マジック☆クローバー~ヒャクパーの店へようこそ! 作者/蜜 ◆4S1Ttn1X06

☆5話  儀式開始!



「儀式を始めるから、そこに立って。」

「はっはい!」

ハッケミィさんはアタイたちに指示する。

ああ、やっぱり緊張するー!!

「ヒャクパー、メリヤスよ、クローバーに誓い、

神からのおおいなる贈り物『魔法能力』を開花せよ!

マジック☆クローバー!!」

ハッケミィさんが呪文らしきものをとなえると、

アタイたちのうでにクローバーのアクセサリーが。

それと同時に、アタイたちに真っ白な光がやどった。

「なに……これ?」

「魔法能力使いの紋章のアクセサリーです!

魔法能力使いはこれを力の源にしているので、

とても大事なものなんですよ!」

「へー……って、ホントによくしってんのねえ、

メリヤスちゃんは!」

あ、思ったことがつい口に。

でも、メリヤスちゃんは少し照れくさそうにいった。

「これ、ぜんぶうちの歴史書に書いてあったことなんです。

わたし、よく読んでたから覚えちゃって」

メリヤスちゃん、いいなあ。

アタイなんて今の今までぜんぜん知らなかったもん。

「でも、これで魔法能力使いとやらになれたんだよね?」

アタイはハッケミィさんに聞いてみた。

「ええ。でも、魔法能力使いは全部で15人。

あと13人集めなくてはいけないわ」

「え?じゃ、あと13人も?ええー!」

13人も仲間になるのかあ……

大丈夫か、アタイ……

「それはいいですけど、ハッケミィさん!

ハッケミィさんの『旅が終わる』って、どうゆうことです?!

答えてください!」

「それは―」