二次創作小説(紙ほか)

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【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡
日時: 2024/02/02 20:20
名前: むう (ID: F7nC67Td)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode=view&no=18201

 
 
 ――これは俺達の、軌跡と奇跡の物語だ。

 ********

 どうも、むうです。
 鬼滅、花子くん、その他色んなものが好きです。

 六人の軌跡、通称『ろくきせ』にようこそ!
 隠語は「rkks」!よろしくお願いしますっ!

 このお話は【鬼滅の刃】全集中・会話文短編集の続編になります。
 前作は参照のURLから。
 この本編だけでも充分話は分かる(はずです)のでお楽しみくださいませ。

 新かまぼこ隊が旅をしながら成長する話。
 柱も登場しますので、是非楽しんで行ってください。
 第5章からは地縛少年花子くんとのコラボです♪

 [前編]【鬼滅】会話文短編集
 [公式スピンオフ]ろくきせ恋愛手帖
 
 
 
 〈キャラ紹介〉

 ・新かまぼこ隊>>136
 ・花子くんキャラ>>137 参照あり

 〈注意〉

 ●本編完結済み
 ●スマホだと読みにくいかも
 ●ネタバレ若干あり
 ●流血の表現あり
 ●オリキャラあり
 ●時々東方キャラ登場


 〈新たな設定{花子くんのみ}〉

 ●花子・つかさ めちゃ仲良し
 ●放送室メンバー→味方
 ●葵ちゃんや輝さんは外伝で登場!

 〈ルール〉

 ●つぶやきや拡散〇
 ●中傷行為や荒らし、作品に対してのネット上での暴言×
 ●キャラの貸し出し〇(その場合コメント)
 ●また、ネット上での自作発言×


 上を読んで、OKな方はゆっくりしていってね!


 
 ★Special thanks★

 応援コメントありがとうございます!

 蝶霞さん 優羽さん ベリーさん 蜂蜜林檎さん
 一緒に執筆した弟
 応援してくれた学校の先生、友達

 
 ★2021年冬⭐︎小説大会★
 「二次創作合同」金賞受賞作

 感謝 >>398
 
ーーーーーーーーーーーーーーーー
 【目次一覧】


 まとめ読み>>01-


 読者様の好きな話まとめ(蜂蜜さんthank you!)>>367
 作者的に好きな話まとめ>>368-369
(4年ぶりに帰ってきた)作者的にツッコミたい話まとめ>>399

 
 ◆大生コソコソ噂話・執筆裏話

 第1回「むうの執筆あるあるまとめ」>>27
 第2回「春になってきましたね」>>31
 第3回「オリキャラ登場のお知らせ」>>36
 第4回「遅いけど自己紹介」>>49
 第5回「コラボ決定のお知らせ」>>56
 第6回「コロナ怖い」>>84
 第7回「閲覧数1000突破!!ゴフッ(吐)」>>92
 第8回「花子くんキャラ追加のお知らせ」>>101
 第9回「放送室メンバーと作者の楽しい会話」>>107
 第10回「閲覧数3000突破コメント」>>245
 第11回「外伝の秘話&あとがき&ルールのお知らせ」>>256
 第12回「むう流表現方法」>>337
 第13回「花子くんに勉強教えてもらった」>>339
第14回「帰還者ムーマス ~4年ぶりに帰ってきた~」>>399

◆むうと弟の楽しい会話

 第1回>>371
 第2回>>380
 第3回>>381


 ◆閲覧数突破記念

「閲覧数2000突破記念 鬼滅ラジオ」>>166>>169
「閲覧数3000突破記念 キメツ学園」>>246>>247>>248>>250
「閲覧数4000突破記念 オリキャラに20の質問」>>313>>319>>326


 □第1章 蝶屋敷での三週間
 
 第1話「おはよう」>>01-02
 第2話「機能回復訓練・前編」>>03>>04>>06
 第3話「機能回復訓練・後編」>>08>>10>>11>>12
 第4話「伊之助ハッピーバースデー」>>15-19
 第5話「お久しぶりです」>>20
 第6話「いざ、出発!」>>21

 幕間 >>22

 □第2章 六人の初任務  

 第7話「聞き込み調査」>>23-24
 第8話「鏡ノ森」>>25
 第9話「かまぼこ隊、出動!」>>26>>28
 第10話「意外な助っ人との反撃開始」>>30>>32
 第11話「本当なら」>>33

□第3章 柱9人の格闘

 第12話「列車の中」>>34-35
 第13話「九人揃えば何とやら」>>38
 第14話「鬼の猛攻」>>40-41
 第15話「少年は目を撒き、糸は広がる」>>42
 第16話「瞳の数字」>>43
 

 □第4章 柱合会議へようこそ

 第17話「再会とちょっとした喧騒」>>44>>47
 第18話「ご教示願う」>>50-51
 第19話「六新鬼月と陰陽師の噂」>>53
 第20話「集められた鬼たち」>>55


 □第5章 陰陽師を探せ!

 第21話「宵宮家探索」>>59>>64
 第22話「地縛少年花子くん」>>66-67
 第23話「最悪の出会い」>>68-69
 第24話「陰陽師・宵宮有為」>>72>>73>>75
 第25話「地獄の手合わせ」>>76>>78-80
 
 幕間 >>81
 

◆番外編

 第壱話「お願い叶えてください」>>82>>83>>85>>86
 第弐話「寧々の男性観察」>>87>>88>>90
 第参話「チョコレート」>>93>>94>>96>>99
 
□第6章 お膳立ては計画的に

 第26話「臨時柱合会議」>>103>>105
 第27話「それぞれの対策」>>111>>113>>115>>116
 第28話「それぞれの対策・後編」>>118-119
 第29話「六新鬼月と無惨」>>121
 第30話「決戦の火ぶたを切る」>>122


□第7章 最終決戦

 第31話「燐月・銘祈戦:前編」>>124>>125>>129>>132
 第32話「燐月・銘祈戦:後編」>>135>>139>>142
 第33話「こんな噂知ってますか?」>>143
 第34話「七不思議旋風」>>145-147
 第35話「お魚になります!」>>150>>153
 第36話「求手名:新羅戦:前編」>>156>>160>>165
 第37話「求手名:新羅戦:後編」>>173>>174>>176>>178
 第38話「大好き」>>180
 第39話「刻羽睦彦」>>184>>186>>187>>189>>192>>193
 第40話「胡桃沢仁乃」>>194>>195 >>197-199
 第41話「骸と、最後の鬼:前編」>>200 >>203-205 >>207
 第42話「骸と、最後の鬼:後編」>>211-212
 第43話「重なる想い」>>213-216 >>219>>220

 最終話「キセキ」>>221
 あとがき>>222



 ◆本編外伝


 外伝1話「inかもめ学園」>>228>>230>>231
 外伝2話「柱とのパジャマパーティー」>>237-239 >>242>>244
 外伝3話「柱とのパジャマパーティー2」>>251-253
 外伝4話「キミの反応見てみたい」>>240-241
 外伝5話「恋ゴコロ」>>254>>255 >>257-258 >>260


 ◆キャラクター設定集


 〇オリキャラ設定集>>223-226

 〇六新鬼月 設定集>>232-236



 ◆あとがきSP

 ○あらすじについて>>261

 ○振り返り編

 [第一章]>>262-265
 [第二〜三章]>>267-271
 [第四〜五章]>>272
 


 〇企画コーナー
 
 [キャラの名言を再翻訳してみる!]>>270
 [キャラに○○してみる]>>278-343
 [演技力むうむう面接☆]>>287-298
 [想像でキャラの中の人にインタビュー」>>335>>338
 

 ◆特別編


 ☆遊園地編☆

 第壱の怪「現代パロ☆遊園地での肝試し」>>299>>300
 第弐の怪「遊園地での肝試し2」>>303-316 >>317-318
 第参の怪「遊園地での肝試し3」>>321 >>323-342


 ☆お泊り会編☆

 第肆の怪「現代パロ☆ワクワクのお泊り会」>>347>>349>>350
 第五の怪「お泊り会2」>>351>>354
 第陸の怪「お泊り会3」>>359



 □ろくきせ最終章 I'm on your side. 


 第45話「スレ違い、それぞれの葛藤」>>361>>363
 第46話「企みと変貌」>>364>>370
 第47話「掴むべきもの」>>373>>374>>377
 第48話「軌跡と奇跡の輝石」>>379 >>382-386
 第49話「ごめんねは、また今度」>>387>>390
 第50話「サヨナラは言わない」>>393>>394>>395


 あとがき>>396


2020年3.10 執筆開始
2020年6.11 本編完結
2020年6.12 外伝執筆開始
2020年6.27 外伝完結
2020年7.07 キャラクター紹介を一部加筆
2020年8.02 最終章執筆開始
2020年8.20 最終章含め本編完結
  
 
 

 
 
 

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.170 )
日時: 2020/05/20 19:13
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

王様ゲーム、花子くんのスピリンオフ(とか言うやつ)にあった!


新しいの求む!
「○○○役の○○○です」は吹いたwwwwww

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.171 )
日時: 2020/05/20 19:22
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

  え、ソナノ、知らないで書いた
  スピンオフより面白くできればいいな!

Re: 【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡 ( No.172 )
日時: 2020/05/20 20:52
名前: 蝶霞 ◆6.kXnLCqok (ID: SK5u95ln)

出た花寧々!

第37話「求手名:新羅戦:後編」 ( No.173 )
日時: 2020/05/21 16:26
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)

 今日の夢に睦彦が出てきて、「四季の呼吸・壱ノ型 春雷」と言ってました。
 ……いやそれ仁乃だろ))でもカッコよかったから許す。
 皆さんの夢の中にも、この小説のキャラが出てるかな? 出てたら嬉しいな。


 新羅「これで、求手名の能力も全部ボクのモノ。ふふふ」
 仁乃「…………」
 伊之助「テメエ……!」

 新羅「何、君。なぜこんなことで怒るわけ? まだ分かんないの?
    鬼の世界は弱肉強食なのサ」

 義勇「求手名はお前の同胞だった! お前は彼女を裏切った!」
 新羅「そうだよ? 求手名は俺の体の中で永遠に生きてるんだ。離れ離れになんてするもんか」

 善逸「お前のその行動は、思いやりとは言わない。ただの脅迫じみた束縛だ」
 玄弥「そうだ! テメエが思うようなものとは違う!」

 しのぶ「これが六新鬼月。醜悪な性質、どす黒い欲心…何と言うことでしょう」
 伊黒「鬼はみんなそういうものだ。例外は近くにいるがな」

 
 光「テメェッ。自分のしたこと分かってんのか!」
 新羅「うるさいな。………ちょっと黙っててくれる?(ブンッ)」


 〜新羅が手を振ると地を揺るがすほどの風が吹き荒れ〜


 一同「うわっっ(風に吹っ飛ばされる)」
 睦彦「早く受け身を取れ! 今すぐっ」


 新羅「アハハハハ。滑稽だなぁ。ねぇ求手名? 君も見てるでしょ?」



 仁乃「四季の呼吸・壱ノ型 春雷!(ブンッ)」
 睦彦「光の呼吸・伍ノ型 斜光斬り!(ブンッ)」

 〜にのむつコンビ、技を出して受け身を取る〜


 玄弥「助けてくれ! 俺は呼吸が使えねえんだ! 着地できねぇ、やばいっ」
 善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃!」


 〜善逸、玄弥を抱えて受け身を取る〜



 善逸「大丈夫か、玄弥」
 玄弥「おう、助かった」


 しのぶ「皆さん。上弦の零の弐は危険です。今すぐに処罰しましょう」
 煉獄「待たせたな! 私もこの非道な行い、許してたまるものか!」
 伊黒「煉獄、腹の傷は大丈夫か」
 煉獄「大丈夫だ! 行くぞみんな!」


 一同「はい!」



 睦彦「善逸、光、ついてこい。光属性同士の連撃をかましてやろうぜ」
 光「いいっすね! 了解っす!」
 善逸「(寝ながら)足を引っ張るなよ睦彦」
 睦彦「ハァ—ン? それはこっちのセリフじゃいっ」


 しのぶ「蟲の呼吸・蜂牙ノ舞 百足蛇腹!(グサッ)」
 新羅「グッ……。速いね君。避けきれなかったよ」
 しのぶ「そうですか。避けなくて結構ですよ。あなたは死んでください」


    ドクン


 新羅「ゴホッ ゴホゴホッ これは毒かな?」
 しのぶ「そうです。効いてきたでしょう?」
 新羅「………ごめんけど、ボク、この毒効かないなあ」


 しのぶ「そんなバカなっ」
 新羅「何せ今のボクの体力は、求手名+新羅だもん。耐性も二人分なのさ」

 睦彦「そんなことどうでもいい! 雷の呼吸・肆ノ型 遠雷!(ビシャッ)」
 善逸「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃・六連!(ブンッ)」
 光「…食らえ、雷霆杖の力っ! おらぁっ(ドスッ)」


 〜光の錫杖が新羅の胸に突き刺さり〜
 〜善逸と睦彦の斬撃が新羅に届き〜



 新羅「………血鬼術・呪縛の言霊。柱とこの三人以外のみんなは死ね」


 柱一同「何言って…グッッ(大きくよろける)」
 光「な、なんだお前何しやがった!」

 玄弥「うっ…急に、冷や汗が、流れて…(ドサ)」
 仁乃「玄弥! 大丈夫? ……しっかり、し、…て…(ドサッ)」
 伊之助「………花乃ォ……」



 新羅「………アハハハハ! 敵に背を向けるなんて! じゃあ遠慮なく…」
 善・睦・光「やめろ————! (駆け出して)」


 新羅「じゃあね。おやすみ(ブンッ)」




  ・・・・・・・・・


  ・・・・・・・・・



  ・・・・・・・・・




      ビシャッッ 




  ・・・・・・・・・
  

  ・・・・・・・・・


  ・・・・・・・・




 しのぶ「(顔を上げて)!!」
 煉獄「……何をしている、早く止血しろっ!」
 伊黒「アホ! こっちに構うなっ」
 義勇「睦彦—————!」


 善逸「む、睦彦?(思わず睦彦の方を見て)!! お、お前、何やってるんだよ…」
 光「睦彦、お前、右足…斬られてっ」


 睦彦「フゥ—。フゥー。………それはこっちのセリフだ、善逸、光」
 善逸「は? な、何言ってんだよ、お前、足ねえじゃんかっ」

 睦彦「俺がかばわなきゃお前らがやられてた。みんな死んでた」
 光「でも、俺、足の一本や二本くらいっ」


 睦彦「馬鹿言うんじゃねえ! お前らは五体満足がどれだけ幸せなことか知らねえだろ!
    お前らは…柱のみんなを守ればいいだけの事だろうが…っ」



 〜睦彦の斬られた右足から、血がポタポタと滴り落ちる〜


 仁乃「むっくん……っ ごめん……っ!」
 睦彦「何でお前が謝るんだよ、お前は悪くないだろ」


 新羅「アハハ、かばって足斬られてる! バカなのかなぁ?」
 玄弥「黙れ! お前に何が分かるっ」


 睦彦「俺のバランス神経がいいの、知ってるだろ。片足失くしても刀は振れる」
 伊黒「なんでそんなことが言えるっ」

 睦彦「利き手は失ってないからだ。善逸、光、胡桃沢たちを頼む。終わったら戦え」
 善逸「お前っ……睦彦っ」
 睦彦「おい、行けって言ってんだろうがこの臆病者!」


 光「……っ。サンキューっす! くれぐれも、無茶はするなよっ」
 仁乃「光くん、早くむっくんを、むっくんを…っ」
 光「睦彦が命がけで作ってくれた時間っす。有効活用しないと」
 仁乃「でも……っ。それじゃ、……」



 〜善逸、光、皆を安全な所に避難させる〜



 睦彦「(包帯を右足に巻く)フゥーフゥー」
 新羅「君は馬鹿なの?」
 睦彦「……そうだよ、俺は…バカだ…。わがままで、強情で、虚勢張って、目だって…」


 睦彦「……でもお前にバカと言われる筋合いはねぇっ!」
 新羅「ふふふふ、君、死ぬの怖くないの?」

 睦彦「……鬼殺する奴に『命の保証なくても平気』なやつはいねぇ! 
    テメエは、……絶対に、許さねえ!」



 新羅「やれるものならやってごらん。ボクも全力でやる」
 睦彦「……フー。ハァー。望む、ところだ!」




 −−−−−−−−−−−


 炭治郎「……血の匂いがする…。不吉な、血の匂いが…」




 ネクスト→片足を失くした睦彦VS新羅。
      その戦いの行方は? 次回もお楽しみに!
 

 

第37話「求手名:新羅戦:後編」(2) ( No.174 )
日時: 2020/05/21 18:48
名前: 夢兎 (ID: 9Yth0wr6)


 
 〈光side〉

 光「……大丈夫ですかみんな」
 義勇「ああ。なんとかな…」
 しのぶ「睦彦くん、私は、また失敗を…」
 
 伊黒「アイツ…。柱の地位にありながら、俺は下級の仲間を守れなかった…」
 煉獄「…そればかりか、逆に睦彦少年に助けられて…。不甲斐ない…っ」

 伊之助「花乃…」
 玄弥「胡桃沢は、そっか。アイツと一番付き合いが長いんだっけ…」

 仁乃「うわぁぁぁぁぁぁぁん!! ……ひっく ひっく」
 善逸「仁乃ちゃん…。(仁乃の肩に手を置く)」
 仁乃「触らないで!」
 善逸「…………」

 仁乃「私のせい。全部全部私のせいなんだ。私が悪いんだ」
 光「……そんなこと、ないっす」
 仁乃「じゃあ何でむっくんは斬られたの? 私が自分の命も守れないからでしょ?」

 しのぶ「……仁乃さんのせいじゃないです。もちろん、誰のせいでも」
 義勇「そうだ。だから気に病む必要はない…と言っても…」
 伊之助「気にしちまうよな。あんなことになったら…」


 仁乃「何で私が守られる方なの? 反対だったら、鬼だしすぐに回復するし、何でっ…」
 善逸「こんなこと言っちゃなんだけど、多分アイツは仁乃ちゃんがいたから動いた」
 光「おい、善逸!」

 仁乃「どういうこと?」
 善逸「それは俺が言っちゃダメだよ。睦彦に殴られて蹴られて髪掴まれる」
 伊黒「何だその暴力的行為は」


 しのぶ「つまり睦彦くんは、仁乃さんにどうしても伝えたいことがあるのでしょう」
 仁乃「どうしても…」
 善逸「だから、何ていうのかな…睦彦は仁乃ちゃんに死んでほしくないんだよ」

 仁乃「私も同じ。むっくんに死んでほしくない」
 煉獄「…大丈夫だ胡桃沢少女。睦彦少年は絶対に死なせない」
 光「みんなで、一緒に守ろう」


 仁乃「……………うわぁぁぁぁぁん!!」
 伊之助「ちょ、オイ、お前何泣いてんだっ」
 仁乃「……嬉しいから泣いてるの! 伊之助さんの馬鹿!」
 伊之助「ハァ—? 」


 光「よし、俺は戻るっす。アイツを守ります」
 仁乃「……よろしくね」
 善逸「行くぞ光! 絶対に睦彦を死なせるな!」



 −−−−−−−−−−−



 〈睦彦サイド〉

 睦彦「光の呼吸・漆ノ型 柳暗花明!(ブンッ)」
 新羅「おっと(避ける)。……当たらないな。やっぱり片足だと限界があるよね」


 睦彦「舐めんな……次は当てる。絶対に」
 新羅「出来るといいけど。血鬼術・炎毒被!」


 〜新羅の体が毒でおおわれる〜

 新羅「これで君はボクの間合いに入れない」
 睦彦「くそっ。(……どんどん血が外に流れてく…)フゥー、フゥー」


 睦彦「でも……俺には、奥義があるからな…っ」
 新羅「え、ホント? 嘘つかないでよね」
 睦彦「誰が嘘ついてるって言った! ホントだ」

 

 仁乃『これね、珠世さんが開発した薬。これを飲むと血鬼術が使えるんだって』
 累『効き目も効果も分かんないけれど、役には立つからって』
 
 炭治郎『戦闘に行く前に全員飲んでおこう。いざってときの為に』



 睦彦「(……最悪の場合、血鬼術で何とかできる…)」
 新羅「ボク、早く骸さんのところに行きたいんだよね。ていうことで君は…」


 新羅「血鬼術・眼導主従」
 睦彦「グッ…(しまった、精神攻撃…っ)」
 新羅「そう、ゆっくり、刀を、自分の体に突き刺して…」


 睦彦「やめろ……俺の体…止まれ…」



  カキンッッ


 善逸「(睦彦の刀を自分の刀で受け止める)お前は死なせないぞ…!」
 睦彦「善逸…!(術の効果が消える)」
 善逸「……光、やれ———!」

 光「オッケー! おりゃああっ(錫杖を振り回す)」
 新羅「そんなめちゃめちゃな攻撃がボクに効くとでも?」
 光「………俺たちはお前が思ってるほどバカじゃない。取りあえずこれを見ろ」


 光「(右手に隠していた魚を見せる)…この魚、色変じゃね?」
 寧々(魚)「………(仕方ないのよ寧々! 皆を守るためなの、我慢)」
 新羅「確かに、こんな魚初めて見るよ」


 善逸「………」


 光「実はこれを食べると、体力が倍以上に増えるんだって」
 新羅「嘘でしょ、助かりたいからって嘘つくんだね君」
 光「……聞いてくれよ、お前今かなり危ないから」



 新羅「え?」
 光「……かかったな。これで終わりだ」


 善逸「……血鬼術…………雷光瞬殺……!」
 新羅「な、何だこれ。体に稲光みたいな紋様がっ」



 〜ゴロゴロゴロッッ ビカッ〜



 新羅「ギャぁぁぁぁッッ(紋様から雷光が放たれ、身体をバラバラに刻む)」
 睦彦「善逸の、血鬼術…」


 新羅「人間が血鬼術を使うなんて! どうなってるんだ…っ」
 睦彦「お前が思ってる以上に、世の中は単純じゃないぜ」
 光「……トイレの花子さんがいて、魚になる先輩がいて、ヘンテコな敵がいて」


 睦彦「術つかえる同期がいて、人を襲わない鬼がいて、変な薬作れる人もいて」
 光「……世の中の仕組みにあらがって、俺たちはアンタを倒す!」



 新羅「あ、頸崩れたっ。ど、どこ行った? …ヤバイ、これはやばいっ」
 求手名『……惨めだな』
 新羅「求手名!? おいどこから声が聞こえて…」

 求手名『………ねぇ新羅。なんで私を食べたの? 信頼してるって言ってただろ』
 新羅「……本当は、食べたく、なかったんだけど…」
 求手名『嘘をつくな! お前がアタシにしたことは、絶対の絶対に間違ってた!』

 新羅「ごめん、ボクが悪かった! 許してよ!」
 求手名『一生許さない。死んでも許さない。絶対に許さないから』



 新羅「どこだよ、ボクの頸……っ 頸さえつながれば…」



 睦彦「(ガクっ)………フゥー。ハァー」
 善逸「お疲れ。立てるか? 最悪、負ぶってやってもいいんだけど」
 睦彦「何だよそれ。めっちゃくちゃ恥ずかしいじゃんか」
 善逸「仕方ないだろお前足ないんだから」

 睦彦「じゃ、よろしく」
 光「……頸、あった。俺持ってるっす」


 善逸「お前、これ終わったら仁乃ちゃんに、とうとう言う?」
 睦彦「………勇気出して言うかも」
 善逸「頑張れ」




 


 新羅「………みんなみんな、大っ嫌いだ! 血鬼術……永久夢生!!」
 善・睦・光「……あれ、なんだか、眠気が…」



 新羅「全員、眠っちまえ!」
 善・睦・光「……(ドサッ)」




 【出張編・大正コソコソ噂話】
 今日の大正コソコソ噂話:睦彦について


 むう「……ごめん、そしてありがとう睦彦!」
 睦彦「…………フン」
 むう「ケガさせちゃってごめんね?」
 睦彦「……この小説の感動シーンのきっかけになる話、それがこの回」

 むう「うん、そうそう。最初から睦彦にケガさせることは決まってたんだけど…」
 睦彦「マジかよ。ぜんぶ作者の思い通りかよ。ふざけやがって」
 むう「で、でもでも、恨まないでね?」

 睦彦「プードゥ人形ってどこで売ってるのかな」
 むう「ギャ———!」

 
 二人「次回もこのコーナーをお楽しみに!」


 ネクスト→術にかかった一同。どうなる?
      次回もお楽しみに!


 



 


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