コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。堂々の完結! 皆様ありがとう!
日時: 2015/01/24 21:51
名前: 桐生玲 ◆kp11j/nxPs (ID: zCMKRHtr)

 拝啓、天国のお父さんとお母さん。
 ついでに世界1周旅行へ行っている珊瑚叔母さん。
 私は元気です。とても元気です。元気を分けてあげたいぐらいに元気です。
 今日も私の前を、

 パンツが飛んでー。

 男の怒声が飛び交ってー。

 何だか炎まで飛んできてー。

 挙句の果てに今、恋人になるように強要されています。
 ……私、人生間違えましたでしょうか?

***** ***** *****

 初めまして、というのもなんですが。一応。
 桐生玲(きりゅう/あきら)という者です。まぁ、名前を変えただけですが。
 私が誰だか当てられるでしょうk((殴
 大変失礼しました。

 ちょこっと上で話の内容を書いたつもりなのですが、分かりませんよねww
 私もこれをパッと見て、何だこれって思いますもん。
 では、これに関する注意点をいくつか。行きますよ。

☆この物語は逆ハーレム要素を含みます。苦手な方はお戻りください。
☆駄作に変わりはないです。
☆恋愛50%、バトル45%、シリアス0.05%、後のは勇気と愛。
☆少しドリームっぽいです(が、そんなに気にはなりません)
☆桐生玲誰? あ、お前知ってるでも嫌いな人は出口はあちらです→
☆また、荒らしやチェーンメール、パクリを行う人も出口はあちらです→

 読みましたか? あの、いくつか多いんでゴメンなさい。
 それでは。


お客様(桐生的目線でご紹介)
由羽様『最初のお客様です。逆ハー、ハーレムおkの方ww』
野宮詩織様『2番目のお客様です。リア友であり、神作を生み出しているお方です!』
ヴィオラ様『3番目のお客様です。キャラを送って下さりました! お互い頑張りましょう!』
蓮華様『4番目のお客様です。キャラを送ってくださいました。使いやすいキャラをありがとうございます!』
秋様『銀ちゃんの推しなお客様です! あざっす!!』
翠蓮草様『先生キャラを送ってくださったお客様です。登場はもう少々お待ち下さい!!』
メデューサ様『結構オリキャラでお世話になっている方です。今回もありがとうございます!!』
ジョーカー様『前作に限らず今作も送ってくださいました!! 感謝!!』
あんず様『翔推しのお客様です。翔君は俺の嫁!!』
北大路様『神様の名前を考えてくださった人です! コメもくださいました』
マリ様『ルールを守って読んで下さった人です。さすが!!』
梨花様『企画の祭りに参加してくれてありがとうございます。コメももらいました!』
愛河姫奈様『キャラクターの質問に答えたら、来てくださった人です! 感謝です!』
暁月様『一気読みをしてくださった人です。根気ある!』
闘神のアスラ様『兄弟小説・下剋上☆吹奏楽部も見てくださっています』
抹茶猫様『兄弟小説・下剋上☆吹奏楽部の愛読者様。あざっす!!』
藤田光規様『一気読みしてくださった人です。翔君のおし?』
在様『携帯で一気読みしてくださった人です。しにがみのデートがお気に入りだそうでw』
北斗七星様『最初は桐生玲誰と思っていらした方ですが、山下と気づいてくれて幸いです。大丈夫ですよ!』
リア様『下剋上の方も読んでくださりました。ありがとうございます!』
美桜様『この小説をお気に入りにしてくださりました。ありがとうございます!』
粉雪百合様『もう1つの小説「お前なんか大嫌い!!」から来ました方です。ありがとうございます』
miru様『空華推しの人です、ありがとうございます! 一気読みしちゃったんです!』
葵様『こちらは昴君推しですwぜひとも翔君と取り合ってくださいありがとうございます!』
kyon様『こちらも空華推しの方です。なんと、歴代小説を読んでくださった人です!』
凪紗様『黒影寮ではまったお客様です。なんとディレッサさん推しです!!』
結羽凛様『個人的に好きなキャラは翔様だそうで。少し前から見てくださっていたようですよ! Thanksです』

現在劇場版を展開中。
『劇場版。黒影量は今日もお祭り騒ぎです!〜空と海と未来の花嫁〜』
>>229 >>232 >>234 >>237 >>239 >>240 >>242 >>245 >>248 >>249 >>250 >>253 >>254 >>255 >>258 >>262 >>264 >>265 >>266 >>271 >>272

『劇場版。駆け抜けろ! 地獄と天国と幽閉された死神〜複雑ファジー』>>290 NG>>296


目次
登場人物>>02 皆のオリキャラ大集合>>67 新キャラ>>175
プロローグ>>4
第1章『ウェルカム、黒影寮』
>>5 >>6 >>7 >>8 >>11 >>12 >>13 >>14 >>15
第2話『とある彼女は銀の鈴』
>>16 >>17 >>18 >>23 >>26 >>27 >>28 >>29 >>30
第3章『銀と白亜と黒影寮』
>>31 >>32 >>33 >>36
第4章『兄より吐き気』
>>39 >>42 >>45 >>47 >>50
第5章『しにがみのデート』
>>51 >>52 >>53 >>54 >>55 >>56 >>59 >>60
第6章『俺達の管理人がこんなに可愛い訳がない』
>>71 >>72 >>77 >>81 >>83 >>86
第7章『英学園の愉快な文化祭』
>>93 >>95 >>102 >>105 >>106 >>115 >>118 >>123 >>126 >>129
第8章『神威銀の誘惑』
>>134 >>135 >>136 >>139 >>140 >>146 >>147
第9章『本当にあった黒影寮の怖い話』
>>149 >>154 >>158 >>159 >>160 >>163 >>170 >>174
第10章『突撃☆隣の中国マフィアさん!』
>>176 >>182 >>185 >>189 >>196 >>199 >>204 >>207 >>215 >>220 >>226
第11章『王良家こんぷれっくす!』
>>278 >>281 >>282 >>284 >>285 >>286 >>287 >>288 >>289 >>300 >>303 >>306 >>309
第12章『君と僕〜オリジナルと亜種〜』
>>314 >>321 >>322 >>323 >>326 >>327 >>328 >>329 >>330 >>333
第13章『黒影寮の問題児が妖精を拾ったようです』
>>337 >>345 >>346 >>349 >>352 >>353 >>355 >>356 >>360 >>361 >>364 >>365 >>366
第14章『もし黒影寮の管理人代理が町の草野球大会の広告を見たら』
>>372 >>378 >>379 >>382 >>385 >>386 >>390 >>393 >>394 >>397 >>401 >>402 >>405
第15章『皇高校ホスト部!!』
>>416 >>417 >>418 >>419 >>423 >>424 >>427 >>430 >>433 >>434
第16章『カゲロウタイムスリップ』
>>437 >>444 >>445 >>448 >>452 >>453 >>454 >>455 >>456 >>459
第17章『家出少女の死にかけ人生』
>>460 >>461 >>464 >>465 >>466 >>467 >>470 >>474 >>478 >>481
第18章『今日、私は告白します』
>>490 >>494 >>497 >>500 >>503 >>506 >>521 >>524 >>527 >>528
第19章『進撃の巨人〜ヒーローと死神がやってきた〜』
>>532 >>535 >>536 >>537 >>538 >>541 >>542 >>543
第20章『噂の空華さん!』
>>544 >>546 >>549 >>552 >>553 >>554 >>557 >>560 >>561 >>562
第21章『明日は明日の風が——吹いたらいいなぁ』
>>565 >>568 >>569 >>570 >>575

エピローグ
>>576

あとがき
>>577

お知らせ☆

現在部門ごとにオリキャラ募集>>19→終了しました!!
企画開始!!
その1『もしも黒影寮の全員が○○だったら』>>82
その2『みんなで神様の名前を考えよう』>>125
その3『黒影寮フェスティバル! 参加者募集』>>263

期間限定小説
10月31日『ハロウィン』>>46
12月24日『クリスマス』>>94
12月31日『大晦日』>>109
1月1日『お正月』>>112
12月7日『寮長・翔の誕生日』>>130 >>132
2月14日『バレンタイン』>>225
2月23日『都立高校一般入試』>>238
4月1日『エイプリルフール』>>311
7月7日『七夕&銀ちゃんの誕生日』>>387

童話パロディ
『白雪姫』>>63>>68
『赤ずきん』>>87 >>92
『シンデレラ』>>274 >>277
『7匹の子ヤギ』>>409 >>412

黒影寮は今日は作者と質問日和!
神威銀>>124
東翔>>155
椎名昴>>188
王良空華>>241
二条蒼空>>261
堂本睦月>>354
月読怜悟>>357
祠堂悠紀>>400

企画小説『黒影寮主催☆やりたい事は何でもやっちゃうぜふぇすてぃばる!』開催中

・メデューサ様
もしも『黒影寮の住人とその他のキャラの能力』が『ごちゃまぜ』だったら>>85
バレンタイン『お相手:蒼空』>>219
・あんず様
もしも『東翔』が『スクール水着』を着たら>>89
翔が性転換して昴と付き合うことになったらどうなるか>>367
・蓮華様(現:夕遊様)
もしも『黒影寮の全員(つかさ除)と高梨羅』が『性転換』したら>>91
もしも『黒影寮の全員+高梨羅』が『性格ごちゃまぜ』になったら>>114
バレンタイン『お相手:鈴』>>224
・マリ様
『神威鈴が銀の体を乗っ取り東翔にいたずらを仕掛けよう!』>>273
・梨花様
『神威銀を怒らせたらどうなるか?!』>>317
・北斗七星様
『銀ちゃんが幼児化したらどうなるか!!』>>510
『もしも銀ちゃんが本物のビッチだったら(VS翔)』>>513
・kyon様
『銀ちゃんに彼氏がいたら』>>516

番外編
俺は今日、恋を始めます『羅(男)×銀』>>148
翔ちゃんなう!『翔×昴×大地』>>283
どうかこの手でもう1度『蒼空&睦月』>>449
断章『下剋上☆黒影寮!!』
>>485 >>486 >>487 >>488 >>489

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HAPPY VALLENTINE`S DAY!! ( No.222 )
日時: 2012/02/14 19:49
名前: 夕遊 ◆SgLh/8wWnQ (ID: nC4FdBJT)
参照: http://ameblo.jp/gauve/image-11164841630-11794189661.html


ハッピーバレンタイン!!
てなワケで羅くんより愛のチョコプレゼント!!!↑

「あ、鈴様と銀ちゃん限定な!!」

こら、愁さんにだろ。
バランスの悪さはスルッと無視しましょう。
最近気に入った髪形にしてみた。描いてる時に隣で友人が

「瞳白って、リアルにしたら大変だよね。」

と言われたんで近くでよくよく見たら灰色って事にしようかなって一瞬考えてしまった。

Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.223 )
日時: 2012/02/14 21:20
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
参照: バレンタイン? 何それおいしいの?

メデューサ様>>


蒼空「ハッピーバレンタイン! てな訳で、好きだぜメド!」

ド直球の蒼空君は告白もいとわないそうで。
二次元キャラ……もうすでに日暮と日出が出てますけどね。日暮の方がお気に入りです。大好きですかわいすぎます。

いえいえ。私の方こそ、こんなくだらない企画に参加してくれてありがとうございます!
こんな駄作でよければいくらでも書きますので、またほかの企画にも参加してもらえると嬉しいです!


夕遊様>>

鈴「ハッピーバレンタイン! チョコもらう予定だからね、夕遊から♪」

銀「ハイ。羅さん。いつもありがとうございます!」(満面の笑み)

という訳で、お2人にご登場してもらいました。
リアルで男子から逆チョコを貰った私です。あれー、私女ですけど。あれー?
世の中そういう事もあるんだな、と思いながらチョコを食べてました。ハイ。

バレンタイン……チョコはあまり食べないんだね、私。
なんていうか苦いのが嫌いで。クッキーとかあったからそれを喜んで食べてた。

私も1回だけ羅ちゃんの絵を描いた事があるけど……

「あれ、目って何色だったっけ? 白?」

と思って色を塗ってみたらあわや大惨事。私に絵の才能はない。

Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.224 )
日時: 2012/02/14 21:35
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
参照: バレンタイン? 何それおいしいの?

バレンタイン企画! 夕遊様バージョン。


「ハイ、チョコ♪」

「うわーい。ありがとう、夕!」

「ホワイトデーは3倍返しで♪♪」

「え」

 これでクラス全員にチョコは配り終わった。ふー、疲れた。
 私は空になった紙袋をしまいつつ、目的の相手を探す。
 教室には——いない。どこに行ったのかな。

「白影寮に帰った?」

 彼は白影寮の管理人代理を務めている。ゆえに、帰るのがいつも早いのだ。
 これは仕方がない。寮に届けに行くか!

***** ***** *****

 白影寮は森の中に建っている。
 チャイムを押すと、ガチャリとドアが開いた。英女子学園の人達はまだ帰ってきていないようだ。

「……何だ、夕か」

「何よそれー。せっかくチョコを渡しに来てあげたのに!」

 出てきた銀髪の男の子、神威鈴は少しムッとした顔をする。そして私を白影寮の中に引き込んだ。
 ドアを乱暴に閉め、私をドアに押しつける。どこか不機嫌そうだ。黒曜石のような瞳が、怒ったように細められている。

「どうして、クラスの男子にチョコを配ってたんだよ」

「え、だってあれは——」

「答えて。どうして?」

 言えない。
 実はあなたの為にどういうチョコを作ろうか迷っていたら、クラスの男子にチョコをせびられたから仕方なくっていう理由だ。私がチョコを配っていたのはその為だ。
 そんな簡単な理由が言えず、私は鈴から目をそらした。
 それにむかついたのか、鈴は私のあごを持ち上げて視線を無理やり自分の方へ向けさせる。

「キスされたいの? それとも理由を話す?」

「ごめんなさい、話します。話しますからご勘弁を!」

 チッと舌打ちをした鈴。あれ、何。残念ですか。
 私がその理由を話すと、「何だ」と鈴は安堵の表情を見せてくれた。

「だったらあれは義理って訳ね」

「本命を渡す訳ないじゃん」

「……ちょっと待って。本命っているの?」

 え、いるよ? と答えると、また鈴はムッとする。
 よし。この時なら渡せる。私は鈴に綺麗にラッピングされた箱を突き出した。

「そんなムッとしないでよ。ほら、鈴にもチョコをあげるから」

「……それ、本命? それとも義理?」

「どっちがいい?」

 冗談半分で訊いてみた。

「本命」

 鈴は真面目に答えた。

「……じゃあ、本命って事で」

「何それ、じゃあって」

「いや、あの。だからってマジであごを持ち上げないでください痛いですそして目がマジです」

 本気でやってきそうだ、キスを。

「じゃあ、じゃなくて『好きです。これ本命チョコです』って言って渡してよ」

「え、でも」

「じゃないとキスするよ?」

「言わせてもらいましょう」

 いや、まぁ、本命ですけどね。
 私は鈴が持つ箱を受け取り、言った。鈴が指定した通りの台詞を。

「好きです! これ、本命チョコです!」

「……ちょっと冗談で言ったつもりなんだけど。そこまで本気で演技しなくても」

「本気だもん! 本気で鈴が好きだもん!」

 大・告・白! ここが教室じゃなくてよかった。
 鈴はキョトンとした表情を見せた後、ブハッと吹き出した。笑うなや。

「……何だよ。それ。勘違いしてた俺がバカみたいじゃん」

「ほえ?」

「色んな男子に笑顔でチョコを渡すお前に嫉妬してた。何で自分には笑顔でくれないんだろー、て。どうせなら、その笑顔を独り占めしたかった」

 ギュッと力強い腕で抱きしめられる。

「俺も。本気で、夕が好き」

Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.225 )
日時: 2012/02/14 21:50
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
参照: バレンタイン? 何それおいしいの?

2月14日 バレンタイン


 という訳で、黒影寮でもバレンタインですが。
 黒影寮から帰ってきた皆さんは、大量にチョコを抱えていました。さすが皆さん、モテますね。
 特に翔さんと昴さんと空華さんのチョコの量は半端じゃなかったです。

「何でこんなに貰うんだろ」

 昴さんは山のようなチョコを見て呆然とつぶやきました。それ、お返し作るんですよね?
 甘いもの大好きな翔さんは早速手作りであろうトリュフを口に運んでいました。嬉しそうです、表情からして。

「お返しどうしよう。飴の袋を買って、それをばらまくか」

「それ可哀想じゃありませんか! 皆さんが好きで渡した可能性もあるのに!」

 思わず言ってしまいました。皆さんの視線がこちらに注がれます。

「そーいえば、銀ちゃんはチョコくれないの?」

 蒼空さんが首を傾げて訊いてきました。
 実は、私は皆さんに感謝の意をこめてチョコを作ってあります。ですが、こんなに貰ったのではさすがに渡せないです。渡せる勇気がないです。
 鈴にはあげましたが。

「ぎーんちゃーん!」

「きゃあぁぁぁ! ら、羅さん?! 屋根を分解しないでくださいよ! ていうか何で空から?!」

「私がいけないんスね。ハイ、神威さん。学校でもらったチョコのお礼です」

 羅さんと一緒に白亜さんも飛び込んできます。そして私に袋詰めされた手作りであろうクッキーを渡してきました。
 ありがたく受け取る事にします。

「そう言えば、黒影寮の皆さんにチョコを渡さないスか。作ってたんじゃないスか?」

「え、あ、いやー……」

「あるんならもらいたい、全力で!」

 キラキラした瞳で話に飛びついてきたのは空華さんです。あなた、大量のチョコがあるじゃありませんか。
 ですが、ここで話をごまかすことはできません。私は冷蔵庫からマカロンを取り出します。
 一応手作りです。頑張りました。

「あの、初めて作ったんですけど」

「美味い!」

「高梨羅! お前、何食ってるの?! それ銀ちゃんがくれた奴ー!!」

「何言ってるんだ、銀ちゃんの手作りマカロンはあたしのものー!!」

「何ジャ○アン的な事を言ってんのお前ー!」

 羅さんVS黒影寮の皆さんの戦いが始まりました、が。1人だけ参加しなかった人がいます。
 睦月さんです。

「睦月さん、どうしたんですか?」

「あ、いや。ワシには従姉がいてな。その従姉の影響でワシはアメリカ風のバレンタインしかやった事ないんや」

 ポリポリと頬を掻きながら言う睦月さん。心なしか、その頬は赤いです。
 何があったのでしょうか。アメリカ風って何ですかね?
 睦月さんは私に花束を突き出しました。

「アメリカは、好きな女の子に男が赤いバラを贈るんねん。受け取ってくれへんか?」

 花束はいっぱいの赤いバラでできています。私は喜んで受け取りました。

「ありがとうございます、睦月さん!」

「あ、いや、あの//」

「大切にしますね!」

「お、おう」

 その時です。

「「「「「睦月ぃ、テメェ殺す!」」」」」

「何や?! 何でワシが狙われなアカンの? それだったら貴様らもアメリカ風にやれーっ!」

 睦月さんは何故か知りませんが、黒影寮の皆さんと羅さんに攻撃されていました。
 バラ、とてもいい匂いです。

「ねぇ、銀ちゃん」

「あ、空華さん。マカロンですか? どうぞ?」

「ありがとー。ねぇ、これって本命? それとも義理?」

 空華さんがいつになく真剣な表情で訊いてきました。
 本命、ですか。

「そうですね。本命でしょうか。皆さん、大好きですから♪」

 そう笑顔で言いました。


「やっぱ銀ちゃんを落とすのには時間がかかるんじゃないか?」
「いや、翔が成功してるんだぜ? 絶対成功する」
「おい、俺を何だと思ってるんだ」
「黙れこの少女容姿死神! ハート泥棒!」
「何で蓮が爪を突き立ててー?!」

Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.226 )
日時: 2012/02/15 21:32
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
参照: バレンタイン? 何それおいしいの?

第10章裏書き!


山下愁「という訳で、裏書きという名の反省会も10回目! めでたいね!」

神威鈴「どうして俺が呼び出されているのでありましょうか」

山下愁「いやぁ。今回は鏡の向こうキャラでもある鈴も呼び出して一興と思いましてね。あのメンバーが濃い黒影寮では唯一のまともな男子キャラですからね」

神威鈴「白刃とかは?」

山下愁「銀ちゃんに少しシスコン気味」

神威鈴「翔は?」

山下愁「異常なまでに女嫌い」

神威鈴「……ハァ。まともな奴っていないのかよ」

椎名昴「じゃ、俺も参加しておkなのかな?」

神威鈴「副寮長?!」

椎名昴「その名前で呼ばれるの、相当久々なんだけど」

山下愁「そうだね。昴君もどっちかっていうとまともだよね」

堂本睦月「で? そのまともって呼ばれてる奴らの中にワシが呼ばれるんや? 嫌がらせ?」

椎名昴「どっちかっていうと、睦月もまともな方に属するよ」

渋谷零「じゃあ俺もその1人か」

堂本睦月「そう言う事やな」

篠崎蓮「……俺は?」

山下愁「いやぁ、あなたに嫁宣言がついに来ましたからね! ははは。嬉しいもんですよ」

篠崎蓮「だいぶ前じゃねぇか?」

山下愁「細かい事は気にしない」

椎名昴「で、10章だけど。長かったなぁ」

堂本睦月「リネ・クラサ・アイリスやけ。あれ、すごい強かったなぁ。武器をポンポン出すやなんて考えられへん」

篠崎蓮「確かに。攻撃がほぼ効かないもんな」

渋谷零「あれね、真空にしてもひょこひょこ動くんだよね。大変だよ。照準が合わせられない」

神威鈴「神様達にもよく頑張ってもらったわ。ヴァルティアに生ハムおごったし」

堂本睦月「神様って、飯とか食うん?」

神威鈴「食べるよ。特にヴァルティアと天谷はかなり。陰花も陽花も食べるし」

渋谷零「鬼だから?」

神威鈴「ヴァルティアはバリアを張ると疲れちゃうからな。ま、それで強力なバリアが張れるんだし別にいいかみたいな」

篠崎蓮「バリアには助けられたな」

椎名昴「翔ちゃんのお父さんもすごかったよね」

山下愁「菊牙の事ですか? あの人、閻魔さまなんだよね」

椎名昴「あれ。でも大地さんが死神になってたね」

篠崎蓮「もともとはあれ、天使だったんだろ?」

山下愁「しかも死んでます」

渋谷零「勝手に殺すとか」

山下愁「何か泣ける話、とか思ったら大地が勝手に死んでた。ごめん、私の技量のせい」

神威鈴「おい」

篠崎蓮「でも結果としてこうして出てきたし」

山下愁「本当は兄だけだったんだよ。翔君は。どっからお姉ちゃんも出てきたんだろう。女嫌いという設定が出てきてからかな」

渋谷零「取ってつけたような設定だな」

山下愁「仕方ないじゃん」

椎名昴「でも、結構いい話だったよね」

堂本睦月「空華が最後に言ってた古代語は何や?」

神威鈴「記憶の仕事人っていう術式らしい。神様が使う奴」

堂本睦月「どうしてあいつはあんなもん使えんのや?」

山下愁「それは第11章を見てのお楽しみ! 今度は空華の家に家庭訪問だよ!」

神威鈴「翔の次は空華か」

渋谷零「あいつの実家、京都だろ」

山下愁「昔はどこかの山奥だった」

椎名昴「そうだったんだ」

堂本睦月「でも、その前に何かやるんやろ」

山下愁「よくぞ聞いてくれた! それではこちらをご覧ください」


 時は平成。

「ん? 何だ、この招待状は」

 あるところで謎の白い封筒が空から降ってきて。

「何かしら、この手紙は。訳が分からないわ」
「どうかされましたか、優亜様」

 その手紙に書かれていた文章は全く訳が分からず。

「新たな『2の2くえすと』の始まりか?!」
「嘘だろ。せっかく終わったのにww」

 そして新たな冒険が始まる——。
 そう、ここ黒影寮でも始まった。
 彼らが行った先は。


「み、未来の世界ぃぃぃぃいいいい?!」


 ——西暦3012年の世界だった?!
 黒影寮の管理人、神威銀が連れさらわれた黒影寮の一同は、同じように主を連れさらわれた瀬野翔・久遠燐の2人と、『2の2くえすと』のルーキーメンバーに会う。
 彼らと互いに協力して、銀を救えるのか?!

「劇場版!」

「黒影寮は今日もお祭り騒ぎです!」

「「「「「空と海と未来の花嫁!!」」」」」


山下愁「という訳で、参照が1000を突破したのでその記念に。セルフコラボですわ」

堂本睦月「俺様メイドと2の2くえすと——豪華やな」

山下愁「でも登場する人数は限られています。それでは次回まで、さよなら!」


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