マジック☆クローバー 作者/蜜◆4S1Ttn1X06

☆18話   びっくりな人物



「え、ええー!!」

なんで?!なんでこの人に?!

「どうします?ヒャクパーさん……」

「やっぱり……この依頼は途中放棄しないと……」

それにしても……どうしてこの人なの?

「どうしたんです?そんな大声だして……」

キャビアちゃんがきいてくる。

アタイたちは顔を見合わせて、うなずいた。

「キャビアちゃん、本当にごめん。

アタイたちはこの依頼を放棄します。」

キャビアちゃんはおどろいて、言った。

「ど、どうしてですか?!

ユキちゃんはもう……逝けないってことですか?!」

「ちがうよ……でも!これをみてくれる?」

アタイは、『クローバーのかけら』をキャビアちゃんの前に差し出した。

「ここに映ってるの……だれだかわかるよね?」

「ゆ、ユキちゃん……ですよね?」

そう、『クローバーのかけら』に映ったのは、なんとユキちゃん。

「これは魔法能力をもっている人を映すの。

つまり……」

「ユキちゃんも旅にでるってことですか?!」

アタイはうなずく。

「そう!ユキちゃんの言ってた大きな力は、これのことだったんだよ!」

そういうと、アタイはユキちゃんのいるおりに振り返る。

「そーゆーわけで、ユキちゃん、アタイたちと一緒に旅にでよう!」

「キャビアちゃんが一緒なら……」

笑顔でいうユキちゃん。

「やったあ!4人目、かくとく!!」