コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。堂々の完結! 皆様ありがとう!
- 日時: 2015/01/24 21:51
- 名前: 桐生玲 ◆kp11j/nxPs (ID: zCMKRHtr)
拝啓、天国のお父さんとお母さん。
ついでに世界1周旅行へ行っている珊瑚叔母さん。
私は元気です。とても元気です。元気を分けてあげたいぐらいに元気です。
今日も私の前を、
パンツが飛んでー。
男の怒声が飛び交ってー。
何だか炎まで飛んできてー。
挙句の果てに今、恋人になるように強要されています。
……私、人生間違えましたでしょうか?
***** ***** *****
初めまして、というのもなんですが。一応。
桐生玲(きりゅう/あきら)という者です。まぁ、名前を変えただけですが。
私が誰だか当てられるでしょうk((殴
大変失礼しました。
ちょこっと上で話の内容を書いたつもりなのですが、分かりませんよねww
私もこれをパッと見て、何だこれって思いますもん。
では、これに関する注意点をいくつか。行きますよ。
☆この物語は逆ハーレム要素を含みます。苦手な方はお戻りください。
☆駄作に変わりはないです。
☆恋愛50%、バトル45%、シリアス0.05%、後のは勇気と愛。
☆少しドリームっぽいです(が、そんなに気にはなりません)
☆桐生玲誰? あ、お前知ってるでも嫌いな人は出口はあちらです→
☆また、荒らしやチェーンメール、パクリを行う人も出口はあちらです→
読みましたか? あの、いくつか多いんでゴメンなさい。
それでは。
お客様(桐生的目線でご紹介)
由羽様『最初のお客様です。逆ハー、ハーレムおkの方ww』
野宮詩織様『2番目のお客様です。リア友であり、神作を生み出しているお方です!』
ヴィオラ様『3番目のお客様です。キャラを送って下さりました! お互い頑張りましょう!』
蓮華様『4番目のお客様です。キャラを送ってくださいました。使いやすいキャラをありがとうございます!』
秋様『銀ちゃんの推しなお客様です! あざっす!!』
翠蓮草様『先生キャラを送ってくださったお客様です。登場はもう少々お待ち下さい!!』
メデューサ様『結構オリキャラでお世話になっている方です。今回もありがとうございます!!』
ジョーカー様『前作に限らず今作も送ってくださいました!! 感謝!!』
あんず様『翔推しのお客様です。翔君は俺の嫁!!』
北大路様『神様の名前を考えてくださった人です! コメもくださいました』
マリ様『ルールを守って読んで下さった人です。さすが!!』
梨花様『企画の祭りに参加してくれてありがとうございます。コメももらいました!』
愛河姫奈様『キャラクターの質問に答えたら、来てくださった人です! 感謝です!』
暁月様『一気読みをしてくださった人です。根気ある!』
闘神のアスラ様『兄弟小説・下剋上☆吹奏楽部も見てくださっています』
抹茶猫様『兄弟小説・下剋上☆吹奏楽部の愛読者様。あざっす!!』
藤田光規様『一気読みしてくださった人です。翔君のおし?』
在様『携帯で一気読みしてくださった人です。しにがみのデートがお気に入りだそうでw』
北斗七星様『最初は桐生玲誰と思っていらした方ですが、山下と気づいてくれて幸いです。大丈夫ですよ!』
リア様『下剋上の方も読んでくださりました。ありがとうございます!』
美桜様『この小説をお気に入りにしてくださりました。ありがとうございます!』
粉雪百合様『もう1つの小説「お前なんか大嫌い!!」から来ました方です。ありがとうございます』
miru様『空華推しの人です、ありがとうございます! 一気読みしちゃったんです!』
葵様『こちらは昴君推しですwぜひとも翔君と取り合ってくださいありがとうございます!』
kyon様『こちらも空華推しの方です。なんと、歴代小説を読んでくださった人です!』
凪紗様『黒影寮ではまったお客様です。なんとディレッサさん推しです!!』
結羽凛様『個人的に好きなキャラは翔様だそうで。少し前から見てくださっていたようですよ! Thanksです』
現在劇場版を展開中。
『劇場版。黒影量は今日もお祭り騒ぎです!〜空と海と未来の花嫁〜』
→>>229 >>232 >>234 >>237 >>239 >>240 >>242 >>245 >>248 >>249 >>250 >>253 >>254 >>255 >>258 >>262 >>264 >>265 >>266 >>271 >>272
『劇場版。駆け抜けろ! 地獄と天国と幽閉された死神〜複雑ファジー』>>290 NG>>296
目次
登場人物>>02 皆のオリキャラ大集合>>67 新キャラ>>175
プロローグ>>4
第1章『ウェルカム、黒影寮』
>>5 >>6 >>7 >>8 >>11 >>12 >>13 >>14 >>15
第2話『とある彼女は銀の鈴』
>>16 >>17 >>18 >>23 >>26 >>27 >>28 >>29 >>30
第3章『銀と白亜と黒影寮』
>>31 >>32 >>33 >>36
第4章『兄より吐き気』
>>39 >>42 >>45 >>47 >>50
第5章『しにがみのデート』
>>51 >>52 >>53 >>54 >>55 >>56 >>59 >>60
第6章『俺達の管理人がこんなに可愛い訳がない』
>>71 >>72 >>77 >>81 >>83 >>86
第7章『英学園の愉快な文化祭』
>>93 >>95 >>102 >>105 >>106 >>115 >>118 >>123 >>126 >>129
第8章『神威銀の誘惑』
>>134 >>135 >>136 >>139 >>140 >>146 >>147
第9章『本当にあった黒影寮の怖い話』
>>149 >>154 >>158 >>159 >>160 >>163 >>170 >>174
第10章『突撃☆隣の中国マフィアさん!』
>>176 >>182 >>185 >>189 >>196 >>199 >>204 >>207 >>215 >>220 >>226
第11章『王良家こんぷれっくす!』
>>278 >>281 >>282 >>284 >>285 >>286 >>287 >>288 >>289 >>300 >>303 >>306 >>309
第12章『君と僕〜オリジナルと亜種〜』
>>314 >>321 >>322 >>323 >>326 >>327 >>328 >>329 >>330 >>333
第13章『黒影寮の問題児が妖精を拾ったようです』
>>337 >>345 >>346 >>349 >>352 >>353 >>355 >>356 >>360 >>361 >>364 >>365 >>366
第14章『もし黒影寮の管理人代理が町の草野球大会の広告を見たら』
>>372 >>378 >>379 >>382 >>385 >>386 >>390 >>393 >>394 >>397 >>401 >>402 >>405
第15章『皇高校ホスト部!!』
>>416 >>417 >>418 >>419 >>423 >>424 >>427 >>430 >>433 >>434
第16章『カゲロウタイムスリップ』
>>437 >>444 >>445 >>448 >>452 >>453 >>454 >>455 >>456 >>459
第17章『家出少女の死にかけ人生』
>>460 >>461 >>464 >>465 >>466 >>467 >>470 >>474 >>478 >>481
第18章『今日、私は告白します』
>>490 >>494 >>497 >>500 >>503 >>506 >>521 >>524 >>527 >>528
第19章『進撃の巨人〜ヒーローと死神がやってきた〜』
>>532 >>535 >>536 >>537 >>538 >>541 >>542 >>543
第20章『噂の空華さん!』
>>544 >>546 >>549 >>552 >>553 >>554 >>557 >>560 >>561 >>562
第21章『明日は明日の風が——吹いたらいいなぁ』
>>565 >>568 >>569 >>570 >>575
エピローグ
>>576
あとがき
>>577
お知らせ☆
現在部門ごとにオリキャラ募集>>19→終了しました!!
企画開始!!
その1『もしも黒影寮の全員が○○だったら』>>82
その2『みんなで神様の名前を考えよう』>>125
その3『黒影寮フェスティバル! 参加者募集』>>263
期間限定小説
10月31日『ハロウィン』>>46
12月24日『クリスマス』>>94
12月31日『大晦日』>>109
1月1日『お正月』>>112
12月7日『寮長・翔の誕生日』>>130 >>132
2月14日『バレンタイン』>>225
2月23日『都立高校一般入試』>>238
4月1日『エイプリルフール』>>311
7月7日『七夕&銀ちゃんの誕生日』>>387
童話パロディ
『白雪姫』>>63>>68
『赤ずきん』>>87 >>92
『シンデレラ』>>274 >>277
『7匹の子ヤギ』>>409 >>412
黒影寮は今日は作者と質問日和!
神威銀>>124
東翔>>155
椎名昴>>188
王良空華>>241
二条蒼空>>261
堂本睦月>>354
月読怜悟>>357
祠堂悠紀>>400
企画小説『黒影寮主催☆やりたい事は何でもやっちゃうぜふぇすてぃばる!』開催中
・メデューサ様
もしも『黒影寮の住人とその他のキャラの能力』が『ごちゃまぜ』だったら>>85
バレンタイン『お相手:蒼空』>>219
・あんず様
もしも『東翔』が『スクール水着』を着たら>>89
翔が性転換して昴と付き合うことになったらどうなるか>>367
・蓮華様(現:夕遊様)
もしも『黒影寮の全員(つかさ除)と高梨羅』が『性転換』したら>>91
もしも『黒影寮の全員+高梨羅』が『性格ごちゃまぜ』になったら>>114
バレンタイン『お相手:鈴』>>224
・マリ様
『神威鈴が銀の体を乗っ取り東翔にいたずらを仕掛けよう!』>>273
・梨花様
『神威銀を怒らせたらどうなるか?!』>>317
・北斗七星様
『銀ちゃんが幼児化したらどうなるか!!』>>510
『もしも銀ちゃんが本物のビッチだったら(VS翔)』>>513
・kyon様
『銀ちゃんに彼氏がいたら』>>516
番外編
俺は今日、恋を始めます『羅(男)×銀』>>148
翔ちゃんなう!『翔×昴×大地』>>283
どうかこの手でもう1度『蒼空&睦月』>>449
断章『下剋上☆黒影寮!!』
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- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.87 )
- 日時: 2011/12/18 22:05
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
- 参照: 誰得赤ずきんww
黒影寮 童話パロディ『赤ずきん』
東翔→赤ずきん
椎名昴→病気のおばあちゃん(おじいちゃん)
篠崎蓮→狼
神威銀→赤ずきんのお母さん
王良空華→猟師
ナレーションは山下愁が担当します。
***** ***** *****
昔むかし、あるところに小さな村がありました。綺麗な森に囲まれた村です。
その村で、1人の少zy——ゲフンゲフン、少年がおりました。
「おらぁぁ! 死ね、赤ずきんんんんんん!!」
「——誰が死ぬかテメェだろうがぁ!!」
彼の名前は赤ずきん。
常に炎を纏った赤い鎌を持つ、喧嘩がメチャクチャ強い少年でした。
「赤ずきん! また喧嘩したのですか! あれほど喧嘩しないでって言いましたのに! ていうか、本来なら女の子がやるはずでしょー!!」
「テメェがやれよ、この赤ずきん」
そこへ、赤ずきんのお母さんが駆け付けてきました。
お母さんはバスケットを赤ずきんに渡してお願いします。
「森の小屋に住んでいるおじいちゃんが病気で倒れたらしいのです。お見舞いに行ってくれませんか?」
「えー、何で俺が……」
「帰ってきたら美味しいケーキを焼いておきますので」
「行く」
甘いものにつられた赤ずきんは、バスケットを持って森の道へと駆けて行きました。
お母さんは森の奥へ入って行く赤ずきんを見て、心配そうな表情を浮かべます。そうです、森に狼が出ると言う噂があるからです。
ですが、お母さんはそんな心配をしている訳じゃありませんでした。
「赤ずきん……狼さんをぶち殺して『今日は狼鍋じゃーわははは』とか言って来ませんよね?」
そんな事ですか。
さて、森に行った赤ずきんですが。
バスケットの中身を見てみると、ぶどう酒とクッキーが入っていました。ぶどう酒は市販でも、クッキーはお母さんの手作りです。
赤ずきんは1度よだれを垂らしかけましたが、いかんいかんと首を振ります。
「配役は確か昴だったか。後でねだってみよう」
何だそんな事か。
そんな赤ずきんを見ている視線がありました——。狼です。
「ぐへへへ。あの女の子、可愛いなぁ。……俺も相当気持ち悪いけど」
狼は自分の体を見て涙を流しかけましたが、グィと涙を拭って立ちあがります。
そーっとそーっと赤ずきんに近づき、そして尋ねます。
「やぁ、赤ずきん」
「ん? 誰だ」
赤ずきんは立ち止まって後ろを振り返りました。
そこにいたのは、何と狼の耳を生やした少年です。銀髪の少年です。狼は人間に変身できる狼人間だったのです。
「どこに行くんだい?」
「昴んところにお見舞い。蓮テメェ、狼になってろよ。役にならねぇだろ」
「いや、狼姿が予想以上に気持ち悪くて……ってそんなんじゃねぇよ!! 俺は睦月みたいに言い負かされて喜ぶ趣味はねぇ!!」
睦月だってないと思いますが、まぁそれはごみ箱の中に放り込んでおきましょう(ポイ
赤ずきんは狼少年を警戒して距離を取りました。そして自分の武器である赤い鎌を取り出して、刃から炎を出します。
「3秒以内にどっか行け。さもないと——夕飯の食材にすんぞ、ゴルァ」
「それだけはご勘弁をー!!」
狼少年は赤ずきんにビビって逃げてしまいました。
「弱っww」
赤ずきんは逃げて行く狼を見て、嘲笑いました。
後半に続く!!
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.88 )
- 日時: 2011/12/19 13:22
- 名前: あんず変態疑惑! (ID: YuKtYzVA)
- 参照: 変態という名の紳士ですwww
どうもです!
英語で赤点喰らってネト禁かかったあんずです!
ん....何々.........企画だと........!?
そりゃもちろん
『もしも私と翔くんがらぶらぶだったら』に決まってますね♪♪
あ、すみません冗談です冗談ですから翔くん逃げないで!!
『翔くんがスク水着たら!』
もしかして私変態かもしれない。
真面目に。
テストによってHPを削られまくった私の網膜を癒して下さい翔様ぁぁ!
嫌だったらやらなくて大丈夫ですから!
とりあえずドン引かないで下さいね!!
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.89 )
- 日時: 2011/12/19 17:30
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
- 参照: 誰得赤ずきんww
あんず様>>
それはそれで面白そうなリクエストをありがとうございます☆
言っておきますが、山下愁は駄作者上に駄文しか書けない馬鹿ですよ? 期待はしないでくださいね?
追記:英語頑張ってください。応援する為に山下愁は立ちあがりましょう。
もしも『東翔』が『スクール水着』を着たら!!
〜昴視点〜
はいはい。どうもどうも、翔ちゃんの幼馴染である椎名昴君ですよ。ご存じですかね?
翔ちゃんの小さい頃とか結構知ってるよー? でも相手は死神さんですので、何千年生きてるか分かりませんが。翔ちゃんが言うには1700年ぐらいだって。長生きー☆
さてさて、話題は変わりましょう。
実は先日、俺は英語の小テストで見事に悪い点数を取ってしまい、追試を受けておりました。
もちろん翔は満点合格をして早々に帰りましたけど。他に帰ったのは喋れない癖に文法が得意な睦月。ひねくれ者だけど頭はいい方に属する悠紀。コツコツと日々勉強を重ねているつかさだった。
「あ、あいまいみーまいん……」
「椎名、それは中学1年生の文法だぞ?」
知ってるわい。
さてさて、地獄の補習を抜けた俺ら(俺と空華と怜悟と蒼空と蓮)は、黒影寮に帰る事にしたのだ。
「うはー。外が暗ぇ……何時だよ」
「7時」
「ご飯の時間じゃん」
早く帰らないといけないな、と思いつつ、俺は別の事を考えていたのだ。
そう。今日の昼に学校を抜けだしてコンビニでプリンを買っていたのだ。睦月に言って冷蔵庫の中に物質転送してもらった。結構お高いプリンだったんだよな。
それを食べるのを楽しみにしていた。していたのだ。
「ただい、ま————」
玄関を開けると、翔ちゃんがプリンの器を手に俺の前を通り過ぎたのだ。
嫌な予感がして、俺はキッチンに走る。馬鹿でかい冷蔵庫を開けてみると、プリンはなかった。物質転送に失敗したのだろうか?
いやいや、そんなはずはない。怜悟に幽霊を使って確認してもらってもちゃんと成功していた。プリンの表紙にはきちんと名前を書いておいた。
じゃあ、あれは——?
「翔ちゃん……」
「ん、どうした?」
幸せそうな顔でプリンをほおばる翔ちゃん。
だから、訊いてみた。
「それ、冷蔵庫に会ったプリンだよね?」
「あったから食った。悪いか?」
「悪いわ!!」
俺のプリンー!!
よく見たら、名前を書いた蓋は見事に丸めて捨てられていた。
と言う訳で、そんな翔に仕返しをする事になりました。長年の付き合いだ何だって言っても、楽しみにしていたプリンを食べられたら俺だって怒る。
寝起きドッキリじゃないけど、朝早くから翔ちゃんの部屋に侵入しちゃう☆
あら、案外綺麗なお部屋。黒系の家具にまとめられ、布団にくるまってる翔ちゃんは起きる気配はない。相も変わらずの可愛らしい寝顔。本棚には訳の分からない洋書がたくさん詰まっている。本好きだもんな。
綺麗にハンガーにかけられた制服に着目した俺。素早くその制服を奪い、あるものにかえてやる。
食べ物の恨みは怖いんだぞ。
「う、が……。眠い」
低血圧な翔は朝に弱い。跳ねる事を知らない黒い艶やかな髪を揺らしつつ、翔はハンガーにかけられたあるものに手を伸ばす。
それを無意識のうちに着る。
「ん?」
何か肌に密着しているような————。
己の体へと視線を落とすと、そこにあったのはスクール水着(女児用)を着た自分の姿が。
サァ、と顔が青ざめていく。
「ぎゃ、ぎゃぁぁあああああああ!!」
「ぎゃ、ぎゃぁぁあああああああ!!」
翔ちゃんの悲鳴が食堂に轟いた。
驚いたk寮の全員は、翔ちゃんの部屋へと駆け付ける。しめしめ、気付いたな。
銀ちゃんがドアをノックして叫ぶ。
「翔さん! 大丈夫ですか!!」
「入ってくるなビッチ! 寮の全員もだ、絶対に入ってくるんじゃねぇ!! 入ってきた奴から燃やすぞ! 睦月、瞬間移動をしようなんて考えるんじゃねぇぞ!!」
ドアの向こうから翔ちゃんの怒鳴り声が響く。
燃やされるのは嫌なので、全員は食堂に戻って行った。その場に残ったのは俺だけ。
さすがに、可哀想だったかな。
俺は自分の部屋から翔ちゃんの制服を取ってきて、ドアを軽くノックする。
「俺だよ、翔ちゃん」
「……昴か?」
鼻をすする音と同時に、翔ちゃんの声が聞こえた。泣いてるのか……。やっぱやりすぎたか。
「開けて。悪かったよ、翔ちゃんが俺のプリンを食べちゃったから……さ」
「……」
了承のようだ。ギィと開くと、スクール水着を着て床に座り込んでいる翔ちゃんがいた。
黒髪は艶やかで長く、床に広がっている。大きな瞳には涙をめいっぱい溜めていて、羞恥の為か頬が少し赤い。
嗚咽と共に、翔は言う。
「何で、こんなもの……ひっく」
「だからぁ、悪かったって。俺だって悪ノリしちゃったの。本当に申し訳ないから。でも、翔ちゃんも悪いからね。俺のプリン、勝手に食べちゃうから」
制服を渡しつつ、俺は言う。
翔ちゃんは涙を拭うと、小さな声で謝ってくれた。
「……こっちも、ごめん……」
「ん。そう言ってくれてうれしいよ」
「——だが」
何だか嫌な予感。
翔ちゃんは炎の鎌を呼び出し、スクール水着から死神ルックに着替えると、俺に刃を向けてきた。
え、何?
「女物を用意するとはな……。テメェ、俺が女嫌いなの、1番知ってるはずだろう?」
「あ、だから翔ちゃんも悪いんでしょーが!!」
「黙れ! 地獄業火、獄炎乱舞!!」
この野郎、明日はメイド服でも置いてやる!!
オチなんてある訳ありませんww
リクエストは何回でも可能ですよー☆
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.90 )
- 日時: 2011/12/19 19:51
- 名前: 蓮華 ◆SgLh/8wWnQ (ID: Q.IJ8ymH)
- 参照: 絶賛タメ受付中(笑)
よしあんずさん組みましょう。目指せ、イケメン撃☆破!!
・・・いやいやコレじゃ条件が違いますね。
あ、そうだ性転換ネタ見たい。
黒影寮の皆?その他のキャラ?いえ、羅を除く女子以外で。
そしたら羅君堂々と銀ちゃんに迫れるし←、
羅君はハーレムでウハウハだし←、
別館行きにならずに済むし←、
・・・とことん誰得羅得じゃないか!!!
そのまま連載してくれれば銀ちゃんと羅君ハッピーエンd((
- Re: 黒影寮は今日もお祭り騒ぎです。企画・もしも彼らが○○だったら ( No.91 )
- 日時: 2011/12/20 18:00
- 名前: 山下愁 ◆kp11j/nxPs (ID: GlvB0uzl)
- 参照: 誰得赤ずきんww
蓮華様>>
これがいわゆるハーレムと言う訳でww
逆ハーレムじゃなくて本格的なハーレムwwキャラは提供するんで誰かやってくれませんかお願いしますww
羅ちゃんも性転換その他も性転換と言う事で!!
もしも『高梨羅+黒影寮の住人(つかさ除)』が『性転換』したら!!
おはようございます。神威銀です。黒影寮の管理人を務めさせてもらっています。
いつも通りに私は朝ごはんを作っておりました——、が。
「「「「「う、うわぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!!!」」」」」
全員が悲鳴を上げました。つかささんの声は聞こえませんでしたが。
何があったのでしょう、と私は顔を上げました。
食堂にダッシュで入ってきたのは、何と……女子になった黒影寮一同でした。つかささんは違いますが。
特に翔さん。女子が嫌いな為か大きな瞳が涙目になっています。
「あの、忌々しい女子に、何で……ッ!!」
「あっはっはっはー。銀ちゃん、どうしよー? これじゃ学校に行けないよー」
泣いている翔さんを放っておき、いつものように飄々とした話し口調で空華さんは言ってきます。母性の塊は、私より遥かに大きいです。
……私が泣きたくなりました。
皆さん、ナイスバディすぎます。
「シクシクシク……」
「どうして泣くの、銀ちゃん?!」
「私、負けました……。皆さん残酷すぎます……」
神様、どうかこの悪夢を終わらせてください。
その時です。インターフォンが鳴りました。
「お客様ですね。私行ってきます」
「ちょ、おい! ビッチ、ビィィィィイイイッッッッチッッッ!!」
後ろで翔さんの絶叫が聞こえましたが、私は鮮やかに無視しました。
ドアを開けますと、そこに立っていたのは——赤い髪の男の子でした。黒いパーカーに身を包み、フードをかぶっていますが、横からはみ出している赤い髪が目立ちます。
……敵襲?
「み、み、皆さん!! 敵、敵ぃ!!」
「しーっ! 銀ちゃん、あたしよあたし!」
声は低いですが、聞き覚えのある口調です。
私はフードの下を覗き込みました。黒い瞳が見えました。男子の顔をしていますが、間違いありません。
「ら、羅さん?!」
「やっほー。みんなのラウラウだよ〜☆」
羅さんはニッコリと笑ってフードを取りました。
***** ***** *****
とりあえず朝ごはんがまだでしたので、羅さんも招いての朝食タイムです。
うーん……。傍目から見ますと、
「羅さんでハーレムが起きてますね。軽く」
「あの忌々しいイケメンどもが可愛らしい女の子に変わってあたしはメッチャ幸せだよ! あ、でも嫁は銀ちゃんだけだから☆」
「誰が嫁ですか、誰が」
羅さんは白米を口に運びながら言います。普段は女の子なのにイケメンさんなのですが、この時だけは素直にイケメンさんだと認めましょう。何故なら男ですから。
一方で、女子に変わってしまった黒影寮はテンションが落ちまくっていました。空華さんと蒼空さんだけは平気ですが。
「女の子って辛いんだね……。歩くたびに胸が揺れて痛い」
昴さんは青い縦線を背後に出しつつ、ぼそりとつぶやきます。比較的に昴さんのは大きいです。
それを見た羅さん(元女の子)は、言いました。
「ブラはしないんだー?」
「ブラって……乳バンドの事?」
「言い方悪いな。まぁ、作者がアク禁にならないようにか」
下ネタが軽く入ってすみません。
「あはははは。昴はしない方なんだねー」
「うるせー、空華。男が女の下着なんか持つかよ!!」
「俺様は持ってるけど?」
……ナンデスト?
「ほら、忍びの仕事で男を魅了する際に女に化けたりするのよ。それで妹に実家から送ってもらったりしてる訳。OK?」
「あ、あぁ」
理解できました。
そういう真面目な理由がなければ私は空華さんを変態扱いしていたでしょう。
「ちょっと?!」
「それよりさぁ、銀ちゃん」
羅さんが途端に席を立ちあがりました。切れ長の瞳が私を見据えます。
な、何でしょうか?
「結婚までとは言わないからさぁ、せめて俺と付き合わない?」
「は、ハァ?! ちょ、でも羅さんは男の子で……。あの、その、」
「銀ちゃん、何をしどろもどろしてるんだよ。こいつは元々女なんだよ? 今は男だけど、いつかは戻るんだからね!! 別館行きになるよ!!」
蒼空さんが羅さんを指差して叫びました。
「んー、そこの元イケメンも可愛くなってるしなー。うわ、まさかのこれ美少女ハーレム?! なんていうギャルゲーですかこれーっ! まず最初は銀ちゃんから攻略してやるーっ!!」
「嫌ぁぁ?! だからっていきなり抱きついてこないでください心臓に悪いですーっ!!」
ものすごい力で抱きしめられていて、息が出来ません。
すると、羅さんの腕が緩みました。チャンスです、抜けだせます!!
「あのさぁ……」
不機嫌そうな悠紀さんが、羅さんを睨みつけています。
「翔に殺られるのと銀に嫌われるの、どっちがいいの?」
「銀ちゃんに嫌われるのは嫌ぁぁぁあ!! 頼むから嫌わないで?! ねぇ、ねぇ!」
「き、嫌いませんから! 抱きつかないでください痛いです腕に力が入りすぎで痛いですーっ!!」
今朝は本当に、大変でした。
オチってなぁに? 食べられるの?
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