コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。堂々の完結! 皆様ありがとう!
- 日時: 2015/01/24 21:51
- 名前: 桐生玲 ◆kp11j/nxPs (ID: zCMKRHtr)
拝啓、天国のお父さんとお母さん。
ついでに世界1周旅行へ行っている珊瑚叔母さん。
私は元気です。とても元気です。元気を分けてあげたいぐらいに元気です。
今日も私の前を、
パンツが飛んでー。
男の怒声が飛び交ってー。
何だか炎まで飛んできてー。
挙句の果てに今、恋人になるように強要されています。
……私、人生間違えましたでしょうか?
***** ***** *****
初めまして、というのもなんですが。一応。
桐生玲(きりゅう/あきら)という者です。まぁ、名前を変えただけですが。
私が誰だか当てられるでしょうk((殴
大変失礼しました。
ちょこっと上で話の内容を書いたつもりなのですが、分かりませんよねww
私もこれをパッと見て、何だこれって思いますもん。
では、これに関する注意点をいくつか。行きますよ。
☆この物語は逆ハーレム要素を含みます。苦手な方はお戻りください。
☆駄作に変わりはないです。
☆恋愛50%、バトル45%、シリアス0.05%、後のは勇気と愛。
☆少しドリームっぽいです(が、そんなに気にはなりません)
☆桐生玲誰? あ、お前知ってるでも嫌いな人は出口はあちらです→
☆また、荒らしやチェーンメール、パクリを行う人も出口はあちらです→
読みましたか? あの、いくつか多いんでゴメンなさい。
それでは。
お客様(桐生的目線でご紹介)
由羽様『最初のお客様です。逆ハー、ハーレムおkの方ww』
野宮詩織様『2番目のお客様です。リア友であり、神作を生み出しているお方です!』
ヴィオラ様『3番目のお客様です。キャラを送って下さりました! お互い頑張りましょう!』
蓮華様『4番目のお客様です。キャラを送ってくださいました。使いやすいキャラをありがとうございます!』
秋様『銀ちゃんの推しなお客様です! あざっす!!』
翠蓮草様『先生キャラを送ってくださったお客様です。登場はもう少々お待ち下さい!!』
メデューサ様『結構オリキャラでお世話になっている方です。今回もありがとうございます!!』
ジョーカー様『前作に限らず今作も送ってくださいました!! 感謝!!』
あんず様『翔推しのお客様です。翔君は俺の嫁!!』
北大路様『神様の名前を考えてくださった人です! コメもくださいました』
マリ様『ルールを守って読んで下さった人です。さすが!!』
梨花様『企画の祭りに参加してくれてありがとうございます。コメももらいました!』
愛河姫奈様『キャラクターの質問に答えたら、来てくださった人です! 感謝です!』
暁月様『一気読みをしてくださった人です。根気ある!』
闘神のアスラ様『兄弟小説・下剋上☆吹奏楽部も見てくださっています』
抹茶猫様『兄弟小説・下剋上☆吹奏楽部の愛読者様。あざっす!!』
藤田光規様『一気読みしてくださった人です。翔君のおし?』
在様『携帯で一気読みしてくださった人です。しにがみのデートがお気に入りだそうでw』
北斗七星様『最初は桐生玲誰と思っていらした方ですが、山下と気づいてくれて幸いです。大丈夫ですよ!』
リア様『下剋上の方も読んでくださりました。ありがとうございます!』
美桜様『この小説をお気に入りにしてくださりました。ありがとうございます!』
粉雪百合様『もう1つの小説「お前なんか大嫌い!!」から来ました方です。ありがとうございます』
miru様『空華推しの人です、ありがとうございます! 一気読みしちゃったんです!』
葵様『こちらは昴君推しですwぜひとも翔君と取り合ってくださいありがとうございます!』
kyon様『こちらも空華推しの方です。なんと、歴代小説を読んでくださった人です!』
凪紗様『黒影寮ではまったお客様です。なんとディレッサさん推しです!!』
結羽凛様『個人的に好きなキャラは翔様だそうで。少し前から見てくださっていたようですよ! Thanksです』
現在劇場版を展開中。
『劇場版。黒影量は今日もお祭り騒ぎです!〜空と海と未来の花嫁〜』
→>>229 >>232 >>234 >>237 >>239 >>240 >>242 >>245 >>248 >>249 >>250 >>253 >>254 >>255 >>258 >>262 >>264 >>265 >>266 >>271 >>272
『劇場版。駆け抜けろ! 地獄と天国と幽閉された死神〜複雑ファジー』>>290 NG>>296
目次
登場人物>>02 皆のオリキャラ大集合>>67 新キャラ>>175
プロローグ>>4
第1章『ウェルカム、黒影寮』
>>5 >>6 >>7 >>8 >>11 >>12 >>13 >>14 >>15
第2話『とある彼女は銀の鈴』
>>16 >>17 >>18 >>23 >>26 >>27 >>28 >>29 >>30
第3章『銀と白亜と黒影寮』
>>31 >>32 >>33 >>36
第4章『兄より吐き気』
>>39 >>42 >>45 >>47 >>50
第5章『しにがみのデート』
>>51 >>52 >>53 >>54 >>55 >>56 >>59 >>60
第6章『俺達の管理人がこんなに可愛い訳がない』
>>71 >>72 >>77 >>81 >>83 >>86
第7章『英学園の愉快な文化祭』
>>93 >>95 >>102 >>105 >>106 >>115 >>118 >>123 >>126 >>129
第8章『神威銀の誘惑』
>>134 >>135 >>136 >>139 >>140 >>146 >>147
第9章『本当にあった黒影寮の怖い話』
>>149 >>154 >>158 >>159 >>160 >>163 >>170 >>174
第10章『突撃☆隣の中国マフィアさん!』
>>176 >>182 >>185 >>189 >>196 >>199 >>204 >>207 >>215 >>220 >>226
第11章『王良家こんぷれっくす!』
>>278 >>281 >>282 >>284 >>285 >>286 >>287 >>288 >>289 >>300 >>303 >>306 >>309
第12章『君と僕〜オリジナルと亜種〜』
>>314 >>321 >>322 >>323 >>326 >>327 >>328 >>329 >>330 >>333
第13章『黒影寮の問題児が妖精を拾ったようです』
>>337 >>345 >>346 >>349 >>352 >>353 >>355 >>356 >>360 >>361 >>364 >>365 >>366
第14章『もし黒影寮の管理人代理が町の草野球大会の広告を見たら』
>>372 >>378 >>379 >>382 >>385 >>386 >>390 >>393 >>394 >>397 >>401 >>402 >>405
第15章『皇高校ホスト部!!』
>>416 >>417 >>418 >>419 >>423 >>424 >>427 >>430 >>433 >>434
第16章『カゲロウタイムスリップ』
>>437 >>444 >>445 >>448 >>452 >>453 >>454 >>455 >>456 >>459
第17章『家出少女の死にかけ人生』
>>460 >>461 >>464 >>465 >>466 >>467 >>470 >>474 >>478 >>481
第18章『今日、私は告白します』
>>490 >>494 >>497 >>500 >>503 >>506 >>521 >>524 >>527 >>528
第19章『進撃の巨人〜ヒーローと死神がやってきた〜』
>>532 >>535 >>536 >>537 >>538 >>541 >>542 >>543
第20章『噂の空華さん!』
>>544 >>546 >>549 >>552 >>553 >>554 >>557 >>560 >>561 >>562
第21章『明日は明日の風が——吹いたらいいなぁ』
>>565 >>568 >>569 >>570 >>575
エピローグ
>>576
あとがき
>>577
お知らせ☆
現在部門ごとにオリキャラ募集>>19→終了しました!!
企画開始!!
その1『もしも黒影寮の全員が○○だったら』>>82
その2『みんなで神様の名前を考えよう』>>125
その3『黒影寮フェスティバル! 参加者募集』>>263
期間限定小説
10月31日『ハロウィン』>>46
12月24日『クリスマス』>>94
12月31日『大晦日』>>109
1月1日『お正月』>>112
12月7日『寮長・翔の誕生日』>>130 >>132
2月14日『バレンタイン』>>225
2月23日『都立高校一般入試』>>238
4月1日『エイプリルフール』>>311
7月7日『七夕&銀ちゃんの誕生日』>>387
童話パロディ
『白雪姫』>>63>>68
『赤ずきん』>>87 >>92
『シンデレラ』>>274 >>277
『7匹の子ヤギ』>>409 >>412
黒影寮は今日は作者と質問日和!
神威銀>>124
東翔>>155
椎名昴>>188
王良空華>>241
二条蒼空>>261
堂本睦月>>354
月読怜悟>>357
祠堂悠紀>>400
企画小説『黒影寮主催☆やりたい事は何でもやっちゃうぜふぇすてぃばる!』開催中
・メデューサ様
もしも『黒影寮の住人とその他のキャラの能力』が『ごちゃまぜ』だったら>>85
バレンタイン『お相手:蒼空』>>219
・あんず様
もしも『東翔』が『スクール水着』を着たら>>89
翔が性転換して昴と付き合うことになったらどうなるか>>367
・蓮華様(現:夕遊様)
もしも『黒影寮の全員(つかさ除)と高梨羅』が『性転換』したら>>91
もしも『黒影寮の全員+高梨羅』が『性格ごちゃまぜ』になったら>>114
バレンタイン『お相手:鈴』>>224
・マリ様
『神威鈴が銀の体を乗っ取り東翔にいたずらを仕掛けよう!』>>273
・梨花様
『神威銀を怒らせたらどうなるか?!』>>317
・北斗七星様
『銀ちゃんが幼児化したらどうなるか!!』>>510
『もしも銀ちゃんが本物のビッチだったら(VS翔)』>>513
・kyon様
『銀ちゃんに彼氏がいたら』>>516
番外編
俺は今日、恋を始めます『羅(男)×銀』>>148
翔ちゃんなう!『翔×昴×大地』>>283
どうかこの手でもう1度『蒼空&睦月』>>449
断章『下剋上☆黒影寮!!』
>>485 >>486 >>487 >>488 >>489
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.147 )
- 日時: 2012/01/17 22:13
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
第8章裏書き!
山下愁「早くも早くも第8章!! どうも山下愁で——」
効果音「ザック」
山下愁「ぎゃぁぁぁぁああ!! 頭に苦無がぁぁぁああ!!」
王良空華「ごめん俺様☆」
東翔「止めてやれよ、一応作者だろ」
王良空華「あぁん? テメェにも投げてやろうか、この少女容姿死神め!!」
東翔「ンだとコラァ!!」
椎名昴「ハイハイ、ストップ! 喧嘩はなし!」
神威銀「そうですよ?」
神威白刃「そうだよ?」
王良空華「あ、白刃さん。バイトは終わったんですか」
神威白刃「まぁねー」
高梨羅「この野郎作者! あたしと銀ちゃんが結ばれるんじゃなかったのかよ!!」
山下愁「誰もそんな事は言ってませんよ?」
神威鈴「そうそう。俺出たし、Vさいーん」
高梨羅「あ、鈴様!!」
神威鈴「ちょ、何? 羅ちゃん? 抱きつかないでくれる? 身長が同じぐらいの女の子に抱き締められてるって俺のメンタルが……」
神威銀「だんだんと意味が分からなくなってますが。そして羅さん。私にも抱きつかないでくれますか?」
比ひかげ「来たぜ!!」
轟白亜「来るって聞かないんですよ。勘弁ッス」
山下愁「今回もにぎやかですねー」
神威銀「さ、作者!! 私、翔さんと——!!」
山下愁「よかったじゃん? だって銀ちゃんは翔君にだけデレてるもんね?」
神威銀「そんなんじゃありませんー!!」
東翔「俺だと不満か?」
神威銀「いえ、不満と言う訳じゃ……」
神威鈴「うわー。何この暑苦しい空気。ちょっと日出ー、日出ー。こいつらを凍らせてくれる? もしくはエアコンをつけて」
日出「実際リアルは真冬なんだけどさ、それでもいいのか?」
神威銀「何をしてるんですか鈴?!」
神威白刃「お兄ちゃんも暑苦しくて敵わないよー。ねぇ鈴、もう少し強い悪魔とか天使とか神様とかいない訳?」
椎名昴「銀ちゃん、俺じゃダメだったの?」
神威銀「え?! そ、そう言う訳じゃありませんけど……。昴さんも十分格好いいですよ?」
王良空華「俺様は?」
神威銀「女好き」
王良空華「上げて落とす作戦?! 俺様、Mじゃないからね!!」
神威鈴「……ちょっと、及川さん。及川さんー。こいつらの魂全員食べちゃってくれるかなー。なんかうざい。暑苦しい」
及川「ディレッサッて呼べよ、お前……」
神威鈴「じゃあディレッサ。こいつらの(ry」
及川「作者の表記が変わってねぇンだけど?」
神威鈴「打つのが面倒なんだよ」
及川「暑苦しい魂は俺も嫌だ。日出、お前が食えよ。悪魔だろ」
日出「激辛せんべいうまー」
及川「何を食ってるんだお前。激辛なんてこの世に存在しなくてもいい存在だ。なぁそこの死神、でかいパフェはあるか?」
東翔「俺の事か」
及川「この作品で死神と言ったらお前しかいねぇだろ。自覚しろ」
東翔「地獄業火、獄炎乱舞!!」
及川「ふぉ?!」
神威鈴「神様でも翔は殺しかねねぇよ?」
及川「テメェ鈴んんんんん!!」
高梨羅「ほいほい。次回予告——って、え、ええぇぇぇ?!」
神威銀「う、嘘ですよね作者ぁっぁあああ!!」
山下愁「次回は黒影寮のみんなで怖い話大会! コメディに合わせて明るくお送りするよ? 心の準備はいいかい?」
及川「それでは次回もお楽しみに」
日出「ばいばーい」
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.148 )
- 日時: 2012/01/17 22:33
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
番外編!! 〜俺は今日、恋を始めます〜
*注意*
羅の性別が男。
銀の性格が変。天然の度を超している。
ストーリー破綻。ごめんね。
高梨羅。16歳。高校1年生。性別、男。
俺は今日、彼女に恋をしました。なので男、高梨羅。
告白してきます!!
「好きです。付き合ってください!!」
「いいですよ。とりゃ!!」
ドッゴォォォン。
思わず飛んできた物質を分解!!
そう。俺は少し変な力を持っている。ありとあらゆる物質を分解できる『物質分解』という力だ。
そして俺が好きになった人は……
「え、突き合ってじゃないんですか? じゃあ何に付き合いましょう。トイレですか?」
天然少女、神威銀ちゃんです。
神威銀。
1週間前にこの皇中学高等学校に転入してきた天然少女だ。天然の度を超しているが、それでも天然なのだ。さっきの告白シーンでもそう。
いつも緋色の扇を腰にさし、たまに鏡の前を通れば自分に挨拶をしている。それで満足している。緋色の扇を振るうと何か変な人達が出てきた。
天然じゃなくて、変。この単語が似合うと思う。
それでも、俺は神威銀ちゃんを好きになってしまった。
「あの、羅さん?」
「は、ハイ?!」
思わず声が裏返る。
なんと、銀ちゃんが俺に話しかけてきてくれたのだ。嬉しすぎる。
「先ほどの『付き合って』とはどこに付き合えばいいのでしょう?」
「え、えーと……。恋をするっていう意味だけど、分かる?」
「いいえ。今まで巫女の仕事しかしてきませんでしたので。恋など分からないのです」
「……」
気まずいぃぃい! どうやって恋の事を教えればいいんだぁぁぁ!!
「とりあえず、恋とはこのような事をするのでしょうか?」
「ふぁ?!」
突然、銀ちゃんは俺の手を握ってきた。温かい体温が、手を伝わってくる。
し、心臓の音、聞こえてないか?!
「……羅さん? 顔色が赤いようですが、大丈夫ですか?」
「え。だ、大丈夫!! 俺、体力には自信あるから!!」
「? そうですか。ですが——」
コツン、と。頭の方から聞こえた。銀ちゃんの顔がやけに近い。
うわぁ、まつげ長いー。銀髪もサラサラして綺麗だし、肌も綺麗だなー。違うだろ!! 銀ちゃんの顔がドアップドアップ!!
なんと、銀ちゃんは俺の額に自らの額を当てていたのだ。
「う、うわぁ?!」
「逃げないでくださいよ。でも、熱はないみたいですね。よかったです」
ニッコリと笑顔を見せる銀ちゃん。いつもは無表情で下ばかりをうつむいている銀ちゃんだが、俺にだけは笑顔を見せてくれる。
この笑顔を、俺だけが独占しているみたいで嬉しかった。
「私のお友達にも、恋のキューピットを自称する人がいるんですよ?」
「へぇ。あの、いつもどこかに話しかけている?」
「そうです。どこかって言うか、いつもいますけどね。鏡の向こうから来てくれるんです、さびしい時とか。辛い時とか。嬉しい時とか!!」
楽しそうにその友達とやらを説明する銀ちゃん。
銀ちゃん、あんたはそれでいいのか。人と対話する事なく、3年間を終えちゃいそうで俺は怖いよ。
「ねぇ、銀ちゃんは何で俺とお話してるの? そのお友達とお話ししてればいいんじゃないの?」
「……羅さんとお話しするの、何だかとても楽しいんです」
銀ちゃんは少しだけ、顔を赤くして言う。
「羅さんの笑顔を見ると、私も笑ってしまうんです。羅さんの近くにいると、ほっとするんです。羅さんに『好きだ』って言われた時、何だか変な感じがしたんです」
「へ、変な感じ?」
「……心臓がドキドキうるさいんです。いつもの私じゃないみたいな、そんな感じがするんです」
心臓の辺りを押さえ、銀ちゃんは潤んだ瞳を向けた。
「これが、恋って言うものですか?」
そう。それが恋ってもの。
俺達は、今日恋を始めました。甘くてどこか不思議な恋を——。
オチなんてないよ☆
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.149 )
- 日時: 2012/01/18 22:15
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
第9章 本当にあった黒影寮の怖い話
と言う訳で、夏なので! 黒影寮で怖い話大会をする事になりました!
食堂を暗くしてろうそくを立てます。
言いだしたのは翔さんです。そうです、あの死神の。幽霊経験豊富そうな翔さんがです。
「俺が13歳のころ、当時は江戸時代だった——」
寺子屋の子供〜翔視点〜
江戸時代。俺はいつものように仕事で来ていた。拠点は中国に置いていたが、この時は江戸に長く滞在していた。おかげで話し口調も移っちまったという訳だ。
そんなある夜、俺は死神の仕事をしていた。魂を狩る仕事だ。たまに夜いなくなるだろ。
「これは東さんの次男坊ではないか。夜分遅くにどうした?」
「仕事がある。これにて失礼」
たまに人と会話しながら俺は夜の町を行く。
その時だ、声が聞こえたのだ。
どこかすすり泣くような、そんな感じの。「ひっく、ひっく」ってな。
(誰だよ、こんな夜に?)
声の方を向くと、そこにあったのは細い道だった。まぁついでだ、死神の仕事により道はない。行く事にした。
どんどん行くと声が大きくなる。やがて、1人の子供を見つけた。
歳は10歳を超えないぐらいの奴だ。うつむき加減で泣いていた。
「どうした」
「……誰?」
俺を見て驚いたんだろうな、また泣きだした。
さすがにこれ以上泣かれたら困る。うるさいし仕事にも集中できないからな。
「1人か」
「……母上がいない」
「そうか。置いて行かれたのか、家は?」
そいつは道の奥を指す。この先には何もないはずだが……まぁいいか。
俺はそいつの手を引いて、母親のもとに帰す事にした。親も心配してるだろうしな。
「小僧、名は?」
「……三郎」
三郎と名乗ったそいつは、いつの間にか泣きやんでいた。よかった。
進んでいくと、行きついた場所は古い建物だった。
寺子屋って知ってるか? 昔の学校みたいな奴だ。読み書きするだけに通うような感じの。どうやら古いからもう廃れたのだろう。
三郎はその寺子屋の中へ入って行く。
少し気味悪くなってな、俺はその寺子屋を後にしようとした。だが、
「どこへ行く?」
三郎が目の前にいた。寺子屋に入って行ったはずの奴が、だ。
おかしい。どう考えてもおかしい。
「三郎、どうして——」
「せっかく気づいてくれる人に会えたんだ、一緒に来てよ……」
黒い渦みたいなのが見え、三郎は見る間に変色して行く。目は空洞、歯は抜け落ち、髪はない。幽霊だ。
俺はとっさに炎神を抜き、そいつを狩る。
「何で、一緒に来てくれないんだよぉ……」
そいつは泣きながら消えて行ったさ。
あとで分かった事だが、その三郎って奴は母親が迎えに来るのを待っているうちに心臓発作で死んでしまったらしい。腐った死体が教室から見つかった。
ちなみに母親は、もうすでにこの世にいなかったそうだ。
「怖い! 何で翔ちゃんは昔の話を引っ張り出してくるのさ、あんた死神だろ!」
「しょうがねぇだろ。俺だって怖かったんだあん時は!」
話が終わった時に、昴さんが翔さんに文句を言いました。
順番的に言ったら次は昴さんです。悠紀さんが早く話を進めるように催促しました。
昴さんは渋々と言った感じで口を開きます。
「7不思議って知ってるよな? 調べたら不幸になっちゃうって奴なんだけど——」
花森小の7不思議〜昴視点〜
「暑いぃぃぃいいい!」
当時小学3年生だった俺は、夏休みの宿題に追われていた。夏休みも中盤なのにまだ何もやってない。
俺はとりあえず、翔に助けを求めた。この時、翔は読書感想文の宿題をやっていた。分厚い本を読みながら団扇で自分を煽いでいる。
「翔ちゃん、手伝ってよ」
「嫌だ」
即答かい。いいもんだ。
すると、電話が鳴った。相手は吉田。クラスメイトだった。
「どした? 宿題なら見せないぞ」
『お前まだ終わってねぇのかよ』
ムカッ。だけど無視する。
吉田が電話をかけてきた理由は、7不思議を調べようという奴だった。
俺と翔が通う小学校、花森小には7不思議がある。トイレの花子さんから始まって、人体模型が動く、鏡が赤くなっている、階段の数が多いなどだ。
7つ目は誰も知らない。知ると死んじゃうとか言われているからだ。
『それで、調べようと思うんだけど』
「いいね。翔は? 行く?」
「行かない」
またも即答で返す翔。まぁそうか、死神の仕事だもんな。
俺は迷わず行くと返事をした。
その夜。
夜の学校って超怖い。マジで。
「怖いな」
「ビビんなよ、誘った張本人だろ」
吉田を前にして、懐中電灯で廊下を照らす。誰もいないからやけに怖い。そして埃っぽい。
やっぱ翔にも来てもらえばよかったかも。
「ねぇ、何してるの?」
「ごどぁあああ!」
変な悲鳴を上げて振り向くと、そこには女の子がいた。おかっぱ頭の女の子、結構可愛い。
この学校の子かな?
「7不思議?」
「そうそう」
「一緒に行ってもいい?」
女の子はニッコリとした笑顔で言う。俺らは迷わずOKを出した。女の子がいた方が気楽だからだ。
それから7不思議を調べ回ったが、どれもこれも嘘。花子さんなんていないし、人体模型も怖いだけ。
「全部ガセかよ、つまんねー」
「なー。つまんなかったよなー」
口々にそう言うが、俺はどこか変な感じがしていた。
後ろにいる女の子が怪しい。本当に怪しい。
「……ねぇ7つ目って知ってる?」
「ハァ? 7つ知ったら不幸になるって、あの?」
吉田が女の子の方へ振り返る。
女の子はニッコリとした笑顔のまま、教えた。
「7つ目を知ったら、私と入れ替わるの」
そして手を伸ばしてくる。
まさかこいつ、幽霊?
「嘘だろ、おい! 逃げろ!」
懐中電灯を放り出して逃げだす俺ら。だけどその懐中電灯を踏みつけて、吉田が転んでしまった。
やばい。このままじゃ吉田が死んじゃう!!
「吉田、早く来い!!」
だけど捕まってしまう。もうダメだ、と思った。
「だから嫌なんだ」
炎がよぎり、女の子を焼く。悲鳴を上げて女の子は消えた。
廊下に現れたのは、背の高い男。手に持っているのは鎌だ。
「翔! 来たのか!」
「助けに来た。ほら、帰るぞ馬鹿」
翔は困り顔で俺に手を差し伸べてくれた。さすが死神。
続く
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.150 )
- 日時: 2012/01/19 19:57
- 名前: 夕遊 ◆SgLh/8wWnQ (ID: J/gUjzFh)
- 参照: 一女多妻制の国とかないかなぁ・・・(独り言)
ちょ、マジか。
天然少女銀ちゃんと羅がラブってるだと・・・!?
私に集中で萌え殺し攻撃ですかそうなのか!!?
「ちぇ〜、もう少し鈴様抱き締めてたかった〜。」
おや、銀ちゃんラブ!!な羅が珍しい発言。
いや鈴様と銀ちゃんは所謂同一人物なのだから珍しいかどうかは判らないけどもね?
この前鈴様が婿に来れば銀ちゃんも同時に嫁!!とか言ってらしたよ。
「怖いの始まった・・・いや、ちょ、どうしよう、耳栓下さい。」
おろおろする羅もそれはそれで可愛いよね!!
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.151 )
- 日時: 2012/01/19 21:31
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
夕遊様>>
誰得羅得話!! これはこれでいいかもしれないでww
羅得話は書いてて楽しかった。また今度書いてみるww今度は鈴君バージョンで行ってみようかw
萌え要素は入ってないはずなんだけどね。オチないし。
鈴「いやいや、俺ってさ案外身長低いのね? 俺と同じ身長の羅ちゃんに抱き締められるとちょっと心が傷つく。女の子に抱き締められるのはいいけど」
鈴君も一応男の子ですからねー、抱き締められるのはいいけどもう少し小さければって感じで☆
確かに鈴君と結ばれれば、プラスで銀ちゃんもついてくるけどね?
銀「怖いの……怖いの嫌……」
羅ちゃん。言っておこう。
ここはコメディライトなのでなるべく怖くないよていうか馬鹿話ばかりだから。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116