マジック☆クローバー 作者/蜜◆4S1Ttn1X06

☆40話 無理な注文?!
「え?えええ?!」
びっくりして、アタイは思わず声をあげてしまう。
「ど、どうしたんですかヒャクパーさん!」
メリヤスちゃんがかけよる。
「だ、だって……!」
そう、そこに映っていたのはまぎれもなく目の前にいるオリビアさん。
メリヤスちゃんもクローバーのかけらを覗き込む。
「え……オリビアさ……!」
メリヤスちゃんが叫びかけたとき。
「ちょっと!!さっきから一体なに?
皆してさけんで?!」
オリビアさんが立ち上がる。
「あっ……キャビアちゃん、ユキちゃん、説明してやってよ」
「わ、わかりました」
かくれていたユキちゃんとキャビアちゃんがでてくる。
「キャアッ?!そ、その子、浮いてるわよ?!」
オリビアさんがユキちゃんを指差す。
「そりゃあ、幽霊ですから」
「はい?!」
オリビアさんが青冷めていった。
おびえさせちゃったかなあ?
「ま、とりあえず話をきいてください」
――それから説明終了後――
「ふー、だいたい魔法能力についてはこんなくらいですかね?
というわけで、どうです?『魔法能力使い』になってくれませんか?」
キャビアちゃんが聞く。
オリビアさんは、なってくれるのかなあ??
「……おもしろそうだけど、それなら条件を一つ叶えてくれないかしら。
この村に、『金のバラ』を咲かせてほしいの」
「は、は、はいー?!」

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