戦闘の村 ~デビル村~ 作者/辰巳(元NARUMI ◆a0N.W/9D1.

(蒼夜編)第121話・我は風を受けるのが一生である
雀「おうおう。しっかり直ってんじゃねぇか。」
ここはライフ村。総悟の故郷であり由里阿の住んでいる村。住んでいると言えば。
雀「ほぼ全壊してたのにすげぇな。良。」
良「フン。すげーだろ。俺は機械整備とかの資格持ってんだい。」
そう、この天然の莫迦もこの村で住んでいる。蒼夜編で原チャリが爆破した事覚えてますか?それで今、修理してもらっている。詳しくは>>293を見てね。
良「ま、彰編の時の借りは返したぜ。」
と言って汗を拭く良。こいつも結構イケメン君。てか総悟・剣悟・良・彰は全員イケメン君。いわばイケメン軍団。
由里阿「あ、雀さ~ん。来ていらっしゃったのですか。」
雀「うん、ちょいと原チャリ直してもらった。」
と言ったらそばからヒョコっと誰かが出てきた。
恐埜「あ、あの・・・。この間はその、お誘いありがとうな。」
雀「相変わらず男な格好してんな。お前は。」
と言って原チャリ乗ってデビル村に帰る雀。
雀「今日は春の風が暖かいね。」
【ドゴン!】
そこにはスパークが。スパークをはねてしまった。蒼夜の時とは違い、尻の穴にちょうどタイヤが入った。
スパーク「ぎいやァァァ!」
と言って倒れた。尻の運が悪いんだね。マジで。
雀「そういやぁ『毒ダネ』の血液型+星座占いで『おうし座+O型の人。穴に気をつけて!』て言ってたけど当たった。」
とかテレビに関心している雀。何かね。
そしてもちろん免許取り直しになったとさ。
違う意味で続く
(蒼夜編)第122話・人生いろいろな事があるからちょっとした事でビビってちゃダメ
雀「また来ちゃいました。へへっ・・・。」
教官「あのね、あなた今回で何回目。何回人はねたり不祥事を起こしてるの。普通じゃないよあなた。」
ここは自動車学校。覚えてる?スパークをはねたこと。あれで免許取り消しになって今、取り直しに来ている。
教官「言ったでしょ。人生いろいろな事あるって。ムカついたから人はねちゃダメ。」
いやそんな人間普通いないから。いないから絶対。
教官「原チャや車に乗るときは、恐怖心や確認意志が必要。あ、今回は車でよろしくね。合同講習になったから。」
と言って教官が車の扉を開けた。
霊谷「ど~も、霊界からやって来た霊谷です。」
そして蹴った。顔面を。パキーンとガラスが割れる音がした。
雀「てめぇ、何故ここの小説にいる。著作権問題でどうなると思ってんだコラ!」
霊谷「いやいや、今日だけって言われたから。俺一度運転免許取りたかったんだよね。」
そう、彼は私が呼びました。てか車の講習は間違ってました。彼、まだ13歳ですから。
教官「言ったでしょ雀さん。恐怖心を持たなきゃダメだって。」
雀「すいません。ビックリしちゃいました。てへっ★」
すべて「てへっ」ですませるつもりだろ。私は見えてるぞ。
そして車が動いた。初心者とは言えないほど結構上手だった。
雀「おまっ、カーブだぞ。スピード落とせ。」
霊谷「人生はスピーディーで行かなきゃ。」
雀「てめぇの頭をブレーキしてやるよ。帰りこっち来いや。」
何かおかしな会話。次は何かグニャグニャがあった。車は相変わらずスピード落とさずに曲がっていく。
雀「オイオイ!調子乗るな!スピード落とせや!」
教師「あの、雀さん。一応ブレーキ助手席側にもついてますんで。」
と言ってブレーキを踏んだ。が、霊谷がアクセル連打しだした。
雀「何やってんの!お前ェェェ!恐怖心というかお前は人をはねるぞ宣言してるようなモンだよ。」
霊谷「おっかし~な。ブレーキ押してないはずなのに止まる。」
雀「てめぇの人生にブレーキかけてやろうか!」
そして同時にバババと押したらどうなる。車はひっくり返った。
霊谷「そら見ろ。お前のせいだぞ。」
と言ったら雀が蹴って車から出した。そして持ち前の怪力で車を起こして霊谷をおいて走らせた。
雀「恐怖心はいらないね。必要なのは普通の人間だね。」
教官「そうだね。」
車の免許を雀だけが取り戻した。霊谷は倒れたままだった。
霊谷「チクショー。来るんじゃなかった。」
(蒼夜編)第123話・鬼に金棒
村長「つーことで、何故か経済自然豊かな村、『聖夜村』と姉妹友好村になったぞ。結構嬉しい!」
オーイ、つーことでってどういう事?
雀「聖夜村と言えば蒼夜がいた村・・・。」
総悟「あいつ、あれから村長の座をもぎ取ったらしいぜ。もうみんなから信用のある人物になったらしい。」
やよい「あの~、お2人さん?聖夜村、何か知ってるんですか?」
そう、やよいとスパークとモモコはこのことについて知らない。知ってるのは雀と総悟とブーケだけだ。
ブーケ「まあ、ちょっとだけだよ。ね、リーダー。」
雀「鼻フックされてぇか。お前。」
そしたら蒼夜が現れた。わざわざ来てくれたのである。
蒼夜「えっと、この村と友好村になりたかったのは、ある人達に命を救われて大事なモノを教えてもらったからです。」
モモコ「あんたら、何かした?」
雀「別にたいしたこと。聖夜村に喧嘩売っただけだ。」
スパーク「じゅうぶんたいしたことしてんじゃねぇか!嘘つくんじゃねぇ!嘘!」
雀はすんなり普通に嘘を言うタイプだから仕方がない。ような仕方がなくないような。
そして朝会が終わったら雀達は真っ直ぐ蒼夜のトコに行った。
雀「よう、もうお偉いさんじゃねぇか。おめでとさん。」
蒼夜「相変わらず喜べませんね。まだ感情というのがよくわからず。ねぇ、あなたわかるでしょ。M娘さん。」
ブーケ「何故あたい!あたい感情出しまくってんだろうが!鼻フックされてぇか!」
雀「パクるな!てめぇ、その台詞、金棒でそのままそっくり返してやらァ!」
蒼夜「ふふ、怒る理由がわかりません。その台詞、さらにヌンチャクでそっくり返してやらァ。」
もういいしつこい。突っ込むまでもない。
総悟「で、もう嫌われてないのか?莫迦村長そのⅡ。」
蒼夜「酷い事言われたらしいですね。嫌われてません。てか何でそのⅡなんですか?」
雀「じゅうぶん酷い事言われてるよ。コトブキがそのⅠ。」
なるほど。あの莫迦村長のこと忘れてた。今年で90歳のババアに。(ゲーム上ではどっちかわからないが、この小説ではババアという設定です。)
蒼夜「そろそろ帰ります。村長としての仕事がまだ山ほどありますしね。」
雀「私と同じくらいか?」
総悟「お前と同じくらいの奴はヲタクか不器用に決まってらァ。」
雀「んだとゴラ!」
と言って喧嘩し始めた。
蒼夜「相変わらずわかりません。僕はもう帰りますね。じゃあね、暇人共。」
みんな止まった。何かもう静まりかえった。
雀「蒼夜てめぇ!」
蒼夜「僕は事実を言ったまでですよ!」
総悟「その通りだな。」
最後は悲しく終わったとさ。
(タイム銃編)第124話・この手が力を失ってでも
デビル村。毎回のように事件が起こる+巻き込まれることが多い村。コレはほめてません。そこへつねきちが来た。
つねきち「コレは世界で5つの貴重な銃。『タイム銃』ですよ。コレを使えば自分が生きてた時代に行けるんです。」
雀「ふ~ん。面白い銃だな。よしくれ。900ベルで。」
つねきち「いや、コレは9000ベルだからな。」
と言って無理矢理900ベルで買わした。今、テントには煙が出ている。
説明書を読む雀。『コレは撃たれると自分が生まれた時から今より30年後まで出入り可能の銃。ただし例えば10年前の世界に行ったら10年前の自分が現代に来る。』
雀「よ~わからん。総悟達に教えてもらっか。」
そしてみんなのトコに行く雀。てかわかりやすいよね。コレ。
総悟「あ?つまり、撃たれると自分が生きてた時代に行けて、もし10年後に行ったら、10年後の自分と場所を交代するの。」
雀「なるほど。よくわかった。」
えっと、この説明でわかるなら説明書でわかるよね。
総悟「使い方は、銃弾に行きたい時期を書いてそれを自分に撃つだけ。痛くはないらしいよ。」
モモコ「てかよくこんな銃手に入れたね。でももし偽物だったらこいつが永眠するだけで関係ないけど。」
おそろしい!モモコがおそろしい事言ったよ!
スパーク「で、どこ行きたいんだ。お前。」
雀「10年後。10年後のお前らに会ってくる。」
やよい「戻りたい時は10年前って書いて撃つんですよ。」
雀「わかってらァ。じゃ、行ってきます!」
だが銃弾はでない。てかこの人緊張してるよ。
総悟「ったくしゃーねぇな。撃ってやるよ。」
と言って総悟は撃った。そしたら光が出てきた。まぶしい光。そしておさまったらそこには大人びた女性がいた。
雀(大人)「あれ?ここどこ?デビル村?あれ?でもデビル村は今、花畑でいっぱいなのに。何で光が急に出てきておさまったらこんなトコに。」
ブーケ「あり?コレってもしかして・・・雀の10年後!?」
あまりに大人びていたので一瞬雀とは思わなかった。
雀(大人)「あ、総悟?いや小さいから息子?いや弟?でもアイツ家族いねぇしな。」
総悟「悪かったな小さくて。お前俺って10年後の歳でまだ独身?」
雀(大人)「何言ってんのよ。あんたは結婚したでしょうが。奥さん亡くなったじゃない。」
総悟の10年後は悲しい事実が発覚した。
(タイム銃編)第125話・時に逆らうととんでもない罰がくる
ここはデビル村。自然があふれ、何もかもが完璧な村・・・のはずだが住民は違う。
雀「ん?ここって10年後のデビル村!?花だらけ。相変わらず環境いいな。」
ここは10年後のデビル村。相変わらず環境がいい。そして雀は自分の家に行った。
雀「うおっ、相変わらず変わってねぇな。この家。」
と言って中に入ったらそこは何か図書館的な感じ。本は全部ジャンプ・・・。
雀「元に戻ったらジャンプ捨てておこう・・・。」
そうすれば未来も変わるだろう。性格はなしとして。こいつが変わるのは無理な話だ。
総悟(大人)「ん?お前雀?幼くなってんな。」
そこへ茶髪の人が来た。相変わらずジャニーズ並の格好良さ。全然変わってなかった。
雀「てか何で人ん家勝手に入ってんのよ。総悟だろ。お前。」
そして色々事情を話したら総悟は笑って話した。
総悟(大人)「ああ、今のお前は昔と全然変わってねぇよ。ガンコで大雑把で短気で切れやすくて。」
雀「それって今の自分と一緒?」
1つも変わっていない事を知り、ちょっと下を向く雀。そしてバズーカをかまえた。
雀「てめっ、人をそんな考えで言うな!」
総悟(大人)「思った通りに言っただけなのにな。」
そして雀はもうイラついてタイム銃を撃った。
そして現代。総悟以外、何かみんなボロボロだった。
雀「どうしたの?みんな。」
モモコ「10年後のお前、変わってない。さらにもっと強くなってて、キレてこうなった。」
雀「じゃあ何でこいつは無傷なの?」
と言って総悟を指さした。
総悟「あん?ちょうどその頃トイレ行ってたんだよ。」
雀「変わってなかったのか。トホホ。」
てか総悟に突っ込まない雀も雀だ!こうしてタイム銃を売ったとさ。

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