マジック☆クローバー 作者/蜜◆4S1Ttn1X06

☆8話   クローバー村、バイバイ!



「お、重……」

「もう少しで役所ですから、ガマンしてください!」

アタイたちの背中には大きすぎる荷物。

そしてそれをしょってアタイたちは役所にむかうのだ。

なにをするかって?それはね……

「引越し手続きい?!」

ぺりこちゃんがびっくりして、目を丸くしてる。

アタイは元気に、

「うん!アタイたち、旅にでるのよぺりこちゃん!」

と答えた。

「いまから出発予定なんです。そのうち帰ってくると思いますから、とりあえずってことで」

アタイ、昨日はあんまり寝てない。

だって旅とか、魔法とかスッゴク楽しみで興奮しちゃうんだもーん!

寝れるわけないよ!

「じゃあ、手続きしときますから、帰ってくるの待ってますね!」

「はい!」

というわけで、アタイたちは役所を出た。

「あっ……!」

「準備はいいかしら?」

アタイたちは言葉を失った。

なんと、目の前にハッケミィさんと、かわいいレンガ造りのお家があったんだ!!

「そんなにスゴイかしら?魔法能力を使えば簡単にできる魔法よ。」

「え?そんなことができるのー?!やりたい!」

ああ、魔法でこんなことができるなんて、すごい!

アタイははしゃぎまくり、ついには木に激突。

気をうしなっちゃった。


「ん?」

「!ハッケミィさん!目覚めました!」

見上げるとメリヤスちゃんの顔。

そしておきあがると……

「な、なにここー!!」