふふん、そうでしょ?パイの形をあたしたち『クリティクリスタ』モチーフの形にしようって言ったのはロージアちゃんなのよ?そこはいい感じだったでしょ?」
ツキノ「うんうん!みんな、ロージアやしずえさんや美園が綺麗に形を整えてたアップルパイはニコニコ満足してたの!焼き加減のミスもなかったから、香ばしいけど焦げはなくて安心して食べられたの♪…アイスクリームは誰の案だったの?」
ロージア「余熱時間や焼き時間はキッチリスマホのタイマーで測ってたからね!理系が得意なあたし(生徒会では会計担当)だもの、そこでミスは絶対に出来ないわよね?…ああ、アレね?あれはあたしと美園のアイディア。イカやサツキ先生にはそのままでもいいと思うけど、今回の固定審査員には翔とかよく食べる奴もいるからって、料理の量を増やしたり好みの味付けに寄せられるようにもしたのよ?シナモンを用意したのもそれ!パイといえばシナモンだけど、あれはスパイスだから嫌う人もいるからね?…でも女子3人でアイスクリームを作るのは結構大変だったわ。9人分を作るとなると重量も多くなるし、最終的にはみんなで一緒にかき混ぜたのよね。今回の制限時間は2時間だから、アイスの仕上がりもギリギリだった…。ま、そこでミスがなかったらしいのは良かったわ」
ツキノ「アップルパイとバニラのアイスクリームの相性はばっちりさんだし、中のリンゴさんがもう少し大きかったら☆5だったの~♪…ロージア、今回の料理対決はとっても頑張ってたの!あとでホルミーやジャクリン、シアンさんたち『プラズマジカ』の皆さんや他のバンドの皆さんとも一緒に食べるの♪」
ロージア「…優勝出来なかったのはすっごく悔しいけど。でも、自分の実力以上の結果が出せたことは良かったわ!これでアップルパイは自信を持って人前で披露できるようになったと思う!『クリティクリスタ』も今まで以上にパワーアップして、クロスオーバーワールドの女性アーティストナンバーワンにも上り詰めて見せる!!あたしたちのキュートでクリティーな伝説はこれからよ!!」
ホルミー「私たちもロージアたち渾身のアップルパイはぜひ食べたいです!お料理の写真も撮って、ショバスタやミディスタ、クロスオーバーワールドのSNSにもあげましょうね!!元からのファンのお兄ちゃんさんやお姉ちゃんさんたちはもちろんですが、これをきっかけに『クリティクリスタ』やロージアを応援してくれる皆さんもいらっしゃると思います!!よく共演する『バイガンバーV』や『04』の皆さんへも私が太鼓判を押して差し入れとして持参しますよ!!」
ジャクリン「優勝は出来んなったけど高評価やし、むしろ大舞台でここまでやれたんはむっちゃ誇ってええと思うわ!これからは動画サイトの企画でもホルミーの一緒にロージアのお料理の腕前を披露するとええと思うし、ロージアがやりたいならMIDI女の文化祭やイベントの企画にもイケると思うで!!」
シアン「それにロージアがもっとレベルアップしたいならシアンもたくさん協力するにゃん!ロージア、とっても頑張ったね!!」
ロージア「シアンさん…!ホルミー…!ジャクリン…!ええ!まだまだあたしは強くなるし、キュートでクリティーで、さらにカッコよくパワーアップしてみせるわよ!!今回集まった奴ら、全員まとめて見てなさいよね!?」
翔「…なあロージア。前から思ってたけどさ。お前、いつものアレじゃなくてそのキャラでずっといった方がいいんじゃねえか?そっちの方が感じがいいし、何より男気全開だぜ」
ロージア「はあっ!?アンタ全然分かってないわね!?あざと学主席のあたしだからこそ、MIDICITYの全お兄ちゃん&お姉ちゃんにキュートでクリティーな魅力を伝える義務があるのよ!!ま、ガサツなアンタには一生分からないでしょうけど?」
翔「…何だとー!?」 (°Д°#)
ロージア「何よー!?」 (°Д°#)
ホルミー「ロージア…。せっかく高評価を獲得したのに、固定審査員の翔さんとケンカをしてしまったら台無しですよ;」
那月「ロージアちゃんに翔ちゃん、とってもキュートでクリティですよ~♪」
ラパン「ロージアちゃんと翔ちゃん、並ぶとめちゃくちゃカワイイ~v」
レン「ああ、おチビちゃんはしっかり者ではあるけど女心に関してはまだまだだね;…ロージアちゃん!きみたちの自信作は後で師匠とフレドリカちゃんたちにも持っていくからね!ガンナー組でも一緒に食べようか!」
苗木「うん、僕たちも自信を持って彼らにロージアさんたちのお料理を薦めるよ!」
日向「アイツらはマジで泣き出すかもな…。特にフレドリカ(笑)」
ブレディ「…そういえば気になっていたんだが。そっちのガンナー組って誰のことだ?」
日向「師範役のニコラスとフレドリカ。そして俺、苗木、奏、那月、レン、ロージアだ。ツッコミは全て読者さんに任せる」
エリーゼ「マジでwww超個性的なんだけどwww特に後半www」
ツキノ「ロージア、今回はとってもとっても。頑張ったの~♪」





ここからは☆4組の講評。感想まだです

結果発表(前編) ( No.480 )
日時: 2024/03/17 18:19
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



奏「あの、ロージアさん。翔さん。そろそろいいですか?;…美園先輩!」
美園「奏ちゃん…。あなたが食べてくれたのね?」
奏「はい!…あの、先ほどフィリングの件について触れられていましたが。もしかして先輩が関係されているのですか?」
美園「うん…;アップルパイの中身…フィリングの担当は私だったのよ;リンゴが好きだからそこの作業は任せてって言ったのは良いけど、まさかリンゴを大きく切る方が正解だったなんて…;これ、私のミスで優勝を逃したようなものじゃないの…;しずえさん、ロージア、本当にごめんなさいOTL」
奏「私は美味しく食べたので気にしないでください!…きっと、どんな方が試食枠としてきても食べやすいようにとのことですね?」
美園「まあね。特に私の配属された混合枠のチームの試食には、アロエちゃんやミューちゃんたちのような幼い子たちがいたから…。他はまあ一応大丈夫だろうと思ったんだけど、試食事故の起こる可能性があるミューモンの人たちとかも誰が当たるか分からなかったからね。実際にSB69枠だと幼いタネフルンちゃんが試食枠に選ばれていたし」
奏「やっぱり美園先輩の気遣いは本当に素晴らしいですね…!アップルパイのフィリングですが、作者によると食感と煮詰めている途中に溶けるのを避けるために大きめにリンゴを切るのが正解とのことでした。小さく切ってしまうと中のリンゴが溶けてしまうことがあるようなので;…でも、美園先輩ならこの反省点を活かしてより美味しいお料理を作れますよ!何よりこの大舞台で一生懸命真面目に取り組まれて、しっかり結果を出した美園先輩を、私はとても大切に、そして誇りに思います…!!」
美園「……そう言ってもらえると、本当にありがたいかな。失敗は次の経験に生かさないといけないわね。もし次があるならリベンジ枠として出場してみようかな?…ねえ、料理対決に関係ないけどちょっと聞いていい?私に対するコメント、何で『パシフィカ』関連が多いのよ;しかもあのカオスだった野外ライブ……;」
迅「そりゃあ美園さん、『パシフィカ』や皆さんのパフォーマンスは俺たち他サイドも注目しているクロスオーバーバンドユニットですからね?あなた方の歌や演奏は素晴らしいですし、あなた方の起こす奇跡やスプラッシュ魂は俺たち『The Nameless』も見習いたいと思ってます!何よりメンバーもとっても魅力的かつ個性的ですしwww」(あと一部に関しては音楽面以外でも注目してるしwww)
雷那「もしよければ美園さんの製作されたお料理を差し入れとして、今度のコラボ出張の際に持ってきて頂けますか?阪奈や九瓏にも食べさせたいのと、いつもお世話になっている奏坂の生徒会のメンバーやの活動の件で他の知り合いになったみんなにも食べて欲しいんで!」
美園「え?☆5組の真斗くんとかじゃなくて?私ので良ければ良いけど…。料理が終わったあとに迅くんと雷那が突撃インタビューしてきた時は本当に驚いた;…というか私は『個性的』じゃないと思うんだけど!?他の4人ならともかく!?」
コリエンテ「園っち!?それどういう意味!?」
真斗「伊吹!?それは一体どういうことだ!?」
カミュ「おい伊吹、貴様…!」
タロー( ᐛ )?
奏「まあまあ先輩;皆さんも落ち着いてください;…美園先輩!この2週間、本当にお疲れ様でした!」
矢島「…美園。よく頑張ったな。あんたがあたしの幼馴染で本当によかった」
美園「奏ちゃん、本当にありがとう!それに……まあ、10年以上付き合いのあるあんたがいる中で変なものは出せないからね?それなりに美味しく食べてくれたのなら、何よりだわ」
タロー「美園ちゃーん!!美園ちゃんたちの作ったアップルパイ、打ち上げで一緒に食べようね!!」
美園「…ええ!タローくん、私たちので良ければ!!」
凛音「私も食べたい!…あと美園ちゃん、コラボ出張ってどういうこと?」
真斗「あ、ああ。実はつい先日決定したのだが。俺たち神出鬼没のバンドユニット『パシフィカ』はHALさんの世界へ出張することが決まったのだ。緋桐の通う舞ヶ原高校、その学園で新たに開催される『野外ライブフェス』にて俺たち5人のスプラッシュ魂を届けたいと思う…!!」
カミュ「そしてかの学び舎の生徒全員と教師全員、さらに観客全員を俺たちの愚民として感服・平伏させるぞ。…この様子はクロスオーバーワールドの番組で特集される。つまり俺たちの世界全てで生放送されるということだ!会場に集いし全ての愚民ども、俺たちの輝かしい活躍を目撃し平頭平伏するが良いわ!!」
音也「えっ、それマジ!?すごいよマサ、カミュ先輩、みんな!大抜擢じゃん!!」
嶺二「いつの間にかうちのミューちゃんとひじりんがすごいことになってたー!?」
タートル「まさかヴェニシリンで見たアイツらが他サイドへ出張までするようになるとはな…!コリエンテ、しっかりいけよ!!」
コリエンテ「もっちろん!CORIE、TARO、MASA、CHRIS、SONO、5人全員輝いて見せるから!!『パシフィカ』、いっきまーす!!」
美園「迅くん、雷那、HALさん、その時はどうぞよろしくお願いします!…あと、勝手に宣伝をしてしまってすみませんでした;」



 1番チームが作ったアップルパイ。このアップルパイには製作した焦げや生焼けになっている部分はなく、パイの焼き加減については全く問題がなかった。これは時間の管理が得意なロージアが余熱や焼き時間の管理をしっかりしていたことが関係しているのだろう。パイの中身のフィリングは砂糖の使用を最低限にしてリンゴの本来の甘みと風味を十分に活かしたが、甘いものが好きな試食者によってはもう少し甘みが欲しいと思う部分があった。自分好みの味付けに寄せるためのアイスクリームやシナモンやコーヒーといった試食者に対する配慮は全体的には良かったのだが、その配慮が「フィリングのリンゴを細かく切る」というミスに繋がってしまった。次に料理に取り組む時には同じミスはしないと誓い、1番チームの3人はステージを降りた。あと皆さん、神出鬼没のバンドユニット「パシフィカ」とHALさんサイドとのコラボが決まったのはマジです。この場の宣伝になってしまって大変申し訳ありませんが、HALさんの「未だにカオスなのかもしれない非日常」をよろしくお願いします。
 次はクレープセットを作った7番チーム(パックマン、ペイペイン、リック)。ここはあの焼き加減のミスさえなければ☆4組の中でも最高評価に1番近かったチームだが…?



オリオン「おいペイペイン貴様!なぜあの程度で料理を提出した!?貴様ならチタンと同じく☆5クラスの黄金級の料理も製作可能だろう!?たとえ貴様のチームに未熟なチームメイトを引き当てたとしても、貴様主導の地獄の料理特訓で鍛え上げれば…!!」
パックマン「オリオンくん、そんなにペイペインちゃんを怒らないであげてヨー!?ペイペインちゃんは何も悪くないんだってバ!?アレ、ボクたちが生地を広げる時にミスしちゃっただけんだかラー!?」
マヤ「ミス?…あの、一体どういうことですか?」
リック「ああ…;本番でパックマンがいつもの癖で生地を多めにお玉に掬い過ぎて、逆に俺は慎重にやり過ぎた結果として少なすぎる量をお玉に救ってしまったんだ…;特にクレープは生地の継ぎ足しをしたとしてもミスが目立ってしまうものだから挽回不可能で……;」
マヤ「ああ、なるほど…;それと、リックたちは食材を無駄にするのはダメだと思って、失敗した生地も捨てなかったんでしょ?」
リック「うん、正解だ……;」
シモン「……なるほど。しかし、料理が得意と聞いていたペイペインが、それを放っておく訳はないと思うが」
ペイペイン「…皆さま、納得がいかないようですので、当日に起きたことを全てお話ししたいと思います。言い訳に捉えられてしまうかもしれませんが、ここは講評の場ですからね」



 相手を評価しているが故に怒るオリオンと慌てて彼を宥める平面世界の黄色の住人と実直少年を制して、いつもの落ち着いた様子を崩さずにBVLのベースの闇麒麟族のメイドが語り始めた。



ペイペイン「私とて、今回の料理対決で何もしていなかった訳ではございません。集会当日のチーム決めが決まった日から準備期間の間、お2人の都合が良い日にちと私のアイレーン様のお世話がない時間の都合が合う際に、私はお2人に地獄の料理特訓を課しておりました。その甲斐もあり、生地に関してはお2人に全てお任せしても問題ないと思える程度にはお料理の腕前が上がったと確信しました。…当日。私はパックマン様とリック様に生地のことはお任せして、私は残りの製作難易度が高いなり手間が掛かるトッピングの用意に取り掛かっておりました。その際お2人が当然声を上げられたので、何かと思い一旦作業を中断してホットプレートの方に向かうと、そこには明らかに失敗しただろうと思われる生地と、冷や汗を大量にかかれているお2人のお姿がありました」
ハンドレッコ「…それで、ペイペインは2人がミスをしたことに気付いたんだね?」
ペイペイン「はい」
パックマン「…練習はペイペインちゃんが見てくれたことで落ち着いて出来たんだけどサ。あれは本番でサ、ボク、ついつい焦っちゃったんだよネ…;それでつい多く生地を盛っちゃっテ……;」
リック「俺も同様だ…。よりによって本番で、絶対に失敗してはいけないと思っていたのに…!不覚だし、本当に不甲斐ない……;」
クロウ「…あのペイペインが認めるってことは、2人は練習を真面目にやって、それでちゃんと出来るようにはなったんだろうな」
オリオン「…生地の失敗についての事情はおおよそ分かった。だが、残りの生地は全て貴様が仕上げたのだろう?その貴様の仕上げた生地のみを提出すれば良かったのではないか?それならば仮に数人は☆4評価を出したとしても、総合評価で☆5の黄金級の料理として認められたのではないのか?」
チタン「……」
ペイペイン「…それでは、オリオン様。及び会場に集合した全ての皆様にこうお問いかけします。確かに、私のみで料理の全ての作業を行えば最高評価は獲得したのかもしれません。ですが……」










ペイペイン「果たして『私だけが作った料理』が、チーム戦の料理とは言えるのでしょうか?」





HALさん、唐突な宣伝をしてしまい申し訳ありませんでした;感想まだ

結果発表(前編) ( No.481 )
日時: 2024/03/17 18:26
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

……



オリオン「!?」
全員「……」





ペイペイン「…私とて、今回の料理対決で優勝したくなかったわけではないのです。私の結果は我が主であるアイレーン様や仲間のハンドレッコ、『Bad Virjin Lojic』やアイレーン様の下民総員や私やハンドレッコの下民総員、挑戦者に不安要素が多く読者の皆様から危険視されていた闇バンド組の皆さん全員、SB69組全員の評判に関わるものでしたから。何より、私自身のメイドとしてのプライドに関係しております。なので今回お料理の腕前がやや劣るパックマン様やリック様をチームに引き当てたとしても、最高評価たる☆5評価を獲得する気でおりました」
アイレーン「ペイペイン…」
ペイペイン「…ですが、今回の料理対決。私の完璧なメイドとしての実績が裏目に出たようです。アイレーン様にお仕えしている私にとって料理は簡単なものから難易度の高いものまで、毎日しているごくごく当たり前のことですが…。いくら練習期間中に問題ない腕前に引き上げられたとはいえ、お料理に私ほどは慣れていないお2人にとって、練習の環境と本番は大きく違うことを認識しておくべきでした。特に慣れていない物事に対して強く緊張しやすいリック様にとっては…。お2人のミスはこの問題を全て把握しきれていなかった私自身のミスでもあります。メイドとして、料理の道に挑む者としては限りある資源を用いた食材を無駄にするわけにも参りません。よって、総合評価が落ちる覚悟であの状態のまま提出致しました。制限時間の中で失敗した生地を別のものに流用する時間もアイディアもありませんでしたので。……その上で、批判や質問があるようでしたらすべて受け入れ、お答えします」



 7番チームは練習期間中にペイペインが主催した地獄の料理特訓により、パックマンとリックは生地作成においてペイペインが認めるほどには問題なくこなせるようにレベルアップしていた。だが練習期間で上手くできていたことでも本番ですべて完璧にこなせるとは限らない。本番特有の緊張感に飲まれ、さらに「本番で絶対に失敗をしてはいけない」という焦りと緊張のせいで、よりによって本番の大舞台で2人はミスをしてしまった。それを目撃したペイペインも流石に少し焦ったのと、自分と料理修行中の2人では本番のコンディションや緊張具合に大きな差があることを初めて悟った。これによりペイペインが残り全ての作業を行うことも一瞬考えたが、それでは今回のテーマである「チーム戦」の意味がない。ミスをして落ち込む2人を何とか叱咤激励し、失敗した生地も食材を無駄にするわけにもいかずその状態のまま、料理修行組である2人をカバーしながら全ての料理を完成させて提出した…というのが、7番チームの本番に起きた事情だった。
 そしてこれを聞いたのヤギ族の御曹司とKONAMIからやって来た元祖ヴァンパイアハンターと巻き込まれ委員長系女子は…。



オリオン「…フハハハハ!そうか、そうか…!理解した!あれは黄金級の料理ではないが、貴様のその崇高な精神は☆5評価の者たちに負けず劣らずの黄金級だと認めてやろう!!」
ペイペイン「オリオン様…」
シモン「……パックマン、リック。失敗しても、投げ出さずに最後まで諦めなかったのは、とても良かったと思う。何より、お前たちが料理の練習に真面目に取り組んだからこそ、ペイペインもメインとなる作業をお前たちに任せたのだろう……」
パックマン「そうかなァ…?ボク、本番でミスっちゃったケド…」
シモン「……大舞台で失敗するのも、また経験だ……。俺もスマブラに来たことで実感しているが、大乱闘の試合と同じだと思う……。お前と付き合いの長いゲムウォも教えるだろうが、今度、俺も、お前に料理を教えよう。だから、あれは今度スマブラ屋敷で振る舞ってくれ。あれは食べる人ごとにトッピングを選べるから、リヒターやネスやリュカやアイスクライマーたち、クッパジュニアたちも喜ぶだろう……」
パックマン「…うん、分かったヨ!アレは子ども組のみんなも喜ぶだろうナ〜!次はちゃーんとしっかりしたのを作るカラ、シモンにも負けないからネ!それにゲムウォのこともギャフンと言わせてみせるヨ!www」
シモン「……ゲムウォも、今回ばかりはお前の大好物をたくさん用意してお前を労うだろう。お疲れ様」
マヤ「…私も、慣れていないことではよく緊張しちゃうから、今回のリックやパックマンさんの気持ちはとてもよく分かるわ。それにもし私が今回の挑戦者として選ばれていたら、まず結果を出せていたかどうか…」
リック「いや、マヤは多分上手くやれていたと思うぞ?…俺は…」
マヤ「そんなことないわ!だって一部の作業においては、あの完璧なメイドさんのペイペインが認めるくらいにはレベルアップ出来たってことじゃない!それってとてもすごいことよ!まずはそんな自分を誇りに思って!」
リック「マヤ……」
マヤ「☆5を獲れたレオンみたいには上手くいかなかったのだろうけど。でも、これ以上自分を責めるのはやめてね?あなたも『自分のせいでペイペインの足を引っ張ってしまった』って、とても苦しんでいたんでしょう?私、の頑張り屋さんなところは尊敬してるけど、必要以上に自分を責めるのは頂けないわ。…それとね?今度私にお料理を教えてくれる?あのメイドさんから直に学んだテクニック、私も活かしたいからね?サツキ先生はもちろんだけど、家庭科担当のリディア先生もあなたが懸命に励んだことは認めてくれると思う…!」
サツキ「そうね、マヤさん。…リックくん。練習期間中や本番の様子のことは私は分からなかったけど、自他共に厳しいと伺ってるペイペインさんが認めるレベルにまで達していたのなら、それは誇りに思って良いと思います。それに失敗は経験の素とも言うわ。次に似た課題があっても今回の経験を糧に同じ失敗を繰り返さないようにすればいいからね?次回のアカデミーの調理実習ではあなたがリーダーとしてチームを仕切ることも出来そうですね?リディア先生も今回の講評の映像は職員会議でご覧になるでしょうし、それは他の教師陣の皆さんも同じですよ?…リックくん、今回はお疲れ様!」
リック「…はい、サツキ先生!この経験は次に必ず活かして見せます!ご意見ありがとうございます!」



 挑戦者たちの誠意は固定審査員たちや+α審査員たちに伝わり、先ほどまで暗い雰囲気だった講評はいい感じに。会場も彼らの健闘を讃える暖かい拍手に包まれた。



オリオン「…だがペイペイン。お前の黄金級の料理を試食できなかったのは不満だ。次回の対バンでは俺たちに貴様の作った黄金級の最高級の差し入れを持参して来ることを約束しろ。あと貴様の崇高な精神には目を見張るものがある。アイレーンに仕えるのは辞めて、爺に次ぐ俺の従者として認めてやってもいいぞ?報酬ならアイレーン以上に出すぞ?」
ペイペイン「承知しました。…私は終身アイレーン様にお仕えする身なので貴方にお仕えすることは『絶対に』不可能ですが、次回の対バンの差し入れのことでしたらこのペイペイン、『完璧たるメイド』の名に賭けて完璧なお料理を皆様へご準備しましょう。…あくまでアイレーン様及び『Bad Virjin Lojic』のことが最優先になりますが、お手伝い程度でしたら貴方の相談に乗ることは可能ですよ?サウンドベルを撒き散らすあのパフォーマンスは高評価を出す皆様もいるのでしょうが、どうも私にとってはただの成金の如く映りますので…ね?」
オリオン「なっ、成金だと!?…おいペイペイン、それは一体どういうことだ!?俺及びセレンとアルゴンの実家はMIDICITY設立から歴史と由緒ある名家なのだぞ!?」
ペイペイン「さあ?…そのままの意味、とだけお伝えしておきます。それと私のこの評価が嫌なら別のパフォーマンスの形式を考えた方がよろしいのではないでしょうか?とだけ」



マヤ「そもそも今回の試食でリックのお料理に当たるとは思っていなかったわ!ラスクやセリオスが微妙な表情で出て来たり、あの酷い激辛騒動や吐血騒動が起こったり、私と同じ+α審査員の皆さんがとっても個性的だったから、今回の料理対決は一体どうなるのかと心配だったけど…!さっきも言ったけど、今度私にお料理を教えてね?私も家庭科の成績は普通だし、リエルやピーチさんやサユリや鈴花たちのすごいお料理の腕前を見ていたら女子として負けられないと思うのと、きちんとレベルアップしたいと思っているからね!今回ペイペインから学んだことを私にも教えてね!」
リック「俺、ペイペインのあの地獄の料理特訓は本当に大変だったからもう2度と経験したくないと思えるほどだったが…!最高クラスの腕前を持つ者から学んだことを次の家庭科の調理実習に活かしたり、学友たちに上手く伝えるのもまた義務だよな。料理は一朝一夕では身に付かないということと、改めて俺たちの命を長らえる食事は常に感謝の思いを抱いて頂かなければいけないこと、食材の生産者の方々には常に感謝を忘れてはいけないということが今回の件でよく分かった!俺でよければ、力になれるように協力しよう!それと今回はペイペインとパックマンとのチーム戦という形での挑戦だったが、格闘技の大会での優勝を目指すように、今後自力で個人戦の料理対決でも優勝出来るように俺も励む!その時はマヤに渾身の料理を振る舞えるようにするから、これからも俺の挑戦を見守っていてくれないか?」
マヤ「ええ、もちろん!…リック、今回は本当にお疲れ様!」
リック「ああ、今回イマイチな出来のものを食べさせてしまったのはすまなかった!同じ賢者を目指す学友として、かつて第1アカデミーの騒動で巨大な洞窟に閉じ込められていた頃からの付き合いとして、そしてクロスオーバーギルドの同期のメンバーとして、今後ともよろしく頼む!」



 審査員担当だった者たちは挑戦者に評価用紙と属性宝石を渡す。そしてその際に少しやり取りをする。だがその際、そのやり取りを見ていた同チームの平面世界の黄色い住人は…。



パックマン「いヤ〜!若いって、本当にイイね〜!ペイペインちゃんはボクたちの地獄の料理特訓の時もだったけどいつも冷静なのにちょっとムキになってて可愛いし、リックに至ってはさっきのコメント、まるでマヤちゃんへのプロポーズみたいジャン!これでクラスメートと同期ってだけなのは割と本気で詐欺クラスだヨwww」
リック&マヤ「ゑ?」
アイコ「!!…パックマンもそう思うよね!?アレ、絶対に付き合ってないとおかしいレベルじゃん!!ねえねえ奏、奏もマヤのコンビパートナーとしてそう思うでしょ!?」
奏「あっ、え、えーと…;」
ベレス「!!つまりコレはお馴染みらーぶらーぶコースってことよね!ここはカオスを愛する教師として、『あの音頭』を取るわよベレト!」
ベレト「そうだね同志ベレス!…はい、会場にいるみんなも一緒に!!」
パックマン「らーぶらーぶ」
ギャグとカオス大好物組全員「らーぶらーぶ」
アロエ&ミュー&タネフルン「らーぶらーぶ?」
リック&マヤ「うわあああああーん!!」
ペイペイン「…パックマン様。貴方へ響かせる断罪のソリテュードは如何でしょうか?それともX旋律~Schlehit Melodie~の方がよろしいでしょうか??」
アイレーン「ムーッ!ペイペインはお前のような性格の悪いやつには絶対に渡さないのだ!いーっ!!」
チタン「…あの、オリオン。少なくともパックマンたちはお前を讃えてはいないと思うんだが…;」
セレン「そうだね~。も自分が世界の中心だと思っているフシがあるのと、わりかし抜けてるところがあるからね~」
アルゴン「…でもとにかくみんなが明るくなったし、これで一件落着だぜ!フォーッ!!」
シモン「……ああ、パックマン。ゲムウォからLINEが来ているぞ。『後で話があります』とのことだ……」
パックマン「」



 はい、やっぱりカオスが大好きなパックマンが今回自分と組んだ仲間たちを揶揄いました(笑)。それにヤキモキしているマヤの幼馴染の普通の女の子やカオス大好物組がまとめて便乗し、場はなぜからーぶらーぶコールに包まれることに。元から恥ずかしがり屋の実直格闘少年は全身真っ赤になるほど慌てふためき、BVLの闇麒麟族のメイドは優雅な微笑みを浮かべながらも自分の愛用するエレキベースであり武器の刃先をギラリとパックマンへ向けてみせる。最終的にそんな平面世界の黄色い住人の元へは旧友であり親友であるDX組の黒き住人からお説教が飛ぶハメに(笑)。





感想まだ


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