戦闘の村 ~デビル村~ 作者/辰巳(元NARUMI ◆a0N.W/9D1.

第192話・紫去る!!



ベン「はァァァァ!覚悟!」
と言って何かを出した。小さいナイフ的なものだ。そしてナイフで攻撃してゆく!
スパーク「コラコラ、前と戦法一緒だな。ナイフっつったって。」
ベン「誰が僕はナイフで戦うといったかな?」
と言って足を蹴ってスパークの体勢をを崩したベン。そして刺そうとしたらスパークは手を出した。なんとか無事だ。
スパーク「このグローブは先に鉄が付いていてな。この鉄をくだかん限り攻撃は与えられん!」
ベン「そうでもないよ!」
と言ってベンは少し後ろに下がる。そしてスパークは当然前に出る。そしたら上からクナイが降ってきた。
雀「あ~あ、スパークの野郎・・・、この勝負の内容忘れてやがるな。」
1つだけ肩に刺さったが他は大丈夫だった。が、ベンはとても素早い動きでスパークの周りを回る。
スパーク「子供だましだな。コレで俺に勝てると思ってんのか?」
ベン「フン、強気でいられるのも今のうちだぞォォォ!」
少し前に出たらまたもや罠が発生した。ナイフがしたからとんできたのである。
そしてスパークが目をそらしているうちにベンが頭を殴った。
総悟「うむ、実力は互角だがステージ利用していないスパークは不利だな。」
ブーケ「・・・それに気付けばスパーク・・・勝てるよ。」
蒼夜「それにしても奴は何故ステージの罠を知り尽くしている。」
雀「ばっか。地面見てみろ。」
と言って雀は地面に指をさした。かすかにくぼみかひもが大量にある。
雀「奴は戦いながら罠を見ているんだよ。」
そして流石に限界になってきたスパーク。そしてまた罠。今度は落とし穴だ。
スパークは落とし穴に落ちた。コレは・・・ベンの勝ち・・・。
ベン「フン、所詮僕には勝てな・・・。」
ワタル「ベン、後ろだ!!」
と言われてベンが後ろ向いたら爆発した。そう、ベンの後ろに時限爆弾を置いたのだ。
スパーク「へ・・・へへっ・・・。さっきの台詞、そのままお前に返してやるぜ。」
と倒れたベンに言ったスパーク。第1戦、紫の勝負はスパークの勝ちだ!
やよい「・・・む、紫の勝負の勝者はスパークさんなので、紫の石はデビル村チームの方になります。」
と言ってやよいはスパークに紫の石をあげた。スパークも少しヨロヨロだった。一応落とし穴の罠をまともにくらったからだ。
パッチ「つ、つ、次の勝負は緑の勝負。出てきてください。」


第193話・人には人を、木には木を



スパーク「ララ、気をつけろよ。俺が勝ったのは奴が油断していたため。もし油断していなかったら・・・。」
ララ「貴様に心配されるほど莫迦じゃない。」
蒼夜「莫迦って言いましたね今。何故弱くないと言わなかったのでしょう。」
絢「蒼夜。ああゆうのはね、人をいじめてるの。」
そしてララはフィールドに立った。相手は俊司。背は小さいがなかなかのイケメン君。
ララ「ララだ。よろしく。」
俊司「俊司。礼儀いいんだな、お前。」
と言って俊司はポケットに手を突っ込んだ。それと同時にララはナイフをかまえた。
雀「アイツの戦法って確かナイフ投げだったよな。」
総悟「俊司って奴もどうやら飛び道具の使い手らしい。」
モモコ「Good morning!」
と言ってモモコも目が覚めた。ララの戦いには興味があるらしい。で、何で英語。てかモモコ英語喋れるの?
そして俊司が手裏剣を投げた。3つ。ララはナイフを3つ投げて防ぐ。
俊司「飛び道具使い・・・。面白い戦いになりそうだな。」
と言って木の上に登る俊司。ステージは自然。だから木や植物が大量に生えているのだ。
ララ「こさかしい!飛び道具防ぐために木でガードするのか!」
俊司「誰がそんな事言ったよ。」
と言ったら手裏剣を飛ばした。ララはナイフで防ぐ。
ララ「何度やっても同じだ。こっちから行くぞ。」
俊司「動けるもんなら動きな。」
ララは体を動かそうとしたが動かせなかった。手は動くが足が動かない。
俊司「この自然の中には毒植物もあるって母ちゃんに習わなかったか?」
ララ「習ってねぇよ。」
雀「まずいな。相手は手裏剣使い。接近戦を持ち込ませないようにあのような手を使ったか。」
ララは動かせる手で、取りあえずナイフをかまえた。
俊司「セコくないぞ。コレはこの毒薔薇の匂いを嗅がなければ動けなくはならぬ。」
良「なるほど、俊司って奴は毒薔薇の匂いを嗅いでないから動けるのか。」
ララ「・・・セコいなんざ言ってない。どち道嗅がなくても動けなくなるのは確かのようだからな。」
と言った。ララの足に手裏剣が刺さっていた。登った瞬間に投げたのである。
俊司「ま、そう言う事だ。炒めつけてやるよ。すべてが焦げるまでな。」


第194話・緑去る!!



ララ「・・・足はどちみち使えぬ。あの手裏剣の戦法を足を使わず勝つには・・・。」
俊司「ボサっとしてんじゃねぇよ!」
と言って手を一降りしただけなのに10個の手裏剣が飛んできた。ララもナイフを投げた。
俊司はとても速いスピードで木と木を跳んでいる。なのでどっから手裏剣が来るかわからないのだ。
ララ「・・・手裏剣の来る場所がわからなかったらする行動はただ一つ。」
と言ってララは前後左右に、というか四方八方にナイフを飛ばした。
俊司「ホーッ、逃げ回るなら四方八方に投げて攪乱させるってか?頭使うがこんなんでやられると思ってるか?」
ナイフを避けた俊司。その時ララは俊司の姿を視界にとらえた。
ララ「そこだ!」
と言ってナイフを投げた。ナイフは肩に当たったが、いつの間にかララの後ろに俊司がいた。
俊司「肩に当たったってどうって事ねぇ。俺の足が速い事、忘れたか?」
と言って手裏剣を投げた。役1~2mの距離、外す方がおかしい。
ララ「ぐっ!」
ララの背中に刺さった。ララは次の攻撃を受けないようにまたナイフを四方八方に投げた。
俊司「・・・しくじった。次はちゃんとしとめるぜ。」
と言ってまた手裏剣をかまえた。ララの足はやはり動かない。
雀「マズイな・・・。ララ、足が動かないし、相手の足は駿足。」
蒼夜「・・・・・・大丈夫でしょうかね。」
総悟「・・・・・・。」
雀と総悟はもう、この勝負の行方を確信した。
ララ「チッ・・・。策がねぇな。」
と言ってナイフを出した。何かこのナイフだけ少し違っている。
ララ「コレは・・・ガッツァンが作ってくれた・・・。コレに賭けるしかない!」
ガッツァン・・・。何か懐かしい・・・。
俊司「行くぞ!」
と言って俊司はララに手裏剣を大量に投げる。
ララ「ガッツァンナイフゥゥゥ!」
と言ってガッツァンに作ってもらったナイフと自家製のナイフを投げた。
俊司「このナイフは・・・!」
てかガッツァンナイフの名前ってそのまま?もうちょっと格好いい名前にしようよ。
そしてかなりの砂埃がみんなの目に入る。そして目を開けたら、ララはたくさんのナイフを刺され、倒れていた。
モモコ「ララァ!」
と言ってモモコ達はララに駆け寄った。そしてすぐに手当を受けてもらった。
絢「オイテメェら。この結果、わかっていたな。」
雀「わかっていた。ララの背中にナイフが刺さった時点で。」
総悟「ララはただ、相手が悪かったとしか言いようがねぇな。」
そして俊司も水無月達のところに戻る。
卯月「あなたは手当を受けなくても大丈夫ですか?」
俊司「いや・・・頼む・・・。最後の一本のナイフが俺の腹に当たってよォ。」
とガッツァンナイフを抜いて言った。そしてそのナイフをやよいに渡し、やよいは緑の石を渡した。
パッチ「緑の勝負は俊司さんの勝ちなので緑の石は俊司さんのものです。」
やよい「次の勝負は・・・黄の勝負です。」


第195話・赤い物見るとみると何か興奮しちゃう



パッチ「黄の勝負。出てきてください。」
ブーケとペジが来た。何かニヤニヤしてるお二人さん。
ペジ「何だ~俺の相手小娘か~。チッ。」
ブーケ「何だ~あたいの相手優男か~。チッ。」
雀「て何くだらない戦いしてるの?」
そして戦いが始まった。剣で攻撃する両者。ペジは剣使いらしい。
ペジ「ふ~ん、剣の腕はなかなかのモンだな。」
と言った瞬間雷がなった。ペジは剣を上に出した。そしたら剣に電気が通った。何故かペジは平気だ。
総悟「何だありゃ?ONEPIECEのルフィーか?」
良「オイコラ。著作権で訴えられるだろうが。」
俊司「奴は・・・ゴム人間だ!」
雀「著作権で訴えられてこの作品終わりだぞ!」
卯月「言い直すわ。ゴム質が体にあるの。」
だから訴えられるから本当にやめて!降りかかってくるのはこっちだから!
ワタル「かっ。奴はな、電気を通さない体を持っていてな。調べた結果、体にゴム質が少々あったんだ。」
そしてペジはブーケを襲う。ブーケは何とかかわしてゆく。
絢「マズイわね。少しでも体に触れたら即アウトよ。」
剣悟「え?なんで?」
蒼夜「莫迦ですね。電気が感電するんですよ。」
そしてブーケは手裏剣を投げた。その手裏剣をどこかに飛ばした。
ペジ「当てずっぽうかよ!莫迦な小娘だな!」
だがその手裏剣は雷を浴びたらペジに戻ってきた。頬をかすめ、剣にひっついた。
ララ「・・・アレは電磁石の仕組みか・・・。」
そう。そして血を見たペジは何故か興奮し始めた。
ペジ「俺の血だァァァ!」
と言って剣を一降りした。ブーケは避けれないと思い剣をとっさにかまえたが剣は飛ばされて、腹の周りを斬った。
モモコ「ブゥーケェェェ!」
血が大量に出て膝をつく。ペジの勝利かとみんなは思った。
水無月「予想はしてた。奴は戦場の王子という異名を持つ最強のバトルマニアだからな。」
ブーケ「勝ったつもりか・・・?本気出してねぇのに勝ったつもりか青い坊や?」
と言って起きあがり、腰にあった銃を手に持った。2つの銃。
ベン「脩爾郎さん・・・あの人は・・・。」
脩爾郎「聞いた事はあるぜ。あの2つの銃・・・。間違えない。黒霞ブーケ。世界最速の早撃ち女だ!」
総悟「アイツの本気か・・・。」
雀「楽しい喧嘩になりそうだな。」


第196話・前戦去る!!



ブーケ「お前の戦い方はじゅうぶん分かったから。今度はあたいの戦い方見てくんないかな?」
と言って銃をかまえた。ペジはニヤニヤを絶やさずにいる。
ペジ「本気出そうが出さないようが俺の勝ちは変わんねぇよ。」
と言ってペジはまたブーケを斬りかかった。防御と見せて攻撃、攻撃と見せて防御をする。
ブーケ「莫迦ね・・・、遠距離戦得意の相手に・・・、餌をたくさんまくのはどうかと思うけど?」
と言って餌を出す間に銃で撃った。ペジの肩をかすった。
ペジ「生(生意気)言ってんじゃねぇよ!ただ肩をかすっただけで!」
ブーケ「覚えておけ。あたいの瞬間最速発射秒は・・・0.4秒だ!」
と言って隙を見せたペジに何発か撃った。流石に心臓は狙わなかった。腹に何発もこしらえて倒れた。
雀「・・・アイツ・・・すっげぇ早撃ち!」
モモコ「それにしてもさっきの戦いより・・・。」
剣悟「かなり圧倒的だぞ!」
脩爾郎「・・・あのペジが・・・。」
ワタル「負けたのかよ!」
この勝負の行方は誰もが唖然としていた。何よりブーケがこんなに強かったという事が。
やよい「と、と言うわけで黄の勝負の勝者はブーケさんとします。」
と言って黄色い石をもらったブーケ。
モモコ「さ~次はあたいだな!」
パッチ「ここで2日間の休憩があります。また2日後、ここに来てください!」
モモコは一気にテンションが下がった。
総悟「オイやよい。聞いてねぇぞ。」
やよい「言うの忘れてました。スイマセン・・・。」
雀「そうか忘れてたのか・・・。ころす気・・・やる気満々だったのに。」
絢「今、ころす気って言ったわね。」
総悟「お前らァァァ!やらんかいィィィ!」
と総悟の言葉でみんなが殴り始めた。
雀「私の活躍はまだなのかコノヤロー!」
スパーク「俺やったけど、騙された気分だコノヤロー!」
と言って殴られたやよいの顔はボコボコだったとさ。
虹勝負前半終了