戦闘の村 ~デビル村~ 作者/辰巳(元NARUMI ◆a0N.W/9D1.

(スパミ編)第58話・世界最凶のデート(1)



総悟「てかさぁ、お前らのやってる事って犯罪だって。やめといて方がいいぜ。」
ここは遊園地。スパミのデート場所だ。
スパーク「いいか、総悟。兄って存在はなぁ、妹に命を注ぐ存在なんだよ。」
総悟「関係ねぇよ。それとこれとは。」
スパミの彼氏『アラン』にバズーカを向ける愛のハンター3人組。
雀「でもよぉ。お前も来たってことは、お前もハンターになるってことだろ。」
総悟「違ぇよ。お前らだと何やらかすかわかんねぇだろ。見張りだ見張り。」
モモコ「冷てぇな。お前。」
スパミ達が向かっているのはコーヒーカップ。何かぐるぐる回すやつだ。
モモコ「スパミちゃんもやるわね。コーヒーカップと言えばお前、イコール相手を見つめる空間じゃねぇか。」
総悟「どういうイコール使ってんだ。意味わかんねぇよ。」
モモコ「こういうイコールだ。」
どういうイコールだ。みんなも乗り込んだ。バズーカをアランに向けながら。そして回った。
雀「目が回るぅ~!」
回っているからアランに狙いがそまらない。逆に気持ち悪くなってきている。
スパミ「楽しいですね!アランさん!」
アラン「そうだな。スパミ。」
乗り込むのが不正解だったのだ。もうついて行けないくらい莫迦だ。そして止まったら総悟以外酔っていた。
スパーク「うえっぷ。気持ち悪!あ!スパミが行く!行かなければ。」
総悟「行かんでいい!」
そしてスパミ達が向かった先はメリーゴーランド。
モモコ「やばいわねぇ。メリーゴーランド=隣に座って気持ちよくおしゃべりするよ。」
総悟「さっきから思ってるんだけどさぁ。どのアトラクションも恋人達にはぴったりじゃねぇの?」
そしてメリーゴーランドに乗り込んだ。もちろんあいつらもだ。そして動き始めた。
スパーク「何故だ。何故あいつらの馬と差が短くならない。」
総悟「当たり前だろ!メリーゴーランドってのは下が回ってるだけで、馬とか下につけてるだけだから差が短くなるわけないんだよ!」
結局普通に下りてしまった。そして次は、ジェットコースターだ。
スパミ「アランさん。私あれに乗りたいです。」
アラン「ジェットコースターかよ。1人で乗ってこい。勘弁してくれよ。」
スパーク「ムカ!恋人なら乗れよ!無茶でも。」
雀「サンダー427!まかせな!」
と言ってそっとアランの後ろにつく。
雀「おい!」
と言ってバズーカを腰にあてる。アランはビビる。
雀「乗れ。さもないと撃つぞ。永眠させるぞ。いいのか?コノヤロー!」
アラン「スススパミ!気が変わった。乗る乗る!乗ります!」
スパミ「本当ですか?やった~!」
と言って中に入る。
スパーク「おいおい。乗ることになっちまったじゃねぇか。」
総悟「いや、もう終わりだ。雀は終止符をつけようとしている。あいつのドS精神は誰にも追いつかねぇからな。」
と言って4人も乗り込む。偶然にも空いていた。スパミとアランは1番最初の席に座った。
雀「私、前行くからお前らは後ろ行け。」
と言って乗った。そしたら今度は頭にバズーカを構えた。
雀「おい。ここから出るまでよだれを出し続けろ。さもないと・・・」
アラン「嘘!マジで!わかりました。」
まださもないとしか言ってないし。アランは臆病だとわかった。


(スパミ編)第59話・世界最凶のデート(2)



ジェットコースターが動き出した。総悟とモモコとスパークは後ろ、雀はアランの後ろの席に座ってバズーカを構えている。
スパミ「もうすぐですよ!もうすぐ落ちます!」
アラン「しょ、しょうですね。」
アランは半泣きでよだれをたらしている。そがしょになってるし。そしてすごいスピードで下に行く!つまり坂を下り始めた。かなりのスピードだ。
総悟「あだ!痛ってぇ。」
総悟が何かに当たった。総悟はジェットコースター嫌いではないが、モモコとスパークは大の苦手。苦手ということを忘れてしまったのだ。
スパーク「神様!生かしてください!」
モモコ「ぎゃあああ!すっごく怖い!」
総悟「苦手なら乗るな!」
気になるのがさっき総悟と当たった物。後ろ向くと、何と雀がジェットコースターの段差があるところをつかんでる。簡単に言うと落ちそうになってる!
総悟「何やってんだ!お前ぇ!」
雀「相手を撃つことだけを集中してたから、安全レバー取っちゃったの。」
雀が座っていた席を見てみると、レバーが取れていた。
総悟「莫迦ぁ!今は無理だ。我慢しろ。」
雀「ダメ!永眠しちゃう!助けてくれぇ!」
総悟「レバー取るだけの怪力があるなら、それで席に戻れや!」
そして無事、終わった。雀は酔ってもう立てない状況だった。いや、普通だから。
スパミ「アランさん。何やってるんですか?」
アラン「ス、スパミ・・・。俺、よだれたらしちゃった・・・。」
と言ってスパミの顔があっとなる。
総悟「見ろあれ。雀の脅しのせいで嫌われてんぞ。」
スパーク「それでいいのだ!」
よくねぇよ。と言って4人はスパミとアランを見ている。
スパミ「じ、実は私も・・・。私もよだれたらしちゃったの。怖くて。私だけじゃなくてよかった~。」
と言って降りた。え、嘘!マジで!
スパーク「な、次行くぞ次!」
と言って外に出た。スパーク以外、今、ベンチに座っている。
雀「あ、ああ・・・。生きてる。よかった・・・。じゃあ次行こう!」
もう生き返ったのかよォォ!早い!早すぎる!スパミとアランはいつの間にか観覧車に乗っていた。
モモコ「しまった!観覧車っていうと、2人だけの空間ができてしまう!」
と言ってスパークと雀とモモコは急いでどっかに行った。総悟は迷っていた。スパミを助けるべきか、スパークを助けるべきか・・・。その時、総悟はリンカの言った言葉を思い出した。
総悟(『恋っていうものは他人に邪魔されることはありません。恋は新しい成長の始まりなのです』か・・・。)
と言って総悟はある決意をする。どっちの味方になるか決めたのだ。
ここは観覧者の中。アランとスパミがいらついている。そしたらなんかすごい風が吹いて、ゆれた。その風を出した正体は、愛のハンター達だ。自衛隊のヘリみたいなものに乗って。そして愛のハンターはアランにバズーカを向ける。そしたら爆弾が飛んできた。
【ドカーン】
雀「何だ何だ?」
スパーク「あれは・・・、総悟じゃねぇか!ついに決心したか!お~い総悟!」
総悟「総悟?誰だそれは。俺は『愛の戦士ブラウン894』だ!」
と言って何か玉みたいな物をヘリに投げた。
モモコ「何これ?あ・・・」
【ドカーン】
爆発した。これで愛のハンターが消えた。総悟はスパミの手助けをした。が、
スパミ「ブラウン894・・・。カッコイイ!こんな人と別れるからブラウンさん!私の彼氏になってください!」
総悟「へ!?」
という風に終わった。結局は邪魔をしたのだ。スパークはよくやったと泣いていた。


(ゲーム並び編)第60話・何か、前に進むためせこいことしすぎ!



雀「お~寒っ!上着とか持ってこればよかったな。ねぇブラウン?」
総悟「もうあの遊園地の話はしないでくれ。てか、あのジャンケンは負けたくなかったな。」
ここはカラクリ村。何か超長い列ができてる。
雀「まぁいいじゃん。出番が増えるんだし。」
総悟「小説上では関係ねぇよ。」
この列、新しいゲーム機『WAI!!』を買うために並んでいる。なんと、100個くらい置いてありそれがタダで持ち帰り可らしい。簡単に言うと、乱戦に勝った人はゲーム機をもらえるというところだ。
雀達も欲しくて、2人だけ並ぶ事を決め、ジャンケンをした。それで雀と総悟が負けて並んでいるのだ。
総悟「この列じゃ、さすがにまずいぞ。」
雀「あの方法を使おう。」
と言っていきなり温かいピザを食べだした。
雀「あ~、温かくて美味しい~!」
総悟「ああ、スゲェ美味い。」
眼鏡をかけた雀と総悟が美味しそうに食べているのを並んでいた人が注目した。
雀「これ、あそこのコンビニで買っておいてよかったね~。」
と言ったらいっせいにコンビニに行き始めた。
総悟「これでざっと80人抜きはできただろうな。」
何か強引・・・いや、騙される方が悪い。と思ったら前の人が見覚えがあった。カイロをたくさん持っている。いや、白い袋に入れている。サンタかお前は。
店の人「その袋邪魔ですからやめてください。」
剣悟「うっせぇな。俺がいいと言ったらいいんだよ。」
よくありません。姑か?お前は。
総悟「剣悟。何やってんの?」
剣悟「おお。総悟も来てたのか。だが、『WAI』はわたさん!」
と言っている間になんか、2人は白い袋を開け始めた。
総悟「さよ~なら。」
と言って総悟は剣悟の顔面にカイロをぶつけた。
雀「寒い人!ここにカイロがあるよ!」
と言ってカイロを投げ始めた。みんなうわぁ!っとカイロの方へ行く。
剣悟「ああ、俺のカイロが・・・!」
と言って絶句する。これで50人抜きはできた。前にいる人は・・・また何か見覚えがある。
スパミ「このゲームをブラウン894様にあげれば・・・。喜んでくれるはず!」
総悟「よりによって何でこいつがいるんだよ。」
スパミだ。この間、総悟を好きになってしまったスパミだ。ちゃんと会ってないけど。
スパミ「でも・・・、このままじゃ手に入らない。ちょっと汚い手ですが、この手を使います!」
その汚い手とは・・・!


(ゲーム並び編)第61話・成長とは、自分の脚で進むものです 並びとは、頭脳で進むものです



スパミ「ちょっと汚い手ですがこの手を使います。」
と言ったスパミは鞄の中から何かを取りだした。それは何か玉だった。中心にはタイマーがあるから時限爆弾だ。
総悟「それって・・・強引突破?」
雀「確かに卑怯だ~!」
スパミが前の方の人に投げた。前の方の人は見るとよける。そして0:00になった。だが爆発しなかった。
雀「何だ?不発弾か?」
総悟「違ぇよ。雀。よく見てみろ。あれ、ただのタイマーだ。それを時限爆弾みたいにしたんだろう。」
スパミの作戦・・・確かに汚ぇ!でもこれで雀と総悟も前に進めた。スパミは強敵だ。前には・・・見覚えのある顔だ。絢さんだ。
総悟「うわ・・・ってか何でこんなに知ってる人がいるんだよ!」
絢「あら・・・総悟くんと雀ちゃんじゃないの。お久しぶり。でもWAIは譲らないわ。」
結局譲る気ないのかよ!ってか知り合いだから一緒に行きましょとかねぇの?
そしてドアが開いた。みんないっせいにどさっと入ってきた。
雀「くそったれぇ!」
と言って怪力で客を投げ飛ばした。犯罪にあてはまってるよ。そしてWAIにたどりついた。その時
【ドサァァ!】
ドアが壊れ、客がビビついた。そこにいたのは・・・クリリンに変装した村長だった。やばいよ、村長って結局絢さんと仲悪いんだよ。雀と総悟がいいだけで。
続く!


(ゲーム並び編)第62話・変装ってのはわからなければそれでいい



雀「これ、ヤバくね?早く持って帰った方がいいと思う。喧嘩になったらヤバそう・・・。」
総悟「その案・・・乗った!」
と言って村長の方に総悟が行った。
総悟「あんた何でいるんだよ。いい年してWAIスポーツですか?コラ!」
村長「儂が来て何か問題あっか?すごい変装だろ。」
いえ、すごくありません。私達気付いてるっつーの!
絢「おい・・・、そこのお前・・・。」
雀「や、やっぱ女王にはかなわない!やばい、バレる!」
絢「ふふ、お前・・・何故ここに来た。」
村長「あ、あの・・・。」
やっぱ通じてねぇ!終わりだ。絢の勝ちだ!
絢「あの・・・ドラゴンボール読んでます。この1巻にサインもらえませんか?絢ちゃんへってお願いします・・・。」
雀、総悟(つ、通じてる・・・!)
結局は絢も莫迦って事がわかりましたね。みんな止まってる。村長も止まってる。
村長「は、はい・・・。」
と言ってクリリンとサインを書き始めた。今だ!っと雀がWAIに手を伸ばす。そしたらWAIがのっていた机の脚が倒れた。
雀「なっ!」
剣悟「WAIは渡さねぇ!渡してたまるか!」
いえ、100台あるのでそんな1人じめするな!1人で100台どうやって持ち帰るんだよ。そして剣悟が取ろうとしたその時!!
村長「てめっ!俺がサインしているときにやりおって。もう許さねぇ!」
おい、俺になってるよ。俺化してるよ。婆。剣悟方面にバズーカを撃った。
剣悟「んごおおお!」
そして煙がなくなるとWAIはなくなっている。みんなは気付いていなかったが98台しかない。いや、気付かないよな。
雀「総悟、ヘリ用意しといてよかったな。」
総悟「そうだな。だが遊園地のことを・・・。」
遊園地はもうどうでもいいって。そしてデビル村。
モモコ「雀!総悟!お帰り!今日はパーティだよ!」
雀「パーティ?聞いてないよ。てか疲れた・・・。」
乱戦に勝ってきたが、すごく疲れた。私も突っ込むのに疲れた・・・。
やよい「忘れたんですか?今日は新しい住人が来る日ですよ。」
総悟「そうだったな・・・。誰だったか・・・?」
スパーク「呼んでくるぜ。」
と言って博物館の裏側に行った。てかどんな間だに来たの?マジで。
???「こんにちは。初めまして!あたいの名前はブーケだよ!特技は魔術。今からでもやってやるよ。アジャマカホンガ・・・。」
総悟「やんなくていい。てかどういう魔法?」
ブーケ「あたいの魔術はね、黒と白とあってな、今のは黒。天にごあいさつを・・・。」
総悟「何でだよ。それなら白だろ!てか魔術になってねぇし。」
またデビル村は愉快になったとさ。