二次創作小説(紙ほか)

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【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡
日時: 2024/02/02 20:20
名前: むう (ID: F7nC67Td)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=18201

 
 
 ――これは俺達の、軌跡と奇跡の物語だ。

 ********

 どうも、むうです。
 鬼滅、花子くん、その他色んなものが好きです。

 六人の軌跡、通称『ろくきせ』にようこそ!
 隠語は「rkks」!よろしくお願いしますっ!

 このお話は【鬼滅の刃】全集中・会話文短編集の続編になります。
 前作は参照のURLから。
 この本編だけでも充分話は分かる(はずです)のでお楽しみくださいませ。

 新かまぼこ隊が旅をしながら成長する話。
 柱も登場しますので、是非楽しんで行ってください。
 第5章からは地縛少年花子くんとのコラボです♪

 [前編]【鬼滅】会話文短編集
 [公式スピンオフ]ろくきせ恋愛手帖
 
 
 
 〈キャラ紹介〉

 ・新かまぼこ隊>>136
 ・花子くんキャラ>>137 参照あり

 〈注意〉

 ●本編完結済み
 ●スマホだと読みにくいかも
 ●ネタバレ若干あり
 ●流血の表現あり
 ●オリキャラあり
 ●時々東方キャラ登場


 〈新たな設定{花子くんのみ}〉

 ●花子・つかさ めちゃ仲良し
 ●放送室メンバー→味方
 ●葵ちゃんや輝さんは外伝で登場!

 〈ルール〉

 ●つぶやきや拡散〇
 ●中傷行為や荒らし、作品に対してのネット上での暴言×
 ●キャラの貸し出し〇(その場合コメント)
 ●また、ネット上での自作発言×


 上を読んで、OKな方はゆっくりしていってね!


 
 ★Special thanks★

 応援コメントありがとうございます!

 蝶霞さん 優羽さん ベリーさん 蜂蜜林檎さん
 一緒に執筆した弟
 応援してくれた学校の先生、友達

 
 ★2021年冬⭐︎小説大会★
 「二次創作合同」金賞受賞作

 感謝 >>398
 
ーーーーーーーーーーーーーーーー
 【目次一覧】


 まとめ読み>>01-


 読者様の好きな話まとめ(蜂蜜さんthank you!)>>367
 作者的に好きな話まとめ>>368-369
(4年ぶりに帰ってきた)作者的にツッコミたい話まとめ>>399

 
 ◆大生コソコソ噂話・執筆裏話

 第1回「むうの執筆あるあるまとめ」>>27
 第2回「春になってきましたね」>>31
 第3回「オリキャラ登場のお知らせ」>>36
 第4回「遅いけど自己紹介」>>49
 第5回「コラボ決定のお知らせ」>>56
 第6回「コロナ怖い」>>84
 第7回「閲覧数1000突破!!ゴフッ(吐)」>>92
 第8回「花子くんキャラ追加のお知らせ」>>101
 第9回「放送室メンバーと作者の楽しい会話」>>107
 第10回「閲覧数3000突破コメント」>>245
 第11回「外伝の秘話&あとがき&ルールのお知らせ」>>256
 第12回「むう流表現方法」>>337
 第13回「花子くんに勉強教えてもらった」>>339
第14回「帰還者ムーマス ~4年ぶりに帰ってきた~」>>399

◆むうと弟の楽しい会話

 第1回>>371
 第2回>>380
 第3回>>381


 ◆閲覧数突破記念

「閲覧数2000突破記念 鬼滅ラジオ」>>166>>169
「閲覧数3000突破記念 キメツ学園」>>246>>247>>248>>250
「閲覧数4000突破記念 オリキャラに20の質問」>>313>>319>>326


 □第1章 蝶屋敷での三週間
 
 第1話「おはよう」>>01-02
 第2話「機能回復訓練・前編」>>03>>04>>06
 第3話「機能回復訓練・後編」>>08>>10>>11>>12
 第4話「伊之助ハッピーバースデー」>>15-19
 第5話「お久しぶりです」>>20
 第6話「いざ、出発!」>>21

 幕間 >>22

 □第2章 六人の初任務  

 第7話「聞き込み調査」>>23-24
 第8話「鏡ノ森」>>25
 第9話「かまぼこ隊、出動!」>>26>>28
 第10話「意外な助っ人との反撃開始」>>30>>32
 第11話「本当なら」>>33

□第3章 柱9人の格闘

 第12話「列車の中」>>34-35
 第13話「九人揃えば何とやら」>>38
 第14話「鬼の猛攻」>>40-41
 第15話「少年は目を撒き、糸は広がる」>>42
 第16話「瞳の数字」>>43
 

 □第4章 柱合会議へようこそ

 第17話「再会とちょっとした喧騒」>>44>>47
 第18話「ご教示願う」>>50-51
 第19話「六新鬼月と陰陽師の噂」>>53
 第20話「集められた鬼たち」>>55


 □第5章 陰陽師を探せ!

 第21話「宵宮家探索」>>59>>64
 第22話「地縛少年花子くん」>>66-67
 第23話「最悪の出会い」>>68-69
 第24話「陰陽師・宵宮有為」>>72>>73>>75
 第25話「地獄の手合わせ」>>76>>78-80
 
 幕間 >>81
 

◆番外編

 第壱話「お願い叶えてください」>>82>>83>>85>>86
 第弐話「寧々の男性観察」>>87>>88>>90
 第参話「チョコレート」>>93>>94>>96>>99
 
□第6章 お膳立ては計画的に

 第26話「臨時柱合会議」>>103>>105
 第27話「それぞれの対策」>>111>>113>>115>>116
 第28話「それぞれの対策・後編」>>118-119
 第29話「六新鬼月と無惨」>>121
 第30話「決戦の火ぶたを切る」>>122


□第7章 最終決戦

 第31話「燐月・銘祈戦:前編」>>124>>125>>129>>132
 第32話「燐月・銘祈戦:後編」>>135>>139>>142
 第33話「こんな噂知ってますか?」>>143
 第34話「七不思議旋風」>>145-147
 第35話「お魚になります!」>>150>>153
 第36話「求手名:新羅戦:前編」>>156>>160>>165
 第37話「求手名:新羅戦:後編」>>173>>174>>176>>178
 第38話「大好き」>>180
 第39話「刻羽睦彦」>>184>>186>>187>>189>>192>>193
 第40話「胡桃沢仁乃」>>194>>195 >>197-199
 第41話「骸と、最後の鬼:前編」>>200 >>203-205 >>207
 第42話「骸と、最後の鬼:後編」>>211-212
 第43話「重なる想い」>>213-216 >>219>>220

 最終話「キセキ」>>221
 あとがき>>222



 ◆本編外伝


 外伝1話「inかもめ学園」>>228>>230>>231
 外伝2話「柱とのパジャマパーティー」>>237-239 >>242>>244
 外伝3話「柱とのパジャマパーティー2」>>251-253
 外伝4話「キミの反応見てみたい」>>240-241
 外伝5話「恋ゴコロ」>>254>>255 >>257-258 >>260


 ◆キャラクター設定集


 〇オリキャラ設定集>>223-226

 〇六新鬼月 設定集>>232-236



 ◆あとがきSP

 ○あらすじについて>>261

 ○振り返り編

 [第一章]>>262-265
 [第二〜三章]>>267-271
 [第四〜五章]>>272
 


 〇企画コーナー
 
 [キャラの名言を再翻訳してみる!]>>270
 [キャラに○○してみる]>>278-343
 [演技力むうむう面接☆]>>287-298
 [想像でキャラの中の人にインタビュー」>>335>>338
 

 ◆特別編


 ☆遊園地編☆

 第壱の怪「現代パロ☆遊園地での肝試し」>>299>>300
 第弐の怪「遊園地での肝試し2」>>303-316 >>317-318
 第参の怪「遊園地での肝試し3」>>321 >>323-342


 ☆お泊り会編☆

 第肆の怪「現代パロ☆ワクワクのお泊り会」>>347>>349>>350
 第五の怪「お泊り会2」>>351>>354
 第陸の怪「お泊り会3」>>359



 □ろくきせ最終章 I'm on your side. 


 第45話「スレ違い、それぞれの葛藤」>>361>>363
 第46話「企みと変貌」>>364>>370
 第47話「掴むべきもの」>>373>>374>>377
 第48話「軌跡と奇跡の輝石」>>379 >>382-386
 第49話「ごめんねは、また今度」>>387>>390
 第50話「サヨナラは言わない」>>393>>394>>395


 あとがき>>396


2020年3.10 執筆開始
2020年6.11 本編完結
2020年6.12 外伝執筆開始
2020年6.27 外伝完結
2020年7.07 キャラクター紹介を一部加筆
2020年8.02 最終章執筆開始
2020年8.20 最終章含め本編完結
  
 
 

 
 
 

「恋ゴコロ」(2) ( No.255 )
日時: 2020/06/24 16:26
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 〈仁乃side〉




 あれは、一年前。
 私がむっくんと一緒に、鬼殺隊本部へ連行された後のことだった。
(詳しくは>>194からの仁乃編へGO!)

 私が不死川さんに刺された時、大声で怒鳴ってくれたこと。
 私を『自分の大切なもの』だといってくれたこと。
 その感謝を込めて、私はむっくんを浅草の商店街へ案内した。


 睦彦「………え、これ、全部人の数?」
 仁乃「そうだけど。もしかして、都会来るの初めて?」
 睦彦「うん、ちょっと今ドキドキしてる」

 
 子供っぽい感想を述べる彼が可愛くて、私もつられて微笑んだ。
 しばらく二人で店舗を眺め歩いていたけれど、髪飾りを売る店の前に来た時、むっくんがチラリと一瞬こっちを見た。


 仁乃「どうしたの?」
 睦彦「胡桃沢って、何色が好きとかあるのか」
 仁乃「紫かなぁ。なんかオシャレで素敵だと思わない?」


 好きな色は何かと聞かれるので、いつも身に着けている羽織の色が好きだと答える。
 むっくんは「そっか」と呟いたあと、店の前で何やら店員さんと話していた。
 

 そして、彼がこっちへ帰ってきたとき、その手には金属製の髪飾りがあった。
 紫色の桜型のもので、ピンとして使うものだった。

 その時はまだ、むっくんのことは名前くらいしか知らなかった。
 ……自分用、ではないだろうから、知り合いにあげるのかなと思っていたら。


 なんと、むっくんはその髪飾りを無造作に私に差し出したのだ。
 俯いて、顔を紅潮させるむっくんを、私はまじまじと見つめたっけ。



 睦彦「やるよ、それ」
 仁乃「私に? 他に、あげる人とか、いないの?」
 睦彦「………お前の方が似合うと思うよ」



 照れて不愛想に返事をする彼を、私は好きになった。
 だから今日、みんなで市場へ買い物に行くとき、その髪飾りをつけていこうと思ったんだ。
 むっくん、これを見てどう思うかなってワクワクしながら。


 でも、彼は、これを昔私にあげたことすら忘れているみたいだった。
 私の髪飾りを壊してしまったことを悔やんでいるみたいだった。それは当たり前だと思う。
 でも、「新しいのを買ってやる」って言ったのが何より腹が立った。


 私にとっては、あの髪飾りは好きな人がくれた、一番の宝物だったのだから。
 新しく買った他のモノとは価値がまるっきり違うのだから。



 でも……私もあそこまで言うことはなかった。
 人は、忘れる生き物だし。
 実際むっくんは、あの髪飾りを私みたいに、すごく大切だとは多分、思って…ないだろうし。



 仁乃「随分、遠いとこまで来ちゃったな…何もそこまで慌てて走ることないのに」


 やっぱり私はいつも、むっくんに何かさればかりの受け身状態だ。
 彼が私をかばって右足を失ったのも、先にあっちから告白されたのも、
 ……髪飾りをもらったのも。



 仁乃「………っ。うわぁぁぁぁぁぁぁん!!」
 ??「………いきなり何泣いているの?」


 仁乃「………へ? (声がした方を見て)きゃああ!」
 無一郎「ひとの顔見て悲鳴を上げるなんて、失礼だね」
 仁乃「え、何でこんなところに。って言うかいつからいたの?」
 無一郎「ずっと、いたけど」
 仁乃「うそ! わ、私ったらなんて恥ずかしい…」



 無一郎「ずっと、声かけてたけど聞こえないなんて、耳悪いの?」
 仁乃「……あはは、そうかも…」
 無一郎「早く医者に行かないと、そのうち聞こえなくなるよ」



 時透無一郎くん、同年齢の霞柱。
 彼もまた、私に深く関係のある人物だ。
 本部へ私とむっくんを連行した張本人であり、胡桃沢仁乃という人間の血鬼術を見た人物。



 無一郎「君こそ何でこんなところにいるの? 一人でワアワア喚いてみっともない」
 仁乃「みっともなくない! いや、みっともないけど…」
 無一郎「僕は用事があるから、あまりここにはいれないからね」


 
 あまりここにはいれないからね=話は早めにお願いね。
 彼はわざとそう言う言い方をするのだ。



 仁乃「……むっくんと、ケンカしちゃって…」
 無一郎「振ったの?」
 仁乃「人聞き悪い! ただちょっと…小さなことなんだけど…(説明)」


 私は、ケンカの理由をかいつまんで彼に説明した。
 むいくんは、何も言わずに話を聞いてくれた。




 無一郎「ふぅん…で、胡桃沢さんはもう帰るの?」
 仁乃「……今、帰っても何て言われるかわかんないし」
 無一郎「僕んちに来るなら、前もって連絡くれないと困るよ」
 

 仁乃「……え?」
 無一郎「さっさとついてきなよ、はぐれるよ」
 仁乃「……ちょ、ちょっと待って!」



 スタスタと先を歩くむいくんを追いかけて、私は走り出した。
 何だかかの言いつつ、結局は心配してくれているんだよね?
 


 むっくんは私を許してくれるかな。
 意外にちょっと気難しい所があるから、すぐに仲直りは難しいだろうけど。
 私だって、好きであんなこと言ったんじゃないよ。
 ただ、……私の好きな物を、むっくんにも好きでいて欲しかっただけ。


 それは、そんなに変なことかな?


 胸が痛い。
 ……会いたいよ、むっくん。また『胡桃沢!』って呼んでほしいよ。
 ごめんね、むっくん。


 


 初めての、ケンカ。初めてのスレ違い。
 私たちの、どこかずれた恋ゴコロ。



 ネクスト→一方睦彦は、寧々と葵に協力してもらってアクセサリー作り!
      二人の恋路やいかに? 次回もお楽しみに!

 




 
 

 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.256 )
日時: 2020/06/24 16:49
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 【むうの鎹鴉による情報】


 ◆にのむつケンカの話 作者からのサービス

 はい!
 むうです!
 恋愛経験ゼロ(ぜーんぶされたことorしたことありません!)です。
 しいて言うなら、恋愛マンガでキュンキュンしただけ…。
 全て想像で書いてるにのむつ編なんですけど…。


 この、にのむつケンカは、ちょっと『作者のレッドゾーンギリギリ』要素が入ります。
 何かは、お楽しみにしててください。

 アレかな? え、ま、まさかぁ〜するとしたらヤバいよ!


 ↑という声が聞こえてきそうです。


サービスで付けちゃうからね、もうこれ、麺ありチャーシューありに卵ありのラーメンかよ!
 だ、だからね、書き終わったら感想ちょうだいね? ねっ(←おい)
 


 ◆あとがき2つ目あります(おい)


 あ、あと、一回あとがき書いたんですけど、外伝を含めたお話についてのあとがきも、書きます。
 これまであなたが読んだ作品の中に、あとがき2つあるやつってあった?
 ないよね? それくらい作者は変なことしようとしてます!

 キャラたちも登場するのでお楽しみに!



 ◆この話を読んでくださる読者さんへ遅すぎる説明


 おっせえよ、まず親スレッドで説明すべきだろうが。
 ……すみません、この内容コピペしておくので許してください。

 ・Twitterでのつぶやきや拡散OKです! してくれると作者が泣いて踊ります!
 ・中傷行為や荒らし、作品に対してのネット上での暴言はやめてくださいね。
 ・キャラの貸し出しとかはアリです。その場合コメントください!
 ・また、ネット上での自作発言もノーサンキューです!


 


 

「恋ゴコロ」(3) ( No.257 )
日時: 2020/06/26 16:51
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 
 日本全国、恋で頑張っているみなさん。
 むうは応援してます。


 〈睦彦side〉


 【宵宮家】


 寧々「さて、睦彦くん。アクセサリー作り始めましょ!」
 睦彦「悪いな、付き合ってもらっちゃって」
 寧々「友達なんだし気にしないで。ね、葵」
 葵「うん、いつでも力になるよ」

 睦彦「サンキュ。じゃ、よろしくお願いします(ペコリ)」
 葵「こちらこそ、よろしくね〜」
 寧々「では、寧々&葵の手作り講座、スタート!」



 【別室】


 花子「よかった。引きずってはないみたいだね」
 炭治郎「そうだな。でも俺らも、あまり口出しはしないでおこう」
 光「陰で見守ってるからな、睦彦」
 有為「とんだ果報者ですね、やれやれです」
 夏彦「そんなことを言いつつ、結局心配してる有為ちゃんだった」
 伊之助「陸太郎、あんま凹むんじゃねーぞ!」



 【一方睦彦】


 葵「睦彦くんにでも出来そうなボンボン。これでやろっか〜」
 睦彦「おい赤根。しれっと俺を無能扱いするな」
 葵「でも、卵焼き成功したことないんでしょ?」
 睦彦「否定できないから釈然としない!」

 寧々「じゃあ睦彦くん。このボンボンメーカーに毛糸を巻いてくれる?」
 睦彦「分かった」

 〜巻き巻き〜

 葵「それにしても、仁乃ちゃんの件残念だったね」
 睦彦「かたちあるものは、いつか壊れる」
 寧々「仁乃ちゃん、すっごく怒ってたし大丈夫かな…」
 睦彦「分からない。でも、こういうスレ違いはあって当たり前なんだろうな」


 寧々「今までは、運が良かったってこと?」
 睦彦「…運の良しあしじゃなくて、今回、こういうことを経験しておいてよかったなって」
 葵「真面目ねぇ〜」

 睦彦「…だから俺はガンバ…(グサッ)いっだあ゛あ゛ああああ!」
 寧々「た、大変! 絆創膏持ってるから、貼って…」
 睦彦「いや、俺も、沢山持ってるんだわ…不器用だから…」

 

 夏彦「hello☆ 俺も参加していい? お嬢になんか作ってあげよ」
 葵「歓迎しますよ。教えたりは、しなくていいですよね」
 夏彦「うん☆ ピンでも作ろっかな」

 寧々「夏彦先輩、作れるんですか? アクセサリー」
 夏彦「カンカクでいけば、何とかなりそう♪」
 寧・葵・睦「(絶対失敗するパターンだこれ)」


 桜「何作ってるの、夏彦」
 寧々「七峰先輩!」
 夏彦「お嬢に上げるための、ヘアピンだよ☆」
 睦彦「夏彦が作ったヘアピンのうまさは、保証しないけど(チョキチョキチョキ)」
 
 桜「私に? 他に上げる人とかいないの?」
 夏彦「逆に誰に。つかさとか? いや無理でしょ」
 葵「私たちって言う可能性は考えないんですね」

 

 —私に? 他に上げる人とかいないの?


 睦彦「(あれ、その言葉、どっかで…)チョキチョキ」
 夏彦「こうね、ヘアピンに布をかぶせて、縫って…(グサッ)いだああああああ!」
 寧々「………絆創膏、あげます…」
 夏彦「あ、ご丁寧にどうも」


 
 睦彦「……・……ああっ!」
 一同「(ビクッ)」
 桜「いきなりうるさい声出さないでくれるかしら」
 睦彦「(チョキチョキ)ごめん。いや、ちょっと大事なこと思い出して」


 夏彦「(縫い縫い)大事なこと?」
 睦彦「胡桃沢のヘアピン、あれ昔俺があげたやつだったんだ」
 葵「……じゃあ、仁乃ちゃんショックだったでしょうね…」
 睦彦「なんで今に限って思い出すんだよ…俺のアホォ…」

 夏彦「ま、ま。細かいことは気にせず、今はとにかく作ろ!」
 桜「そうね。自分が正しいと思ったことをやってるなら、それでいいんじゃないかしら」
 葵「おおー。やっぱ先輩、カッコいい!」
 睦彦「(チョキチョキ)できたっ」


 寧々「紫色の小さなボンボンね。ゴムとかにつけると可愛くなるわよ」
 睦彦「よしっ。ラストスパート頑張る!」
 一同「えいえいおー!」





 ネクスト→一方仁乃は? 次回もお楽しみに!
      サービスはもうちょっと後になります。楽しみにしててくださいね♪

 

「恋ゴコロ」(4) ( No.258 )
日時: 2020/06/26 17:10
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 〈仁乃side〉


 【無一郎邸】



 無一郎「はい。お茶淹れたから飲みなよ」
 仁乃「ありがとう。(ゴクッ)」
 無一郎「それにしても、君たちがケンカなんて珍しいね」
 仁乃「そうなの。逆に今までしてなかったのが不思議なくらい」


 無一郎「ケンカするほど仲が良いっていうけど、君たちは多分そっちのタイプだと思う」
 仁乃「どういう意味?」
 無一郎「…だって、君と睦彦のやりとり、楽しそうだもの」
 仁乃「そうかな。普通だと思うけど」
 無一郎「胡桃沢さんが睦彦をからかうときも、仲良さそうにしてるから羨ましい」


 仁乃「むいくんは、誰かと仲がいいとか、ないの?」
 無一郎「僕は…あまり人と話さないから。すぐ忘れちゃうし」
 仁乃「そうなんだ…」


 無一郎「でも、あの時はありがとう。胡蝶さんとケンカした時」
 仁乃「懐かしいね(詳しくは>>03からの本編へGO!)」
 無一郎「あのとき、皆が僕たちを仲直りさせようと頑張ってくれたでしょ」
 仁乃「うん、あまり大したことはできなかったけど」


 無一郎「そんなことないよ。僕にとっては凄く嬉しい事だったよ」
 仁乃「それならよかった」
 無一郎「だから、出来れば仲直りしてほしい。ケンカと仲直りはセットだから」
 仁乃「うん」


 無一郎「僕は何のアドバイスもしない。最終的に決めるのは君だから」
 仁乃「……うん。分かってる。私がしなきゃいけないこと」
 


 無一郎「分かってるならサッサと行動に移しなよ。バカなの?」
 仁乃「……うん、バカだよ。私は。まだ憶病で」
 無一郎「睦彦は、君に多分会いたがってるはずだよ」
 仁乃「……そう、だよね。むっくんも、私に会いたいって思ってるよね」


 無一郎「好きにすればいい。君、本当は睦彦にあげたいものがあるんじゃない?」
 仁乃「!? ど、どうしてそれをっ」
 無一郎「懐から、毛糸の束が見えてる」

 仁乃「ふうん。へえ。………!? どこ見てんのよ、エッチ!」
 無一郎「……………おい」
 仁乃「もう、もう行く! ありがとう、バイバイ!!」


 〜仁乃、戸口の方へ駆けて行って〜


 無一郎「…僕の変態説は取り消してくれないと『むいくんファン』が泣くよ」
 仁乃「ああそうですか! ごめんなさいね!〈プンプン)」

 無一郎「さっさと出て行って。じゃあね」
 仁乃「ありがとう。またねっ(バタン)」
 無一郎「あ、待って! 一年前の本部での事、ごめん…ね…ってアレ?」



 〜無一郎、外を除いて〜



 無一郎「もういない…まあいいや。きっと上手く行くだろうし(バタン)」



 ********************



 むっくん、今行くよ。
 待ってて。今、会いに行くからね。

 むっくん、大好きだよ。さっきはごめんね。
 また、一緒に美味しいもの食べて、綺麗な景色を見に行って。
 また二人で仕事しよう。


 待ってろバカヤロー!



 ********************



 ネクスト→いよいよ仲直り…できるか?
      そしてオドロキのアレも…? 次回もお楽しみに!


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.259 )
日時: 2020/06/27 08:20
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 【大正コソコソ噂話】


 ◆かまぼこ隊の名前をマオリ語で再翻訳したら変になりましたw


 竈門炭治郎→私たちは次郎です




 ん? ん? んん?



 竈門禰豆子→釜谷まめこ



 まめこも、カワイイ。



 我妻善逸→彼女はいい女です




 お前、女になっとるやないか! 善子やん




 嘴平伊之助く→井平兵平




 いへいへいへい……?
 いや読み方…ww


 胡桃沢仁乃→クルミクルミ



 名前はどこ行った?




 刻羽睦彦→常盤睦子


 お前も女化しとるやーんwww



 


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