コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。堂々の完結! 皆様ありがとう!
日時: 2015/01/24 21:51
名前: 桐生玲 ◆kp11j/nxPs (ID: zCMKRHtr)

 拝啓、天国のお父さんとお母さん。
 ついでに世界1周旅行へ行っている珊瑚叔母さん。
 私は元気です。とても元気です。元気を分けてあげたいぐらいに元気です。
 今日も私の前を、

 パンツが飛んでー。

 男の怒声が飛び交ってー。

 何だか炎まで飛んできてー。

 挙句の果てに今、恋人になるように強要されています。
 ……私、人生間違えましたでしょうか?

***** ***** *****

 初めまして、というのもなんですが。一応。
 桐生玲(きりゅう/あきら)という者です。まぁ、名前を変えただけですが。
 私が誰だか当てられるでしょうk((殴
 大変失礼しました。

 ちょこっと上で話の内容を書いたつもりなのですが、分かりませんよねww
 私もこれをパッと見て、何だこれって思いますもん。
 では、これに関する注意点をいくつか。行きますよ。

☆この物語は逆ハーレム要素を含みます。苦手な方はお戻りください。
☆駄作に変わりはないです。
☆恋愛50%、バトル45%、シリアス0.05%、後のは勇気と愛。
☆少しドリームっぽいです(が、そんなに気にはなりません)
☆桐生玲誰? あ、お前知ってるでも嫌いな人は出口はあちらです→
☆また、荒らしやチェーンメール、パクリを行う人も出口はあちらです→

 読みましたか? あの、いくつか多いんでゴメンなさい。
 それでは。


お客様(桐生的目線でご紹介)
由羽様『最初のお客様です。逆ハー、ハーレムおkの方ww』
野宮詩織様『2番目のお客様です。リア友であり、神作を生み出しているお方です!』
ヴィオラ様『3番目のお客様です。キャラを送って下さりました! お互い頑張りましょう!』
蓮華様『4番目のお客様です。キャラを送ってくださいました。使いやすいキャラをありがとうございます!』
秋様『銀ちゃんの推しなお客様です! あざっす!!』
翠蓮草様『先生キャラを送ってくださったお客様です。登場はもう少々お待ち下さい!!』
メデューサ様『結構オリキャラでお世話になっている方です。今回もありがとうございます!!』
ジョーカー様『前作に限らず今作も送ってくださいました!! 感謝!!』
あんず様『翔推しのお客様です。翔君は俺の嫁!!』
北大路様『神様の名前を考えてくださった人です! コメもくださいました』
マリ様『ルールを守って読んで下さった人です。さすが!!』
梨花様『企画の祭りに参加してくれてありがとうございます。コメももらいました!』
愛河姫奈様『キャラクターの質問に答えたら、来てくださった人です! 感謝です!』
暁月様『一気読みをしてくださった人です。根気ある!』
闘神のアスラ様『兄弟小説・下剋上☆吹奏楽部も見てくださっています』
抹茶猫様『兄弟小説・下剋上☆吹奏楽部の愛読者様。あざっす!!』
藤田光規様『一気読みしてくださった人です。翔君のおし?』
在様『携帯で一気読みしてくださった人です。しにがみのデートがお気に入りだそうでw』
北斗七星様『最初は桐生玲誰と思っていらした方ですが、山下と気づいてくれて幸いです。大丈夫ですよ!』
リア様『下剋上の方も読んでくださりました。ありがとうございます!』
美桜様『この小説をお気に入りにしてくださりました。ありがとうございます!』
粉雪百合様『もう1つの小説「お前なんか大嫌い!!」から来ました方です。ありがとうございます』
miru様『空華推しの人です、ありがとうございます! 一気読みしちゃったんです!』
葵様『こちらは昴君推しですwぜひとも翔君と取り合ってくださいありがとうございます!』
kyon様『こちらも空華推しの方です。なんと、歴代小説を読んでくださった人です!』
凪紗様『黒影寮ではまったお客様です。なんとディレッサさん推しです!!』
結羽凛様『個人的に好きなキャラは翔様だそうで。少し前から見てくださっていたようですよ! Thanksです』

現在劇場版を展開中。
『劇場版。黒影量は今日もお祭り騒ぎです!〜空と海と未来の花嫁〜』
>>229 >>232 >>234 >>237 >>239 >>240 >>242 >>245 >>248 >>249 >>250 >>253 >>254 >>255 >>258 >>262 >>264 >>265 >>266 >>271 >>272

『劇場版。駆け抜けろ! 地獄と天国と幽閉された死神〜複雑ファジー』>>290 NG>>296


目次
登場人物>>02 皆のオリキャラ大集合>>67 新キャラ>>175
プロローグ>>4
第1章『ウェルカム、黒影寮』
>>5 >>6 >>7 >>8 >>11 >>12 >>13 >>14 >>15
第2話『とある彼女は銀の鈴』
>>16 >>17 >>18 >>23 >>26 >>27 >>28 >>29 >>30
第3章『銀と白亜と黒影寮』
>>31 >>32 >>33 >>36
第4章『兄より吐き気』
>>39 >>42 >>45 >>47 >>50
第5章『しにがみのデート』
>>51 >>52 >>53 >>54 >>55 >>56 >>59 >>60
第6章『俺達の管理人がこんなに可愛い訳がない』
>>71 >>72 >>77 >>81 >>83 >>86
第7章『英学園の愉快な文化祭』
>>93 >>95 >>102 >>105 >>106 >>115 >>118 >>123 >>126 >>129
第8章『神威銀の誘惑』
>>134 >>135 >>136 >>139 >>140 >>146 >>147
第9章『本当にあった黒影寮の怖い話』
>>149 >>154 >>158 >>159 >>160 >>163 >>170 >>174
第10章『突撃☆隣の中国マフィアさん!』
>>176 >>182 >>185 >>189 >>196 >>199 >>204 >>207 >>215 >>220 >>226
第11章『王良家こんぷれっくす!』
>>278 >>281 >>282 >>284 >>285 >>286 >>287 >>288 >>289 >>300 >>303 >>306 >>309
第12章『君と僕〜オリジナルと亜種〜』
>>314 >>321 >>322 >>323 >>326 >>327 >>328 >>329 >>330 >>333
第13章『黒影寮の問題児が妖精を拾ったようです』
>>337 >>345 >>346 >>349 >>352 >>353 >>355 >>356 >>360 >>361 >>364 >>365 >>366
第14章『もし黒影寮の管理人代理が町の草野球大会の広告を見たら』
>>372 >>378 >>379 >>382 >>385 >>386 >>390 >>393 >>394 >>397 >>401 >>402 >>405
第15章『皇高校ホスト部!!』
>>416 >>417 >>418 >>419 >>423 >>424 >>427 >>430 >>433 >>434
第16章『カゲロウタイムスリップ』
>>437 >>444 >>445 >>448 >>452 >>453 >>454 >>455 >>456 >>459
第17章『家出少女の死にかけ人生』
>>460 >>461 >>464 >>465 >>466 >>467 >>470 >>474 >>478 >>481
第18章『今日、私は告白します』
>>490 >>494 >>497 >>500 >>503 >>506 >>521 >>524 >>527 >>528
第19章『進撃の巨人〜ヒーローと死神がやってきた〜』
>>532 >>535 >>536 >>537 >>538 >>541 >>542 >>543
第20章『噂の空華さん!』
>>544 >>546 >>549 >>552 >>553 >>554 >>557 >>560 >>561 >>562
第21章『明日は明日の風が——吹いたらいいなぁ』
>>565 >>568 >>569 >>570 >>575

エピローグ
>>576

あとがき
>>577

お知らせ☆

現在部門ごとにオリキャラ募集>>19→終了しました!!
企画開始!!
その1『もしも黒影寮の全員が○○だったら』>>82
その2『みんなで神様の名前を考えよう』>>125
その3『黒影寮フェスティバル! 参加者募集』>>263

期間限定小説
10月31日『ハロウィン』>>46
12月24日『クリスマス』>>94
12月31日『大晦日』>>109
1月1日『お正月』>>112
12月7日『寮長・翔の誕生日』>>130 >>132
2月14日『バレンタイン』>>225
2月23日『都立高校一般入試』>>238
4月1日『エイプリルフール』>>311
7月7日『七夕&銀ちゃんの誕生日』>>387

童話パロディ
『白雪姫』>>63>>68
『赤ずきん』>>87 >>92
『シンデレラ』>>274 >>277
『7匹の子ヤギ』>>409 >>412

黒影寮は今日は作者と質問日和!
神威銀>>124
東翔>>155
椎名昴>>188
王良空華>>241
二条蒼空>>261
堂本睦月>>354
月読怜悟>>357
祠堂悠紀>>400

企画小説『黒影寮主催☆やりたい事は何でもやっちゃうぜふぇすてぃばる!』開催中

・メデューサ様
もしも『黒影寮の住人とその他のキャラの能力』が『ごちゃまぜ』だったら>>85
バレンタイン『お相手:蒼空』>>219
・あんず様
もしも『東翔』が『スクール水着』を着たら>>89
翔が性転換して昴と付き合うことになったらどうなるか>>367
・蓮華様(現:夕遊様)
もしも『黒影寮の全員(つかさ除)と高梨羅』が『性転換』したら>>91
もしも『黒影寮の全員+高梨羅』が『性格ごちゃまぜ』になったら>>114
バレンタイン『お相手:鈴』>>224
・マリ様
『神威鈴が銀の体を乗っ取り東翔にいたずらを仕掛けよう!』>>273
・梨花様
『神威銀を怒らせたらどうなるか?!』>>317
・北斗七星様
『銀ちゃんが幼児化したらどうなるか!!』>>510
『もしも銀ちゃんが本物のビッチだったら(VS翔)』>>513
・kyon様
『銀ちゃんに彼氏がいたら』>>516

番外編
俺は今日、恋を始めます『羅(男)×銀』>>148
翔ちゃんなう!『翔×昴×大地』>>283
どうかこの手でもう1度『蒼空&睦月』>>449
断章『下剋上☆黒影寮!!』
>>485 >>486 >>487 >>488 >>489

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Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。ただいま祭り開催! ( No.302 )
日時: 2012/04/01 16:51
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)

北大路様>>


炎って赤いよなー、だったら辛くしてやれみたいなノリで決まりましたてへぺろー♪
辛いんだな、多分。及川さん頑張って☆
いや、操るのは私かっ!

鈴「何? 信用してもらえてないの? 3パーセントしか?」

及川「……(明後日の方向へ)」

鈴「よぉし分かった。テメェ夕飯抜きな」

及川「?! えぇ?!」

3パーセントしか信じてもらえてないから夕飯抜きにされたら怖いよね。
やっぱ及川さん脅されてるわww

Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。ただいま祭り開催! ( No.303 )
日時: 2012/04/01 17:26
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)

第11章 王良家こんぷれっくす!


 〜?視点〜


 江戸の景色が目下に広がっている。
 夕闇が迫る江戸の町。その下を2人の男女が歩いている。
 女の方は銀髪の女だった。綺麗な銀髪を束ね、かんざしを挿している。歩くたびに装飾である鈴が音を立てる。
 男の方は黒く艶やかな髪を持つ男だった。渋い色の着物を身につけ、布を頭に巻いている。中睦まじく、その女と話している様子だった。
 すると、その男に、他の男がぶつかった。
 すみませんと向こうが謝った。いいえこちらこそ、とこっちも謝った。
 その男は、恨めしそうに男と女を見やり、自前の翡翠色の瞳を細めたのだった。

「……あれは、空華?」

 どうして? 空華は俺と一緒に現代にいるのに。2012年にいるのに。
 どうして? 何で空華はここにいる?
 何で俺を、恨めしそうに見やった?

***** ***** *****〜鈴視点〜


「銀、しっかりしろ! あいつは操られているだけだ!!」

 鏡を揺さぶり、向こうで愕然としている銀に言った。
 本心を言っている訳じゃないんだ。奴は操られている。演奏者はそういう奴なんだと、俺は銀に向かって叫ぶ。

「そ、そうですよね……。鈴! 翔さんを助けてください!」

 あぁ、分かったよ。銀が好きな奴だもん、助けなくてはいけない。
 銀が幸せならば俺も幸せだし。
 でも、操られた死神を助けるってどうやって?

「翔ちゃん! 元に戻れよ!」

 昴が一生懸命翔を止めようとするが、鮮やかに無視して行く翔。そして炎のあふれる鎌を振り上げ、幼馴染である昴へ刃を向けた。
 このままだと確実に死んでしまうではないか。
 くそ、間に合わない!

「ったく、お前は本当にお人よしだな!」

 昴の襟首を掴んで引っ張ったのは、何と王良空華だった。
 空華はチッと舌打ちをして、苦無を構える。

「何で死神が操られているのさ。そんなんじゃないでしょ?」

 空華は苦笑いで翔に話しかける。
 翔は空華を睨みつけ、そして笑った。裂けるような笑みを張りつけた。

「貴様は王良家当主か……? 珍しい者がいたものだ」

「……何それ。昔に戻ってる訳? それとも操られているってのでいいの?」

 両者の間に剣呑な空気が流れる。

「まぁ、貴様も殺すだけだ。全て全て、ブチ壊してやr「黙れ死神風情が」

 空華の口調が突如変わった。そしてオーラも変わる。
 飄々としていた空華が、殺気をこれでもかというぐらいに放出している。見据えるエメラルドグリーンの瞳は、冷酷な光を宿していた。
 今の翔よりもずっと凶暴な空気を醸し出している。

「全てを壊すだと? ふざけるな。貴様はもうすでにとある1人の人物の人生を壊しておるわ。それはそう——400年も前からな!」

 ヒッと悲鳴を上げたのは、綺華だった。その瞳は震えている。

「……兄さんが、キレた」

「空華がキレるとどうなる?」

「もう分からない……。どうしよう、天華兄さん! 空華兄さんが、昔に戻ったよ!」

 綺華は天華へと意見を乞う。
 天華は何も言わず、ただ首を振っただけだった。

「死神ですから死ぬ事はありませんが……。ただ、少し傷つく事は覚悟してもらいましょう。鈴さん、ヴァルティアさんにドーム状に守ってもらえるように言ってもらえませんか?」

「え、えーと……。無理かも?」

 ヴァルティアは「もう疲れた」とか言って、帰ってもらった。もう出せない。

「仕方がありません。日華、守りの陣を」

「はいですー。水星3の陣です!」

 幾何学模様が足元に浮かび上がり、バリアが張られる。空華を境界線にして。
 空華と翔とノアだけは蚊帳の外と言う感じだ。

「どうして空華を! 死んでまうぞ!」

 睦月が天華の胸倉を掴んだ。
 天華は丁重に睦月の腕を振り払うと、説明を始める。

「兄さんは、あの状態だと無敵です。死神すらも殺します。何せ、あの右瞳を操る我流忍術『王良家』の初代当主に戻っていますから」

 初代当主に戻っている?
 確か、空華は28代目当主とか言っていたけど……初代?

「あの瞳——邪紅眼(ジャックガン)と言うのですが、あれは全てを殺す死神の咎です。昔に戻った兄さんは、あれを自在に使いこなせますよ」

「じゃあつまり——」

「死ぬ事を覚悟しておいた方がいいのでは?」

 ちょ、やばいって!
 何とか他の神様を引きずり出そうとしたけど、バリア越しで翔と空華が話しているのが聞こえる。

「貴様が出てきて、ワシの人生は壊された。愛した人を貴様に取られたのだ! それが3回も! 3人目の王良空華も、好きな人を取られたのだ!」

「……」

「自覚していないと言う顔じゃな。フン、意見など聞きたくないわ。貴様を今すぐここで八つ裂きにして門前にさらしてやる。——だがな」

 空華はビシッと翔を指差した。

「それをすると、ここにいる奴ら全員が悲しむ。もちろん、王良空華も。ワシはどうでもいいがな。だから、少し痛いのは我慢してもらおうか?」

 そして、と空華は話をつなげた。

「いつまでも、ワシらは貴様を恨んでいると言う事を忘れるな? 東翔」

 そして、激しいぶつかり合いが始まった。
 一方的な空華の攻撃。いつの間にか右目の眼帯が取れていた。
 その瞳の色は、エメラルドグリーンの瞳を持つ空華には似つかわしくない毒々しい紫色の瞳。愉悦の表情を浮かべ、一方的に死神へと攻撃を仕掛ける。

「いや、止めて。止めて空華さん!」

 鏡の中から銀が叫ぶが、空華は止まらない。
 翔を蹴り飛ばして、家の中に叩き込んだ。

「申し訳ないの。天華、あとで直しておいてもらえるか?」

「え、あの、兄さん!」

「頼むぞ」

 すると、空華の頬を鎌が掠めて行った。
 砂埃が舞う家の中から、翔がゆらりと姿を現す。それを待っていたかのように、空華は笑った。

「死神操術——」

 金色の糸が、空華の指先にともる。
 翔の表情が強張った。

「縛」

 直後、悲鳴が起きた。

Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。ただいま祭り開催! ( No.304 )
日時: 2012/04/01 19:21
名前: 夕遊 ◆SgLh/8wWnQ (ID: E1WQRXsj)
参照: 私「羅って書いて「らう」なんだよ。」先輩「は?」


スケッチブックに何気なく描いた絵が鈴様でその場で悶えた夕遊です!!

いや、何で悶えたかって言うとね?
鈴様が子羅とキャッキャやってる絵だからさ!!
キャッキャとか言っても髪結んでるだけなんだけども(しかも三つ編みw)

精神も子供になった羅にはイケメン嫌い症状はなくって、「翔たん!!」とか呼んでてさぁ(「ちゃ」が発音できないんだよ。)。
「銀たん銀たん、髪結ばせて?」
うるうる目で訴えられちゃ断れない銀ちゃん、結ばせます。
しかし子供。侮っちゃあいけません。不器用発動します。
痛さに耐えられなくなった銀ちゃん、鈴様に交代。
で上のに至ったり。

他にも「翔たんおままごとぉ。」とかで翔ツインテール((
そして黒影量の皆が後ろで笑い堪えてたらいいと思うんだ。
その他にも「キャス」は「かす」になったりね?

「妄想が暴走してるので離れてくださ〜い。」

ちょ、失礼な。

Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。ただいま祭り開催! ( No.305 )
日時: 2012/04/01 21:22
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)

夕遊様>>


お久しぶりでございます、山下愁です!
ちょ、その絵を見せてくださいお願いします!

なんていうかね……黒影寮の全員の絵をうpするからさぁ……誰か書いてくれないかな?
アナログでしか書けないしかなりへたくそなんだけど、誰か書いてくれないかなぁ!

翔君はあれだね、子供大好きだからね。取ってつけたような設定だけど、弟って何か下に兄弟がほしがるものだからね。
ハイ、翔君は典型的な弟キャラです。この際羅ちゃんでも小学生までならセーフだしいいんじゃない?
あ、そうだ。それを書いてみようかなww文章でwwへたくそだけどwwww

鈴「らーうー……。もういい?」(銀の体なんだけどなぁ)

羅「やーの。もうちょっとー」

鈴「あー、はいはい……」

ていうかキャス君がかす君になるとかなりキャスが可哀想になるんだけどねww

Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。ただいま祭り開催! ( No.306 )
日時: 2012/04/01 21:47
名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)

第11章 王良家こんぷれっくす!


 〜翔視点〜

 どうして? 何で?
 疑問が頭の中で生まれては消えて行く。空華がこんなところにいるのが不思議でたまらない。
 だって、空華は現代にいて。
 俺も現代にいて。
 今は2012年で——

「おーおーおー、混乱して」

 俺の目の前に現れたのは、まぎれもなく空華だった。キョトンとした表情を浮かべ、空華は首を傾げる。
 どうして、こんなところにいるんだ?

「どうしてって。俺様は初代様に体を交替してきたからね」

「体を……?」

「お前と違って、俺様は好きな時に3人の王良空華になれる訳。初代と8代目の当主の記憶を共有してる——つまり前世を覚えてるって訳」

 じゃあ、あそこの王良空華はお前の前世って訳なのか?

「ピンポーン。正解。容姿も性格も性別も能力も何から何まで同じな王良空華ですよ。それが3人も続いてるもんね。さすがに翔も狂うわ」

 目の前にいる空華はけらけらと笑う。
 どうして笑えるんだ。前世を覚えているって事は、死ぬところも見てるって事だろう?

「忍びは、死ぬ事になんて抵抗持たないの。そーやって教え込まれた訳よ」

「……死ぬ事に抵抗を持たないって、それじゃあ悲しむ奴がたくさんいるじゃねぇか! それでもテメェはいいって言うのかよ!」

 そんな事を言ったら、銀が悲しむだろう。
 だけど、空華は平然とした表情で頷いた。

「だって忍びは殺戮兵器だし。俺様だって、人を殺す事に抵抗はないよ。それで死んでもね。当然、地獄に行くのは決まってるんだし」

「……そう、なのか」

 死んでも未来が決まっているなら、抵抗はないのかもしれない。でも、それで本当にいいのだろうか。
 いや、俺は死神だ。人間に情を抱いてどうする?

「俺は、テメェを道具のように扱わない」

「いきなりどうした」

「俺は死神だ。人の命を狩り、裁判するのが仕事だ。空華、言ってやろう。テメェは勝手に地獄に行くとかそういう事を考えているんじゃねぇ。殺しでも理由があってやっているのだろう。だったら、それでいいじゃねぇか」

 何だか変な事を言った感じがするが、まぁいいか。
 空華は一瞬だけ驚いた表情を見せたが、またすぐにへにゃりと笑った。

「じゃ、久々の江戸の町——少し体験しますか?」

「できるのか?」

「さすがに食べるのは無理かもしれないけど、町を歩く事ぐらいはできるよ?」

 行こうぜー、と空華は空を駆け下りて行ってしまった。
 まぁ、いいか。あんなんでも、俺の仲間だし。

***** ***** *****〜銀視点〜

 鈴に無理を言って変わってもらいました。
 私は思わず駆けだします。そして空華さんに抱きつきました。故意ではありません、止める為です。

「空華さん、止めてください! 翔さんを、翔さんを傷つけないでください!」

 空華さんの目線の先には、翔さんが金色の糸で縛られて悲鳴を上げています。もうこれ以上、翔さんが苦しむところを見たくありません。
 すると、空華さんは私に冷酷な目を向けました。
 いつもの空華さんじゃない……。

「娘、案ずるな」

 空華さんは私を睦月さんの方へ押しました。

「言っただろう。殺しはしない、少し痛いのは我慢してもらう。これでも、死なない程度に頑張っているのだぞ」

「でも……翔さんが苦しそうですよ!」

「精神の翔はそんなでもない。今はワシと一緒にのんびり江戸の町を散策しとるわ」

 訳の分からない事を言いますと、空華さんは腕を振りました。金色の糸が霧散します。
 糸で縛られていた翔さんが、どさりと地面に倒れました。血走った目で、空華さんを睨みつけます。

「空華、もう止めい! 翔が可哀想や!」

 睦月さんも叫びます。しかし、空華さんは止めませんでした。
 金色の糸を垂らしたまま、空華さんは翔さんへと話しかけます。

「哀れだな、炎の死神よ。今引導を渡してやろう——まぁ、少し拷問みたいな感じだと考えてもらえればいい」

 空華さんは金色の糸を、翔さんへと結びました。両腕、両足を縛りつけます。
 翔さんは糸をちぎろうと手足をばたつかせました。

「ハハハ。無駄無駄、死神操術を解こうなんて言う死神はそうそういないわ。——死神操術、磔!」

 空華さんは翔さんを屋根の方へと蹴り飛ばしました。紙のように飛んで行った翔さんは、屋根へと結び付けられます。
 どうしましょう……翔さんが!

「止めてください、空華さん!」

「誰が止めるか。これがあいつを救う最善の策じゃ。ならば娘、犠牲なくして救いがあると思うか?」

 何も言い返せなくなりました。空華さんが珍しく頭のいい事を言ったのです。

「その甘い優しさ、どうにかせい。全てを救うなら犠牲もまた必要——ワシが生きてきた世界は、王良空華が生きてきた世界は、こういう世界なのじゃ」

 空華さんは糸で弓矢を作りました。それを磔にされた翔さんへと向けます。
 射抜く気ですか?!

「や、あ——!」

「死神操術——串刺し!」

 矢が、翔さんを射抜きました。

***** ***** *****〜翔視点〜

「あ、終わった」

 空華が不意に声を上げた。何が終わったと言うんだ?

「だから、俺様と翔の決着。翔は操られていたんだよ、演奏者に」

「そう言えば……何だかフルートの音色を聞かされたような感じがする」

 あー、あれは眠かったな。
 空華は苦笑いを浮かべて、

「何かあったの? 死神が洗脳にかかるなんて珍しいじゃん」

 と、訊いてきた。
 俺は、あの時に感じたもやもや感を話す。空華と銀が話しているところを見て、嫉妬を感じた事を。
 空華はそれを聞いた瞬間、腹を抱えて笑いだした。

「なんじゃそりゃ。それだけで操られたって言うのか?」

「悪いかよ」

「嫉妬は悪くない。俺様だって嫉妬するもん。銀ちゃんが翔と仲良く話していたら、意地でも邪魔したくなる。その笑顔を俺様に向けたくなる」

 そーゆーのは、誰にでもあるって訳、と空華は言った。
 嫉妬は誰にでもあるのか。死神は感じないと思っていたが。

「でも、俺様達は恋のライバルじゃん。銀ちゃんを誰が落とすか、勝負してる訳じゃん。勝ちたい訳よ。銀ちゃんに好きになってもらいたい訳。それは、翔と同じでしょ」

「確かに……」

「今は負けてるかもしれないけど、翔」

 空華はいつになく真剣な顔で言ってきた。

「銀ちゃんを泣かせたら、俺様が全力で奪うからね。覚悟しておいて」

 そう言い残して、空華は夕焼けの空へ消えた。
 あぁ、そっか。俺は銀が好きだ。あぁ、好きさ。愛してる。でも、それはあいつだって同じ事なのだ。
 泣かせたら、全力で奪う——ねぇ。

「やれるものならやってみろ、我流忍術使い」

 俺の横を通った、初代の空華へ向けて俺は言う。そして同じように夕焼けの空へと消えた。


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