戦闘の村 ~デビル村~ 作者/辰巳(元NARUMI ◆a0N.W/9D1.

(総悟記憶喪失編)第21話・忘れたいものは忘れられない
総悟の記憶はなかなか戻らない。みんな困っていた。総悟はその姿を見て言った。
総悟「俺のことはもう放っておいてください。みなさん俺のことで悩んでる見たいですし・・・。」
雀「な、何言ってんの!」
やよい「別に悩んでなんていないですよ。」
モモコ「そうだよ!まだ戻らないって決まった訳じゃないし。」
スパーク「また、元の総悟に戻ってくれよ!」
総悟「・・・君達の知っている『総悟』という人物は、もうこの世にいないんだよ。」
みんな立ち止まった。いつも強かった総悟が今日だけは弱弱しく見える。
あっという間にどっか行ってしまった。
モモコ「総悟・・・、どこ行っちゃったんだろ。」
雀「あいつに居場所なんてここ以外あったかな。」
みんな考え込んでいる。総悟の行き先。
やよい「まず、村を出たか聞いてみましょう。」
門番さんA「ああ、総悟さんなら村を出ていったよ。なぁ相棒?」
門番さんB「多分・・・。」
やっぱりだ。どっか行ってしまった。
スパーク「どこ行っちまったんだ?」
雀「今の総悟の考えそうなトコ行ってみよう!」
その頃総悟は、未来村にいた。仕事をしている。
お客「きゃああ!この人カッコイイ!」
総悟「お客様。何名ですか?」
どうやらレストランで働いているらしい。ていうか仕事見つけるの早すぎじゃね?
店長「記憶喪失か・・・。だけどよく働くな・・・。このまま働け・・・。ククク・・・。」
どうやらこの店長、今回の悪者のようだ。
一方デビル村では、
雀「もしかして、働いているんじゃないかな。」
そのとおり。すごいよみだ。
モモコ「働くったってどこで?」
雀「決まってるじゃん。記憶なくしてからもう1つ行ったじゃないか。未来村だ。」
やよい「雀さんすごい!早速行きましょう。」
みんな未来村に向かった。走ってね。
未来村に到着。だがなにやら事件が起きているらしい。
やよい「あの~。何か起きたんですか?」
住人A「ああ。レストランの店長が大砲作っていて、村を滅ぼそうとしてんだ。定員はしばかれるらしいぜ。」
ふ~ん。とみんなは思っていた。
雀「ちょ、待ってみんな。あれ、総悟じゃない?」
雀が指を指した所には縄で縛られている総悟がいた。どうやら総悟もこのレストランで働いているらしい。
店長「村だけじゃなく、世界を滅ぼしてやる。はっはっは!」
(総悟記憶喪失編)第22話・思い出したら「あ~」と思う
総悟は縄で縛られている。みんな「どうしよ~」と思っている。
店長「まず、お前らからだ。今まで働いててありがとな。それだけは感謝するぜ。じゃあな。」
大砲の弾が発射された。縛られている定員達の方向へ。
店長「これから世界を滅ぼすんだ。お前らは、その腕になってくれた。ありがとうと思ってあの世まで行きな!」
何ともひどい店長だ。みんな目をつぶった。もう無理だと。その時違う方角から特大バズーカが飛んできた。そして総悟達の前に誰かが立った。
雀「街、国、世界、宇宙、銀河が滅んでも私は知っちゃこったないね。でも、仲間だけは、滅んじゃ困るんだよ。」
さっき撃ったバズーカは雀だった。すごい反射神経で瞬時にバズーカを撃った。誰もができる技ではない。
店長「ぐっ。貴様も滅ぼしてやるわ!」
大砲を雀に向けた。みんな「雀!」と叫んだ。そうしたらいつの間にか縄破った総悟が、雀の腰に差してあった太刀を持った。
店長「そんな太刀で対応できるか?無理だよな。さようなら!」
と言って撃った。総悟はにんまり笑っていった。
総悟「スイマセンね店長。俺、今日で仕事辞めるから。あの世に行くのはお前だ!」
総悟の記憶が戻ったらしい。あんなでかい大砲もたった1本の剣で真っ2つに割ってしまった。
店長「あれ?そんな・・・。嘘だろ?あいつ人間か・・・。ぎゃああ!」
ぶつぶつ言っている間に終わってしまった。
みんな「総悟!?」
総悟にかけよった。
総悟「面倒かけてスマネーな。俺、やっぱ自由がお似合いみたいだ。」
(総悟記憶喪失編)第23話・マスターのお店
雀「マスター。コーヒー1つ。いつものブレンドで。」
マスター「かしこまりました・・・。」
ここは博物館にあるマスターの店だ。雀は2・3日に1回は必ず来ている。マスターのコーヒーはとってもおいしい。
マスター「どうぞ、雀さん・・・。」
雀「サンキュー。はい、200ベル。」
マスター「どうも。」
そんな話をしていたらお客さんが来た。
ぺりみ「マスター。コーヒーくれ。ブレンドは何でもいいから。」
マスター「ぺりみさん。今日もお疲れで。てか仕事って今からじゃないですか・・・?」
ぺりみ「いいのよ。あ~、もう疲れる。ぺりみをバズーカで倒したい。」
雀「ぺり姐さん。妹に対してそれひどくない?」
ぺりみはすっごい疲れている。もうくったくた。
ぺりみ「ったく、雀。あんたコーヒー飲めるなら大人だろ。大人になるとうざったい事が多いのよ。」
いや、あんたが勝手に疲れているだけです。ぺりこは普通に仕事をしているだけです。
マスター「ぺりみさん。200ベル・・・。」
ぺりみ「いいじゃない。今日くらいおごってよ。」
マスター「ダメです。お金払ってください!商売にならねぇよ!あんたも大人になってください!すみません。」
ぺりみ「今の、口が滑りました以上だよ。わかったよ。払えばいいんだろ。」
ちゃりんとなった。マスターのキレはひとまず止まった。
雀「ぺり姐って、何でそんなに疲れるの?」
ぺりみ「仕事よ。あんたしてなくていいわね。」
雀「お前も今日はしてねぇだろコラ!」
ぺりみ「何だと!」
喧嘩になった。マスターはまたキレた。
マスター「いい加減にしてくださいよ!じゃないと私も手加減しません。」
ひとまず喧嘩もおさまった。マスターは以外にすごい人物だ。
(総悟記憶喪失編)第24話・たぬきちが株を買った!?
ここはたぬき商店。今年はとても景気が悪く赤字。理由の10/7%くらいは雀が引っ越してきたことだ。
たぬきち「今年はかなりまずい。経営できるかな。」
つぶきち「もしかしてつぶれちゃうんですか?この店。」
まめきち「嫌ですよ!」
確かにまずい。だが潰したくない。どうすれば・・・。
たぬきち「これをするしかない!」
たぬきちはパソコンを開いた。
そしてここは役場前。みんなが話している。
スパーク「聞いたか?たぬきちの店、赤字だとよ。」
モモコ「今までは一応景気よかったみたいだけど・・・。」
やよい「私・・・、週4回は来て買ってますよ。なんで・・・。」
総悟「ま、だいたい予想はつくけどな。」
と総悟は雀をチラっと見た。
雀「何で私を見るのよ。あんた記憶戻ってから調子よすぎない。てか記憶再生させたのほぼ私なんだけど。」
総悟はもう感づいている。雀がただで家を購入。脅して半額にする。総悟にはよめている。そしてたぬきちが次にとる行動も。
やよい「あの・・・。ぺりおさん。たぬきちさんのところに行ってますよ。」
スパーク、モモコ、雀「だからなんだ。」
総悟「お前らも頭使え。この時間でぺりおが送るということは急便だろ?たぬきちに急便なんてありえなくね?って言ってんの。」
なるほど・・・。と頭悪い3人組が言う。
雀「でも何で・・・?」
総悟「多分だけど、株を買ったと思う。だって景気悪い会社で買うとこあることはあるから。」
モモコ「かぶ?(食べ物をイメージしている)」
総悟「そっちのかぶじゃねぇよ。」
と総悟がつっこむ。
雀「要するに、たぬきちは最後のかけで株を買ったって訳ね。」
スパーク「ならやめさせないといけねぇじゃねぇか。」
と言ってみんなたぬき商店に向かった。
たぬきち「株?な、何でそれを!」
総悟「見えてるんだよ。あんたがしそうなこと。」
やよい「とにかくやめてください。私、援助するので。だって私の父、全国のDBデパートの社長だもん。」
しゃ、社長の娘・・・?てことは令嬢・・・?
みんな「ええぇぇ!」
といってやよいがたぬきちの援助をすることになった。
(みんなの家族編)第25話・え!?みんなの家族が集合!
村長「-がある。みんないいな。」
スパーク「何がだよ。ちゃんと説明しろ!」
何か知らんが週1の朝会の日。何やらブーブーみんな言っている。これをブーイングという。どうでもいいである。
村長「わかれよ。先っちょのトコで。」
スパーク「先っちょってなんだよ。説明しろよな!」
モモコ「わかった。昨日スパークがゴミぽい捨てたことだよね!」
村長「正解。」
何か変な会話になってきている。
スパーク「絶対違ぇ。てかゴミをポイ捨てしてねぇし。」
雀「どうでもいいだろ。おい婆。お前の口から説明しろ。」
雀の言うとおり。村長が口を開いた。
村長「みんなのことを知りたくてのぉ。そんでもって家族を呼んだんじゃ。」
総悟「その家族はどこでわかったんだ。てかお前の家族も来るだろうな。」
村長「儂は1人だもん。みんな行っちゃったモン。あの世に。」
みんなのブーイングがますます大きくなっている。
村長「あ~。うっさいうっさい。とにかく来るんだ。OK?」
雀「OKじゃねぇよ。あんたドSだな。」
村長「欧米か。」
雀「それはこっちの台詞じゃぁ!」
まぁとにかく決まったことはしょうがない。みんなしょぼしょぼ認めた。
「くっそ~。いつか撃つかんな」「たたき斬ってやる」
みたいな事をみんな言っている。
そして1時間後
みんなの親が来た。でも案外うれしい気持ち。
モモコはお母さんとお父さん、お兄ちゃん、お姉ちゃんがいる。スパークは父、母、妹、弟、祖母、祖父がいる。やよいは大金持ちの父母弟がいる。
総悟「みんないいねぇ。家族が多くて。」
雀「私、母との2人暮らし。父さんと母さんは離婚したし。」
だが離婚した父とそれっきり会えなかった兄がいる。あと母も。
雀「兄ちゃん!」
抱きしめていた。いい光景だ。だが総悟は頭をボリボリかいていた。
総悟「俺の家族はな、親は戦死、姉は今病気だから・・・。」
と思ったら姉が来た。車いすに乗っていた。
総悟「マ、マジで来た。」
総悟の姉はすっごく美人。茶髪で腰まであるさらさらな髪の毛。瞳は大きくて前髪にはピンがある。
男性陣「おおおお・・・。」
総悟「姉さん。身体は大丈夫なのかな。」

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