マジック☆クローバー 作者/蜜◆4S1Ttn1X06

☆17話  逝けない理由



「わかった、この話は依頼が終わったあとでね!!」

「でも、なにをするんです?

一体どういう方法で……」

不安そうな顔でアタイに聞いたキャビアちゃん。

アタイは元気に答えた。

「大丈夫!!まかせてよ!」

そういうと、アタイはずんずんと『ユキちゃん』のいるおりに向かった。

「『ユキちゃん』面と向かって聞くけど、

どーして、なんで、キャビアちゃんをいじめるの!?」

アタイは叫んだ。

すると『ユキちゃん』は首をふって、涙をこぼした。

「なっ?えっ?なんか悪いこといった?!?」

アタイは大慌て。

そんなアタイに、『ユキちゃん』はいった。

「ちがう……ちがうの……いじめるつもりなんかない……」

その言葉に、アタイびっくりしていった。

「じゃあ、なんで天国に逝かないでキャビアちゃんのところに……」

「それは……逝けないんですもの……なにか大きな力にはね返されて……」

「お、おおきな力?それってなに……」

ちょうどそういいかけたとき。

「ヒャクパーさん、見て下さい!

また『クローバーのかけら』に反応が!!!」

メリヤスちゃんの大声。

んん?なんだって!!

「ま、またあ?!この村に2人もいたの?

今度はいったいだれえ?」

『クローバーのかけら』をのぞいてみると。

「え、ええー?!」