二次創作小説(紙ほか)

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【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡
日時: 2024/02/02 20:20
名前: むう (ID: F7nC67Td)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=18201

 
 
 ――これは俺達の、軌跡と奇跡の物語だ。

 ********

 どうも、むうです。
 鬼滅、花子くん、その他色んなものが好きです。

 六人の軌跡、通称『ろくきせ』にようこそ!
 隠語は「rkks」!よろしくお願いしますっ!

 このお話は【鬼滅の刃】全集中・会話文短編集の続編になります。
 前作は参照のURLから。
 この本編だけでも充分話は分かる(はずです)のでお楽しみくださいませ。

 新かまぼこ隊が旅をしながら成長する話。
 柱も登場しますので、是非楽しんで行ってください。
 第5章からは地縛少年花子くんとのコラボです♪

 [前編]【鬼滅】会話文短編集
 [公式スピンオフ]ろくきせ恋愛手帖
 
 
 
 〈キャラ紹介〉

 ・新かまぼこ隊>>136
 ・花子くんキャラ>>137 参照あり

 〈注意〉

 ●本編完結済み
 ●スマホだと読みにくいかも
 ●ネタバレ若干あり
 ●流血の表現あり
 ●オリキャラあり
 ●時々東方キャラ登場


 〈新たな設定{花子くんのみ}〉

 ●花子・つかさ めちゃ仲良し
 ●放送室メンバー→味方
 ●葵ちゃんや輝さんは外伝で登場!

 〈ルール〉

 ●つぶやきや拡散〇
 ●中傷行為や荒らし、作品に対してのネット上での暴言×
 ●キャラの貸し出し〇(その場合コメント)
 ●また、ネット上での自作発言×


 上を読んで、OKな方はゆっくりしていってね!


 
 ★Special thanks★

 応援コメントありがとうございます!

 蝶霞さん 優羽さん ベリーさん 蜂蜜林檎さん
 一緒に執筆した弟
 応援してくれた学校の先生、友達

 
 ★2021年冬⭐︎小説大会★
 「二次創作合同」金賞受賞作

 感謝 >>398
 
ーーーーーーーーーーーーーーーー
 【目次一覧】


 まとめ読み>>01-


 読者様の好きな話まとめ(蜂蜜さんthank you!)>>367
 作者的に好きな話まとめ>>368-369
(4年ぶりに帰ってきた)作者的にツッコミたい話まとめ>>399

 
 ◆大生コソコソ噂話・執筆裏話

 第1回「むうの執筆あるあるまとめ」>>27
 第2回「春になってきましたね」>>31
 第3回「オリキャラ登場のお知らせ」>>36
 第4回「遅いけど自己紹介」>>49
 第5回「コラボ決定のお知らせ」>>56
 第6回「コロナ怖い」>>84
 第7回「閲覧数1000突破!!ゴフッ(吐)」>>92
 第8回「花子くんキャラ追加のお知らせ」>>101
 第9回「放送室メンバーと作者の楽しい会話」>>107
 第10回「閲覧数3000突破コメント」>>245
 第11回「外伝の秘話&あとがき&ルールのお知らせ」>>256
 第12回「むう流表現方法」>>337
 第13回「花子くんに勉強教えてもらった」>>339
第14回「帰還者ムーマス ~4年ぶりに帰ってきた~」>>399

◆むうと弟の楽しい会話

 第1回>>371
 第2回>>380
 第3回>>381


 ◆閲覧数突破記念

「閲覧数2000突破記念 鬼滅ラジオ」>>166>>169
「閲覧数3000突破記念 キメツ学園」>>246>>247>>248>>250
「閲覧数4000突破記念 オリキャラに20の質問」>>313>>319>>326


 □第1章 蝶屋敷での三週間
 
 第1話「おはよう」>>01-02
 第2話「機能回復訓練・前編」>>03>>04>>06
 第3話「機能回復訓練・後編」>>08>>10>>11>>12
 第4話「伊之助ハッピーバースデー」>>15-19
 第5話「お久しぶりです」>>20
 第6話「いざ、出発!」>>21

 幕間 >>22

 □第2章 六人の初任務  

 第7話「聞き込み調査」>>23-24
 第8話「鏡ノ森」>>25
 第9話「かまぼこ隊、出動!」>>26>>28
 第10話「意外な助っ人との反撃開始」>>30>>32
 第11話「本当なら」>>33

□第3章 柱9人の格闘

 第12話「列車の中」>>34-35
 第13話「九人揃えば何とやら」>>38
 第14話「鬼の猛攻」>>40-41
 第15話「少年は目を撒き、糸は広がる」>>42
 第16話「瞳の数字」>>43
 

 □第4章 柱合会議へようこそ

 第17話「再会とちょっとした喧騒」>>44>>47
 第18話「ご教示願う」>>50-51
 第19話「六新鬼月と陰陽師の噂」>>53
 第20話「集められた鬼たち」>>55


 □第5章 陰陽師を探せ!

 第21話「宵宮家探索」>>59>>64
 第22話「地縛少年花子くん」>>66-67
 第23話「最悪の出会い」>>68-69
 第24話「陰陽師・宵宮有為」>>72>>73>>75
 第25話「地獄の手合わせ」>>76>>78-80
 
 幕間 >>81
 

◆番外編

 第壱話「お願い叶えてください」>>82>>83>>85>>86
 第弐話「寧々の男性観察」>>87>>88>>90
 第参話「チョコレート」>>93>>94>>96>>99
 
□第6章 お膳立ては計画的に

 第26話「臨時柱合会議」>>103>>105
 第27話「それぞれの対策」>>111>>113>>115>>116
 第28話「それぞれの対策・後編」>>118-119
 第29話「六新鬼月と無惨」>>121
 第30話「決戦の火ぶたを切る」>>122


□第7章 最終決戦

 第31話「燐月・銘祈戦:前編」>>124>>125>>129>>132
 第32話「燐月・銘祈戦:後編」>>135>>139>>142
 第33話「こんな噂知ってますか?」>>143
 第34話「七不思議旋風」>>145-147
 第35話「お魚になります!」>>150>>153
 第36話「求手名:新羅戦:前編」>>156>>160>>165
 第37話「求手名:新羅戦:後編」>>173>>174>>176>>178
 第38話「大好き」>>180
 第39話「刻羽睦彦」>>184>>186>>187>>189>>192>>193
 第40話「胡桃沢仁乃」>>194>>195 >>197-199
 第41話「骸と、最後の鬼:前編」>>200 >>203-205 >>207
 第42話「骸と、最後の鬼:後編」>>211-212
 第43話「重なる想い」>>213-216 >>219>>220

 最終話「キセキ」>>221
 あとがき>>222



 ◆本編外伝


 外伝1話「inかもめ学園」>>228>>230>>231
 外伝2話「柱とのパジャマパーティー」>>237-239 >>242>>244
 外伝3話「柱とのパジャマパーティー2」>>251-253
 外伝4話「キミの反応見てみたい」>>240-241
 外伝5話「恋ゴコロ」>>254>>255 >>257-258 >>260


 ◆キャラクター設定集


 〇オリキャラ設定集>>223-226

 〇六新鬼月 設定集>>232-236



 ◆あとがきSP

 ○あらすじについて>>261

 ○振り返り編

 [第一章]>>262-265
 [第二〜三章]>>267-271
 [第四〜五章]>>272
 


 〇企画コーナー
 
 [キャラの名言を再翻訳してみる!]>>270
 [キャラに○○してみる]>>278-343
 [演技力むうむう面接☆]>>287-298
 [想像でキャラの中の人にインタビュー」>>335>>338
 

 ◆特別編


 ☆遊園地編☆

 第壱の怪「現代パロ☆遊園地での肝試し」>>299>>300
 第弐の怪「遊園地での肝試し2」>>303-316 >>317-318
 第参の怪「遊園地での肝試し3」>>321 >>323-342


 ☆お泊り会編☆

 第肆の怪「現代パロ☆ワクワクのお泊り会」>>347>>349>>350
 第五の怪「お泊り会2」>>351>>354
 第陸の怪「お泊り会3」>>359



 □ろくきせ最終章 I'm on your side. 


 第45話「スレ違い、それぞれの葛藤」>>361>>363
 第46話「企みと変貌」>>364>>370
 第47話「掴むべきもの」>>373>>374>>377
 第48話「軌跡と奇跡の輝石」>>379 >>382-386
 第49話「ごめんねは、また今度」>>387>>390
 第50話「サヨナラは言わない」>>393>>394>>395


 あとがき>>396


2020年3.10 執筆開始
2020年6.11 本編完結
2020年6.12 外伝執筆開始
2020年6.27 外伝完結
2020年7.07 キャラクター紹介を一部加筆
2020年8.02 最終章執筆開始
2020年8.20 最終章含め本編完結
  
 
 

 
 
 

第40話「胡桃沢仁乃」(2) ( No.195 )
日時: 2020/11/30 20:39
名前: 夢兎 (ID: mkn9uRs/)

 あれから私がどうなったのか、簡単に説明しようと思う。


 目が覚めたのは翌日の昼頃。
 ずっと眠っていたからだろうか、やけに目覚めが良かった。

 今日はいい天気だ。みんなで一緒に街に出てみようか。
 そう思い、家族の名前を呼ぼうとしたところで、もう家族はいないことを実感した。


 家族の埋葬をしながら、どこに行っても見つからなかった姉に想いをはせた。
 嫌な言葉が頭の中に浮かんだけれど、「大丈夫だ」と何回もつぶやいた。


 仁乃「きっと、どこかで生きているはず。いつかきっと会える」



 そう、その言葉通り、私は後に姉と再会することになる。
 ただその時の姉が鬼になっているということは、まだこの時は分からない。
(※詳しくは短編集の「伊黒×蜜璃のデート観察と護衛の一日」を見てね)



 仁乃「……あれ、腕の傷が治ってる…。元からケガなんてしてないってくらいに」



 正確に言えば鬼の血が入っているのでケガ自体が回復したのだけど、
 まだその時は分からなかった。

 自分がどうなったか分かったのは、それから四日後。
 鬼の存在を知った私は、山ほどの刃物で武装して、家の前に落ちてた短刀を構えて鬼を狩る日々
 だった。



 鬼「ウがぁぁぁぁぁ!」
 仁乃「えええええい!」





   ブンッッ


 ありったけの力で刀を振り下ろすのと同時に、自分の体から黒い腕が発生した。
 その腕は空気を切り裂いて伸び縮みし、鬼の頸をガシッとつかんだ。


 鬼「うっ! んんんん!!」
 仁乃「ハァ……これで、終わりだ!」




  ビシャッッ





 鬼の体が崩れる。
 この日私は、鬼に襲われている小さな子供たちを守るために戦っていた。
 自分の背後で震えながら戦闘を眺めていた子供たちは、よろよろと起き上がった。



 仁乃「大丈夫? どこか痛むところは」


 ない? そう言いかけたとき。
 硬い何かが、ゴンッと頭に当たった。
 地面に落ちたそれは、角ばった小さな石だった。



 仁乃「へ?」
 子供A「ば、バケモノ! あっち行け!」



   ゴツッ


 仁乃「…………なんで、そんなこと言うの?」
 子供B「体から変な腕が出てた! 人間じゃない!」
 子供C「あっち行け! 人間のふりしたカイブツめ!」



 思い当たることがいくつかある。
 掌から黒い炎が発生した。
 さっきのように体から腕が発生した。

 これらの術は、鬼が使う異能・「血鬼術」というらしい。
 実際、そのあとも鬼狩りを続けるうちに、異能の鬼と沢山遭遇した。
 彼らは私に向かって、親しみを込めた視線を向けてくるのだ。



 —その視線がたまらなく怖かった。




 鬼殺隊という組織があることを知った私は、そこに入りたいと思った。
 育手? そんな人はいなかった。
 自分を信じてくれる、家族という大事な存在を失った私に優しくしてくれる人はいなかった。
 一人も。

 あの一件から、近所の人は私の顔を見るたびに石を投げつけて来た。
 バケモノだ、ならず者だとののしった。



 「死ね、バケモノ!」
 「バケモノが金持ってんじゃねえ、よこせ!」



 ……私の心はすっかり荒んでしまった。
 何か言われるたび、私は乱暴な言葉を使って反論した。


 「死ねゴミカス!」
 「見てんじゃねーよ!」


 とかそういう。




 悪口を言われ続けて来た私にとって、自分の存在意義何て一つもなかった。
 最終選別を前にしたとき、こう思ってしまった。
「ここで死ねばもう辛くない」と。


 最終選別が始まる一週間前。
 お金がない。けれど食べ物が欲しい。
 そんな私は町に出て、万引きをしてしまった。



 好物のわらび餅の箱を小脇に抱えて、店の裏にしゃがんでずっと泣いていた。
 もう誰も信じられなくなってしまっていることが嫌だった。



 そんな私に。


「ホラ!(札束を渡して)もってけ。金ないんだろ」


 袴を着た、二歳、三歳年上の男の子がお金を渡してくれるなんて、思いもしなかった。
 私は少し顔を上げて、お金を確認するとすぐに顔をうずめた。


「金ないんだろ」
「あったけど盗まれた」


 そう言うと男の子は眉間にしわを寄せて、今まで誰も返さなかった言葉を言った。
 ひでぇことしやがる、と。
 私をかばってくれたのだ。


「別に気にしてないし、仁乃がバケモノなのも本当だし」


 そうだ、自分は他の人間とは違うのだ。
 気にしてない。いや、もう気にしないと決めたのだ。
 これ以上傷つくのはこりごりだ。


 「そんなことない!」
 「え?」


 バケモノなんかじゃない、一人の人間だと言ってくれたのも、彼が初めてだった。

 そりゃあ君は私の術を見たことがないからでしょ、見たら君だっていうはず。
 そう思ったけど、言わなかった。
 家族がいなくなって
 初めて、優しい言葉をかけられたから。



 
 「じゃあな! 最終選別で会おうぜ」
 「まって! 私、胡桃沢仁乃」




 名前、覚えてくれると思ったのに、むっくんは最終選別がある当日まで忘れていたそうだ。
 失礼しちゃう。

 最終選別の日、むっくんと人が来るまで話しているとき、私は不意に泣きそうになった。
 彼が私の術を見たら、何て言うだろう。
 やっぱり、バケモノって言われるだろうか。


 そんなことを気にしてるうちは、まだ私は彼のことを信じてなかったんだと思う。
 彼と私の絆がしっかり結ばれたのは、最終選別から一年ほどたった日。
 むっくんとの合同任務で起きた事件がきっかけだった。



 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話タイム



 むう「はーなこさーん」
 花子「はーあーいー」
 むう「ってことで今回のゲストは、花子くんでーす」

 花子「ねえねえ、俺さ、ちょっと気になってることがあるんだけど」
 むう「何でしょう?」
 花子「この作品の主人公って誰?」


 むう「(…炭治郎だけどもうみんなが主人公ってことにしちゃおう)」
 花子「あ、悪い顔してる」
 むう「みんなが主人公ーって感じでどうすか」
 花子「……誰が主人公か考えるのがめんどかったんじゃん」
 

 花子「じゃあさー。俺が、主人公の座を奪い取るってことも…できるよね」
 むう「なんてことを企んでるんですか貴方はぁ!」

 花子「いやだってさ、正直言うとぉ、俺ケッコー出番多い…」
 むう「扱いやすいキャラですから」
 花子「扱いやすいって、猫みたいに言わないでよ」


 むう「私も花子くんに聞きたいことあるんだよね」
 花子「俺の事そんなに知りたいのー?(ニヤニヤ)」
 むう「実はね、この前夢に花子くんが出てね? 私の隣の席だったわけ」
 花子「ほー」

 むう「んで、なんか妙にこっちをジーッと見つめてくるんだよね」
 花子「…………そ、それで?」
 むう「もうこっちが恥ずかしいからあえて気づかないふりしてましたって言う夢」
 花子「……あ、そ、そうなんだ。ふーん。よ、よかったじゃん///」
 

 むう「何か顔赤いよ」
 花子「……赤くないよ」
 むう「んじゃ、私も花子くんに聞きたいことありまして。何で女子トイレなの?」
 花子「性癖に負けちゃっ」



 むう「あーーーーーーーー!(大声で叫ぶ)はい、何も聞こえませんでしたよ」
 花子「………」
 むう「健全なんですよ私はね。こんなところで『せい〇き』とか言わんでくれ」
 花子「………あ、ごめんなさい」


 二人「今回はここまで。次回のゲストは【八尋寧々】です。お楽しみに!」




 ネクスト→仁乃睦の合同任務で起こった事件とは?
      次回もお楽しみに!
 




Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.196 )
日時: 2020/05/31 11:36
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 参照:https://www.tbs.co.jp/anime/hanakokun/chara/index.html

 【この小説に出てこない花子くんキャラを紹介しまshow!】


 むう「はい。えー。『花子くんキャラはこれ以上登場しません』とか言っといてなんなんですが」
 花子「おばーかさん」
 むう「はい、大正コソコソ噂話のコーナーで紹介する分だったらいいかなと思って」
 花子「悪い子だね」


 むう「はーい、ってことでまず一人目! どうぞー」


 葵「こんにちは〜。赤根葵(あかね・あおい)です〜」
 むう「葵ちゃんは寧々ちゃんの親友です!」

 葵「寧々ちゃんが大正時代に行っちゃって、さみしいなー」
 むう「許してつかーさい」
 葵「いいよ。…でも、こっちも大変だったの」

 むう「何が?」
 葵「茜くんが、いつも以上に『葵love』でね?」
 むう「wwww じゃあ葵ちゃんとコンビでこの方もお呼びしましょう。どうぞー」


 茜「こ、こんにちは! アオちゃん(葵)の幼馴染の、蒼井茜(あおいあかね)です」
 むう「アカネって名前だけど男の子です」
 茜「あと一つ秘密があるけどそれはネタバレ何で伏せます。生徒会役員してます」

 むう「んで、茜くんと言えば…」

 茜「アオちゃん、付き合ってください!」
 葵「うーん10点!」
 茜「前より増えてるー」


 むう「茜くんは葵ちゃんのことが好きですがフラれまくってます」
 葵「結婚すると、『アオイ・アオイ』になるからやだ」
 茜「(Σ(゜д゜lll)ガーン)」



 花子「じゃあ次からは七不思議の仲間を俺が紹介しまーす(※6番だけは分かりません)」

 ミライ「くすすっ 七不思議1番 ミライでーす」
 花子「1番はあと2人いるけど作者が漫画見てないので省きまーす」
 

 ミライ「わたしはミライ! タッチした人の時間を未来へ進めるよ」
 花子「1番は、人に触るとその人の時間を進める。おじーちゃんおばーちゃんになったり」
 ミライ「くすすっ。ロウカしちゃいまーす♪」


 ヤコ「七不思議2番 ヤコよ!」
 土籠「七不思議5番。よろしくな」

 花子「2番と5番は『七不思議旋風』の回でチョコっと出てるよ。
    2番はミサキ階段の怪 5番は16時の書庫の怪だよ」


 ヤコ「わたしは階段では人間の女性の姿だけど正体は狐ヨ」
 花子「きつねうどんにして、皆も一緒に食べよう!」
 ヤコ「食いちぎるわよ!」


 
 花子「はい次は3番と4番」
 ミツバ「………七不思議3番 三葉惣助(みつば・そうすけ)」
 メイ「七不思議4番 シジマメイ」
 

 花子「3番はわけあって放送室メンバーに加入(?)しました」
 ミツバ「うるせえクソダサ便所虫野郎」
 花子「↑こんな感じで、見た目は可愛いけどケッコー生意気です」

 花子「4番はごめんなさい。作者が名前しか知らなくて詳しいことは説明できないそうだよ」
 むう「ごめんなさーい((´;ω;`))」
 

 むう「彼らにも、大正コソコソ噂話のコーナーで登場してもらうかもしれないので!
    参照つけとくんでよかったら見て下さい!」



 −−−−−−−−−−
 
 このご時世で漫画がすぐに買えませんが、グーグル先生を使って調べながら書いてます。
 鬼滅しか知らなくて、花子くんよくわかんないなーとか漢字分かんないとかあったら
 いつでもコメントください!(出来る限りお答えします)


 あとあと、図々しくてごめんなさい。
 この小説がいいなーって思った方や友達にすすめたいなーって思った方は是非
 宣伝よろしくお願いしますm(__)m
 沢山の人に面白いと言ってもらえるように頑張ります!

 ……あと。こんだけキャラ多くて大丈夫だろうかという、やっちまった感がありますが。
 GU・N・JO・U・GE・KI
 っということでこれからもよろしくお願いします。
  

第40話「胡桃沢仁乃」(3) ( No.197 )
日時: 2020/06/01 17:07
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 【最終選別から一年後】

〈次の目的地へと歩いている仁乃〉

 ※むうのピクシブ漢字辞典
 豆吉(まめきち)→仁乃の雀
 封仙(ふうぜん)→睦彦の鴉




 豆吉「次ハ、北西! 北西! スグニ向カッテ! チュンチュン」
 仁乃「……休む暇もないなぁ…」


 豆吉「ドウシタノ仁乃。オツカレ?」
 仁乃「うん、ちょっとね。誰かの為に技使っても、喜んでもらえないでしょ」
 豆吉「スベテアイツラが悪イノヨ! 仁乃ハ胸張レバイイノヨ」
 仁乃「そうだけど、できれば喜んでほしいなって…」




   『——!? ちょ、封仙! —−のおにぎり取るな!』
   『カァ—! カアカア!』


 豆吉「人カナ」
 仁乃「そうだね。でも、あの後ろ姿、どこかで—」



 睦彦「ちょ、つつくなって!」
 封仙「睦彦ノ飯、モーライ」
 睦彦「コォラぁぁぁぁぁぁ!! 取るなって! 俺のせっかくの昼飯がチャラにっ」


 仁乃「ぷっ。あははははっ」


 睦彦「!?(バッっと振り返って)く、胡桃沢?」
 仁乃「久しぶりー。一年ぶりかな。任務帰り?」
 睦彦「あ、いや、今から行くとこ。北西だって」
 

 封仙「カァー。睦彦、仁乃。共二向カエ! カアカア」
 睦・仁「(顔を見合わせて)」


 
 〜二人で合同任務にあたることに〜



 睦彦「(グゥー)くっそ、あの鴉め…」
 仁乃「あ、そうそう。おにぎりあるよ。食べる?」
 睦彦「マジ? 食べるっ」
 仁乃「はい。(おにぎりを渡して)一緒に食べよ」


 睦・仁「いただきまーーーーーす(パクッ)」




  久しぶりにあったむっくんは、全然変わってなかった。
  そうだ、合同任務では血鬼術は使わなくてもいいかも。
  使ったら、むっくんでもきっと、驚かずにはいられないだろう。



 仁乃「(嘘をつくのは、嫌だなあ)」
 睦彦「胡桃沢、どうした。具合でも悪いのか」
 仁乃「あー、実はこの前の戦闘であばらを…もう、か」

 睦彦「『か』?」



  回復したから、と言おうとして口をつぐむ。
 

 仁乃「完治したから大丈夫」
 睦彦「そうか。ならよかった。気をつけろよ」
 仁乃「…………っ」



 睦彦「もうすぐ着くって。一緒に頑張ろう…って、胡桃沢? 泣いてるのか?」
 仁乃「ううん、違うの、ちょっと目にゴミが入っただけ」



  自分の特殊な体質も、共に得た能力も、誰かの為にと使っているのに。
  私は助けた人からお礼を言われたことがない。
  何ていうか、それはすごく悲しくて、また今回も同じことになりそうで怖い。




    グイッ


 仁乃「え? あの、手、なんで握って」
 睦彦「……元気分けてやる。感謝しろよな!」



  私の手を握ったむっくんはひときわ大きな声でそう言って、
  私の腕を引っ張ってツカツカ歩き始めた。

  その顔が赤かったことを今でも覚えている。
  彼の手のぬくもりを感じながら、私は心の中でずっと、ごめんなさいを言い続けていた。




 ネクスト→戦闘開始! 仁乃は血鬼術を使わずに戦えるのか?
      次回もお楽しみに!



 


 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話タイム


 むう「どうも。本柱(仮)、むうです!」
 寧々「こんにちは! イケイケヒロイン(処女)・八尋寧々です」
 むう「しょ、処女?」
 寧々「あ、あはは、」

 むう「今日のゲストは寧々ちゃんです」
 寧々「………むうちゃん、いきなりだけど私、怒っていいですか」
 むう「何で? 何が気に食わなかったの? 私の顔?」

 寧々「私がお魚になる回数が多すぎるの!」
 むう「あ、えっと、それは、その…すみません」
 寧々「新羅戦のときとかも、食われそうだったのよ〜。怖かったのよ!」
 むう「す、すみません…で、でも結果オーライじゃない?」

 寧々「もう、いいわ、許してあげる。花子くんだったら絶対許さないけど」
 むう「なんだかんだで花子くんと仲いいよね」
 寧々「そう?」
 むう「なんかー、恋人同士って思っちゃうほどイケイケ」


     ブンッッ(パンチ炸裂)



 むう「……いひゃいよぉ〜」
 寧々「あらやだ、私ったら思いっきり殴っちゃったみたい」
 むう「これがつかさくんだったら私生きてなかったよ(怯え)」



 ☆つかさだったらこうなる☆


 つかさ「いえーーーい↑(グチャグチャグチャ)」
 むう「Ω\ζ°)チーン」



 寧々「まあ、花子くんとはただの助手っていう関係よ」
 むう「あ、そうだ。これ聞きたかったんだけど、」
 寧々「ん?」
 むう「実はね、さっきからずっと……窓の外であなたを見てる人がいるの」



 寧々「え!?(窓を見やる)」
 夏彦「…………やあ寧々ちゃん。ごめんね、ちょっとお嬢が意地悪しちゃって」
 寧々「・・・・・・・・(カーテンをシャッ)」
  

 むう「だだだだだ、大丈夫だった?」
 寧々「あ、いいのいいの。誰もいなかったから」


 二人「次のゲストは【源光】です。次回もこのコーナーをお楽しみに!」

----------------

 光「今から待ちきれないっす!」
 
 

第40話「胡桃沢仁乃」(4) ( No.198 )
日時: 2020/06/02 15:46
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 〈北西にある森へ到着〉

 仁乃「鬼は森によくいるね。前の任務も森でやったし」
 睦彦「恐らく、人気のないところを好むんだろうな」
 仁乃「鬼の姿はないね。私の視力でも見つけられない」
 睦彦「取りあえず奥へ進もう」


 〜山の奥へと進む〜


 仁乃「うっ。ひどい死臭…。涙が出るくらい強烈…!」
 睦彦「そうだな。気味が悪い。速いこと敵を見つけて終わらそうぜ」
 仁乃「私が西側を探す。東はお願い」
 睦彦「任せろ。ババっと片付けてやんよ」


 〈10分後〉


 仁乃「う…。臭いがきつくなった。むっくーん、そっちどう?」
 睦彦「……」
 仁乃「むっくん?」
 睦彦「……ァァ。大丈夫だ。けどまだ見つからない」
 仁乃「(睦彦の側に近寄って)隠れてるのかな?」


 睦彦「そうだろうなァ。違う場所を探してみるか」
 仁乃「そうだねと言いたいところだけど、一つだけ聞いてもいい?」
 睦彦「いいよォ」
 

 仁乃「あなた、むっくんじゃないでしょ」
 睦彦「は、ハハハ。何言ってんだお前。俺は睦彦だ」
 仁乃「私が変だなと思った理由その1。むっくんは左利き」
 睦彦「それがどうした」

 仁乃「何で、左利きなのに、剣をベルトの左側に刺してるの?」
 睦彦「……」
 仁乃「理由その2。むっくんは、自分の服は汚れたらすぐ洗うって言ってた。
    さっきまで、むっくんの服には血なんてついてなかったはず」



 睦彦「バレちゃあ、しょうがない」



 〜睦彦の姿が若い男の鬼の姿になる〜


 鬼「ははは、勘が鋭いね! 俺の名前は琉兎(ると)だよ、仲良くしてね」
 仁乃「鬼と仲良くなんて出来ない。すぐに首を切ってやる!」
 琉兎「…ふうん。やってごらん」


 仁乃「(刀を構えて)四季の呼吸・肆ノ型 梅雨流々!」


 〜ビシャッと一撃入れようとしたとき〜


 睦彦(琉)「同期の俺を傷つける気か?」
 仁乃「う…うぁ…」
 睦彦(琉)「ねえ胡桃沢? 一緒に遊ぼうよ」
 仁乃「あ…う…」



     ビシャッ


 睦彦「光の呼吸・参ノ型 暗暗流打」
 仁乃「むっくん……!」
 琉兎「(元の姿に戻って)邪魔しないでくれる」
 睦彦「ハア? 胡桃沢に俺の姿で近づいたお前が言うな」

 仁乃「むっくん、すぐにやっつけよう」
 睦彦「おう、言われなくても。光の呼吸…」


 光彦(琉)「睦彦。兄ちゃんをお前は殺そうとするのか?」
 睦彦「に、兄ちゃん…」
 仁乃「(ビシャッ)騙されないでむっくん。そいつは変身してるだけ」
 光彦(琉)「ちょっと黙ってもらおうか(右手をなぎ払って)」


 仁乃「(琉兎の腕が腹に直撃)カハッ。ゴホゴホッッ」
 睦彦「胡桃沢————! 光の呼吸…」
 光彦(琉)「睦彦(ニコッ)」
 睦彦「………うぁ」


 仁乃「(ふらふらと起き上がって)絶対に…許さない…」
 琉兎「へえ、意外と丈夫だね、君」
 仁乃「…………ごめんね、むっくん。今までありがとう」
 睦彦「は? お前、何言って」




     「血鬼術・暗黒の魔手!」



  〜魔手が琉兎の首根っこを掴んで〜


 琉兎「ぐ…っ。ゲホゲホッ」
 睦彦「…………胡桃沢? え…」


 仁乃「人の弱みに付け込みやがって。許さない!」
 琉兎「あれ? ごめん気づかなかったよ、君は鬼なんだね」
 仁乃「お前らと一緒にするな……!」
 
 琉兎「ねえ、あそこにいる君のお友達、パクっと食べちゃいなよ!」
 仁乃「………食べない」
 琉兎「へぇ。強くなれないままでいいの? 俺は君と仲良くなりたいな」
 仁乃「………鬼と仲良くする気はない」


 琉兎「君も鬼なのに何言ってるの?」
 仁乃「………私はっ。バケモノなんかじゃないっ…」
 睦彦「!!」



 『バケモノは金なんて使わないって』
 『仁乃がバケモノなのも事実だし』


 睦彦「胡桃沢、お前…っ」
 琉兎「ま、どうでもいいけど。血鬼術・夢霞」
 仁・睦「(ドサッッ)」


 琉兎「さて、仁乃ちゃんだったかな。ごめんけどこの少年は食べちゃうね」


 〜琉兎が睦彦に手を伸ばそうとしたとき〜




 ??「霞の呼吸・漆ノ型 朧(ビシャッ)」
 琉兎「(頸がコロンと転がる)」
 無一郎「これくらい倒せないようじゃダメだね。死にたいの君たち」

 睦彦「(霞柱…!)」
 無一郎「そこの君(仁乃を見据えて)。さっきの言葉、取り消す気はない?」
 仁乃「……ありません。私は術が使えます…。これは本当の事…」
 無一郎「そう。じゃあ、さっさとやろうか」


 睦彦「待ってくれ、何か事情があるはずだっ」
 仁乃「……いいの。もう、大丈夫だから…」
 睦彦「お前、何でそこで諦めるんだよ! 絶対に死なせない! 俺は、何のためにお前をっ」
 仁乃「……なんか、もう、疲れちゃったから、いいの」

 無一郎「グタグタ言いつつ結局死にたいってことだよね」
 睦彦「やめてくれ、俺の同期なんだ! 俺はコイツを信じてる!だからやめてくれ!」

 無一郎「……この子が人間を食べないという保証はあるの?」
 睦彦「そんなの…ないって信じる」

 無一郎「君は頭が悪いのかな。論より証拠って言葉知ってる?
     この子は自分の言葉ばでちゃんと、『血鬼術』って言ったよね」


 仁乃「……むっくん。隠しててごめんね…。私の頸、斬っても、いいから」
 睦彦「だ、誰がそんなことするかよ…っ」




 鴉「カァー。仁乃、睦彦ヲ本部へ連行セヨ!」
 無一郎「!! 歩けるなら自分の足でついてきなよ(スタスタ)」


 睦彦「(仁乃をおんぶ)よいっしょ」
 仁乃「ごめんね…ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい…」
 睦彦「胡桃沢。お前の術、俺は好きだ。だから泣くな」
 仁乃「………バカ…」



 ネクスト→本部へ連れていかれた二人。どうなる?
      次回もお楽しみに。
 



 【大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話タイム



 光「改めまして、今日はヨロシク!」
 むう「光くんいらっしゃい。よろしくね」
 光「中等部3年、源光っす。『ひかり』じゃなくて、『こう』と読みます」
 むう「今日はやけに慌ててるけど、何かあったの?」


 光「それがっすね。兄ちゃんがちょっと大正時代へ来ちゃいまして」
 むう「ええ?! 光くんのお兄さんって、あのイケメン生徒会長の…」
 光「宵宮がまた失敗して召喚しちゃったらしくて」
 むう「う〜〜い〜〜ちゃーん!!」


 光「んで、先輩が、『源センパイlove』状態でして」
 むう「寧々ちゃんらしいねー。私上の兄弟いないんだけど、どんな感じなの?」
 光「あまりいいもんじゃないすよ。今日だって」



 『光。いい加減7番を祓ったらどうだ。いいか? あのまま放っていくのは危な』
 『兄ちゃんとりあえずドーナツ食べろ!(輝の口にドーナツ投げ込む』
 『!!? ……おいしい』


 光「って感じで…」
 むう「花子くんが払われるのは嫌だなー」
 光「ですよねですよねっ。でも俺、花子よりは花子似のアイツの方を祓いたいんで」
 むう「あー。つかさくんは敵キャラだもんね」

 光「ミツバをあんな風にしやがってぇぇぇえ!」
 むう「光くん、気持ちは分かるけどこの小説では皆仲良しですからね!」
 光「まあ、ちょっとは我慢してやるっ」


 二人「次回のゲストは【もっけ】です。次回もお楽しみに!」

第40話「胡桃沢仁乃」(5) ( No.199 )
日時: 2020/06/02 17:53
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 仁乃編いよいよ最終話!
 よって、次話からラスボス戦に戻りますー_(:3」∠)_(…マジか頑張らねば


----------------


  『———!! やめ—! お前——だろ!』
  『——くん。落ち着いて——さい。目の前に——のは—ですよ』
  『—っ!! ちが—』


 仁乃「……。ここは、どこ…?(目を開けて)!? なにこれ、手足が縛られてっ」


 宇髄「起きたか鬼! ここは鬼殺隊本部だ。いまから派手にお前の頸を斬る」
 しのぶ「大丈夫ですよ。優しい毒で殺しますから」
 蜜璃「ええー。こんな可愛い子を? 胸が痛むわ…」
 義勇「………」


 仁乃「あの、男の子が一人、いた気がするんですが…」
 煉獄「ああ、彼なら横にいるぞ! 人質にするなんて非道! よって我々が護衛した!」
 仁乃「え?(横を見て)」


 無一郎「いい、動かないでね。鬼が暴れるかもしれないか…うわっ」
 睦彦「そいつは鬼じゃないっ。信じてくれっ」
 無一郎「君はバカなの? あのとき僕と一緒にいたよね」
 睦彦「俺は、胡桃沢を信じてるっ」


 仁乃「むっくん!」
 睦彦「起きたか胡桃沢。大丈夫だ、俺が何とかするから」


 伊黒「何をするつもりだ。まさか鬼の肩を持つ気じゃないだろうな」
 悲鳴嶼「ああ、この子供は鬼に取りつかれているのだ…南無阿弥陀仏」
 睦彦「違う! 聞けよ! 人の話も聞けないのかよ柱は!」

 宇髄「お前、身のほどを弁えろ!」
 睦彦「人に無害かどうかも分かんない奴が偉そうにッ」

 しのぶ「睦彦くん。これはあなたのためでもあるのですよ」
 睦彦「きれいごとばかり並べて、お前も胡桃沢を殺す気なんだろ!」
 しのぶ「……っ!」


 お館様「睦彦、仁乃については本人から話を聞くから、君は柱の指示に従ってね」
 睦彦「何でだよ! 俺が一番近くでアイツを見て来た。俺に聞けばいいだろうが」
 お館様「仁乃のことは事例を見ないからね。何事も順番が大事だろう?」
 睦彦「………このっ、」
 

 仁乃「むっくん、もういいの。もういいから…」


 睦彦「生きることを諦めてどうする! ガハッ」
 伊黒「(睦彦の背中を地面に押し付けて)黙れ! 失礼しましたお館様」
 仁乃「むっくん…!」



 蜜璃「あのぉ、不死川さんはどこに…」
 実弥「俺はここだァ(木の陰から飛び出して)」
 義勇「不死川。なぜ剣を持っている。何をする気だ」


 実弥「この状況ですることなんて一つしかないだろォ?(仁乃の元に近づいて)」
 仁乃「……っ」
 睦彦「テメエ何をするっ。やめろ!」
 伊黒「黙れ!!(グッ)」


 実弥「鬼は滅殺。それが俺の信条だァ!」



    グサッッ

 仁乃「ぁぁぁぁぁぁぁ!!」


 蜜璃「……っ」
 しのぶ「(目を思わず背けて)」
 宇髄「やったか?」
 

 睦彦「胡桃沢…! 大丈夫か! ……えいっ(回し蹴りを伊黒にお見舞いする)」
 伊黒「!?」


 〜伊黒、驚いてバランスを崩す〜
 〜その隙に睦彦が仁乃に駆け寄って〜


 睦彦「胡桃沢————!」

 実弥「まだ死なねえとは頑丈だなァ? (グサッ グサッ)」
 仁乃「あうっ。ぎゃっ。う…っ」
 睦彦「やめろっ!!(実弥の手首をつかんで)」


 実弥「ああ? 何だテメエ。柱に向かって、良い度胸じゃねえかコラ」
 睦彦「俺の同期を、傷つけるな!」
 実弥「アイツは鬼だ。放すと人が死ぬ」
 睦彦「俺はアイツの隣にいたけど食われてねぇ!」

 実弥「このあと食うつもりだったかも知れねえだろ」
 睦彦「いい鬼と悪い鬼の違いも分からないなら、柱なんてやめろ!」
 

 仁乃「………むっくん…」


 睦彦「いい奴と悪い奴の違いも分かんない奴は柱になるなっ」
 実弥「お前…俺に殺されたいみてぇだなァ?」
 睦彦「俺は—」
 実弥「(刀を構えて)」


 お館様「実弥。それ以上仁乃を傷つけるのはやめなさい」
 実弥「ですがお館様…」
 お館様「睦彦が喋っている途中だよ」


 睦彦「胡桃沢がどれくらい苦労してきたか俺は分からねえ、だけど俺は知ってる!」
 しのぶ「……」

 睦彦「アイツが、自分がの特殊な体質であることに苦しんでること」
 蜜璃「……」
 睦彦「アイツが、今まで頑張って生きてきて、色々なことに耐えてきたこと」
 義勇「……」

 睦彦「俺は知ってる。アイツの名前も好きな物も好きな色も知ってる!」
 仁乃「………むっくん…」

 睦彦「胡桃沢はいつも俺に優しくしてくれた。だからまたいつもみたいに笑ってほしい」
 煉獄「………」

 睦彦「また、いつもみたいに『むっくん』って呼んでほしい」
 宇髄「……」
 睦彦「またいつもみたいに、俺と一緒に仕事をしてほしい」
 伊黒「……フン」
 

 睦彦「またいつもみたいに、俺と一緒にいてほしい」
 無一郎「………っ」
 睦彦「俺は絶対に信じてる。こんな俺をしっかり見てくれたコイツは、絶対悪い奴じゃないって」
 悲鳴嶼「……」


 睦彦「———くれ」
 実弥「あ?」
 

 

 睦彦「もうこれ以上、俺の大切なものを奪わないでくれよ!!」



 仁乃「……っっ」
 睦彦「(ドサッッ)」
 お館様「!? どうしたのかな」

 しのぶ「大丈夫、ただの疲労です。私の屋敷で介抱しましょう」
 アオイ「失礼しますっ。屋敷に連れて行きますね(睦彦を抱えて出て行く)」

 お館様「仁乃。自分のことを、ちゃんと話せるかな」
 仁乃「………はいッ」



 ----------------


 〈蝶屋敷〉


 仁乃「むっくんは、どこにいますか?」
 アオイ「寝室で寝てますよ。数時間寝ればよくなります」
 仁乃「分かった、見てくる」



 【寝室】


 睦彦「(スヤスヤと寝ている)」

 仁乃「むっくん。守ってくれて、ありがとう。私、鬼殺隊を続けて良いってさ。
    私の体のことも、皆に伝えるって。
    だから、これから多分、私、きっとうまくやっていけると思う」

 睦彦「(パチッ)…おう、胡桃沢。良かったな」
 仁乃「えへへ。むっくん、」




       「おはよう」





 ネクスト→ラスボス戦開始!
      次回もお楽しみに!



 
 【出張編:大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:ゲストとのお話タイム



 むう「今日のゲストはフワフワボディの妖怪、もっけです!」
 もっけ「フワフワ」
 むう「もう妖怪というよりウサギって感じだよね」
 もっけ「ワタシの体はウサギデハナイ」「何故カ似ちゃった」「やむ無しやむなし」


 むう「もっけって、どんな妖怪なのか改めてご説明を」
 もっけ「アメやる妖怪」「アメアゲマス」「食ウカ?」
 むう「………説明になってないけど可愛いから許す」


 むう「このアメ何味?」
 もっけ「知ラネ」
 むう「そうですか。(ぱくッ)



 むう「何この味…。イチゴとレモンとメロンとコーラを全部合わせたような」
 もっけ「ァ、ソレ悪魔味」
 むう「……食べれるか—!」


 二人「次回のゲストは【つかさ】です。次回もお楽しみに!」「アメやる」
 むう「マジか殺されそう…((´;ω;`)」
 
 



 


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