二次創作小説(紙ほか)

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【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡
日時: 2024/02/02 20:20
名前: むう (ID: F7nC67Td)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=18201

 
 
 ――これは俺達の、軌跡と奇跡の物語だ。

 ********

 どうも、むうです。
 鬼滅、花子くん、その他色んなものが好きです。

 六人の軌跡、通称『ろくきせ』にようこそ!
 隠語は「rkks」!よろしくお願いしますっ!

 このお話は【鬼滅の刃】全集中・会話文短編集の続編になります。
 前作は参照のURLから。
 この本編だけでも充分話は分かる(はずです)のでお楽しみくださいませ。

 新かまぼこ隊が旅をしながら成長する話。
 柱も登場しますので、是非楽しんで行ってください。
 第5章からは地縛少年花子くんとのコラボです♪

 [前編]【鬼滅】会話文短編集
 [公式スピンオフ]ろくきせ恋愛手帖
 
 
 
 〈キャラ紹介〉

 ・新かまぼこ隊>>136
 ・花子くんキャラ>>137 参照あり

 〈注意〉

 ●本編完結済み
 ●スマホだと読みにくいかも
 ●ネタバレ若干あり
 ●流血の表現あり
 ●オリキャラあり
 ●時々東方キャラ登場


 〈新たな設定{花子くんのみ}〉

 ●花子・つかさ めちゃ仲良し
 ●放送室メンバー→味方
 ●葵ちゃんや輝さんは外伝で登場!

 〈ルール〉

 ●つぶやきや拡散〇
 ●中傷行為や荒らし、作品に対してのネット上での暴言×
 ●キャラの貸し出し〇(その場合コメント)
 ●また、ネット上での自作発言×


 上を読んで、OKな方はゆっくりしていってね!


 
 ★Special thanks★

 応援コメントありがとうございます!

 蝶霞さん 優羽さん ベリーさん 蜂蜜林檎さん
 一緒に執筆した弟
 応援してくれた学校の先生、友達

 
 ★2021年冬⭐︎小説大会★
 「二次創作合同」金賞受賞作

 感謝 >>398
 
ーーーーーーーーーーーーーーーー
 【目次一覧】


 まとめ読み>>01-


 読者様の好きな話まとめ(蜂蜜さんthank you!)>>367
 作者的に好きな話まとめ>>368-369
(4年ぶりに帰ってきた)作者的にツッコミたい話まとめ>>399

 
 ◆大生コソコソ噂話・執筆裏話

 第1回「むうの執筆あるあるまとめ」>>27
 第2回「春になってきましたね」>>31
 第3回「オリキャラ登場のお知らせ」>>36
 第4回「遅いけど自己紹介」>>49
 第5回「コラボ決定のお知らせ」>>56
 第6回「コロナ怖い」>>84
 第7回「閲覧数1000突破!!ゴフッ(吐)」>>92
 第8回「花子くんキャラ追加のお知らせ」>>101
 第9回「放送室メンバーと作者の楽しい会話」>>107
 第10回「閲覧数3000突破コメント」>>245
 第11回「外伝の秘話&あとがき&ルールのお知らせ」>>256
 第12回「むう流表現方法」>>337
 第13回「花子くんに勉強教えてもらった」>>339
第14回「帰還者ムーマス ~4年ぶりに帰ってきた~」>>399

◆むうと弟の楽しい会話

 第1回>>371
 第2回>>380
 第3回>>381


 ◆閲覧数突破記念

「閲覧数2000突破記念 鬼滅ラジオ」>>166>>169
「閲覧数3000突破記念 キメツ学園」>>246>>247>>248>>250
「閲覧数4000突破記念 オリキャラに20の質問」>>313>>319>>326


 □第1章 蝶屋敷での三週間
 
 第1話「おはよう」>>01-02
 第2話「機能回復訓練・前編」>>03>>04>>06
 第3話「機能回復訓練・後編」>>08>>10>>11>>12
 第4話「伊之助ハッピーバースデー」>>15-19
 第5話「お久しぶりです」>>20
 第6話「いざ、出発!」>>21

 幕間 >>22

 □第2章 六人の初任務  

 第7話「聞き込み調査」>>23-24
 第8話「鏡ノ森」>>25
 第9話「かまぼこ隊、出動!」>>26>>28
 第10話「意外な助っ人との反撃開始」>>30>>32
 第11話「本当なら」>>33

□第3章 柱9人の格闘

 第12話「列車の中」>>34-35
 第13話「九人揃えば何とやら」>>38
 第14話「鬼の猛攻」>>40-41
 第15話「少年は目を撒き、糸は広がる」>>42
 第16話「瞳の数字」>>43
 

 □第4章 柱合会議へようこそ

 第17話「再会とちょっとした喧騒」>>44>>47
 第18話「ご教示願う」>>50-51
 第19話「六新鬼月と陰陽師の噂」>>53
 第20話「集められた鬼たち」>>55


 □第5章 陰陽師を探せ!

 第21話「宵宮家探索」>>59>>64
 第22話「地縛少年花子くん」>>66-67
 第23話「最悪の出会い」>>68-69
 第24話「陰陽師・宵宮有為」>>72>>73>>75
 第25話「地獄の手合わせ」>>76>>78-80
 
 幕間 >>81
 

◆番外編

 第壱話「お願い叶えてください」>>82>>83>>85>>86
 第弐話「寧々の男性観察」>>87>>88>>90
 第参話「チョコレート」>>93>>94>>96>>99
 
□第6章 お膳立ては計画的に

 第26話「臨時柱合会議」>>103>>105
 第27話「それぞれの対策」>>111>>113>>115>>116
 第28話「それぞれの対策・後編」>>118-119
 第29話「六新鬼月と無惨」>>121
 第30話「決戦の火ぶたを切る」>>122


□第7章 最終決戦

 第31話「燐月・銘祈戦:前編」>>124>>125>>129>>132
 第32話「燐月・銘祈戦:後編」>>135>>139>>142
 第33話「こんな噂知ってますか?」>>143
 第34話「七不思議旋風」>>145-147
 第35話「お魚になります!」>>150>>153
 第36話「求手名:新羅戦:前編」>>156>>160>>165
 第37話「求手名:新羅戦:後編」>>173>>174>>176>>178
 第38話「大好き」>>180
 第39話「刻羽睦彦」>>184>>186>>187>>189>>192>>193
 第40話「胡桃沢仁乃」>>194>>195 >>197-199
 第41話「骸と、最後の鬼:前編」>>200 >>203-205 >>207
 第42話「骸と、最後の鬼:後編」>>211-212
 第43話「重なる想い」>>213-216 >>219>>220

 最終話「キセキ」>>221
 あとがき>>222



 ◆本編外伝


 外伝1話「inかもめ学園」>>228>>230>>231
 外伝2話「柱とのパジャマパーティー」>>237-239 >>242>>244
 外伝3話「柱とのパジャマパーティー2」>>251-253
 外伝4話「キミの反応見てみたい」>>240-241
 外伝5話「恋ゴコロ」>>254>>255 >>257-258 >>260


 ◆キャラクター設定集


 〇オリキャラ設定集>>223-226

 〇六新鬼月 設定集>>232-236



 ◆あとがきSP

 ○あらすじについて>>261

 ○振り返り編

 [第一章]>>262-265
 [第二〜三章]>>267-271
 [第四〜五章]>>272
 


 〇企画コーナー
 
 [キャラの名言を再翻訳してみる!]>>270
 [キャラに○○してみる]>>278-343
 [演技力むうむう面接☆]>>287-298
 [想像でキャラの中の人にインタビュー」>>335>>338
 

 ◆特別編


 ☆遊園地編☆

 第壱の怪「現代パロ☆遊園地での肝試し」>>299>>300
 第弐の怪「遊園地での肝試し2」>>303-316 >>317-318
 第参の怪「遊園地での肝試し3」>>321 >>323-342


 ☆お泊り会編☆

 第肆の怪「現代パロ☆ワクワクのお泊り会」>>347>>349>>350
 第五の怪「お泊り会2」>>351>>354
 第陸の怪「お泊り会3」>>359



 □ろくきせ最終章 I'm on your side. 


 第45話「スレ違い、それぞれの葛藤」>>361>>363
 第46話「企みと変貌」>>364>>370
 第47話「掴むべきもの」>>373>>374>>377
 第48話「軌跡と奇跡の輝石」>>379 >>382-386
 第49話「ごめんねは、また今度」>>387>>390
 第50話「サヨナラは言わない」>>393>>394>>395


 あとがき>>396


2020年3.10 執筆開始
2020年6.11 本編完結
2020年6.12 外伝執筆開始
2020年6.27 外伝完結
2020年7.07 キャラクター紹介を一部加筆
2020年8.02 最終章執筆開始
2020年8.20 最終章含め本編完結
  
 
 

 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.366 )
日時: 2020/08/05 21:21
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

おお…
もうクライマックスか…
悲しいなぁ…

戦闘シーンに期待!
東方&花子くん&鬼滅かぁ…

もうワクワクしてる…
私戦闘シーン苦手だからさー

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.367 )
日時: 2020/08/06 14:39
名前: 蜂蜜林檎 (ID: yVm7rndf)

こんにちは、雑談の方ではお世話になっております蜂蜜です。
感想ぶん投げに来ました〜。

【 ぐっだぐだな感想 】

まず言わせてください。好きです。←
いや、単刀直入過ぎるんですが、好きなんですよ。むうちゃんの笑いのセンスが。
ろくきせはほのぼのしてて楽しい話と、しっかり戦う戦闘シーンがあって凄いなぁって思います。
あと思ったことは、オリジナルの技名。かっこいい。めちゃめちゃかっこいい。
だって聚蚊成雷とか絶対思い付きませんもの。私が厨二っぽい言葉大好き人間なんで、技名が出る度に
「 うっひょおぉかっこよ !!! 」ってなってます。へへ (?)

【 好きなシーン達 】

>>19『 アルティメット冨坂 』
ここね、めっちゃ笑った。雑談の方でも言ったんですけど、かなり好きなシーンの一つです。

>>38『 貞子かと思った 』
あれ、また冨岡さんのシーンだ。その前の蟲&水の電車の場面もほのぼのしてて可愛い。

>>42『 累の3分クッキング 』
テレレテテテ、テレレテテテ......( 幻覚 ) 真面目なシーンかと思いきやギャグをぶっこんで来て笑いました。

>>43『 君もサイコロステーキにしてあげようか 』
デ、デー○ン閣下......

>>47『 睦彦くんの発言 』
この会めっちゃ仁乃ちゃんの事守ろうとしてないですか ? かっちょよい。

〃 『 このセリフ前も言った気がする 』 完全なるデジャヴ(笑)
〃『 君たちの喧騒、良く響いてたよ 』 ひぃぃ......お館様......

>>50『 宇髄・実弥「ギャ!」 』
可愛いかよ......


どうしよう、めっちゃ長くなってしまう。愛が語りきれない......
ということで、好きなシーンの続きはまた今度書きますね。まだまだあるのでね !
シーン書き出していくの楽しい !


Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.368 )
日時: 2020/08/06 15:42
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 >>367 蜂蜜さん

 うきょーーー! 
 ありがとうございますぅぅぅぅっ!! やばいにやけが止まんない…っ!
 この作品を好きだと言ってもらえることが何よりも嬉しいですっ!
 


 >>読者さん全員へ

 ↓に私も真似して書いてみましたので、興味あったら見てみてください!
 なんか自慢みたいになりそうなので、どこら辺を頑張ったか…(興味ないと思いますけど)
 書きますっ!


 【作者なりに好きなシーン達】



 >>06『 あ、むっくんが倒れた! 』
 はい、まさかの睦彦が倒れたのに看病しないしのぶさん…。
 このシーンはちょっと地味だけど私は大好きです。
 
 >>28『 俺たち、入れ替わっちゃってる—————!?』
 ♪)前前前世から僕はー君を探し続けたよー

 >>55『まあ僕より後に鬼になったわけだから、口出しするだけ無駄だけど』
 はい、作者は六新鬼月の中で新羅が一番好きです。
 え、アハハ嘘ですよみんな好きです(白い眼)


 >>68『便所虫……俺もう帰るねさよなら……』
 はい、ここはアニメで花子くんが寧々ちゃんに「変態幽霊」と言われ、
 言ってたセリフをもじってみました。www ドン( ゜д゜)マイ
 

 >>99『スキップってどう思う?』
 はいw はいww ダメ男からの成り上がりっぷりがね…
 何て言うかインド人もびっくり、作者びっくり。


 〃『くるみざわ、 いつも、ありがろん』
 
 はいww このネタは前に塾で一緒だった女の子が、こう書いてしまったようですw


 >>173からの神回(と言われた話)『睦彦かっこええ』
 

 まあここは作者として外せないところですねー。
 そしてそのあとの>>180っ! んもうっ! 私はこーゆーの書くの苦手なのにっ。
 ったくもう睦彦はっ!


 あ、ヤバい前半で好きな部分あげたら仁乃睦ばっかりになってしまった!
 あとでもう半分書いてから本編更新するので待っててくださいっ!


 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.369 )
日時: 2020/08/06 15:56
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

【作者なりに好きなシーン達その2】

 >>143『このラジオ、アンテナ折れてるんだけど』

 犯人のつかさくんは後日、桜さんにこってり絞られたようです。
 アーメン。


 >>213からの第43話

 〃『こんな噂知ってますか? 私はまた、みんなに会いたいです』

 桜ちゃぁぁぁぁぁぁんん!!(泣)
 ↑お前が書いただろ。


 >>237『俺を倒そうとしてるぅぅぅぅ!』

 こちらは、『放課後少年花子くん』を試し読みしたときに瞬間で思いつきました。
 やっぱ外伝で輝さん登場させて良かったぁぁ。


 >>347-350

 〃『コクバサンナニヲイッテルンデスカ』

 寧々ちゃんをとられそうになりパニック花子くんが可愛くかけたと思ってます。


 〃『楽勝楽勝………はあああああああああっ???』


 こちらも急に核心をつかれ慌てる光くん、好きです。

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.370 )
日時: 2020/08/06 16:36
名前: むう (ID: 9Yth0wr6)

 よっしゃ戦闘だ気合入れて行くか!
 でも初めての仲間同士の戦闘だから頑張って行くぞ!
 よし、全集中!

 *******************


 〈寧々side〉

 【外】


 嘘だと、そう思いたかった。
 うん、これは嘘。紛れもない夢。そう思い込みたかった。
 でもいくらホッペをつねってみても状況は全く変わらないまま。


 悲しいとか寂しいとか怒りとか、そういう言葉では到底表せないような感情がこみあげてくる。
 ああ、ここで泣けたらいいのに。
 何で泣けないんだろう。泣けないくらい私は、仁乃ちゃんのことを怖がっているのだろうか。
 

 寧々「私って、最低だな………」
 仁乃「ウガァァァァァァ!!」



 いつだって去来するのは皆と話したこと。ケンカしたこと。泣いたこと。
 笑ったこと。笑ったこと。沢山笑ったこと。笑いあったこと。



 花子「ヤシロ、大丈夫?」
 寧々「ごめん。大丈夫……って言いたいけど、無理みたい」
 魔理沙「無理はないぜ。折角、仲直りできたと思ったんだけどな」


 無惨「ふふふふふふふふ」
 妖夢「何でお前は人を痛めつけて笑ってるの!? 何でお前はそんなことをして楽しいの!?」
 華扇「妖夢、落ち着いてください」
 妖夢「止めないで華扇。あいつのせいで仁乃はああなったんだ。全部全部あいつのせいだみょん」

 

 仁乃「ウガァァァァァァ!!」


 仁乃ちゃんが赤い相貌で、威嚇するようにこっちをギッと睨んだ。
 その視線の鋭さに、私は「うっ」と息をのむ。

 仁乃ちゃん、辛いよね。苦しいよね。
 ごめんね、守ってあげれなくて。気づいてあげれなくて。
 でも……大丈夫だよ。絶対みんなが、なんとかしてくれるから。



 睦彦「フウ………ハァ………フウぅぅ……ハァァ……」
 伊之助「大丈夫か陸太郎。刀持つ手が震えてんぞ」
 睦彦「大丈夫……大丈夫……俺は強い俺は強い俺は強い……ハァ……」


 睦彦くんの体が小刻みに震えている。
 その額にはしっとりと脂汗が浮かんでいて、
 泣きたいのか笑いたいのか、どちらともつかない複雑な表情で、仁乃ちゃんを睨んでいた。



 その様子を見て、私は小さく首を振った。
 違う。『みんなが何とかする』んじゃない。
『私がなんとかする』んだ。


 

 有為「———ボクが先に行きます」
 しのぶ「有為さん!?」
 実弥「おいおいおいおい、気持ちが分かるがちょっと落ち着け。ここは俺たちでやってやっから」








 有為「——ボクはまだ自分の本音を言ってない」
 一同「…………………」
 有為「いつもそうだった。みんなにひどい暴言を言った。それで許してくれる皆さんに甘えてた」

 蜜璃「そんなことないわよ。有為ちゃんが優しいって信じてるから—」
 有為「分かってる」


 有為「ねえ皆さん、何でボクが一人称を私で言わないのか分かりますか?」
 輝「僕もずっと気になってた。なんで?」
 有為「弱い自分を守りたかった。ただ、それだけ。敬語で話せば嫌われないと思った。それだけ」


 ミツバ「宵宮……」
 桜「みんながみんな、苦しみや葛藤を抱えて生きているのね」
 夏彦「何だかなぁ……よし、有為ちゃん思いっきり行ってらっしゃい! 俺らもさぽ手伝う!」
 有為「………はいッ」



         ・・
 有為「睦彦くん。私に任せて。絶対、何とかして見せる」
 睦彦「宵宮………」


 仁乃「ウガァァァァァァ!!!(有為に向かって猛進)」
 有為「はぁぁああぁぁぁぁぁあぁあ!!!(仁乃に向かって猛進)」










     ズダァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!



 


 大音量と共に、有為ちゃんの小さな体が仁乃ちゃんの髪に触れた瞬間、宙に浮いた。
 腹部の傷からは真っ赤な血飛沫があがり、小さな少女は受け身も取れず、頭から着地。
「う゛っ!」という悲鳴をあげ、有為ちゃんの体は数メートル先の地面に崩れ落ちた。




 無一郎「宵宮さ———————ん!!」
 しのぶ「有為さん、大丈夫ですかっ。今診ますからね!!」


 
 一同が有為ちゃんの元に駆け寄る。
 幸い彼女は腹部に擦傷を負っただけで、命に別状はなかった。



 ミツバ「馬鹿……っ。この、向こう見ず……っ!」
 光「おいミツB」
 ミツバ「だって!! あの子もああなって君まで怪我したら僕っ……僕は……」


 一同「……………」


 

 有為「助けて……っ」
 善逸「有為ちゃん? どうし—」
 有為「助けて……っ。みんなが、本当にバラバラになっちゃう……っ」


 有為ちゃんの両目から、大粒の涙がぽろぽろと零れ落ち、地面を濡らした。
 初めてだった。彼女が声を上げて泣いたところを見るのは。
 その行動に、私は—。

 炭治郎「——俺はみんなと一緒に得たものは、宝物だと思ってる」
 義勇「炭治郎……」
 炭治郎「俺らは何のために戦うのか? 誰の為に戦うのか?」


 パチュリー「もちろん仁乃さんを守るため。もう一度みんなで笑い合えるようにするため」
 葵「みんなで得たものを失わないようにするため」
 睦彦「大切な人の笑顔を、守る。カッコ悪くたっていい。ただ、守りたい」


 花子「……よしみんなっ。やろう、力を合わせて。本当に、陳腐な言葉だけど」
 寧々「ううん、陳腐でもいい。私も頑張るっ」
 ルーミア「じゃあいくぞー。かまぼこ隊、ファイト————!」
 一同「オー!」




 ??「ああ、さむさむ。友情ごっこかよ」
  一同「!?」


 求手名「あんたホントに口が悪いね銘祈。そんなアンタがまさか人間の肩を持つとは」
 銘祈「勘違いするな求手名。俺はただ、自分の望む形でもう一度成仏したいだけだ」
 新羅「こーゆーのってツンデレ? あはは、銘祈さん似合わない!w」
 銘祈「黙れ新羅」

 燐月「まあまあ。俺も正直、上司の仕打ちに納得がいっていないし、ね」
 彼岸「これで貸し一つ、ってところかしら。私たちも参加していい?」
 骸「私たちのような罪人が、いいのかしらね」


 禰豆子「ムームー(もちろん!)」
 宇髄「派手でいいじゃねえか! 賛成するぜ」
 煉獄「うむ! みんなで一緒に力を合わせよう!」


 花子「それじゃあ、改めて、胡桃沢救出隊、出動!!」
 一同「オー—————————!!」


 ネクスト→戦闘開始。次回もお楽しみに!
 



 


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