戦闘の村 ~デビル村~ 作者/辰巳(元NARUMI ◆a0N.W/9D1.

第141話・兄妹や姉妹に気をつけろ!奴らは喧嘩ばっかして巻き込まれちゃうぞ!



フータ「フーコ。たまには2階を掃除しろ。相変わらずほこりだらけで。」
フーコ「いいもん。私らしさが出た部屋だもん。お前の頭がほこりだらけだコノヤロー。」
ここは博物館1階。今、フータとフーコが渡る世間っぽい兄妹喧嘩してる。
雀「オイオイ。何喧嘩してんの?」
雀と総悟とモモコが博物館に来た。
フータ「あ、雀さん達。何しに来たんですか?」
総悟「コーヒー飲みに来たんだよ。悪いか?」
モモコ「てか何喧嘩してんの?」
と言われたらフータとフーコが顔を向き合った。
フーコ「お兄ちゃんが掃除しろって。私は嫌だって。」
総悟「なんて不毛な喧嘩だよ!お前ら莫迦ですか?」
雀「じゃあ私達が止めるまでもないな。」
と言って去ろうとする。てかなんて薄情な人達?
ブーケ「総悟解決してあげなさい!妻の命令です!」
何か今、ブーケの声が聞こえた。どこにいるかと思ったら天井にはりついていた。
総悟「お前に命令される筋合いはねぇよ!俺にまだ妻はいらねぇ!一番好きな人物は自分だゴラ!」
と言ってバズーカで撃ち、落ちたところを踏みつぶしている。毎度のパターン。気にしない。
雀「あ~あ、スパークは弟の入学式、やよいは実家に帰ってんのか。このメンバーじゃちょっと。いいのがモモコと総悟しかいない。」
ブーケ「あたいはァァァ!あたいいいのじゃないのか!」
モモコ「そうだよ。」
と兄妹喧嘩を無視してマスターのトコに行った雀達。
ぺりみ「あんたさぁ。一回くらい番変わって。」
ぺりこ「姉さん仕事サボろうとしすぎ。給料無しだからね。」
今度はぺりみとぺりこが姉妹喧嘩してる。あっちもこっちも口論喧嘩。つまんねぇ。
雀「喧嘩だったら殴り合ってちゃんとやれや!それが真の喧嘩じゃァァァ!」
ぺりみ「それもそうね。ぺりこ、行くわよ。」
ぺりこ「来い!姉さん!」
それで納得かいィィィ!もっと考えて行動せんかい!
モモコ「マスター。いつもの2つ。」
マスター「4つじゃなくていいんですか?」
総悟「いいんだって。雀は喧嘩に熱中してるし、ブーケは生きてる価値ないし。」
と言われたらブーケは地面に腰を下ろしていった。
ブーケ「総悟ったら。そのサドっぷりで私を喜ばせようったってそうはいかないわよ。」
雀「オイ、ばりばり喜んでるよ。」
総悟「てかもう俺と同じ場面に立つなストーカー!」
と言ってまた蹴り始めた。今日は喧嘩が多かった日であったのであった。


第142話・雨の日は傘をお忘れなく



ここはライフ村の正門。今、ある少女がいる。
門番「貴様!何者だ!」
お水「我が名は雨雫水(あまのしずくみず)。みんなからはお水と呼ばれている。」
その日は雨だった。少女は傘を持っているのに何故かささない。
お水「あきちはただ、世界をぶっ壊しに来ただけ。」
と言って少女は握っていた傘で門番を攻撃し始めた。
雀「あ~、今日は久々に雨だなコノヤロー。」
ここはデビル村。自然豊か・・・ってコレってマジ何回言ったかな。
総悟「フン、雨でも変わらない事がある。なぁストーカーさんよぉ!!」
と言ってバズーカで撃った。今回は何故か朝から張りついていたのですっごくいらついている総悟。
スパーク「ま、雨なんてちょくちょく降るじゃねぇかよ。今日はまあ魚でも釣って売るか。」
やよい「それもそうですね。暇ですし。」
いや普通違う。ぬれるって。やめた方がいいって。
モモコ「ねえねえ。じゃあさぁ。ライフ村に遊びに行かない?一回行ってみたかったんだ。」
総悟「嘘つけ一回行っただろ。」
雀「いや、彰編の時モモコはマスターの店でコーヒー飲んでた。」
確かにね。だからモモコは一回も来てないのは事実だ。詳しくは彰編の>>88をチェック。
雀「じゃあライフ村に行こう!」
そしてここはライフ村。だがそこには誰一人いない。門番は血だらけで倒れている。
雀「一体・・・こりゃどうなってんの?」
電気もみんな消えてる。町はボロボロ。だが一人の少女が立っていた。
ブーケ「お、お前は・・・。お水・・・。」
お水「あらブーケ。お久しぶり。もうアンタは私達の仲間じゃねぇからな。覚えておけM娘。気持ち悪いんだよお前の性格。」
ブーケ「何よお水。アンタなんか短足じゃない。スタイルの良さが決めてよ。」
てか何女性特有の対決してるの。だがこのお水、前はブーケと仲間だった事が判明した。


(番外編)Ⅱ・ロールプレイング DEBIRUMURAの戦い



裟子「私の名前は裟子。今回の主人公的な役割。今日は嬉しい日なの。何とゲームを買ってもらっちゃったのでした~。」
と手に持っているのはゲーム。題名が『DEBIRUMURAの戦い』と書いてある。今流行のゲームなのだ。
裟子「え~っと名前を付けろだって?んじゃあドロンドロンでいいや。」
そしたら『そんな名前じゃ魔王と戦うときテンション下がるでしょうが!』と出てきた。
裟子「何このゲーム。人の嫌がらせのためにできたゲーム?」
そして名前をムジョにした。学校であだ名がムジョだから。ムジョとなった理由は、常識力が無い、無常識、ムジョ、てな感じ。かわいそ。
広告を見た。そしたら町のアイドル五右衛門ちゃんがさらわれたと書いてある。
裟子「何故五右衛門?ま、いっか。選択肢はA俺には無理、B助けに行くぞ!か。もちろんB。」
そして五右衛門ちゃんを助けに行く事になったムジョ。そしたら敵が現れた。
裟子「え~っと攻撃は、ジャンプで殴る!?どういう教育上を考えたゲーム!?」
そして敵を倒したムジョは一人の少女と出会った。
裟子「お、コレがゲームで言う育て屋の女の子か。よくいるよ。」
雀『オイ、お前。私に鍛えてもらいたければ銀行へ行って私の口座に300万払ってこい!』
裟子「なんだそりゃァァァ!しかも選択肢が何だかんだで振り込むしかないし!」
そして2995000円の借金をした。借金?マジで現実的なゲーム。
雀『仲間をまず増やそう。あそこのデビル町にいい人いっぱいいるよ。』
裟子「選択肢はA行ってみよう!B仲間なんていらねぇか。もちろんA。」
と言ってデビル町に行った裟子じゃなくてムジョ。酒場に行ったら茶髪の少年がおじさんをボコボコにしていた。
総悟『あ、暴力女。何しに来たの?』
裟子「どこがいい人!全然いい人じゃねぇ!しかもお前も暴力してるし!」
ママ「ちょっと裟子。五月蠅いわよ。もうちょっと静かにしなさい!」
裟子「ゴメンママ。ったくおかしなゲーム。私がゲームに突っ込んじまった。」
ゲームの箱をよく見た方がよかったかも。『このゲームは何故か突っ込みたくなるゲームです』って書いてあるから。


第143話・チビでも心は広いと言ってる奴が多いけど私身長高い方だからお前の気持ちはわからない てかわかりたくねぇし



お水「ブーケがこんなトコに来るなんてね。あきちは今仕事中。邪魔しないでくれる?M男。」
ブーケ「M男ォォォ!?あたい女だっての!今では恋する英雄よ。」
総悟「それは違う。お前は恋する犯罪者じゃストーカー!」
と言って蹴飛ばした。相変わらずだ。突っ込むのやめよう。可愛そうだから。
お水「あきちらの次の仕事は世界を崩壊させる事よ。あるお方からすっごく金もらった・・・。」
?「オイお水。喋りすぎだ。エムコだけじゃなく他の人もいる事を考えろ。」
と言って金髪で髪の毛が腰まである女性と黄緑色のカエルの女性が現れた。
雀「ブーケって色々なあだ名があるモンだな。じゃ、これから莫迦永眠しろMのくそったりゃって呼ぶわ。」
やよい「それ、ただの愚痴ですよ。あ、私はそうですね・・・、雑魚と呼びましょうか。」
スパーク「何でもいいなら俺、ハイパーMロボット!」
モモコ「あたいもいいかな。汚れたMの血。」
総悟「永眠しやがれストーカコノヤロー!」
仲間付き合い悪っ!てかもうこれ仲間!?
お水「闇さん、こいつもしかしてあきちらに反抗しに来たんじゃ。」
闇「違うと思う・・・。まあいい。俺らの仕事は済んだ。あとは彰様に従うまで・・・。後始末は頼むぞ。レイニー。」
レイニー「あいよ。」
と言ってレイニーは煙玉を投げた。てか闇って女の人、俺って言ってなかった?ま、いっか。
雀「ねえ今の金髪の奴・・・、彰様とか言ってなかったっけ?」
総悟「そうだな。もしかして金でプロのヒットマンを雇ったとか。ありうる。」
彰・・・。この物語の悪者だ。すぐくたばるんじゃなくて粘る悪者。
総悟「・・・アイツはやるとなったら徹底的にやる奴だからな。」
雀「てかアイツら誰なんだ?莫迦永眠しろMのくそったりゃ。」
本当にそう呼んじゃったよ!傷つくよこれは。流石ドS!
ブーケ「あたいらは元は闇とお水とレイニーの4人でやっていた掃除屋(スイーパー)。だけど人を掃除しろって言われたらそれまでする最悪の掃除屋。」
モモコ「ふんふんそれで?」
ブーケ「あたいはそれが嫌で抜けたんだけど・・・まだ活動してたなんて・・・。」
やよい「活動してた・・・と言いますと?」
ブーケ「一回警察に見つかったんだ。まぁ逃げ切れたけどね。」
話が終わってみんな顔を向き合う。
スパーク「それって要するに・・・お前犯罪者かよ!」
ブーケ「あたいは違うよ!あたいは人をあやめてはいないからな。」
どっちにしろ協力してたから犯罪者だろうが!
雀「あだ名変えるわ。莫迦永眠しろMのくそったりゃ犯罪者。拠点はどこだ!」
ブーケ「わからない。変えたらしいから。」
また彰と関係した編が始まろうとしていた。


第144話・コードネームを作る理由は人に本名を知らせないためもあるが、ボスが名前を呼びたくないって事もある



雀「・・・てかこれからどうするの?莫迦永眠しろMは消えろやコノヤロー犯罪者くそったりゃ~!」
やよい「名前長くなってませんか?てかあなたやっぱり最低なドSですよ。」
その通りだよやよい。もう元から最低だから。
総悟「そうだな・・・。まずはライフ村の住人の避難場所を特定して、由里阿か誰かに状況を聞くとか。」
スパーク「いやいや総悟。良に聞いた方がいいんじゃないか?」
総悟「会いたくない。天然過ぎてつまらない。」
そしてライフ村の避難場所に行った雀達。そこには由里阿と恐埜がいた。
雀「由里阿~!!ねえねえ1つ聞いていい?」
由里阿「あ、雀さん。来てくださったのですか?何でも聞いてください。」
いつも通りの普通の笑顔。由里阿には何も被害が無かったようだ。
雀「何かライフ村をボロボロにした奴。どっから来たかわかるか?」
恐埜「んなもんわかるわけねぇだろうが。僕らは村の中にいたんだ。外部の事なんて知るか。」
何も手掛かりがつかめない雀達。
モモコ「ねえ汚れたMの血。あの3人についてちょっと教えてくんね?」
総悟「俺からも頼むは。ストーカードM永眠しろコノヤロー。」
ブーケ「もうそんなんであたいを喜ばせようったって作戦、バレバレよ。」
雀「喜んでるのバレバレなんですけど。」
と冷たく突っ込む雀。ブーケは体勢を立て直して語り始めた。
ブーケ「短足で青髪の人はお水。コードネームが雨雫水。傘で戦う人。傘は堅くて色々仕掛けしてあるの。」
スパーク「ああ、あの最初の可愛い娘。」
モモコ「どこが。あたいのほうが数倍可愛いモン!」
いや、アンタどうでもいいから。引っ込んでろ!
ブーケ「で、黄緑の人がレイニー。コードネームが跳銃レイニー(はねじゅうレイニー)拳銃使い。ブービートラップの仕掛けが上手い人。」
スパーク「ああ、あの煙玉投げた可愛い娘か。」
どれも可愛い娘だよ!もういいよスパーク!
ブーケ「で、金髪の長髪は闇。コードネームが優雅舞闇(ゆうがのまいやみ)。掃除屋のリーダーで剣の達人。」
雀「へ~剣の達人か。面白そう!」
でも問題はどうやって本拠地を探す事だろうが!
総悟「オイ天然。何か知ってっか?」
良「ん~?噂は耳にしたよ。その優雅舞闇の剣、今じゃ妖刀使ってるっぽいよ。」
雀「んな事はどうでもいいわ!」
と言って蹴る雀と総悟。
良「ゲボッ!俺は知らねぇ。裏社会もよく知ってる剣悟に聞いたら?」
総悟「奴の居場所知ってたら苦労しないよ。」