コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。堂々の完結! 皆様ありがとう!
日時: 2015/01/24 21:51
名前: 桐生玲 ◆kp11j/nxPs (ID: zCMKRHtr)

 拝啓、天国のお父さんとお母さん。
 ついでに世界1周旅行へ行っている珊瑚叔母さん。
 私は元気です。とても元気です。元気を分けてあげたいぐらいに元気です。
 今日も私の前を、

 パンツが飛んでー。

 男の怒声が飛び交ってー。

 何だか炎まで飛んできてー。

 挙句の果てに今、恋人になるように強要されています。
 ……私、人生間違えましたでしょうか?

***** ***** *****

 初めまして、というのもなんですが。一応。
 桐生玲(きりゅう/あきら)という者です。まぁ、名前を変えただけですが。
 私が誰だか当てられるでしょうk((殴
 大変失礼しました。

 ちょこっと上で話の内容を書いたつもりなのですが、分かりませんよねww
 私もこれをパッと見て、何だこれって思いますもん。
 では、これに関する注意点をいくつか。行きますよ。

☆この物語は逆ハーレム要素を含みます。苦手な方はお戻りください。
☆駄作に変わりはないです。
☆恋愛50%、バトル45%、シリアス0.05%、後のは勇気と愛。
☆少しドリームっぽいです(が、そんなに気にはなりません)
☆桐生玲誰? あ、お前知ってるでも嫌いな人は出口はあちらです→
☆また、荒らしやチェーンメール、パクリを行う人も出口はあちらです→

 読みましたか? あの、いくつか多いんでゴメンなさい。
 それでは。


お客様(桐生的目線でご紹介)
由羽様『最初のお客様です。逆ハー、ハーレムおkの方ww』
野宮詩織様『2番目のお客様です。リア友であり、神作を生み出しているお方です!』
ヴィオラ様『3番目のお客様です。キャラを送って下さりました! お互い頑張りましょう!』
蓮華様『4番目のお客様です。キャラを送ってくださいました。使いやすいキャラをありがとうございます!』
秋様『銀ちゃんの推しなお客様です! あざっす!!』
翠蓮草様『先生キャラを送ってくださったお客様です。登場はもう少々お待ち下さい!!』
メデューサ様『結構オリキャラでお世話になっている方です。今回もありがとうございます!!』
ジョーカー様『前作に限らず今作も送ってくださいました!! 感謝!!』
あんず様『翔推しのお客様です。翔君は俺の嫁!!』
北大路様『神様の名前を考えてくださった人です! コメもくださいました』
マリ様『ルールを守って読んで下さった人です。さすが!!』
梨花様『企画の祭りに参加してくれてありがとうございます。コメももらいました!』
愛河姫奈様『キャラクターの質問に答えたら、来てくださった人です! 感謝です!』
暁月様『一気読みをしてくださった人です。根気ある!』
闘神のアスラ様『兄弟小説・下剋上☆吹奏楽部も見てくださっています』
抹茶猫様『兄弟小説・下剋上☆吹奏楽部の愛読者様。あざっす!!』
藤田光規様『一気読みしてくださった人です。翔君のおし?』
在様『携帯で一気読みしてくださった人です。しにがみのデートがお気に入りだそうでw』
北斗七星様『最初は桐生玲誰と思っていらした方ですが、山下と気づいてくれて幸いです。大丈夫ですよ!』
リア様『下剋上の方も読んでくださりました。ありがとうございます!』
美桜様『この小説をお気に入りにしてくださりました。ありがとうございます!』
粉雪百合様『もう1つの小説「お前なんか大嫌い!!」から来ました方です。ありがとうございます』
miru様『空華推しの人です、ありがとうございます! 一気読みしちゃったんです!』
葵様『こちらは昴君推しですwぜひとも翔君と取り合ってくださいありがとうございます!』
kyon様『こちらも空華推しの方です。なんと、歴代小説を読んでくださった人です!』
凪紗様『黒影寮ではまったお客様です。なんとディレッサさん推しです!!』
結羽凛様『個人的に好きなキャラは翔様だそうで。少し前から見てくださっていたようですよ! Thanksです』

現在劇場版を展開中。
『劇場版。黒影量は今日もお祭り騒ぎです!〜空と海と未来の花嫁〜』
>>229 >>232 >>234 >>237 >>239 >>240 >>242 >>245 >>248 >>249 >>250 >>253 >>254 >>255 >>258 >>262 >>264 >>265 >>266 >>271 >>272

『劇場版。駆け抜けろ! 地獄と天国と幽閉された死神〜複雑ファジー』>>290 NG>>296


目次
登場人物>>02 皆のオリキャラ大集合>>67 新キャラ>>175
プロローグ>>4
第1章『ウェルカム、黒影寮』
>>5 >>6 >>7 >>8 >>11 >>12 >>13 >>14 >>15
第2話『とある彼女は銀の鈴』
>>16 >>17 >>18 >>23 >>26 >>27 >>28 >>29 >>30
第3章『銀と白亜と黒影寮』
>>31 >>32 >>33 >>36
第4章『兄より吐き気』
>>39 >>42 >>45 >>47 >>50
第5章『しにがみのデート』
>>51 >>52 >>53 >>54 >>55 >>56 >>59 >>60
第6章『俺達の管理人がこんなに可愛い訳がない』
>>71 >>72 >>77 >>81 >>83 >>86
第7章『英学園の愉快な文化祭』
>>93 >>95 >>102 >>105 >>106 >>115 >>118 >>123 >>126 >>129
第8章『神威銀の誘惑』
>>134 >>135 >>136 >>139 >>140 >>146 >>147
第9章『本当にあった黒影寮の怖い話』
>>149 >>154 >>158 >>159 >>160 >>163 >>170 >>174
第10章『突撃☆隣の中国マフィアさん!』
>>176 >>182 >>185 >>189 >>196 >>199 >>204 >>207 >>215 >>220 >>226
第11章『王良家こんぷれっくす!』
>>278 >>281 >>282 >>284 >>285 >>286 >>287 >>288 >>289 >>300 >>303 >>306 >>309
第12章『君と僕〜オリジナルと亜種〜』
>>314 >>321 >>322 >>323 >>326 >>327 >>328 >>329 >>330 >>333
第13章『黒影寮の問題児が妖精を拾ったようです』
>>337 >>345 >>346 >>349 >>352 >>353 >>355 >>356 >>360 >>361 >>364 >>365 >>366
第14章『もし黒影寮の管理人代理が町の草野球大会の広告を見たら』
>>372 >>378 >>379 >>382 >>385 >>386 >>390 >>393 >>394 >>397 >>401 >>402 >>405
第15章『皇高校ホスト部!!』
>>416 >>417 >>418 >>419 >>423 >>424 >>427 >>430 >>433 >>434
第16章『カゲロウタイムスリップ』
>>437 >>444 >>445 >>448 >>452 >>453 >>454 >>455 >>456 >>459
第17章『家出少女の死にかけ人生』
>>460 >>461 >>464 >>465 >>466 >>467 >>470 >>474 >>478 >>481
第18章『今日、私は告白します』
>>490 >>494 >>497 >>500 >>503 >>506 >>521 >>524 >>527 >>528
第19章『進撃の巨人〜ヒーローと死神がやってきた〜』
>>532 >>535 >>536 >>537 >>538 >>541 >>542 >>543
第20章『噂の空華さん!』
>>544 >>546 >>549 >>552 >>553 >>554 >>557 >>560 >>561 >>562
第21章『明日は明日の風が——吹いたらいいなぁ』
>>565 >>568 >>569 >>570 >>575

エピローグ
>>576

あとがき
>>577

お知らせ☆

現在部門ごとにオリキャラ募集>>19→終了しました!!
企画開始!!
その1『もしも黒影寮の全員が○○だったら』>>82
その2『みんなで神様の名前を考えよう』>>125
その3『黒影寮フェスティバル! 参加者募集』>>263

期間限定小説
10月31日『ハロウィン』>>46
12月24日『クリスマス』>>94
12月31日『大晦日』>>109
1月1日『お正月』>>112
12月7日『寮長・翔の誕生日』>>130 >>132
2月14日『バレンタイン』>>225
2月23日『都立高校一般入試』>>238
4月1日『エイプリルフール』>>311
7月7日『七夕&銀ちゃんの誕生日』>>387

童話パロディ
『白雪姫』>>63>>68
『赤ずきん』>>87 >>92
『シンデレラ』>>274 >>277
『7匹の子ヤギ』>>409 >>412

黒影寮は今日は作者と質問日和!
神威銀>>124
東翔>>155
椎名昴>>188
王良空華>>241
二条蒼空>>261
堂本睦月>>354
月読怜悟>>357
祠堂悠紀>>400

企画小説『黒影寮主催☆やりたい事は何でもやっちゃうぜふぇすてぃばる!』開催中

・メデューサ様
もしも『黒影寮の住人とその他のキャラの能力』が『ごちゃまぜ』だったら>>85
バレンタイン『お相手:蒼空』>>219
・あんず様
もしも『東翔』が『スクール水着』を着たら>>89
翔が性転換して昴と付き合うことになったらどうなるか>>367
・蓮華様(現:夕遊様)
もしも『黒影寮の全員(つかさ除)と高梨羅』が『性転換』したら>>91
もしも『黒影寮の全員+高梨羅』が『性格ごちゃまぜ』になったら>>114
バレンタイン『お相手:鈴』>>224
・マリ様
『神威鈴が銀の体を乗っ取り東翔にいたずらを仕掛けよう!』>>273
・梨花様
『神威銀を怒らせたらどうなるか?!』>>317
・北斗七星様
『銀ちゃんが幼児化したらどうなるか!!』>>510
『もしも銀ちゃんが本物のビッチだったら(VS翔)』>>513
・kyon様
『銀ちゃんに彼氏がいたら』>>516

番外編
俺は今日、恋を始めます『羅(男)×銀』>>148
翔ちゃんなう!『翔×昴×大地』>>283
どうかこの手でもう1度『蒼空&睦月』>>449
断章『下剋上☆黒影寮!!』
>>485 >>486 >>487 >>488 >>489

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Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。大ヒット御礼、劇場版展開! ( No.237 )
日時: 2012/02/20 21:39
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
参照: バレンタイン? 何それおいしいの?

劇場版 第3章


「おい、テメェら。人の神社で何をやってやがる」

 神社の石段を踏みしめて上ってきたのは、長髪の男性だった。ディレッサよりも年下だが、確実に全員よりは年上だろう。零よりも。
 その男性は神社の様子を見て、顔をしかめた。

「どうしてこんなに荒れてるんだよ……。テメェらが暴れたのか?」

「いや、あの……すんません」

 代表して直人が謝る。
 男性は「あーあー、いいよ。もう」と投げやりな答えを返して片腕を振る。
 すると、一瞬で荒れていた神社は元通りの綺麗な神社に戻った。傷だらけになっていた境内は傷すらも見当たらない。

「今度は気をつけろよ、くそガキども」

 男性は舌打ちをして境内に腰をかける。そして上を見てため息をついた。
 全員も自然と上へ目を向けてしまう。
 そこに広がっているのは青い空ではない。人工的に作られた空だった。まるでスクリーンに映し出されたかのような。

「なぁ、あの空ってスクリーンにでも映されてるのか?」

「この世界の事を知らないのか? 珍しい奴もいるもんだ。下からの生き残りか」

 男性は意外とでも言うかのような反応を見せる。そして語り始めた。

「今から500年くらい前だったかな……。大津波が世界を襲い、人類はほぼ消滅した。が、何千人かは生き残ったんだ」

「ご、500年……?」

 黒影寮の全員の視線が、翔へ向けられる。翔は自分の記憶と照らし合わせ、500年前に何が起こったのかを思い出している様子だった。
 だが、男性はそんな事を無視して話し続ける。

「その何千人が手を取り合って協力したというこった。それでできたのが、この空中都市『新・東京』だ」

「で、人類はどうなったのでしょう?」

「さぁな。少なくとも世界は水没しているが、まだポッドとかに沈んで目覚めた奴がいるんだろ。だがたいていの奴はアンドロイドだとか人造人間が多い。それらは太陽の光を嫌う。人工的な太陽の光と空で成り立ってるのさ、この世界は」

「ちょっと待て。500年前に津波なんか起こってないぞ。500年前と言ったらまだ江戸時代だ。1511年だろう?」

 1700年生きている翔は、男性に訊いた。
 男性は「ハァ?」と言って首を傾げる。

「ここは3012年だぞ」

「「「「「……」」」」」

 桁はずれな西暦が聞こえたような。

「……すません、もう1度頼めます?」

「だから、3012年だと言ってんだろ。耳が遠いのか、テメェ」

 男性は平然とした様子で答えを返す。
 全員顔を見合わせて、そして絶叫。

「「「「「み、未来の世界ィィィィィィイイイイ?!!」」」」」

 わたわたと暴れ出す全員。さすがの瀬野翔も燐も慌てている様子。アウトオブ眼中だったはずなのに。
 男性はパンパンと柏手を2回打ち、鎮静化を図った。

「どうした、そんなに慌てて」

「だって! だって何でそんなに平然としてられるんだよ! あ、そっか! お前はこの世界で生まれた奴だもんな! だけど俺らは1000年前から来てるんだよド畜生!」

「……1000年前、だと?」

 ピクリ、と男性の眉がひそめられる。

「——なるほど。だから昴に似ているなと思っていたんだ。昴本人なのか?」

「え、そうだけど。俺は椎名昴」

「黒影寮の副寮長にて闇の踊り子。反閇術を得意とし——今でも銀が好き」

 男性にピタリと当てられる。昴は戦慄した。
 さらに男性はぐるりと周囲を見回し、

「なるほどな。異世界の野郎までもが混ざってる。が、分からなくもない。相崎優亜を探しに来た瀬野翔と久遠燐。八雲優奈を探しに来た2の2くえすとルーキーども。そして銀を探しに来た黒影寮。大方そんな感じだろ」

「どうして分かるのですか」

 燐がどこから取り出したのか分からない、ナイフを男性に当てた。
 男性は飄々と答えを返す。

「刺したいのなら刺せばいい。ただし、できるなら——な」

「何を——!」

「一応名乗っておいてやるか」

 男性は燐のナイフを押しのけ、空中から炎の鎌を生み出した。それはまさしく、翔が使っているのと同じ鎌だ。
 炎神。
 世界に2つとない、炎の死神しか使えない鎌である。

「何で、炎神を……」

「俺の名前は——東翔」

 男性は、自分の名を告げる。

「つまり、未来のテメェだ。黒影寮の寮長」

 男性——東翔は、不敵に笑った。

Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。大ヒット御礼、劇場版展開! ( No.238 )
日時: 2012/02/22 21:49
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
参照: バレンタイン? 何それおいしいの?

明日に向けて。


 受験生の皆さん、こんばんは。山下愁です。
 突然ですが、私も去年の今は受験シーズン真っただ中でパソコンなんか全然できなった訳ですが。こうして高校も無事に合格したのでこうしてバンバン更新しまくってますww

 と言う事はさておいて。

 明日は都立高校一般入試ですので。先輩より(偉そうな事を言ってすみません)プレゼントをしようと思います。
 まぁ気休め程度に見てやってください。
 ちなみに言います。出ているのは銀ちゃんと鈴君と翔君と空華君です。↓


 〜銀の桜咲け〜

「あれ、まだ勉強してたのですか」

 綺麗な銀髪が俺の視界の端に映る。皇中学高等学校に通う神威銀先輩だ。
 神威銀先輩は、高等部の1年生にいる女性で、学校ではマザーっていうあだ名で呼ばれている。今は黒影寮の管理人をしてるとか。
 そんな先輩が、何で俺の前にいるのだろう?

「勉強しすぎると体に毒ですよ」

「でも、テストに合格しないと高等部に上がれないし……」

 そうなのだ。皇中学高等学校は、テストをしないと高等部に上がる事はできない。
 俺はそのテストが危ういから、勉強をしているのだ。

「大丈夫です。ちゃんと休憩は取ってますから!」

「そうですか? ならいいんですけど……。フフ、私にも後輩ができるなると少し嬉しい気分です」

 神威先輩はニコニコとした笑顔を俺に向けた。それだけで癒される。
 すると、先輩の手が俺のノートの上に突き出された。
 その手に握られていたのは、桜のお守りだった。おそらく手作りだろう。

「あなたに、桜が咲くように。健闘を祈ります!」

 そう言って、神威銀先輩は行ってしまった。
 何だか、頑張れるような気がした。


〜鈴の桜咲け〜

「んー。お前、何やってんの?」

 ノートを覗きこまれ、私は慌てて隠す。いや、別にやましいものなんて書いてないけど!
 透き通るような銀髪。神威鈴さんだ。コーヒーを片手に首を傾げている。

「と、図書館は飲食禁止ですけど……」

「知ってるよ? あ、お前受験生だっけ? どこの高校受けるの?」

 私は目指している難関校の名を教える。
 鈴さんは呆けたような表情を浮かべ、

「それでもう勉強してたのか。感心だね」

「あ、いえ……。これぐらいしなきゃ受からないから……」

「でも偉いよ。夢があるんでしょ、そんなランクの高い高校を受けるなんて」

 鈴さんはニッコリとした笑顔を浮かべている。腰に差した緋色の扇が揺れた。
 鈴さんが通っている高校は、梓中学高等学校。中高一貫の私立校で、鈴さんは説く体制で言ってるって言ってたような気がする。舞の名手だと聞いた。
 だから緋色の扇を持ってるのかな。

「……舞、踊れるんですよね」

「元気づけてあげようか?」

「結構です! わ、私は勉強がありますので!」

 大慌てで断り、ノートにシャーペンを走らせる。
 は、早くどこかに行け……! ドキドキがおさまらない!

「ねぇ。こっち向いて」

 鈴さんが声をかけてきて、思わず視線を向けてしまう。
 そこにいたのは、緋色の扇を広げた鈴さんだった。鮮やかな赤い扇は、シャリンと音を立てる。

「神様に言っておいてあげる。君に桜の花が咲きますようにって!」

 そう言って、鈴さんはニッコリと笑って。くるりと1回転した。


〜翔の桜咲け〜

 何だか見られているような気がする。
 私はふと視線を上げて、辺りを見回した。誰もいない。どうしてだろう。
 すると、声が降ってきた。

「問5。答えが違う」

「ふぇ?!」

 いきなり添削され、私は驚く。見ればそこには、髪の長い男の人が立っていた。
 あ、知ってる。東翔さんだ。英学園に通う、めちゃくちゃ頭のいい人。間近で見ると——何だか、かわいい。

「分からないのか?」

「え、え?」

 翔さんは私が間違えた英語の問題を指す。え、嘘。あってると思ったのに。

「ここの問題はメアリーが何を聞いたのかっていう問題だから、メアリーが言っている台詞を目で追っていけば分かる——って、英語が苦手なのか?」

「う、うぅ……。実は」

 どうしよう。これじゃあ高校に受かるかどうかも心配だよ。絶対笑われる。
 だけど、翔さんは何故だか知らないけど、ため息をついた。もしかしてできなさすぎて呆れられた?

「……ほら。他にも分からないところがあるのか?」

「え、あの」

「頭いいからって見捨てるとでも思ったのか? 前々から見てるんだよ、テメェは。一生懸命志望校に向けて勉強している姿」

 み、見られていたんだ……。って、えぇぇ?!

「分からないところがないなら俺は行くぞ。今日は本を返しに来ただけだからな」

「あ、あの! ありがとうございました!」

 去りゆく背中に、私は頭を下げる。
 翔さんは可愛らしい顔にあどけない少年の笑顔を浮かべると、こう言ってきた。

「テメェに桜が咲くように。祈ってるぜ」


〜空華の桜咲け〜

「ねぇねぇ、もしかしてさ数学苦手なの?」

 苦手な数学の問題を取りかかっている最中に声をかけられた。
 誰だろうと思って顔を上げると、眼帯の人が私のノートを覗きこんでいた。エメラルドグリーン色の瞳が印象的だ。
 王良空華さんだ。英学園に通う。

「……ハイ。苦手で」

「そりゃそうだよね。数学は誰でも苦手になるもんね。難しいもん。証明とか分からないでしょ」

「ハイ。そうなんです!」

 何だろう、心を見透かされているような。
 すると、空華さんは私が解いていた問題の冊子をひったくると、それを眺める。

「んー。やっぱ証明は難しい問題だね。基礎の——教科書に書いてある奴を確かめて、どうしてこうなるのかを理解する為に答えも見た方がいい」

「そ、そうですか」

「俺様もそうした」

 ほい、と空華さんは私に問題の冊子を返す。私は何かが挟まっているのに気づいた。
 それは小さな手紙だった。本当に小さな、綺麗に折りたたまれたノートの切れ端。
 気づくと、いつの間にか空華さんはいなくなっていた。
 私は小さな手紙の封を切る。内容はこうだった。

『君に桜が咲きますように! 志望校に合格する事を祈ってるよ』

 何だか、苦手な数学も今は解けるような気がした。
 私は空華さんに言われた通り、教科書に基礎的な問題に取り組む事にした。

Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。大ヒット御礼、劇場版展開! ( No.239 )
日時: 2012/02/23 11:55
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
参照: バレンタイン? 何それおいしいの?

劇場版 第4章

 ここで少し銀視点です。つまり私です。
 えーと、まず最初に気づいたのは、私は2人の女の子と一緒にベッドに寝かされているというところです。
 何ででしょう? 私にも分かりません。
 1人目の女の子は、茶色のセミロングが似合っているいかにも女の子っていう感じの女の子です。
 もう1人は私と同じ銀色の髪をした、中学生ぐらいの女の子です。身長も私と同じぐらいです。
 何をされるのでしょう。これから。

「ぅぅ……眠い」

「ふぁぁい。おはようございます〜」

 茶髪の女の子と銀髪の女の子が起き上がりました。

「おはようございます。あの、ここがどこだか分りますか?」

「全然。ねぇ、それよりも訊いていいかな。私の他に誰かがいたと思うんだけど、知らない?」

「知らない。うちも仲間がいたんだけど、見当たらないな。優羽ー、いねぇ」

 それぞれ別の人を探している様子です。当然私も探しています。黒影寮の皆さんを。
 ど、どこに行ってしまったのですか?!

「ま、いいか。あとで施設内を駆け回って探そう。君名前は?」

「お、じゃあうちも名乗っておいた方がいいのか? わーい、じゃあうちから最初」

 銀髪の女の子はベッドから飛び降りますと、胸を張りました。

「うちの名前は八雲優奈! あだ名はやーさん。ちなみに独身よろしくね!」

 独身なのは当たり前でしょう。あなた、未成年でしょ?
 次に名乗ったのは茶髪の女の子です。

「私は相崎優亜。優亜って呼んでね」

「相崎って、あの薬品会社からおもちゃ会社を束ねるマルチ総合会社の?」

「そうよ。いや、正確には分からないけど、多分」

 優亜さんはえへへ、と照れ笑いを浮かべました。
 やーさんと名乗った女の子は、広い部屋を駆け回っています。

「それで、あなたは?」

「私は神威銀と言います。よろしくお願いしますね」

「銀ちゃんね。よろしく!」

 お互いに手を取り合い、私達は笑いました。
 その時です。
 ドアが開きました。中から入ってきたのは、黒いスーツを着て黒いサングラスをかけたマッチョな男性です。怖いです。

「お目ざめになられましたか、クイーン」

「クイーン?」

***** ***** *****

 翔が祀られている神社に一時的に避難し、全員で思考する。
 これからどうするべきか。3000年の世界なんて行った事ないからな。

「で、テメェらはこれからどうするんだ?」

「どうするか考えてるんだよ。テメェも考えろ!」

 過去と未来の翔が言いあいをする。ある意味シュールな光景である。
 そこで、鈴が未来の翔へ尋ねた。

「失礼ですけど、今何歳ですか?」

「ん? これでも2700歳だ。そこの異世界の野郎どもは引くんじゃねぇよ。本当の事だ。死神は100年に1度しか誕生日が来ないからな」

「と言う事は、あなたは27歳なんですね?」

 直人が未来の翔へストレートに訊く。それに頷く未来の翔。

「27ぁぁぁぁ?! 若ぁ! 今の翔ちゃんと変わらないし!」

「ハァ? これでも老けたなとか思うぞ。髭も生えるし」

「ひげぇぇぇ?!」

 悲鳴のような声を上げて昴は倒れそうになる。そこで翔が鎌で昴の頭を叩いた。

「真面目に話を進めるぞ。年の話をしている場合じゃ——」

 そこで、翔の声が途切れた。
 何故なら緊張した空間に、まさかのA○B48が流れたからだ。ちなみに曲名は『ポニーテールとシュシュ』である。

「あ、俺だ」

「テメェか」

 未来の翔が虚空へと指を滑らせる。すると、テレビの画面みたいなのが出てきた。

「ニュースを知らせるアラームだよ。1000年前の曲の方が温かみがあるからな。今は機械だ」

 テレビの画面にはニュースキャスターロボが、紙を持ってニュースを読み上げている。
 機械的な声で読み上げられたのは、こんなニュースだった。

『クイーン・涙様が近々婚約をされるとの事であり、政府はどこの国の王なのかを調べる事になり——』

「へぇ。涙が婚約か」

 知らない名前を口にして、勝手に頷く未来の翔。
 不思議に思った怜悟がその涙について未来の翔へ訊くと、

「神威涙って女だ。この国を再建させた神威家の娘」

「神威って、黒影寮の人が探してる神威銀って奴の娘とか?」

「銀は長生きだな。500年も生きていたのか。馬鹿かテメェ。人をよく学んでから言え」

 翔汰の言葉を未来の翔は変わらぬ毒舌で一蹴する。

「銀の遠い子孫だ。神威家は続いたらしいな。再建の筆頭となりこの国を立て直したのさ。だからクイーン呼ばれるようになったんだろ」

 全員でテレビ画面に目を向ける。
 そこに映っているのは、まさに銀そのものだった。銀髪のセミロング、黒い瞳。これで服装が白いドレスじゃなければ完璧に銀だ。
 真っ先にぶっ倒れたのは羅だ。

「ハゥ。銀ちゃんマジかわいい……」

「羅さん。あれただのドレスッスよ?」

 でもかわいいな、と冷静な答えを返す白亜。兄である白刃も同調した。
 次のニュースへ移るキャスター。

『涙様のご友人が入国されまして——』

「友人なんていたんだ」

『名前は相崎優亜様。おそらくアメリア平和国の姫と見られ、異国の言葉をしゃべり——』

「相崎優亜だって?!」

 そこへ瀬野翔が食いつく。確かに画面に映っているのは優亜だった。こちらは青い色のドレスを着ている。
 とりあえず無事だと言う事を知った瀬野翔と燐は、静かにその場へ座り込んだ。

『そしてクイーン特務警備隊が結束され、その筆頭となったのはわずか14歳の少女。名前は八雲優奈——』

「やーさん?!」

 今度は優羽が食いついた。画面に映ったのは銀髪で青い瞳の女の子。穢れのない白い鎌を片手に、廊下を疾走していく。

『やーさん走っちゃ危ないですよ』

『大丈夫だって。うちは死なない♪ 銀ちゃんも走ろうよ』

「銀?! 涙じゃないのか!」

 優羽を払い、黒影寮が画面を占拠する。あれ、でも何で? そこにいたのは涙じゃなくて、銀?
 未来の翔はそんな3チームに、残酷な事を告げた。

「そいつらがどこにいるか教えてやろうか?」

「「「ぜひとも」」」

「あそこ」

 神社から見えた高い建物を指す。
 かなり遠い場所にあるビルのような建物——

「クイーンズ・オブ・キャッスル。あそこな」

「「「嘘だろ?!」」」

Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。大ヒット御礼、劇場版展開! ( No.240 )
日時: 2012/02/23 21:40
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
参照: バレンタイン? 何それおいしいの?

劇場版 第5章


「何で銀はあんなところにいるんだ!」

 蓮が未来の翔へ掴みかかった。いや、そう言われても未来の翔も答えようがない。
 おそらく、こちらに来る際に銀だけ別のところに飛ばされた結果、クイーンズ・オブ・キャッスルだったのだろう。だがそんな事を話しても、聞き分けのいい(というか能力持ちである)黒影寮はいいけど、瀬野翔とか燐とかルーキーとか聞き分けなさそう。
 ——という作者の見解。いかがでしょうか?

「零点」

 何だと。リオン、お前覚えておくがいい。

「蓮、落ち着け。何も銀を救えないと言う訳ではないだろう。空華、あそこまで飛べるか?」

「無理かな。さっきからやってるけど、結界みたいなのが張ってある」

 空華は自身を転送する術、『終り空』の呪文を唱えている。が、成功していないらしい。
 睦月の瞬間移動も距離の問題で無理だと判明。

「だったら空間移動術を使うか」

「無理だな」

 これには未来の翔が否定した。

「まず建物には結界が張ってある。過去の俺と同様、面倒だから空間移動術を使ったが侵入者として捕まえられそうになった。処刑されてもいいのなら行けばいい。ただし、銀には多大なる迷惑がかかる」

「だったらどうしろって言うんだよ。強行突破か?」

 蒼空が未来の翔に提案した。
 羅が「結界なんか分解してやるぜ、待ってな銀ちゃん!」と言って駆け出してしまう。

「おい、誰かあの赤い娘を連れ戻してこい。撃たれて死ぬぞ」

「どうして? 物質分解でも難しいの?」

 黒影寮でも強い方に位置する物質分解。相手がイケメンなら負けなしである羅にかかれば簡単に壊滅させられるだろう。
 だが、未来の翔は首を振った。

「まず相手はロボットだろう。いくつでもスペアはある。しかも相手は何人いると思う? およそ1億体だぞ。それぐらい警備は厳しい。それに能力ブロッカーって言って、建物内では能力が使えないんだ」

「でも、やーさんは鎌を出せてたけど」

「それは特務警備隊だからだろ。身内にはブロッカーは効かない。ただし、外からの侵入者だと名簿に載ってないから適用される。1億の餌食になるのも時間の問題だと思うが?」

「昴ー! あの赤ビッチを3秒で捕まえて来い!」

「もう捕まえた!」

 昴は羅を気絶させて担いで連れてきた。

「まぁ、気長に待つんだな。クイーンは婚約するし」

「こ、婚約? まさか、銀ちゃんが結婚しちゃうのか?」

「あほだな、空華」

 未来の翔は鼻で笑う。

「まさか、本物が帰ってくればそれでOKって事ですか?」

「そう言う事になるな。ちなみに言うが、優亜の方も婚約の話が進められているらしいぞ。いらん世話だな」

 瀬野翔の推理に余計な事を言った未来の翔。それで瀬野翔のスイッチは入った。

「早く本物の神威涙様を探しましょうか」

「え、翔さん?」

 何をしてるの、と睦月が訊く前に、瀬野翔はニッコリとした笑みを浮かべて言う。背中からは般若が見えた。
 やばい。これは本気で探そうとしている。
 そして無理やりにでもキャッスルへ連れて帰るつもりだ。自分の主が危ないとなると、瀬野翔はとたんにスイッチを入れ替える。

「優亜様の為にも、一刻も早く!」

「ま、頑張れよー」

「あなたも協力するんですよ?」

「え」

 瀬野翔に言われ、未来の翔はため息をついた。

Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。大ヒット御礼、劇場版展開! ( No.241 )
日時: 2012/02/25 21:25
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
参照: バレンタイン? 何それおいしいの?

黒影寮は今日は作者と質問日和!


山下愁「はっきり言ったらリアルの山下愁は死にそうです」

王良空華「一体何があった」

山下愁「いやね、明日検定なんだけどさ。受かる気がさらさらないって言うか希望がない」

王良空華「だからやつれてるんだね」

山下愁「まぁ、あいつほどではないが」

王良空華「望みを神に託すしかないか」

山下愁「そうなんですよ。だから劇場版なんて書いてる場合じゃないので。このすっぱり行ける話で!」


『王良空華誕生秘話!』


山下愁「文字通りなんですけど、自分がどうやって生まれたのか分かる?」

王良空華「分からない。どうやって生まれたの?」

山下愁「授業中の落書きから」

王良空華「しばくぞ」

山下愁「だからって苦無を取り出さない威嚇しない。授業中に机の上に落書きをしていたら、たまたまいい感じの絵が出来上がったので」

王良空華「それでそのままキャラになったと?」

山下愁「そう言う事。最初に登場したのは、『2の2くえすと(ノート書き)』ですね。これはノートでしか書いてなくて、実名をオールパクッてきた黒歴史小説です」

王良空華「あー、俺様は最後の方に出てたっけ」

山下愁「あの後から結構いろいろ出るようになったんだよね? どうしてだろ」

王良空華「リアルの友達が俺様を支持してくれたから?」

山下愁「さぁ?」

王良空華「おい」

山下愁「はいはい。でもって、名前には『良』ってつけたかったの。そしたら名字が王良に」

王良空華「どうやって下の空華は?」

山下愁「空って名前をつけたかったんだよね。そしたら空——空華がいいんじゃ? って。月華っていうキャラもいたし。それから」

王良空華「名前は案外簡単に決まったんだね」

山下愁「で、次は設定なんだけど。忍者のキャラがよく考えたら1人もいなかったんだよね。だから忍びって言う設定を作った訳だ」

王良空華「へぇ。それで苦無を?」

山下愁「最初は小太刀(鍔がついてなくて、短い刀)を2本使う予定だったんだけど、どういう訳かそれじゃBSRの風魔小太郎になってしまう訳だ。急きょ変更して苦無にした」

王良空華「じゃあこの右目の呪いは?」

山下愁「当てつけ」

王良空華「……」

山下愁「だからって無言で苦無を押しつけてくるなぁぁ?!」

王良空華「そ・れ・で。右目の呪いってどうやって生まれたのさ」

山下愁「忍びと言えばなんか重い過去があるっていう設定にしたかったの。空華の場合は翔よりも昴よりも銀ちゃんよりも誰よりも重く辛い過去を作る為に、その右目の呪いを持たせた訳だ」

王良空華「そりゃ楽しみだ」

山下愁「詳しくは第12章で書くからね!」

王良空華「我流忍術ってどこから出てきたの?」

山下愁「何か考え付いたのが国語で。そこで我流って言う単語が出てきたから、それで」

王良空華「適当かい」

山下愁「でも、ちゃんとかっこいい技は作ったじゃん。涙雨に散り桜、終り空も」

王良空華「詠唱が面倒くさいけどね」

山下愁「そこは言わないお約束☆」

王良空華「言わないお約束——じゃなくてさぁ」

山下愁「それでそれで。空華君には兄弟がたくさんいるんだけど。これには深い訳があって」

王良空華「何? また重い過去?」

山下愁「違う。空華君は王良家の筆頭ですよね。つまり当主」

王良空華「作者だろ。設定を確認してきなよ」

山下愁「それで、幼くして両親がどこかに消えたので、今では祖父母の家に預かってもらってるって言う状況です。おk?」

王良空華「それが何?」

山下愁「実はね、当初はこんなに多くするはずなかったの。つまり1人ッ子にするつもりだった」

王良空華「何でまた兄弟が増えた訳」

山下愁「何かね。真田十勇士に影響された。忍者が多いっていいなーって」

王良空華「でも兄弟は忍者じゃないけどね」

山下愁「そうだけど!」

王良空華「お、じゃあちょうどいい時間だからここで終わろうか」

山下愁「読者のみなさん、こんなもので申し訳ございません! それでは!」


「劇場版。どうなるの?」
「笑いあり感動ありの大作にするつもり」
「実は第2部も作ろうとしてるんでしょ、劇場版の」
「ばれた?」
「銀ちゃんとは誰が結ばれるのさ」
「それは秘密。勝ちとったらどうなの?」
「そうするつもりだけど」


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