戦闘の村 ~デビル村~ 作者/辰巳(元NARUMI ◆a0N.W/9D1.

(天地異変編)第106話・傷つく仲間達



モモコ「はぁはぁぜぃぜぃ・・・。」
絵里那「息、乱れてるな。呼吸がよまれると先手がうたれるぞ!」
モモコはだいぶ苦戦している。相手が悪かったと言ってもいい。
モモコは先手派で押し進むが、スピード派の絵里那に先手を取られまくっている。
絵里那「あなたには護るモノはないの?」
モモコ「護る・・・モノ?」
絵里那「私は彰様を護るために戦うの。護るモノが亡いのかって聞いてんのよ。」
この文少しおかしいよ。私~戦うのと護る~んのよが逆になると思うんだけど。
モモコ「あたい・・・ないかもね。でも、人の役にたてればそれでいいんだ。」
絵里那「・・・それじゃあ私に勝てない。あなたとはもっと別の出会い方をしたかった。」
と言ってとどめの一発を入れた。絵里那の勝利である。
絵里那「さあて、上に行かなきゃ。」
と言ってエレベーターのボタンを押した。
絵里那「てかあいつら、何でエレベーターで行かなかったんだろう。」
莫迦だ。あいつら莫迦だ。ワンピース的にしようと階段で行きやがった。
その頃やよい達は変なのと戦っている。
イエロー「参りました!」
と土下座する3人。てか力の差ありすぎ!
スパーク「ふん、雑魚は何をやっても雑魚だな。」
やよい「本当ですね。」
そしてフッとレッドが笑う。
レッド「だがまだ勝ったと思うなよ。」
ブーケ「あ、出た!駄キャラの台詞!」
ブルー「うっせぇ!お前らの後ろを見てみな。」
何と、後ろには50・・・100人くらいの人がいる。
レッド「そいつらにお前らは潰されるのだ!」
やよい達は少し驚いている。さすがの雑魚でもこれだけいれば厄介である。雑魚でもね。


(天地異変編)第107話・護る者 護られる者



雀「え・・・?モモコ・・・?」
絵里那が雀のトコにやって来た。モモコも引きずって連れてきたのである。気絶状態だけど。
絵里那「この女は護るモノがなかった。そんなんで強くなれるか。」
総悟「護るモノ・・・ねぇ・・・。」
それが貴様らの敗因だと語る絵里那。
雀「護るモノ?あるに決まってんだろうが。」
絵里那「フン、どうせ仲間とか言うんじゃないでしょうね。見え見えなのよ。」
確かにみんなは仲間を護ると言っている。
絵里那「1人に絞らないと修行がちゃんとできないわ。」
雀「1人?私は人なんかじゃない。私の護るモノは、自分(てめぇ)の魂だ。」
その雀の目に光が走った。あれれと思った間だにはもう、ごく普通の目に戻っていた。
そして雀が剣を抜こうとすると剣悟が待ったと声をかける。
剣悟「てめぇ、モモコがやられて精神ぐちゃぐちゃだぞ。そんなんで敵を斬れるか。俺が変わってやるよ。」
と言って剣悟が剣を抜いた。確かに、雀は魂以外に仲間も大切だからな。
雀「すまぬ。」
と言って雀達は上に行く。て、エレベーター使わないのかよ!
剣悟「お~い、サドっ娘野郎。来いよ。ギタギタにしてやるから。」
絵里那「うっさいわね。その台詞、金棒でそのまま打ちかえすわよ。」
そして絵里那は得意のスピードですぐに剣悟に接近。小太刀を突きつける。
剣悟「何やってんの。」
絵里那「!?」
絵里那の頭に剣のつばのトコで叩く。そして絵里那は倒れる。
絵里那「な、何故私の動きが読めた・・・。」
剣悟「フン、足が速いくせに動きが単純なんだよ。後ろか前ってな。」
絵里那「なるほど・・・、私・・・たんじゅ・・・。」
と言って気絶した。やれやれっと剣悟は思った。そこへ何か大量な人が来た。
【ドドドド!】
一番前にはスパーク達がいる。逃げて来たんだ。
剣悟「何やってんだお前ェェェ!」
スパーク「頼む!手伝って!」
と言って手伝うことになったとさ。とさじゃないけど。


(天地異変編)第108話・お前はお前 自分(てめぇ)は自分



雀達は階段をぜえぜえ走って上っている。だからエレベーター使えって。
そして部屋にたどり着いた。誰もいなかった。
雀「あり?誰もいない?」
総悟「気を付けろ罠があるかもしれ・・・。」
良はもう既に罠にひっかかっていた。ジュースに手を伸ばしたらジュースから電気が流れてきたのだ。
総悟「莫迦かお前は!」
良「しょせん俺は莫迦さ。ほっとけや!」
そしたら向こうから誰かがやってきた。
???「やあ雀・・・。よく来たね。」
雀「あ、あんたは・・・。蜂次?」
と言って出てきた人は雀の知り合いらしい。
蜂次「オイオイ、兄を呼び捨てかい?ひどいな雀は。」
雀「五月蠅いよ。てか兄さん、何でここにいんだよ。」
兄さん・・・。この人雀の兄?確かに髪型が雀とそっくりだ。
蜂次「僕は今、彰の仲間さ。雀もこっちに来たらどうだ。」
雀「嫌だね。あんたがそっち付くなら私はあんたを倒すよ。」
蜂次「それができればね。」
と言って蜂次は剣を抜く。そして雀も剣を抜く。
良「ちょっと待て。お前剣に悩みを持ちすぎだ。俺が変わりに・・・。」
総悟「やらせてやれよ。」
てかちょっと待て!兄妹でそんなことするか普通?ま、いっか。
総悟「俺は家族いねぇからわかんねぇけど、アイツの気持ちは俺たちにはわからないんじゃないの?」
良「・・・わかった。無茶すんなよ。」
と言って総悟と良は上に行く。2人は戦闘モードになった。
蜂次「雀。今日は本気で行くよ。」
雀「かかってきなさいよ莫迦兄貴。」
兄妹の対決が始まったがこれには深いわけが・・・!?


(天地異変編)第109話・何かこの頃辛気くさいことばっかでつまんねぇなコノヤロー



雀と蜂次の戦い。両者共達人レベルでどっちが勝ってもおかしくない状況。
蜂次「雀、強くなったね。でもね、僕はまだ切り札が3つあるんだ。」
と言って少し挑発させる蜂次。雀の性格知ってますか?おおざっぱで切れやすく、超短気。
雀「てめぇ!本気だせや!」
この通り、挑発に簡単にのせられました。1つ言っていいですか?お前莫迦!
蜂次「じゃあまず1つだけ見せてあげる。」
と言って何か丸い筒のようなモノを出した。そしたら次の瞬間、棒が出てきてハンマーになった。
蜂次「スレクション、ディハンマー7!」
7は何?名前のセンス悪!だが地面にのせただけでひびが入った。かなり重いらしい。
雀「フン、そんなでかいモノ、あったって勝てないよ。」
と言って雀はバズーカをかまえた。
蜂次「まあまあ、能力見てからそういうこと言って下さいね。」
と言って地面にたたいた。雀はジャンプした。何故なら部屋中この1発でヒビだらけになったから。
蜂次「さ、どう対応するかな?」
と言って懐からガソリンを出した。そしてハンマーにかけた。そしたら地面が割れて炎が出てきた。
雀「これは・・・?」
蜂次「ハンマーをたたいた時の摩擦で火をおこしただけさ。」
そして次々と炎が出てくる。雀はにやりと笑った。そして何か投げた。爆弾だ。
次の瞬間爆発した。爆風で火は消えた。
蜂次「なるほど、上手いね雀。相変わらずだよ。やはり君は僕の妹だ。僕のモノだ。」
雀「あんたのモノ?冗談じゃないよ。」
と言って雀は親指を胸に持ってきた。
雀「私は、デビル村の雀だ。あんたのモノなんかじゃない!」
蜂次「雀・・・。お前を力ずくでも蘇らせてやる。」
と言ってまた手に何か持った。薙刀だ。
蜂次「この薙刀、伸びるんだよ。」
と言って薙刀にあった小さいボタンを押したら伸びた。そして雀は剣で受けとめた。左手にも薙刀を持った。二刀流だ。
雀「ちっ・・・、これまたやっかいだな。」
蜂次「雀、厄介って言葉は敵にとって好都合なんだ。そういうことを口に出さない方がいいよ。」
と両方いっぺんに伸ばした。そしたら雀はバズーカで蜂次を狙って撃った。
蜂次「何!?」
雀「使ってる間は隙だらけって事、母ちゃんに習わなかったのか?」
いや習いません。どういう教育されたんだあんた。
そして雀は薙刀をかわした。そして蜂次の肩だが砲弾はくらった。
蜂次「・・・もう遊びじゃないね。」
と言って蜂次はいっぺんにやらなくなった。本気になったのである。
雀「そうこなくっちゃ。つまんねぇ。」


(天地異変編)第110話・何?散歩?そんなことやってんなら言い訳の文考えな!ガキが!



兄妹本気の喧嘩。喧嘩というか負けたら死にいたるほどだけどな。
蜂次は薙刀で攻撃防御を分けていて、なかなか攻撃があたらない。
蜂次「そんな攻撃したって意味ないよ雀。僕には防御があるんだもの。」
雀「そう、1つ言っておく。攻撃は最大の防御よ。」
と言って剣を今まで以上に握り締めて攻撃しようとした瞬間蜂次はかわした。
雀「はは~ん、読めたぜ。薙刀にもどの程度で折れる事が自覚してんのか。」
と言って攻撃をどんどんする。ここまで妹が圧倒しているが。
蜂次「攻撃が最大の防御ね・・・。性格と一致してるな。そんな甘いこと、通用しないよ。」
雀が攻撃した瞬間足を引っかけた。そして雀は躓いて倒れる。
蜂次「戦いは武器だけじゃないって事、母ちゃんにならいませんでしたか?」
だから習わないって。そして薙刀で攻撃した。剣でぎりぎり受けとめたが剣にヒビが入った。
これはとてもまずい状況。小太刀じゃ戦えないしこのままこの剣で戦うわけにもいつ折れて自分に怪我するかわからないから。
蜂次「もう兄さんの勝ちだ。諦めろ。」
と言って攻撃し、肩、頬、脚、手にかすり傷を負った雀。絶対絶命と思ったが雀は逆に笑い出した。
蜂次「何がおかしい。」
雀「お前、私のあだ名覚えてるか。」
と言って立った。喜んでいるように見えたり見えなかったり。
雀「1つは、超ドS。2つは、」
と言ってバズーカをかまえた。
雀「爆風の神、雀だ。」
それは昔のことである。
雀父「オイ蜜!お前またこんなひどい事したな!」
蜜(雀母)「知りませんよ。あなたがやったんじゃないのですか?」
雀の父親、『針(シン)』と雀の母親、『蜜(みつ)』は雀が、いや、蜂次が幼稚園入園の時くらいからずっと仲が悪い。
針「てめぇ、蜂次にどういう教育させてんだ!蜂次がもう剣道で5級?ありえねぇよ!」
蜜「知らないわよ!てか上の方がいいじゃないの。」
いや・・・、強!3,4歳で5級すご!どれだけすごいの!
針「てめぇ、どうせ得意の剣術また教えてんだろうな。」
蜜「あなたの方が得意でしょうが!」
て両親ともに戦えんのかよ!この頃、雀はまだ生まれてすぐの赤ん坊だった。
そして3年後。蜂次は小学1年生の6歳。雀は3歳の時である。