二次創作小説(新・総合)

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とある彼らの日常日和SP
日時: 2025/05/25 16:15
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: JC82K/KY)

初めまして、こんにちは。そしてお久しぶりの方はお久しぶりです。元ユリカこと夢見草と申します。改めて小説カキコでクロスオーバー・日常系二次創作小説を書かせて頂くことになりました。何かと至らないところは多いですが、どうぞよろしくお願いします。



<注意>
・このスレッドは「二次創作・クロスオーバー」を中心にしています。
・作品はスマブラ・ぷよぷよ・ダンガンロンパ・ポップンミュージック・オリジナルキャラクター…など様々です。またキャラクターによっては出番数や扱いに差があります、あらかじめご了承ください。
・二次創作ならではの「オリジナル設定」がかなりありますので注意して下さい(一部のキャラクターの不憫設定化、ギャグとカオス大好物組化、「裸族」化など)。また各キャラクターの設定や世界観は随時更新していきます。
・CP要素(男女カップリング/NL)があります。苦手な方は注意して下さい。
・小説の感想などの書き込みは歓迎します。ただし内容とあまり関係ないレスや誹謗中傷、他の人が見て気分を害する書き込みはしないで下さい。
・コラボの依頼やキャラクターの貸し出し・提供などは歓迎します。その時はコメントでお知らせ下さい。ただし、誹謗中傷や他の読者の迷惑となる行為や書き込みなどは絶対にやめて下さい。
・不定期更新です。あらかじめご了承下さい。



最終更新日:5月25日



<目次>
【世界観】
・ご挨拶 >>1
・おおまかな世界観の設定 >>211 
・各キャラクターイメージボイス集一覧 >>88
・簡易的なキャラ分類表 >>269 

【簡易的なキャラ設定】(随時追加&更新予定)
・矢島、真理子、美園、凛音、奏 >>139-140
・ロッシュ、ミシェル、フレドリカ、ケン >>185
・ニコラス、サイモン、マリー >>186
・ラクーナ、アーサー、ルナ >>187
・宮藤、坂本、バルクホルン、サーニャ >>212 
・音也、真斗、那月 >>270 
・トキヤ、レン、翔 >>271 
・セシル、嶺二、蘭丸 >>272 
・藍、カミュ >>273
・苗木、日向、霧切 >>387
・七海、十神、狛枝 >>388



【短編】
・パシフィカ・リベンジ >>122-123
・SP組紹介!(キャラ紹介あり) >>190-202
・春日差す 藤の裏葉の うらとけて >>216-221 
・バレンタイン・トロイメライ >>421-423


【長編】
「アイドルロンパ」(ダンガンロンパパロ)
・プロローグ&Chapter1 >>240-247 
・Chapter2 >>253-262 
・Chapter3 >>277-286
・Chapter4 >>293-303 
・Chapter5&エピローグ >>310-315


「ポプって料理対決!」
・ポプって料理対決~どうあがいても、絶望~(準備編) >>7-15
・嫌な予感しかしない試食その1 >>25-31
・嫌な予感しかしない試食その2 >>39-45
・嫌な予感しかしない試食その3 >>55-61
・嫌な予感しかしない試食その4 >>71-78
・嫌な予感しかしない試食その5 >>89-97
・嫌な予感しかしない試食その6 >>107-114
・それなりに平和な結果発表 >>130-136
・修羅場の先は阿鼻叫喚 >>145-153
・オシオキとフィナーレ! >>161-173
 


「チームで料理対決!!」
・チームで料理対決!!(準備編)          >>322-340
・チームで料理対決!!その1(1番~4番)     >>347-358
・チームで料理対決!!その2(5番~8番)    >>368-378
・チームで料理対決!!その3(9番) >>389-395
・チームで料理対決!!その4(10番~12番) >>404-415
・チームで料理対決!!その5(13番)    >>430-439
・チームで料理対決!!その6(14番~16番) >>448-461
・結果発表(前編)     >>470-489
・結果発表(後編)     >>491-505
・残りのオシオキとフィナーレ >>508-514



「テストネタ おかわりっ!」
・1時間目      >>517-527
・2時間目      >>533-542
・3時間目      >>552-562



「それは愛と純情のセンチエレトリックってことだろSAGA」
・導入編 >>567-573
・準備編 >>574-590(NEW!!)




【夢見草版裸族による裸族のための裸族講座】
・裸族講座1 >>226-232 



<タグ>
クロスオーバー ギャグ カオス キャラ崩壊要注意・オリジナル設定あり スマブラ ぷよぷよ ダンガンロンパ 世界樹の迷宮 ストライクウィッチーズ ポップンミュージック うたプリ SB69 QMA オリジナルキャラクター NL  クロスオーバーカップリング コラボあり 

チームで料理対決!!(その5) ( No.432 )
日時: 2024/02/25 17:08
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: 63Ha3w2c)

……



ミシェル「みんな、準備はできた?出来たならお料理を取ってくるわね!」
藍「…うん、僕たちも準備はできたよ」
クロウ「頼むぜロッシュ!ミシェル姉さん!」
ロッシュ「おう!次のパン料理は…」



 司会進行者が変更され、パートが変わってすぐの折り返し地点。固定審査員一同の士気のためにも大事な局面だ。世界樹リーダー組が扉を開けた瞬間に飛び込んできたパン料理は…。










ふよふよ浮いている小型のブラックホールでした(爆弾投下)。










全員( Д)               °°





 全員が驚くのも無理はない。何で「パン料理」がお題の料理対決でブラックホールが出てきたの?え?マジで何で?





夢見草「えっ…?ねえ、これって冗談よね…?」
イカ「ぶ、ブラックホール型のパンってあるんだねー…」 ( ᐛ )
サツキ「私も初めて見ましたー。QMAワールドにはないものなのでしょうねー…」 ( ᐛ )
矢島「イカ!?サツキ先生!?変な形で現実逃避しないでくれ!?」
ケン(スマブラ)「…なあ、あのブラックホール(?)って、真っ黒じゃねえんだな…。ブラックホールなのにBlackじゃないのもあるんだな。俺、初めて知ったぜ…;」
藍「確かに色が付いているね。えっと、あのブラックホール(?)はピンク色だね…;」
翔「…あとさ。あのブラックホール(?)、何だかフワフワしてねーか?ちょうどほら、わたあめとかヒツジみてーな感じで…;」
クロウ「…ピンクで、フワフワしてて、ブラックホール…。おい、まさか…;」
ロム「……みんな、すまねえ。本当にすまねえ」OTL



 このブラックホール(?)の製作者の正体を察した瞬間、シンガンの頼れる兄貴のロムニキが即座に土下座したー!?しかもあのロムニキから「リアルに」が消えたぞ!?これ、ガチの謝罪の時のやつじゃねーか!?



ミシェル「カラーリングも合わせて見ているだけならメルヘンで可愛いものにも見えるけど、あれって正真正銘のブラックホールなのよね…;」
ロッシュ「むしろ何でアレを料理対決用の機械に取り込めたんだよ…;ロムじゃねえが、これ、リアルに奇跡の産物なんじゃねーのか…?;」
ミシェル「…ロッシュ。アレはどう見えても絶対に試食しちゃダメなやつでしょ?今回集まって下さった他サイドの処理班の方々にお任せましょう?;」
ロッシュ「いや、でも処理班もアレをどうやって処理するんだよ…?アレ、炭が好物のやつでも無理だろ…?カービィ勢もイケるか分かんねーし…。そういや追加救援でなんか規制済みの奴とかいたけど、アイツに取り込ませるのか…?;」



おい、原作のあまりにも苛烈な迷宮を踏破したギルドリーダーの2人でさえ慄いているんですが…。司会の世界樹リーダーコンビの2人が冷や汗をダラダラ流しつつもブラックホール(?)の処理をどうしようか話し合う中。





カタカタカタ……!!
ゴォン…!ゴォン…!!ゴォン…!!!





イカ「あれ?…ねえ、なんか変な音がしない?」
サツキ「ほ、本当ですね?先ほどまでこんな音はしていなかったのですけど…?」
翔「確かに。空調にしては変な音だな…って、おいぃぃぃぃー!?なんかあのブラックホール(?)が急にデカくなり始めたんだけどおおおおおぉぉぉぉぉー!?」
藍「すごく嫌な予感がする…!ショウ、みんな!僕のスキルで解析する!…『イノセントファンネル』!カルテットブースト!!」
ケン(スマブラ)「What's happened!? 一体何が起ころうとしてるんだ!?」





ゴォォォォォォォォォォー!!!!!





夢見草「ブラックホールが私たちを吸い込み始めたあああああぁぁぁぁぁー!!!!?」
イカ「嫌あああああー!!!!!あたしたち、流石にこれは無理だってえええええー!!!!!?」
矢島「絶対に『試食なし』案件だろコレ!?」
ロム「それよりお前ら!早く何かに掴まれ!?そうしないとリアルに吸い込まれるぞ!?」
クロウ「分かってるけどコレ、吸い込みの力が強すぎねーか!?どうなってんだよ黙示録!?」
ミシェル「グラッセ・フルスタ!主柱に縛り付けて…!みんな!今会場で1番重量のある太い主柱にロープを取り付けたわ!みんなで手を取り合って少しでも踏ん張るのよ!ロッシュ、連絡と通信関係はお願い!!」
ロッシュ「了解!防護壁作動!…んで、館内放送を流して他の奴らは絶対に試食会場へは近付かせないようにするぞ!林檎先生とかの慣れてない奴らや救援の奴らの避難誘導はYビートたちに任せる!!」





 何とブラックホール(?)が突如吸い込みを始めたのだ!?ブラックホール(?)は手始めに軽量のお皿やコップなどの食器類、会場を飾り立てていた花などを次々に吸い込んでいく…!予想外のことに全員がパニックになりかけるが、瞬時に司会のハイ・ラガートのギルドリーダーがロープと化した武器を主柱に巻き付け、それをロープ代わりとすることで何とか場を凌ぐ体勢を取れた。さらにその間にエトリアのギルドリーダーが通路と会場を繋ぐ廊下を非常に強力な防護壁でシャットダウンさせ、緊急事態を促す館内放送を流し、今絶対に試食会場に近付くなと叫ぶ。
 試食会場内の全員で緊急巨大ロープと化したグラッセ・フルスタにしがみ付き耐え忍ぶ中、自分の武器(スキル)を発動させて状況を素早く解析していたQUARTET NIGHTの電脳アイドルが突如絶句する。



藍「えっ…!?何コレ、嘘でしょ…!?」
翔「藍!?どうしたんだよ!?お前すげー顔色悪いぞ!?」
ケン(スマブラ)(スマブラ)「お前、ピコピコやってたけど、何かあったのか!?俺たちの力が必要なら何でもやるぜ!?」
藍「…ショウ。作者。みんな。落ち着いて聞いて…」





藍「…僕の武器で解析した結果、解決方法は『Unknown』…。つまり、この事態を僕らがどうにかするのは無理ってことだけ、分かった……」
全員「」





グゴオオオオオォォォォォー!!!!!





イカ「いやあああああー!!!!!吸い込む力が強すぎるってええええええー!!!!?うぎゃあああああー!!!!?」
サツキ「高ランクの重力魔法より吸引力が強いんだけど!?…っ、きゃあああああー!!!!!」
クロウ「おいイカ、サツキ先生、大丈夫か!?…あああああぁぁぁぁぁー!!!!?」
藍「ちょっと、急に手を離したら吸い込まれるに決まってるでしょ!?ロープを握ってる手が痛いんだけど…うわあああああぁぁぁぁぁー!!!!?」
翔「藍ぃぃぃぃぃ!?…って、俺の帽子もどっかいったあああああー!?やべっ!?吸い込まれ…ぎゃあああああぁぁぁぁぁー!!!!?」
作者「クロスオーバーの交流ネタやあらゆる男女カプネタや次の企画の詳細を記したメモ帳が…わあああああああああー!!!!?」
矢島「柱もなんかミシミシ言い始めたんだが!?…ぐあああああぁぁぁぁぁー!!!!?」
ロッシュ「作者は一体何言ってんだよ!?…ヤバっ、身体が浮いた…あんぎゃああああああああああー!!!!?」
ミシェル「えっ!?ちょっと、武器が千切れ…!?きゃあああああぁぁぁぁぁー!!!!?」
ケン(スマブラ)「みんなが次々吸い込まれていく…!ロム!重量のある俺らだけでものこ…NOOOOOOOOOー!!!!?」
ロム「お前らあああああぁぁぁぁぁー!!!!!!!!!!」





 ロープに掴まるという抵抗空しく、試食担当のみんなが次々と闇の中へ消えていく…。特に重量とパワーに秀でるケン(スマブラ)とロムが踏ん張るが、宇宙の神秘のひとつと数えられるものには叶わず、ついに試食会場にいた11人全員がブラックホールに吸い込まれていった…。










ロム「13番んんんんんー!!!!?お前は一体何をしたんだあああああぁぁぁぁぁー!!!!?」





感想まだ

チームで料理対決!!(その5) ( No.433 )
日時: 2024/02/25 16:30
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: 63Ha3w2c)

矢島「…ん?」



 格闘少女は突如目を覚ました。最初は少しぼんやりしていたがそうたたないうちに意識が覚醒する。ばっと起き上がり、武器のグローブを嵌めながら周囲の様子を確認する。



矢島「確かあたしたち、あのブラックホール(?)に吸い込まれたんだったよな…!?それに、ここは一体どこだ…!?ものすごく嫌な予感がするんだが…!?」
藍「…ハナ!!君はここにいたんだね!!」
ケン(スマブラ)「Wow!これで4人目だぜ!…早くイカちゃんたちも見つけねーとな」
矢島「藍、ケン(スマブラ)、ロム!?あんたらも近くにいたのか!?」
ロム「ああ…。たまたま俺ら3人は同じ場所に飛ばされたらしい。んでリアルに警戒しながら3人で進んでいたが、そこにお前が倒れてたってことだ。…にしても、クロウや作者たちはどこにいるんだ……?」
矢島「つまり、今作者やイカたちはあたしたちとは別の場所にいるのか…」



周囲を見渡す彼女の元に、+α審査員枠の元祖ダッシュファイターとシンガンクリムゾンズのドラマーとQUARTET NIGHTの電脳アイドルがやってきた。どうやら彼らは最初からたまたま近くの場所にいたらしい。



ケン(スマブラ)「…にしてもさ、ここはすげー気味が悪い場所だよな…;嫁さんたちには絶対に見せられねぇ……;」
矢島「…この場所、一面に霧が掛かってやがる…。ここで敵が襲ってきたらあたしら全員お陀仏だろ。逆に移動するのは危険じゃねーのか?」
ロム「ああ、それは安心しろ。ここをリアルに安全に移動出来るように藍のスキルがある」
藍「今、僕の武器の効果でマップを表示しているからね。ここは霧のせいで視認性が悪いから、これを頼りに進むといいと思う」



 初めて描写すると思うので補足する。美風藍の武器である「イノセントファンネル」は装備することで雷属性/電撃攻撃への完全耐性を得ることができ、攻撃手段として4個のビット型ファンネルから電流を流して相手を攻撃したり牽制することができる。これだけではなくこの武器の固有能力として敵への能力低下や状態異常付与、敵の弱点解析や味方への能力上昇効果などを得意とする後衛補助タイプのものであり、世界樹シリーズのデバッファー系ジョブやペ◯ソナのナビゲートスキルやセ◯ンズド◯ゴンシリーズのハッカーのスキルを色々合わせて自己流にアレンジしている。簡単にいうとペ◯ソナシリーズのナビゲーターが(藍の身体能力強化も合わせて)戦場に立てるようになったようなものだ。彼の仲間の2人が前衛タイプ、もう1人が中衛タイプなので相性が良いといえよう。
 現在、彼のスキルによって藍の手元には今彼らがいるマップのホログラムが映し出されていた。どうやらここは3階建ての建物のようだが、3階部分は大きく崩落しており実質行動出来るのは2階までのようだ。そして彼らがいるのは2階のある部屋のようだ。霧のせいで視認性は悪いが、今彼らの目には大きなシミのついた壁や錆びている吊るされた鎖が映っており、どこか小さくて懐かしい雰囲気を感じさせる机や椅子、黒板や教科書などとの対比でより不気味に思える…。これは…。



ケン(スマブラ)「……ここさ、どう見ても、学校、だよな?」
ロム「ああ。黒板にこの机の形…。リアルにそうだろうな」
藍「…黒板に記されている内容は英語だね。僕は英語は日常会話程度は理解できるけど、見る限りこれは小学校クラスの英文のようだね」
ケン(スマブラ)「Hmm…?でもこれ、なんか変だな?この教科書、低学年用の文章と高学年用の文章が混じっちまってるみたいだ。俺はアメリカ出身だから分かるぜ?」
ロム「リアルに普通のものではないみたいだな。ここは小学校だが…。普通の学校、ではないみたいだな。なぜだ?」
藍「それを知るにはあまりにも情報が少なすぎるよ。でももしかしたら、『学校であること』そのものが重要なフィールドなのかもしれないね」
矢島「つまりまとめると、あたしたちは何故か英語圏のヘンテコな小学校に飛ばされたと…。ん?英語で、小学校…。なんか、寒気が……;」
 


格闘少女がなぜか嫌な予感を察知して身震いした、次の瞬間。





BGM: THE EYECUTIONER CHASE MUSIC





 あまりにも不穏で、自分たちの中の恐怖の根源を揺さぶる音が響いた。ギギギ…とぎこちなく振り返った時、彼らの目の前にいたのは…。





THE EYECUTIONER(▲様)「……」





 「それ」はあまりにも異様な姿のクリーチャーだった。「それ」は頭に何やら大きな赤いパイロンのようなものを被った筋骨隆々とした大男であり、巨大な鉈を重そうに、だがどこか手慣れた様子で引きずっている。引きずられている大鉈の周囲には血濡れて黒ずんだイバラのようなものが広がっており、本能的にそれには絶対に触れてはいけないことが4人とも瞬時に理解できた。このクリーチャーは、いうまでもなく…。





ケン(スマブラ)&ロム「何じゃありゃああああああああああー!!!!?」
藍「『サ◯レントヒ◯』のクリーチャーだあああああぁぁぁぁぁー!!!!?」
矢島「▲様じゃねえかああああああああああー!!!!!またかよコンチクショウがああああああああああー!!!!!」





 そう、某超有名ホラーゲームのトラウマ敵だったのだ!なぜ格闘少女とQUARTET NIGHTの電脳アイドルが『これ』の存在を知っているかというと、彼らは1度このクリーチャーの姿をはっきりと目にしたことがあるから(しかも矢島は直接遭遇した&過去ログの『新・とある彼らの逃走中!〜ジュエルランドの秘密〜』参照)。あとクロスオーバーギルドの精鋭ゲーマーたちがこのホラーゲームの実況プレイをしており、それを観戦していたことがあるからすぐ分かったのだ。
 このクリーチャーは加虐的で執拗な性質を有しており、「処刑対象」と見做した敵をどこまでも追いかけ回して殺害しようとしてくる!実際、「それ」は4人に向かって大鉈を振り下ろす構えを見せている…!言うまでもなく危険だと判断した4人は即座に「それ」から逃れるために退却しようとダッシュで逃げ出す!!



ケン(スマブラ)「NOOOOー!?アレは絶対に捕まっちゃダメだよな!?」
ロム「リアルにそうだろ!?しかもあのイバラ、どう見てもリアルにヤバいオーラが漂っているんだが…!?」
矢島「しかも今回クリーチャーの封印用のアイテムはないし…!クソっ!藍!アイツをやり過ごすために1階に逃げることは出来ねーのか!?」
藍「待って!今スキルで解析する!…出てきた!あそこの階段が1番近いよ!!」
ロム「『スカルジャガー』!…少しでも足止めになれば!リアルな俺たちの魂の咆哮だ!!」
ケン(スマブラ)「Hey,ロム!俺も手伝うぜ!…そりゃっ!!」
矢島「あたしたちに手を出してくんじゃねえ!!」
藍「電気ショック!…よし、行くよ!!」



 ロムが武器を召喚したのち衝撃波を飛ばし、ケン(スマブラ)がたまたま近くにあった机を、矢島も黒板を投げ飛ばす!さらに藍も武器から電撃波を飛ばし、それらによって一瞬恐ろしいクリーチャーが怯んだその隙にイノセントファンネルの解析効果で1階方面に繋がる階段を見つけた彼らは急いでそちらに向かう…。





感想まだ

チームで料理対決!!(その5) ( No.434 )
日時: 2024/02/25 17:12
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: 63Ha3w2c)

……





翔「うぎゃあああああー!?こっちに来るんじゃねえええええぇぇぇぇぇー!!!!!」
藍「ショウ!?」





 そんな一行の目の前に姿を見せたのは、階段を駆け上がってきたST☆RISHの男気全開だった。彼の目は血走っており、息が上がっており、それなのに顔色は顔面蒼白の状態。格闘術使いの前衛タイプであり体力の高い翔だが、あまりに恐ろしい「何か」から長い時間逃げ惑ってきたことが見なくても分かる状態だった。彼を見つけた瞬間、翔の仲間であり先輩でもある藍が彼の腕を急いで引き、5人揃ってたまたま階段横にあった大きな鏡の後ろに身を隠す…。





THE TRICKSTER 「……」





翔「ひっ…!?」
藍「しっ!……っ!!」





 その数秒後、翔を襲おうとしていたと思われるクリーチャーが姿を現した。それはバットを持ったやや細身の青年体のクリーチャーだった。『それ』は派手なスーツを着た見目のいい男であり、一見すると普通の成人男性のように見える。だがその目は狂気に満ちており、常にヘラヘラと薄気味悪い笑みを浮かべている…。先ほどまで自分を追いかけ回してきた恐怖の存在の再来に思わず叫びそうになるST☆RISHの男気全開だが、その彼の口元をQUARTET NIGHTの電脳アイドルが右手で力強く抑える…。彼らはもちろん、矢島もケン(スマブラ)もロムも息を飲み、クリーチャーが自分たちの側を通り過ぎるのを耐え忍ぶ……。





THE TRICKSTER「……」
THE EYECUTIONER「……」





 追いついてきたも合わせて階段の周囲を散策していたクリーチャーたちだが、やがてそれぞれ別の場所へふらふらと歩き出していった…。どうやらクリーチャーたちが興味があるのは狙いを定めた獲物そのものであり、互いに連携し合う気はないようだ…。彼らが完全に通り過ぎ去ったのを確認した後で藍が翔の口元に当てていた手を離し、ST☆RISHの男気全開は大きくため息を吐いた。





翔「ぷはっ!…あ、藍…!?それに矢島に、ケン(スマブラ)に、ロムさん…!?た、助けてくれてありがとう……」
藍「問題ないよ。こんなの予測不可能な緊急事態だ。…それに後輩を助けるのは、先輩として当然でしょ」
ケン(スマブラ)「Oh!…藍、お前は仲間思いなんだな!仲間を大事に思う奴は俺も大好きだぜ!!」
藍「!?べ、別に…!!これくらい普通でしょ!?それに僕じゃなくて、レイジでもランマルでもカミュでも同じことはしたと思うし…!!///」
翔「へへっ、確かにそうだろうな!…でも藍、サンキュー!」
藍「……むう///」
ロム「とにかく、翔が無事でリアルに良かったぜ。…だが、これだと他のみんなも個人で飛ばされている可能性が高いな。これはリアルに急がねーとマズいぞ」
翔「ああ。みんな戦闘スキルは持っているだろうけど、それでどこまで凌げるか分かんねえ。…俺も最初はアイツに格闘組のみんなと一緒に鍛えた男気全開の攻撃を食らわして倒そうとしたし耐え忍んでたんだけど、アイツは何度傷付いても血を流しても怯まないで俺を殺そうと襲いかかってきたんだ!きっとアイツらの体力は無限大だ…!それを知らないとあっという間に体力も魔力も尽きるし、何よりここにずっといるとみんなあのクリーチャーどもに殺されちまう…!!」
ケン(スマブラ)「Oh my god!?早くこの変な空間から帰ろうぜ!?」
ロム「マジかよ…!?だったらやり過ごすにしても最低限の攻撃にした方がいいな!それにクリーチャーどもとの遭遇すら避けた方がいいぞ。…ん?どうした、矢島?さっきから黙ってばかりだが…。お前にしては、珍しい……」
矢島「……なあ。翔、ケン(スマブラ)、ロム、藍。今からあたしの言うことを、落ち着いて聞いてくれるか?」
藍「聞くけど…。ねえハナ、どうしたのさ?今の君、すごく顔色が悪いよ」
ケン(スマブラ)「?…何だ何だ?オレたちはちゃーんと聞くぜ?な?」
矢島「…これはうちのゲーマーの真理子の話だが。確か『サイレントヒル』って、メインシリーズだと「1」から「3」まであって、その後の時系列の番外編で「4」以降が出てるはずだ。…んで、確か▲様がメインで出てくるのは「2」なんだが、そのゲームの中にはこんなフィールドはないんだよ」
翔「えっ?だってホラーゲームだろ!?怪談とかもあるし、ホラーゲームの中に定番のネタになる夜の小学校のステージがないのか!?」
ロム「…いや、待て翔。確か『サ〇レ〇トヒルシリーズ』って海外がテーマだから、『学校が怖いもの』っつー概念がリアルにないのか……?」
翔「そ、そうなんですか?日本と海外の文化の違いってやつですかね?…でも、うーん……?」
藍「!…思い出した!『2』のプレイ動画、序盤だけなんだけどレイジやランマルやカミュたちと見たよ。確か『2』のメインフィールドってとある湖の近くの街じゃなかった?確か主人公が霧掛かった街に病死した奥さんの痕跡を探しに行って……」
矢島「そうそう。とにかく『2』だと学校は出てこなかったはずだ。…それに翔がさっき追いかけられていたあのクリーチャー。アレは絶対に『サイレントヒル』シリーズに出てこない!『別のゲーム』のクリーチャーだ!それにこのフィールドも多分その『別のゲーム』のものなんだが、それだとある意味『サ〇レ〇トヒル』シリー』よりずっとタチが悪いぞ…!!」
ケン(スマブラ)「What?…なあ、そのゲームって、一体何なんだ……?」





矢島「クリーチャーどもが霧の森の中に閉じ込められた人間たちを追い詰めて、次々肉フックに吊るして処刑する…対戦型ホラーゲーム・『Dead by Daylight』だ」
翔&ケン(スマブラ)&ロム&藍「」





 そう、ここは「サイ〇ントヒル」のステージではない。別の、転送された彼らにとってはそれよりも遥かに恐ろしいであろうホラーゲーム「Dead by Daylight」のステージだった(爆弾投下)。
 簡潔に補足すると、このゲームにはおぞましいクリーチャーたちが集っている。クリーチャーたちの正体は残忍な殺人鬼だったり、訳あって殺人鬼に成り果てたりならざるを得なかったものたちなり…。殺人をきっかけに人の理を外れた化け物へと化した彼らは「キラー」(殺人鬼)と呼ばれ、霧の中に閉じ込められた人間たち(サバイバー)を襲い、肉フックに吊るして彼らを使役している邪神に捧げる。そのキラーの中には他のホラーゲームや著名なホラー映画からのコラボキャラクターも複数おり、その中の1体に▲様こと「THE EYECUTIONER」もいるのだ。そして今彼らがいるフィールドはTHE EYECUTIONERのメインステージである『ミッドウィッチ小学校』…!ここはかつて学校でいじめられていた子どもたちや疲弊した教師たちの負の怨念がある組織の思惑によって具現化し、その怨念がかつて実在した学校と組み合わさってこのような悪夢の小学校と成り果ててしまったのだ…。




感想まだ

チームで料理対決!!(その5) ( No.435 )
日時: 2024/02/25 16:40
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: 63Ha3w2c)

……



ロム「は?肉フック?処刑?…は!?」
ケン(スマブラ)「俺は、俺は、奥さんと子どもを置いていくのか…!?」
藍「…僕たち、ここであの化け物たちに殺されるしかないの…!?またレイジやランマルやカミュ、ナツキやオトヤやマサトやトキヤやレンやセシルや、リンネたちギルドのみんなに会うことも、アカネやタイガやミユウたちと遊ぶことも、『シャノワール』に行ってマリカたちに会ったりちくパを食べることも、音楽フェスに出てクロスオーバーワールドの頂点を獲ることも、出来なくなるの……!?」(顔面蒼白)
翔「こんなの絶対あり得ねえよ!?俺は死にたくねえし、まだまだやりたいことはたくさんあるってのに!?…なあ矢島!?ここから出る方法はないのか!?さっきも言った通り、あのクリーチャーたちの体力は無限大だぞ!?」
矢島「だから落ち着けって!…このゲームは確か、サバイバー側はゲートから脱出すればクリア扱いになる!しかもどのステージにも必ず出口のゲートがあるはずだ。そこからなら絶対に脱出出来るぞ!!」
ロム「おう、そうか…!なら話は早いぞ!さっさとゲートを見つけてリアルに脱出するんだ!!」
藍「そうだね!こんなところなんて死んでも死にきれないし…!」
ケン(スマブラ)「THat's RIGHT!!さっさと帰るぜ!!」
翔「そうと決まれば男気全開でさっさと見つけてやるぜ!…脱出ゲートはどこにあるんだ!?」



 幼馴染のゲーマーやその親友たちのゲーマー軍団のお陰でたまたまデ◯バの仕様を知っていた格闘少女により、この空間からの脱出手段はあることを知った一行。そうと決まれば即行動だ、と彼らは脱出ゲートの捜索に取り掛かる。まずは藍のスキルでマップを映し出し、それらしき場所を探す…。すると。



藍「…あれ?」
翔「藍、どうしたんだよ?」
藍「今ちょっとマップに手を加えて、さっきのようなクリーチャーたちは赤マークで表示するようにしたんだけど。その赤マークが密集している場所があるんだ」
ケン(スマブラ)「Oh,my god…;ならそこは避けて通ろうぜ?」
ロム「だな;リアルに危険要素と遭遇する必要はねえ」
藍「…でも、妙な違和感を感じるんだよね。ナビゲーター見習いとしてただの直感には頼りたくないけど、何となくここは調べた方がいい気がする。…ねえハナ、そもそもそのゲームってこんなにわらわらクリーチャーたちが出てくるゲームな訳?」
矢島「いや、確か1試合にクリーチャー…キラーは1体だけだったはずだ…?サバイバーは4人で4対1の鬼ごっこみたいなゲーム。…この間真理子がキラー側でプレーしてたんだが、その時に嫌らしく煽ってきたサバイバーどもを真顔で全員吊り殺したあとに『F◯CK YOU★』って中指立ててた記憶が……」
翔「うわぁ…;ゲーム中に凄腕ゲーマーを敵に回してたって…;よりによって真理子とマッチングしてるって知らなかったんだろうけど、そいつらは自業自得だな;…ん?だったらこの空間、すげぇバグり散らかしてるじゃねーか!?だってさっきの時点でも、クリーチャー?いやキラーだっけ?…は2体もいたんだぜ!?」



 マップを映し出すQUARTET NIGHTの電脳アイドルによると、何やらクリーチャーやキラーたちが密集している箇所があると言う。絶対に避けた方がいいスポットだが、藍曰くなぜか妙な違和感があるとのことだ…。さらにこの空間が元ネタのゲームとは大きく異なることに全員が驚く。元ネタは1試合ごとにキラーは1体しか出現しないようになっており、どう考えてもおかしい。この空間はバグったゲームの中なのだろうか…?話し合いの結果、少しずつ接近していざとなったら藍の電撃で牽制しつつ全速力で逃走しようと決めたのち、密集スポットに遠巻きながら接近する一同。するとそこには…。





BGM:スタン・ハンセン入場曲テーマ「サンライズ」





リュウ「まだ!まだだ!もっと俺の闘志を燃え上がらせるような戦士はいないのかー!?」
翔&矢島&ロム&藍「」
ケン(スマブラ)「何やってんだよお前はああああああああああー!!!!?」





 そこにはキラーたちをドミノ倒しのごとく次々蹴散らすストリートファイターシリーズの主人公の姿がありました(爆弾投下)。彼の身体は恐ろしいキラーやクリーチャーたちが傷付けたケガによって傷だらけだったが、「世界最強の格闘家」と称される体力や精神力は伊達ではなく、持ち前のタフさと精神力と戦闘中にドバドバ出るアドレナリンでキラーたちに全く怯まずに立ち向かっているようだ…。これには彼の最大のライバルでもある元祖ダッシュファイターも堪らず絶叫。っておい、この書き方だとリュウ>キラーの構図に見えてしまうんですが?あとちょっと待て!?そもそも何でここにリュウがいるんだ!?この人は確か今回の料理対決の挑戦者側だったはずだろ!?



リュウ「ん?…おお、ケン(スマブラ)じゃないか!お前も一緒に戦わないか!?ちょうど背中を預ける戦士が欲しかったところだ!!」
ケン(スマブラ)「いやお前、なんでこの空間で平然と戦ってられるんだよ!?そもそも何でお前はここにいるんだよ!?」
藍「…ねえアンタ、あの化け物たちが怖くないの……?;」
リュウ「む?…ああ、奇妙な顔貌をした輩だと思ったまでだ!それに何度波動拳や昇竜拳を撃ち込んでも立ち上がってくる身体の強さを持っているし、もしかすると格闘技界では無名だが屈強な戦士だと思ったんだ!!」
ロム「マジかよ…;こいつ、リアルにキラーどもをただのサンドバッグだと思ってやがる……;」
翔「修行バカと天然ぶりもここまで行くと凶器だな;それにキラーたちも自分たちがサンドバッグにされるなんて、思ってなかっただろうな…;いや、俺を襲ったアイツのことは許さねーけど、この状況には同情しちまうぜ……;」
矢島「…なあリュウ。もう1度聞くけど、お前は何でここに来たんだ?あたしたちはブラックホール(?)で強制転移されちまったが、お前は会場の近くにいたのか?」
リュウ「ああ、俺は料理を作っている途中からここにいたぞ!俺の組んだ仲間たちがパンを作った瞬間に、なぜかキッチンからここに来ていたんだ!それからはずっとこの者たちと手合わせをしていたんだ!!」
矢島「どんだけ戦ってんだよコイツ!?…ん?料理対決の途中から…?」
ロム「……なあリュウ。お前が今回の料理対決でチームを組んだ相手の1人は『アイツ』だよな?」
リュウ「ああ、そうだぞ?そしてもう1人の仲間だが…」
イカ「あっ!みんないた!おーい!!」



 どうやらリュウは自分と組んだ仲間たちの料理のせいでこの空間に強制転送されてしまっていたようだ。それでも全く動揺せずにずっと戦い続けていられたのは彼の才能か、はたまたド天然級の修行バカゆえか…。一言だけ確実に言えるのは、リュウが超スマブラ級のホラーブレイカーだということです、うん。
 ちょうどそこへうまい具合にスプラトゥーンシリーズのインクリングとシンガンクリムゾンズのギターボーカル、第6アカデミーの新米教師との合流に成功。彼らもクリーチャーことキラーに追いかけ回された経験があるらしく、キラーを見て青ざめ悲鳴を上げかけるが、即座にリュウが持ち前の逞しい拳でキラーを軽々殴り倒したことに呆然とする。





感想まだ

チームで料理対決!!(その5) ( No.436 )
日時: 2024/02/25 17:15
名前: 夢見草(元ユリカ) (ID: 63Ha3w2c)

イカ「この空間、全然イカしてないしヤバいから早く抜け出して…ってリュウ!?あんたもここにいたの!?」
サツキ「皆さん、無事だったんですね!本当によかった…!!」
藍「大丈夫、サツキ先生?僕たちは平気だよ」
ケン(スマブラ)「Oh…。サツキ先生、汗がすごいぜ?ほら、俺の使っていないタオルでよければ貸すぜ!」
サツキ「ありがとう…。恐ろしい化け物が多くいたから、とても怖かったわ……」
クロウ「ロム!お前らも無事だったんだな!…つか何でリュウまでここにいるんだよ?お前、確か挑戦者のはずだろ?」
ロム「ああ…。なんかリュウは組んだチームメイトの料理のせいで、料理対決の途中からこの空間にいるらしい。その状態でキラー…化け物どもに殺されずに生命があるのがリアルに奇跡だが…。むしろ巻き込まれたのがリュウで良かった、というべきか?;」
クロウ「マジかよ!?えっと、休憩時間と俺たちが審査員をしてた時間を合わせて…少なくとも5時間以上は経ってるじゃねーか!?それまでもずっと戦い続けていたのかよ!?」
イカ「うわぁ…;これ、リュウがあの子と組んで正解だったね…;他の子たちだったらキラーたちから逃れられていたかどうか分からないよ……;」
サツキ「それに最悪の事態にも発展していたかもしれないわね。それは本当によかったです;…むしろリュウさん、なぜあなたはこの状況下で戦い続けることができたのですか……?;」
ロッシュ「…みんな、ここにいたのか!おーい!!」
ミシェル「大丈夫!?ケガはない!?」
翔「ロッシュ!ミシェル姉さん!」



 そこへさらに司会進行を担当していた世界樹リーダーコンビも合流。これで吸い込まれたキャラクターたちのほとんどが合流したことになる。彼らも襲い掛かってくる多くのキラーことクリーチャーたちに唖然とするが、それらをリュウが巧みな蹴り技で一蹴したことをきっかけに「早く退却しよう」と隊列を組む姿勢に入る。



ミシェル「隊列を組むわよ!…リュウ、その様子を見る限りあなたの格闘術やあなたの存在そのものが1番あの化け物たちに対して効果があるようね?あなたは最前衛でメインアタッカーの担当をお願い!華と翔とケン(スマブラ)とロムは適宜リュウのフォローに入ってちょうだい!私はパラディンのガードスキルであなたたちをサポートするわ!前衛、中衛、後衛全てへのダメージ軽減、物理攻撃の無効化、属性攻撃の無効化…とにかく防御関係は全て私に任せて!!」
ロッシュ「俺は1歩下がって敵の状態確認と中衛の手槍で援護する!クロウ、お前もこっちで頼む!レッドトマホークは牽制も出来たし、状況確認する中衛でリーダー格がもう1人欲しい!…イカはスプラシューターで、サツキ先生は魔法で後衛に陣取って出来る限りの牽制を頼む!もちろん魔力やMPの制限もあるだろうし、最低限で構わない!その代わり必要ならすぐに援護を頼むぞ!あと藍、お前も確か後衛武器だったよな!?お前もそっちに行ってくれ!」
リュウ「ああ!…ケン(スマブラ)!みんな!多くの敵がいるが、全て倒して勝つのは俺だ!!」
ケン(スマブラ)「いやアレは倒せねーからな!?一時的に躱わすだけだからな!?脱出が最優先だぞ!?」
藍「分かった!…僕はマップの確認もしてるんだけど、飛ばされた僕らの中であといないのは作者だけだよ!」
矢島「ロッシュ!ミシェル姉さん!あたしらはこのフィールドの中のゲートから脱出出来るぞ!それで多分元のクロスオーバーワールドに戻れる!!」
ロッシュ「ナイス情報だ!それならさっさと作者を見つけて、そのゲートとやらで脱出するぞ!!」
ミシェル「総員、警戒を怠らずにね!何か変なものを見つけたらすぐに言って!!」



 隊列を組んだ彼らはこのデドバを模した謎の異空間から脱出するために全力で移動する。もちろん彼らを殺そうと恐ろしきキラーたちが次々と襲いに掛かるが、歴戦のパラディンであるミシェルのガードスキルで全て無効化する。さらに全くキラーに対して怯まないリュウの格闘術や他の前衛陣のサポート、中衛陣や後衛陣の牽制で隙をついたり潜り抜けたり躱して抜け出し、学校を模した異空間を探索していく…!校舎の2階全般は全て探索し、特に何もないことが分かったため再び1階へ移動。1階校舎の探索も済ませて外に出ると、QUARTET NIGHTの電脳アイドルの展開するマップに新しい反応があり、恐らく自分たちの作者のものだろうと予測。作者である夢見草を救おうと彼らは全速力で向かう…!すると、そこに現れたのは…。





THE EYECUTIONER「……」
夢見草「▲様、お許しをー!そして私のネタ帳を返して下さいー!!」
一同「」





 肉フックに吊るされてひたすらもがく自分の作者と、その傍らに立つ▲様ことTHE EYECUTIONERでした(爆弾投下)。さっきのリュウもだけど唐突なホラーブレイクを起こすんじゃねえよ!?つかネタ帳ってどういうこと!?





ロッシュ「…何やってんだよ作者あああああぁぁぁぁぁー!!!!?」
夢見草「あっ、ロッシュ!ミシェル姉さん!みんな!ちょうどいいところに来たわね!?▲様に私のメモ帳を返して貰えるように頼んでくれない!?」
ミシェル「メモ帳!?…まさか作者、それにおびき寄せられて肉フックに吊るされちゃったの!?」
夢見草「イエス!落としていたのを拾った親切な人がいるなー…と思ったら、それがまさかの▲様だったのよ!今後のネタや企画を記しているメモ帳は執筆者にとっては生命より大切なものよ!しかも普通の話だけじゃなくて、クロスオーバーワールドで築いたクロスオーバー特有の友情のお話やクロスオーバーの男女カップリング(普通のものはもちろん、別名義で年齢指定のものも)や他作者さんとのコラボ企画まで…。ぐへへ……」
翔「ネタを書くメモ帳なんてまた買えばいい話だろ!?自分の命を優先しろよおおおおおー!?」
夢見草「NO!忘れたら困るし、何よりネタは鮮度が命」(キリッ)
矢島「ふっざけんなああああああああああー!!!!!」(大激怒)
ロム「おい作者、顔がリアルにヤバいぞ;」





 どうやら作者は落としたメモ帳を拾おうとした時に、偶然▲様ことTHE EYECUTIONERに遭遇してしまったらしい。作者の発言に一部のキャラが怒るが、幸いこのゲームでは肉フックに吊るされても即死はしない。少しの時間の猶予があるのだ。
 THE EYECUTIONERが一同を獲物と定めて襲い掛かろうとするが、まず大鉈をハイ・ラガートのパラディンが物理攻撃を完全に無効化するスキル「パリング」で完全ガード。次にそこへエトリアのハイランダーが愛用の手槍を鋭く放り、ギターボーカルが相棒のレッドトマホークで魂の音符を飛ばす。さらに追い討ちでスプラトゥーンシリーズのインクリングがスプラシューターのインク弾で、第6アカデミーの新米教師が無属性のエネルギー弾で、QUARTET NIGHTの電脳アイドルがファンネルから電撃波を飛ばす…と数の暴力で強大なクリーチャーを追い払おうとした。




感想まだ


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