マジック☆クローバー 作者/蜜◆4S1Ttn1X06

☆38話  6人目!



「な、なんだってえ!!」

「ほんとです!見てください!」

クローバーのかけらをのぞきこむと、確かにセバスチャンの顔が。

「どうしたんだ?ヒャクパー」

セバスチャンがやってくる。

「セバスチャン!あんたも『魔法能力使い』だったの!

お願い、一緒についてきて!」

「えっ……でも」

セバスチャンはアタイの思ったとおり、たいへいたの方を振り向く。

そうだよね。せっかく再会したのに……

でも、たいへいたは……

「行ってこいよ。

おまえのことだから、その魔法とやらにも興味があるんだろ?」

「!!!……そうだよ。ほんとは行ってみたいんだ。

こいつらと……!」

や、やったあ!

「じゃあ……これからもよろしくな、ヒャクパー!」

「こ、これで!!」

ももこがさけぶ。

みんなでそろって言った。

「6人目!!」

――あれから2日後、早速雪祭村を後にし、次の村へ旅立った――