戦闘の村 ~デビル村~ 作者/辰巳(元NARUMI ◆a0N.W/9D1.

(セイイチ編)第67話・修理というのは大変だ 家の修理、作品の修理、そして頭の修理
雀「おい、コラ。つぶきち!家を無料じゃダメってどういう事だゴラ!」
恋ドロボーのせい(雀達のせいでもあるが)で雀の家が半壊しているのだ。今、たぬきちは牢の中にいるからなかなかタダでやってもらえないのである。てか普通だ。
雀「っちィ。たぬきちがいねぇとつれぇな。仕方ない。」
と言って村のみんなを呼んだ。総悟、やよい、スパーク、モモコ、ブーケを・・・。
雀「ということで修理手伝ってくれ。」
総悟「自分で金払ってやれや!てかお前は脳味噌の掃除からやったほうがいいぞ!」
みんなも即答却下。当然である。たぬきちいないとパターンが乱れるとはこのことだ。そんな言葉ないけど。
雀「うっさいわね。だって半壊だよ・・・。たぬきちいねぇんだよ?そんな金ねぇよ。」
いや、絶対あります。てかあんた鬼?そしたらぺりおが来た。
ぺりお「雀さ~ん。荷物が来てるよ。」
と言って大きい荷物を雀に渡した。そして言った。ぺりおも駄キャラになったもんだ。事実駄キャラだから。
雀「何が入ってるんだろ。!?」
見てみたらみんなビックリ。何かセイイチが入っていた。ビックリするのも当たり前である。
雀「お前・・・何してんだ!何荷物の中に入ってんだよ。」
セイイチ「荷物じゃない。マイハウスだ。」
雀「スンマセン。てか何で荷物に入ってるのかが知りたいんですけど。」
セイイチ「荷物じゃない。マイホームだ!」
てかその荷物のこだわりは何?あ、間違えた。マイスイートのこだわりは何?
セイイチ「警察から頼まれたんだよ。家を直してやれって。俺、これでも元大工なんだぜ。」
ふ~ん。今の職業と全然違うじゃねぇか!どういう気まぐれだ!
総悟「なるほど・・・。恋ドロボーを捕まえたお礼って事か。でも何でこんな荷物に入れてきたんだ?」
セイイチ「荷物じゃない。マイハウスだ!」
総悟「スンマセン。」
セイイチ「俺はな、荷物に住んでいるんだ。依頼があれば荷物ごと現場に持っていくんだ。」
てか荷物って確信あるんじゃねぇか!まぁいい。
(セイイチ編)第68話・家はいろいろな形である
セイイチ「う~ん。ドアがつっかかって開かない。」
雀「壊そうか?そういうことなら・・・。」
総悟「やめろ。家が全壊・・・いや、崩壊しちまう。」
元大工に頼む気はない人が普通だが受け入れた雀。まぁ、警察がわざわざ・・・だから仕方ない。
セイイチ「う~ん、じゃあ煙突から入るかな。」
総悟「サンタのおじさんか!あんたは。その大きい腹ぶちまけたろっか?てか、単なるデブじゃね?」
ブーケ「そうご~!やっぱりSなのね!」
やよい「むっ!」
普通は窓から入るよな。煙突はないよな。全身赤くて白いひげのおっさんじゃあるまいし。
雀「このさいどうでもいい!直してくれ!コノヤロー!」
総悟「それが人に頼む態度か?雀、お前も現実を見ろ。凶暴だけじゃ通じねぇよ!」
雀「そ、そういうこと言うな!撃つぞ!」
ブーケ「きゃあ!総悟すてき!」
何だかブーケはやよいと違い積極派・・・てか積極すぎる。まあいいや。このけんにかんして突っ込むのはやめる。
雀「でもさぁ・・・、そんなデブな体のオッサンが修理なんて本当にできんのか?コノヤロー。」
セイイチ「で、デブじゃない!明日には直してやる!思い知らせてやる!小娘!」
雀「いや、デブだから。てか修理終わったらまた箱の中に入って帰るのか?」
セイイチ「箱じゃない!マイハウスじゃ!」
雀「スンマセン。」
まぁ、変なやりとりをしているがそのけんにかんしては突っ込みません。
そして明日。何か直ってる!ていうかぴかぴかになってる!
セイイチ「どうよ!これが俺の腕前さ!」
雀「ふ~ん。すごいな・・・。でもさぁ・・・。私、ここに武器倉庫があったよ!」
セイイチ「え?俺、そんなに変えてないんすけど?」
何か嫌な予感がする。無茶苦茶。
雀「おい、お前完璧に直すんじゃなかったのか?漢(おとこ)じゃねぇな。」
セイイチ「漢じゃぁぁ!」
と言って直し始めた。莫迦が1人いるよここに。
総悟「以外と騙されやすいな。」
雀「そうだな。私、結構天才かも。」
いや、悪知恵が働いているだけです。みんなしーんとしている。いや、止めようよ。
そして最終的に雀の家は、武器倉庫と地下が増えたのであった。
雀「得した気分~。」
(セイイチ編)第69話・よくばりすぎると必ず天から裁きを受ける
雀「家もすっかりよくなったし、もういい気分だな。」
総悟「だなって、あんた1人だろ。独り事言ってるんじゃねぇ!」
確かに雀はいい気分だ。ドロボーは捕まってバズーカを返してもらったし、家はタダで修理してもらったし、もう私服の一時だよ。
スパーク「でもよぉ、お前さぁこの頃調子よすぎない?」
雀「うん!もう最高だぜ!私運いいかも!」
何だかむかつく態度の雀。天狗になってきてる。
総悟「俺はもう、最悪だぜ。そこにいるんだろ?このストーキング!」
と言ってバズーカを撃った。そこにはブーケが。ブーケはこの村の住民になって、ストーキングになってしまったのだ。
総悟「てめぇ・・・、顔面一発殴り入れて眼を覚ましてやろぉか?このドM!」
ブーケ「う~ん。総悟が好きになってくれるならいいよ。」
総悟「断る!」
やよいはそのやりとりを見ていた。実はこの不毛な戦い、もう毎日続いてるからなれているのだ。総悟はいい迷惑だけど。
モモコ「雀、調子にのらないほうがいいよ。天罰くらうよ。」
雀「くらわないって。神様は私の味方だから!」
味方じゃありません。あんたは絶対敵です。本当に調子のりすぎだって!
総悟「いいから離れろやァァ!ストーキング!」
と言ってブーケ狙いで撃ったバズーカが雀に当たった。
雀「何すんだ?コノヤロー!」
と言ってバズーカを撃ったら、下にあったバナナの皮に滑って転んだ。
総悟「天誅くらったよ。天罰があたったんだよ。調子のるんじゃねぇ。ドS!と、いいからどっか行け!ドM!」
総悟の一言で喧嘩が終わった。何とも冷静である。てか、雀は本当に天罰くらったよ。
(ブラウン894編)第70話・愛なんて・・・恋なんて・・・
スパーク「総悟ォォ!最悪だァァ!この世から去れ!」
総悟「急に何だよ!お前、具体的に言えよ!」
今、ここにいるのは雀・総悟・スパーク・モモコ。この4名と言えばわかる人もいるだろう。そう、スパミのデートの件である。詳しくは、>>105->>107を読んでください。
総悟「で?何で急に永眠しろって言うんだよ!」
スパーク「だってよぉ。あいつ、この頃ブラウン894の事しか話さなくなってよ、俺は許さないよ。」
総悟「誰なら許すんだ!お前はァ!てかそのうち忘れるぞ!てか単なる兄莫迦だろ!」
スパーク「あいつは絶対忘れない。そこでだ、スパミとデートしてくれ。嫌われる行動してくれ!」
それで・・・嫌うかの話だがな。よだれたらしても嫌わなかったピッチピチだぞ。
モモコ「じゃあ、あたいらがデート妨害して、嫌われる風にしてやらぁ。」
総悟「お、おい・・・、恥をかく行動だけはやめてくれ・・・。」
雀「もちろん。てか、まずは手紙を書け。スパミちゃん宛に。」
そして数日後・・・。スパミと総悟(ブラウン894)がデートすることが決定。
総悟「ったく・・・、こんでブラウン894に見えるか?」
雀「もちろんだ。あとはバズーカを持って。おお、これでいい・・・。」
と言って待ち合わせ場所、もちろんナガシマスパーランドだ。
スパミ「あ、ブラウン894さん!お久しぶりです。お誘いありがとうございます!あの・・・待ちました?」
総悟「安心しな。待ってねぇよ。」
スパミ「そうですか!よかったぁ~!じゃあ行きましょっか!」
と言って遊園地内に入った。総悟は何されるか・・・と思っている。てか、相変わらずクールだな。
雀「スパーク。まず、私が行って来るわ。ドS精神を見せてやる!」
総悟達はお化け屋敷に行った。雀達ももちろん。いや、愛のハンター達も。雀がスパミの後ろをつけた。
雀「おいそこの女。そこの彼氏の頬を叩いてこい。」
さぁどうなる事やら・・・。
(ブラウン894編)第71話・その人のためだけに人を傷つける
雀「おいそこの女。そこの彼氏の頬を叩いてこい。」
と、雀がスパミの後ろに建ち、小太刀をスパミの背中に向けた。
スパーク(おい、何やってんだあいつ!)
モモコ(落ち着きな!多分大丈夫だ。)
といろいろ考え事をしている愛のハンター達。
スパミ「よかった~!」
雀「へ?」
スパミ「彼、私の彼氏と見てくれる人がいて!すっごく嬉しいです!」
雀・スパーク・モモコ(ええええ!)
と言ってルンルン気分で去っていった。いや、ありえない!小太刀をかまえられたのに、どういう度胸してるんだ!
スパーク「おい!ルンルン気分になってやがる!どうなってんだ!」
モモコ「どうなってんだはあんたの妹だよ!おかしすぎねぇか!?」
いろいろ口論をしているモモコとスパーク。総悟も少しどうなってんだと思っている。
雀「総悟達、次のアトラクション行く!おい、行くぞお前ら!」
と、愛のハンター達も追っていった。ここはメリーゴーランド。モモコは、総悟の乗っている馬の足をバズーカで狙っている。
モモコ「どうなってる。近づかない!差が一方に縮まらない!」
雀「縮まるか!何言ってんだ!前に総悟が言ってたよな?下が回ってるだけで、馬とか下につけてるだけだから差が短くなるわけないんだよって言ってたろ!永遠に回り続ける!」
スパーク「お兄さん、遊園地なんて・・・、アイス食べに行くようなもんだから。」
モモコ「そうなのか兄者!」
そして普通に降りた。総悟は内心もう勘弁してくれと思っていた。
スパミ「ブラウン894様。次はどこ行きますか?」
総悟「ジェットコースターにでも行くか。」
と言ってジェットコースターに行った。
スパーク「ココは地獄のジェットコースターだが乗るっきゃない!」
雀「まかせな。」
と言ってスパミに駆け寄る雀。
雀「おい、てめぇ。一番最初の列に乗れ。さもないと刺すぞ。」
スパミ「は、はい・・・!」
と言って言うことに従う。偶然にも混んでいて、総悟とスパミは離ればなれに。
総悟「ようやく離れられた。もう勘弁してくれ。」
スパーク「うっせぇ!ダメだ!」
総悟とスパークは隣になった。ようやく落ち着いた総悟。
雀「おい、ジェットコースターが一周するまでに涙と鼻水両方だせ。さもないと、背中にブラックホールを作るぞ。」
スパミ「ええ!」
と冷や汗をかいているスパミ。こりゃもう、総悟にふられるな。と思ったら動き出した。
スパーク「ぎゃああ!何か前より早くなってないか?」
総悟「それは幻覚だ。てか様子は・・・。」
雀「ああああ!」
総悟とスパークは何かにぶつかった。雀だ。
総悟「何やってんだお前!前と同じ事すな!」
雀「うるさい!相手を追いつめる事だけ考えていたから。」
と言って坂に入った。すっごい速いスピード。
雀「ぎゃああ!」
スパーク「おい、さっきの自信はどうした?てかお前天然パーマになってきてるよ。ボサボサだよ!」
雀「うるさいよ!Sは人をいじめるのが好きなだけな~の!撃たれ弱いだけな~の!他に気は取られないの!」
そして回るところに入った。もう雀は限界である。
雀「たた助けろコノヤロー。」
総悟「怪力で何とかしやがれ!」
そして終わった。雀はもう酔っていた。当たり前である。総悟はスパミのトコに戻った。

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