コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。堂々の完結! 皆様ありがとう!
- 日時: 2015/01/24 21:51
- 名前: 桐生玲 ◆kp11j/nxPs (ID: zCMKRHtr)
拝啓、天国のお父さんとお母さん。
ついでに世界1周旅行へ行っている珊瑚叔母さん。
私は元気です。とても元気です。元気を分けてあげたいぐらいに元気です。
今日も私の前を、
パンツが飛んでー。
男の怒声が飛び交ってー。
何だか炎まで飛んできてー。
挙句の果てに今、恋人になるように強要されています。
……私、人生間違えましたでしょうか?
***** ***** *****
初めまして、というのもなんですが。一応。
桐生玲(きりゅう/あきら)という者です。まぁ、名前を変えただけですが。
私が誰だか当てられるでしょうk((殴
大変失礼しました。
ちょこっと上で話の内容を書いたつもりなのですが、分かりませんよねww
私もこれをパッと見て、何だこれって思いますもん。
では、これに関する注意点をいくつか。行きますよ。
☆この物語は逆ハーレム要素を含みます。苦手な方はお戻りください。
☆駄作に変わりはないです。
☆恋愛50%、バトル45%、シリアス0.05%、後のは勇気と愛。
☆少しドリームっぽいです(が、そんなに気にはなりません)
☆桐生玲誰? あ、お前知ってるでも嫌いな人は出口はあちらです→
☆また、荒らしやチェーンメール、パクリを行う人も出口はあちらです→
読みましたか? あの、いくつか多いんでゴメンなさい。
それでは。
お客様(桐生的目線でご紹介)
由羽様『最初のお客様です。逆ハー、ハーレムおkの方ww』
野宮詩織様『2番目のお客様です。リア友であり、神作を生み出しているお方です!』
ヴィオラ様『3番目のお客様です。キャラを送って下さりました! お互い頑張りましょう!』
蓮華様『4番目のお客様です。キャラを送ってくださいました。使いやすいキャラをありがとうございます!』
秋様『銀ちゃんの推しなお客様です! あざっす!!』
翠蓮草様『先生キャラを送ってくださったお客様です。登場はもう少々お待ち下さい!!』
メデューサ様『結構オリキャラでお世話になっている方です。今回もありがとうございます!!』
ジョーカー様『前作に限らず今作も送ってくださいました!! 感謝!!』
あんず様『翔推しのお客様です。翔君は俺の嫁!!』
北大路様『神様の名前を考えてくださった人です! コメもくださいました』
マリ様『ルールを守って読んで下さった人です。さすが!!』
梨花様『企画の祭りに参加してくれてありがとうございます。コメももらいました!』
愛河姫奈様『キャラクターの質問に答えたら、来てくださった人です! 感謝です!』
暁月様『一気読みをしてくださった人です。根気ある!』
闘神のアスラ様『兄弟小説・下剋上☆吹奏楽部も見てくださっています』
抹茶猫様『兄弟小説・下剋上☆吹奏楽部の愛読者様。あざっす!!』
藤田光規様『一気読みしてくださった人です。翔君のおし?』
在様『携帯で一気読みしてくださった人です。しにがみのデートがお気に入りだそうでw』
北斗七星様『最初は桐生玲誰と思っていらした方ですが、山下と気づいてくれて幸いです。大丈夫ですよ!』
リア様『下剋上の方も読んでくださりました。ありがとうございます!』
美桜様『この小説をお気に入りにしてくださりました。ありがとうございます!』
粉雪百合様『もう1つの小説「お前なんか大嫌い!!」から来ました方です。ありがとうございます』
miru様『空華推しの人です、ありがとうございます! 一気読みしちゃったんです!』
葵様『こちらは昴君推しですwぜひとも翔君と取り合ってくださいありがとうございます!』
kyon様『こちらも空華推しの方です。なんと、歴代小説を読んでくださった人です!』
凪紗様『黒影寮ではまったお客様です。なんとディレッサさん推しです!!』
結羽凛様『個人的に好きなキャラは翔様だそうで。少し前から見てくださっていたようですよ! Thanksです』
現在劇場版を展開中。
『劇場版。黒影量は今日もお祭り騒ぎです!〜空と海と未来の花嫁〜』
→>>229 >>232 >>234 >>237 >>239 >>240 >>242 >>245 >>248 >>249 >>250 >>253 >>254 >>255 >>258 >>262 >>264 >>265 >>266 >>271 >>272
『劇場版。駆け抜けろ! 地獄と天国と幽閉された死神〜複雑ファジー』>>290 NG>>296
目次
登場人物>>02 皆のオリキャラ大集合>>67 新キャラ>>175
プロローグ>>4
第1章『ウェルカム、黒影寮』
>>5 >>6 >>7 >>8 >>11 >>12 >>13 >>14 >>15
第2話『とある彼女は銀の鈴』
>>16 >>17 >>18 >>23 >>26 >>27 >>28 >>29 >>30
第3章『銀と白亜と黒影寮』
>>31 >>32 >>33 >>36
第4章『兄より吐き気』
>>39 >>42 >>45 >>47 >>50
第5章『しにがみのデート』
>>51 >>52 >>53 >>54 >>55 >>56 >>59 >>60
第6章『俺達の管理人がこんなに可愛い訳がない』
>>71 >>72 >>77 >>81 >>83 >>86
第7章『英学園の愉快な文化祭』
>>93 >>95 >>102 >>105 >>106 >>115 >>118 >>123 >>126 >>129
第8章『神威銀の誘惑』
>>134 >>135 >>136 >>139 >>140 >>146 >>147
第9章『本当にあった黒影寮の怖い話』
>>149 >>154 >>158 >>159 >>160 >>163 >>170 >>174
第10章『突撃☆隣の中国マフィアさん!』
>>176 >>182 >>185 >>189 >>196 >>199 >>204 >>207 >>215 >>220 >>226
第11章『王良家こんぷれっくす!』
>>278 >>281 >>282 >>284 >>285 >>286 >>287 >>288 >>289 >>300 >>303 >>306 >>309
第12章『君と僕〜オリジナルと亜種〜』
>>314 >>321 >>322 >>323 >>326 >>327 >>328 >>329 >>330 >>333
第13章『黒影寮の問題児が妖精を拾ったようです』
>>337 >>345 >>346 >>349 >>352 >>353 >>355 >>356 >>360 >>361 >>364 >>365 >>366
第14章『もし黒影寮の管理人代理が町の草野球大会の広告を見たら』
>>372 >>378 >>379 >>382 >>385 >>386 >>390 >>393 >>394 >>397 >>401 >>402 >>405
第15章『皇高校ホスト部!!』
>>416 >>417 >>418 >>419 >>423 >>424 >>427 >>430 >>433 >>434
第16章『カゲロウタイムスリップ』
>>437 >>444 >>445 >>448 >>452 >>453 >>454 >>455 >>456 >>459
第17章『家出少女の死にかけ人生』
>>460 >>461 >>464 >>465 >>466 >>467 >>470 >>474 >>478 >>481
第18章『今日、私は告白します』
>>490 >>494 >>497 >>500 >>503 >>506 >>521 >>524 >>527 >>528
第19章『進撃の巨人〜ヒーローと死神がやってきた〜』
>>532 >>535 >>536 >>537 >>538 >>541 >>542 >>543
第20章『噂の空華さん!』
>>544 >>546 >>549 >>552 >>553 >>554 >>557 >>560 >>561 >>562
第21章『明日は明日の風が——吹いたらいいなぁ』
>>565 >>568 >>569 >>570 >>575
エピローグ
>>576
あとがき
>>577
お知らせ☆
現在部門ごとにオリキャラ募集>>19→終了しました!!
企画開始!!
その1『もしも黒影寮の全員が○○だったら』>>82
その2『みんなで神様の名前を考えよう』>>125
その3『黒影寮フェスティバル! 参加者募集』>>263
期間限定小説
10月31日『ハロウィン』>>46
12月24日『クリスマス』>>94
12月31日『大晦日』>>109
1月1日『お正月』>>112
12月7日『寮長・翔の誕生日』>>130 >>132
2月14日『バレンタイン』>>225
2月23日『都立高校一般入試』>>238
4月1日『エイプリルフール』>>311
7月7日『七夕&銀ちゃんの誕生日』>>387
童話パロディ
『白雪姫』>>63>>68
『赤ずきん』>>87 >>92
『シンデレラ』>>274 >>277
『7匹の子ヤギ』>>409 >>412
黒影寮は今日は作者と質問日和!
神威銀>>124
東翔>>155
椎名昴>>188
王良空華>>241
二条蒼空>>261
堂本睦月>>354
月読怜悟>>357
祠堂悠紀>>400
企画小説『黒影寮主催☆やりたい事は何でもやっちゃうぜふぇすてぃばる!』開催中
・メデューサ様
もしも『黒影寮の住人とその他のキャラの能力』が『ごちゃまぜ』だったら>>85
バレンタイン『お相手:蒼空』>>219
・あんず様
もしも『東翔』が『スクール水着』を着たら>>89
翔が性転換して昴と付き合うことになったらどうなるか>>367
・蓮華様(現:夕遊様)
もしも『黒影寮の全員(つかさ除)と高梨羅』が『性転換』したら>>91
もしも『黒影寮の全員+高梨羅』が『性格ごちゃまぜ』になったら>>114
バレンタイン『お相手:鈴』>>224
・マリ様
『神威鈴が銀の体を乗っ取り東翔にいたずらを仕掛けよう!』>>273
・梨花様
『神威銀を怒らせたらどうなるか?!』>>317
・北斗七星様
『銀ちゃんが幼児化したらどうなるか!!』>>510
『もしも銀ちゃんが本物のビッチだったら(VS翔)』>>513
・kyon様
『銀ちゃんに彼氏がいたら』>>516
番外編
俺は今日、恋を始めます『羅(男)×銀』>>148
翔ちゃんなう!『翔×昴×大地』>>283
どうかこの手でもう1度『蒼空&睦月』>>449
断章『下剋上☆黒影寮!!』
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- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。7月7日は神威銀の誕生日! ( No.412 )
- 日時: 2012/08/20 23:03
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
7匹の子ヤギ、続き。
ディレッサは仲間の狼に相談をしていた。
仲間の狼というのは、蓮である。そう、あの狼に変身ができる(デフォで猫)肉体変化少年だ。現在も、頭から銀色の狼の耳を生やし、しっぽを振っている。
「で? 一体何だってんだよ。何がしたいんだ?」
「だから、あの子ヤギどもを食いたいんだよ。ラム肉パーティー。でも面倒くさいからお前行ってきて」
「断る」
即答で断られた。蓮は大きなため息をつき、ディレッサへ忠告した。
「あそこの子ヤギどもは止めておいた方がいい。逆に俺らが食われるぞ? あっちには誰がいると思う? 昴とか空華とかならまだしも、翔にリネに紅だぞ? しかもあのつかさまでいやがる」
長女ヤギのつかさの名前を出した蓮は、ぶるりと震えあがった。
ディレッサはそんな蓮を見て首を傾げる。
「あの女ヤギがどうした?」
「つかさの恐ろしさを知らないからラム肉にして食おうなんて言えるんだよ。あいつが切れたら名に投げてくるか分からないぞ? 戦狂者(バーサーカー)だからな。もしかしたら翔の鎌を投げてくるかもしれないし」
だから行きたくない、と結論づける蓮。
そこまで話を聞くと、さすがにディレッサも行きたくなくなってきた。
だがしかし、ここで行かないとご飯が食べられない。ここ最近、水ぐらいしか口にしていないのだ。備蓄の食料もほとんど残っていない。骨を食えとか言われても「そりゃ無理w」の一言を返すと思う。
久々のカモなのだ。豪勢なものが食べたい。
「俺だって水だけの生活は嫌さ。だけど——あいつら食べるか?」
「じゃないと餓死しちまうのは俺らだ。世の中弱肉強食」
「だがしかし、ヤギ<狼って何だかなぁ」
「現実を見させるな。ともかく餓死が嫌ならお前も手伝え」
幸いにも、彼は肉体変化ができる。そしてさらに、1度触れた奴にはその声までもまねる事ができる。
ディレッサは魂だけが食べられる神様。わざわざヤギを丸のみしなくても、魂を食べられればそれでいいのだ。
「……で、これでいいのかね」
蓮は母ヤギ・神威銀に変化した。この劇をやる以前に銀に触れる機会はいくらでもあった。軽く触れるだけでもいいのだ彼の場合。
セミロングの銀髪を掻きあげ、銀の姿をした蓮は顔をしかめる。
「ばれたら俺死ぬかもしれない。墓作って行っていいか?」
「そうしよう。俺もあの少女容姿死神に燃やされるかもしれない。いや、鈴にお説教かな」
「……お前も大変だな」
「そうでもねぇよ」
2人はこれから起こるであろう出来事を想像しながら、半泣きしつつお墓を作り上げた。
***** ***** *****
コンコン、とノックする音が家の中に響き渡った。
ふと顔を上げる昴と空華。他の奴らは昼寝だの読書だのをしている。知育パズルは飽きたので、ゲームをしていたところだ。
「なぁ、何かノックしなかった?」
「したよな」
元から聴力のいい昴と勘のいい忍者の空華だ。ノックの音を聞き逃すはずがなかった。
昴は長男ヤギである翔に「誰か来たよ」と言う。
しかし、返ってきた答えは「んー」という変な声だった。聞いていないようだ。
「ダメだ、聞いてない。俺が出るか」
「手伝うよ」
反閇の力によってふわりと浮きあがる昴。そしてノブをひねってドアを開けた。
そこに立っていたのは、母親である銀だった。満面の笑みで手を振っている。
「うお、お母さん。お早いお帰りで」
「えーと……ただいまですよ。皆さんいい子にしていましたか?」
にっこり笑顔で言う銀。どこか口調が怪しい気もするが。
昴と空華がすがりつこうとしたところで、梨央が手を引っ張った。2人を床に叩き伏せると、目の前に立っている銀を睨みつける。
「い、一体どうしたんですか。梨央さん?」
「……俺は案外勘が鋭いのよー。そりゃもう、この眼帯忍び君みたいにねー。完璧にしっぽと耳は隠されているようだけど、雰囲気が鋭い。狼さんだね——篠崎蓮君?」
スカイブルーの瞳で睨まれ、銀——もとい蓮は舌打ちをして姿を戻した。銀色の髪に狼の耳を生やした狼男が現れる。その後ろからディレッサ。
「何しに来たのー」
「もちろん、食いに来たんだよ? お前らを」
ディレッサは平然と言ってのけた。梨央にライフルを突きつけられているという事も屁とも思わず。
「リベンジって奴か。紅にボロボロにされたのにいい度胸をしているじゃねえか」
顔に本を乗っけたままうたたねしていた翔が、身を起こす。今度はつかさを戦いに出すつもりなのか、彼女と視線を交差させていた。
しかし、ここで2人の反論。
「「だって食わなきゃ俺ら死んじゃうもん!!」」
それはあまりにも悲痛な声だった。
「最近は獲物も何か少なくなってきているしそろそろ引っ越しかなって思っていたりもするけど! 俺らにそんな余裕はないの。体力も根気もないの! ここで生きて行くしかないの!!」
ディレッサが足踏みをした。ぐらぐらと家に地震が発生する。
蓮も同じように反論した。
「世の中弱肉強食の世界だって言うけどな——まぁそれが自然の摂理なんだけど——ヤギ<狼ってありえねぇんだよ! 食わなきゃ俺らだって餓死しちゃうんだよ!」
「このまま刺し殺されるのだったらどっちがいいんだよ」
翔がつかさに「GO」と言った。迷わず向かってこようとする。
が、そこで異変が起きた。
「ち、力が入りません……」
くたりとその場に座り込んでしまうつかさ。持っていたナイフを落としてしまう。
何があったのかと思っていたら、ディレッサが唇を舐めた。
「んー、戦狂者ってコンソメチップスの味がするな。これならスナック感覚でいくらでもいけるわ」
なんと、ディレッサがつかさの能力を食べてしまったのだ。
「……チッ! 紅!」
「ダメよぅ。何でか分からないけど、血の針が出せない」
紅は何度も血の針を出そうと試みるが、いくら踏ん張ってもダメらしい。
また食ったのかと視線を向けると、案の定。
「うん。サバの味噌にの味だね。濃厚」
ディレッサが顔を緩めさせていた。
しまった。こいつは能力を食える事ができるんだ……!
「逃げろ、勝ち目はない!」
「逃がすか。全員能力食わせて無力にさせてやる!」
「いや蓮。正直俺、腹いっぱい」
「KYだなお前! いや、KYKだね! 空季読めない神様だね!」
「それを言うならKYGの方がいいな。空季読めないgod」
「KYG——空季読めないゴキブリ」
「何だとコラ! テメェをまず初めに食ってやろうか?!」
ディレッサと蓮が掴みあいの喧嘩になったところで、殺気が襲ってきた。
いや、これは翔の殺気ではない。まして昴や空華、怜悟やリネなどの殺気ではない。
油の少なくなったロボットの如く、ドアへ視線を走らせる。
「うふふ……何をしているのでしょうかね? お2人は」
そこに立っていたのは、緋扇を持った銀の姿だった。
この後、ディレッサは鈴に変化した銀に能力を吐き出させられた。
おしまい♪
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。7月7日は神威銀の誕生日! ( No.413 )
- 日時: 2012/08/24 18:12
- 名前: 北大路 ◆Hy48GP/C2A (ID: CXVRcwYu)
あ、いいとこで使えないんだから。
これでこそ及川。さっすが及川。
そしてハッピーエンド、
及川にとってバッドエンドを迎えるというwwww
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。7月7日は神威銀の誕生日! ( No.414 )
- 日時: 2012/08/26 22:56
- 名前: リア (ID: SsOklNqw)
面白いです!!
もう、私山下さんのファンになってもいいですか!?
でわ、更新待ってます☆
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。7月7日は神威銀の誕生日! ( No.415 )
- 日時: 2012/08/27 21:27
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
- 参照: 「知っているかこれ————落ち、ないんだぜ?」
北大路様>>
さっすが及川さん! もう褒めたくなりますよね。
使えそうな感じを醸し出しておきつつ使えないみたいな←
せっかく送ってくださったのに、こんな扱いで大変すみません。ごめんなさいorz
及川さんはこれからもこんな感じに使って行こうかなって思います☆
及川さん……いや、本当にごめんなさい。いつか、いつか格好良く書けたらいいな——とか思ってみたりする……(汗
これからも及川さんの活躍に期待していてください♪
リア様>>
初めまして、山下愁です。この駄作『黒影寮は今日もお祭り騒ぎです』を読んでいただきありがとうございます!
え、え?! このスレを見てちょっと目を疑いました。
私のファンですか?! すごく嬉しいんですけどえぇぇぇぇぇぇええ?!!
いや、あの、駄作しか書けないこの馬鹿作者の小説を読んでくださるなら結構です。恐縮です。
これからもこんな小説をよろしくお願いします!
それでは、更新頑張ります。
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。7月7日は神威銀の誕生日! ( No.416 )
- 日時: 2012/08/27 22:37
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
第15章 皇高校ホスト部!!
〜空華視点〜
銀ちゃんが何だか忙しそうに出て行った。
結構大きな荷物を抱えていた。睦月が「それ学校に送るか?」と訊いていたけど、断っていた。すごく気になる。
俺様達は、学園長の結婚記念日だから今日はお休みなのだ。といっても休日なんだけどね。
さて、今日のノルマでもこなしちゃいますか。確か、嵐を起こす我流忍術の作成だったよな。国語が弱いのに……本当にもう。
「……気になる、よな」
いきなり怜悟が言ってきた。
いや、何が気になるって?
「銀。一体どうしたのか。今日は休日なのに、銀は登校した」
授業参観とかそういう奴じゃないの? あそこ中等部もあるでしょうよ。
いや、何か気になるな。土曜日なのにわざわざ大荷物持って登校した事が何より気になるし。一体何かあるのだろうか?
「睦月、銀ちゃんの心を読み取れなかったの?」
「白刃さんやないんやから、そんな事できる訳ないやろ」
透視とか以心伝心(テレパシー)は通じんよ、と睦月は言う。
ものすごい気になる。だけど銀ちゃんには「ノルマをこなしてくださいね☆」と命令されていた。最低ノルマをこなさなければ自由はない。
さっさとこなすか。嵐の技を作るだけだし。
「文化祭だとよ」
へ?
声を発したのは、あの少女容姿死神の翔だった。洋書を片手に、先ほどの言葉を繰り返す。
「皇高校は今日文化祭だ」
「え? 文化祭?」
文化祭って祭りですよね。夏休み開けてからすぐじゃない?
うわ、めちゃくちゃ行きたい。何があっても行きたい。よし、さっさとこなしちゃおう!!
「『全ての風に告げる。荒れ狂う疾風となりて、草木を掻き分け空を巡れ。全ての雨に告げる。荒らぶる波を呼び起こし、大地に豪雨の如く降り注げ』————」
行こう、文化祭。絶対に!!
***** ***** *****
全員で協力してノルマを終わらせ、いざ皇高校へ出陣。
周りから黄色い声が聞こえてくるけど、そんなの気にしない。結構規模がでかいんだなぁ、とか感心してみる。
「皇高校に来るのは久しぶりだな」
昴が楽しそうに辺りを見回した。その瞳はキラキラと輝いている。まるで子供のようだ。
こうなりゃ天華とか連れてくればよかったなぁ。姫華とか水華とか絶対に楽しんでいたような感じがするし。綺華なんて「いつ銀さん来るの?」とかこの前電話で言っていたし。
「パンフレットもらってきたけどさ! ここの学校、スキンシップ激しいね。特に女子。もらってくるだけで握手を求められたよ?」
不思議そうに首を傾げつつ、蒼空はカラフルに描かれた表紙のパンフレットをめくる。
うーん……どれもこれも魅力的だけど、銀ちゃんはどこのクラスだったっけ? そう言えば聞いてないよな。銀ちゃん、最低限学校の事はあまり話してくれないし。
あれ? つかさにも話していないのかな?
「出し物の事は聞いたよ、僕。男装してカフェをするって言っていたよ」
「男装ねぇ……」
パラパラとパンフレットをめくるが、男装喫茶など5クラスぐらいある。これのどれだよって!
すると、「あれ? 黒影寮の皆さんじゃないですかー」という飄々とした声が聞こえてきた。誰かと思えば白亜ちゃんだった。執事服を着てプラカードを片手に立っている。
装飾されたプラカードには『喫茶びーすと 1−D』という文字がペンで書かれていた。
「白亜ちゃんは1Dなの?」
「そうッスよ。神威さんと羅さんも同じッス。私は売り子ッスね」
プラカードをゆらゆらと揺らしつつ、白亜ちゃんは言う。
銀ちゃんも1年生なんだ……あれで天然で小悪魔で反則だろ……2年だと思っていた。
「行きますか? 案内しますよ」
「お願いします」
「あ、でも。神威さんは分からないんスよ。何かあちこち移動しまくっていて、もうどこにいるか分からなくなって」
白亜ちゃんは申し訳なさそうに言う。
銀ちゃんがいないのか……いや、いないって事はないけど。分からないのか。
いや、でも銀髪で分かるでしょ。銀ちゃんぐらいだし、銀髪なのは。
白亜ちゃんに案内されて、俺様達は1Dの教室前にやってきた。
結構人であふれかえっている。ていうか男装喫茶に俺様達が入ってもいいのか? それでいいのか?
「楽しそうだな!」
蒼空はめちゃくちゃ楽しそうな表情をしていた。同じく昴も。
あぁ、お祭り騒ぎが大好きなこの2人だもんな。
「……寮長」
「何だ」
「ちなみに言いますが、男装した銀ちゃんを探し出す事はできますかね?」
「できない」
翔から即答で返ってきた答えは『NO』だった。
一体どうして。
「この前『それは名前と生命数だけ映るんですか?』って訊かれたから違うって言ったら、『じゃあもう翔さんそれで私を見ないでください。こっちからも拒否ります』と言って日暮を発動させていた。おかげで銀の情報は生命数だけになった」
何が映るのか逆に気になってきた。
白い扉の向こうからは、ジャンジャン音楽が聴こえてくる。腹の底にびりびり振動してくる。
「行くよ!」
昴がドアを開けた。
そして開けたドアから何故か手を掴まれ、甲にキスを落とされた。ゾワッとした何かが背中を這う。
「ようこそ、喫茶びーすとへ」
翔に名前を求めると、こいつは男だと言う事が判明した。手を振り払い、キスされた箇所を服で拭う。
え? 翔のに決まってんじゃん。
「テメェ何しやがる!!」
「あっはっはっはっは」
嫌がらせに決まっているでしょうよ。
席に案内されて、俺様達は1番大きなテーブルについた。
これから一体何が始まるのだろうか。少しドキドキしていた。
「ちょうどよかったじゃねぇか、イケメンども」
「あら、羅ちゃん」
スーツを着て赤髪をオールバックにした羅ちゃんは、このホールで働いている従業員の誰よりもイケメンに見えた。
どこからか、従業員ども(♂)がカラオケの材料みたいなのを取り出してきた。マイクを設置して、スイッチを入れる。
うん、知っているな。これはボカロだったっけ? 悠紀に訊けば分かるか。
「謎の生徒・シエルのリサイタルがこれから始まるんだよ。で、何飲むイケメン」
乱暴にメニューを盤上に叩きつけ、羅ちゃんが訊いた。が、その視線はカラオケ機具がつながれた舞台に釘づけである。
とりあえずコーヒーとサイダーを頼むと、「もっと高いの頼めよ」と毒を吐きながら羅ちゃんは引っ込んだ。
やがて舞台が整ったのか、辺りから歓声が響き渡る。
「テメェら、盛り上がってるか————!!」
盛大なシャウトを響かせて、舞台に男が上がった。短い黒髪に黒と青のオッドアイ。服装は学ランにヘッドフォンをつけた今時の高校生みたいな奴だった。
マイクを片手に、その男は名乗る。
「どうも。貴方の望む俺になりましょう——シエルです」
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