戦闘の村 ~デビル村~ 作者/辰巳(元NARUMI ◆a0N.W/9D1.

(モモコのオーディション編)第36話・夢は大きいのもいいけど 失敗したら白くなる



今日はモモコのオーディションの日。みんな心配している。いや、受かるかどうかではなく、暴れるかの心配である。
スパーク「大丈夫かな?あいつ。キレて暴れてゴチャゴチャになるんじゃねぇか?」
みんな「あるある。その心配。」
ある意味ドキドキしている。ある意味ね。
村長「何をしているんじゃ?」
でた。最大の莫迦。村長だ。コトブキだ。
村長「そんなトコで。モモコがいないじゃないのか?」
雀「モモコは都会に行ったの。オーディ・・・じゃなくて夢に向かって。」
村長達はまだ知らなかったのである。
村長「どうせ失敗して帰ってくるさ。あれでも莫迦だからな。」
いや、あんたもな。いや、あんたの方が上だ↑だ ̄だ。最後の文字はちょっと関係ないけど・・・。
その頃モモコは・・・
モモコ「えっと、デビル村のモモコです。私は、小さい頃から歌手が夢で・・・、今回に賭けます。」
今はモモコの番らしい。緊張しながらも一生懸命話している。
審査員「じゃあ趣味とか・・・。」
モモコ「趣味は戦いです。」
オーディションに受ける他の女の子が「はぁ!?」と言った。もう受かる確率がなくなった。
審査員「え、ゲームの方?」
モモコ「審査員さん。現実です。何なら今、誰かとやりましょうか?」
審査員「失礼な子だ。君はもう帰ってくれ。結果は言わなくてもわかるだろう。」
モモコ「もしかして受かった?やった~!喜ぶのはまだ早いわ・・・。次の試験も・・・」
審査員「話を進めるな!落ちたんだよ。すべったんだよ。帰れ!」
モモコの夢は消えた。しょんぼりしてデビル村に帰ってきた。
雀「やはりな。そう言ったら終わりだろう。」
総悟「もはや欠片も確率が残らなかったわけだ。」
と、みんなに笑われた。
モモコ「うっとうしい!焼けろ!散れ!」
と言ってバズーカを持った。戦闘が終わらない村だな・・・。ここは。


(絢編)第37話・来てしまった 恐ろしい人が



村長「ーが来る。いいな。悪いこと言うなよ。」
と言って役場に帰ろうとする村長。そこへ
雀「ちょっと待てェェ!ーって何だよ。お前いつもいつも・・・。私達をからかうことばかりじゃねぇか。」
総悟「そうだよ。少しは頭冷やせ。今回・・・、いや、次からもちゃんと説明しろや。この莫迦村長!」
今回は総悟も抗議する。普通だ。そんなに大切なお客様なら名前とか詳しく言え。
村長「え~っと。キング村の絢さんだ。とってもこ・・・じゃない。いい人なので変なことしないように。」
何か今言いかけた。まあ気にしなくていっか、とみんな思っている。が、実は気にした方がよかったのだ。
そして2時頃・・・
門が開いた。お客様が来る!そうしたらそこには可愛い・・・、いや綺麗な女の人がいた。
絢「ここがデビル村・・・。結構いい村ね。」
と言って入ってきた。みんなはその姿をこっそり見ていた。
スパーク「総悟。あの女の子イケることねぇ?」
総悟「悪いが女に興味なし。」
などと話している。早速モモコが挨拶に行った。
モモコ「えっと、あなたがキング村の絢さんですか?私はここに住んでいるモモコです。」
絢「よろしく・・・。役場はどこかしら?」
モモコ「えっとここを真っ直ぐ行ったところです。」
どうもと言って行ってしまった。モモコはまだ子供扱いされているらしい。
モモコ「何よあいつ。私を子供扱いしちゃって。次来たら焼いちゃおっかな。」
絢「誰を焼くって?お嬢さん?」
といきなり現れた。みんなビックリ!
やよい「全然見えませんでした。」
スパーク「俺も。全く。」
総悟「少し気配はしたが・・・。こいついったい何者だ?」
とみんなガヤガヤ話している。
モモコ「えっと、あの・・・。」
絢「いい加減大人になりなさい・・・。あなたを子供扱いしたのは、挨拶の言葉が普通すぎたのと・・・背が小さいのよ。悔しかったら背を伸ばすことね。」
と言って去っていった。何だこの人?
絢「それから・・・、私への暴言を吐いたらどうなるかわかってる?ギタギタよ。」
恐怖・・・。デビル村の人が負けた・・・。恐怖におちいった・・・。あの人は女王だ。
モモコ「こ、怖い・・・。ぐすっ。」
と、モモコは少し泣き始めた。デビル村の人が泣かされるのは230年くらい前の話。それから今、ついに泣かされた。しかも黄金時代の今で。
スパーク「怖ぇ。あの人に手を出したら何されるか・・・。」
やよい「そうですね。あの人のオーラはかなりどす黒かったですもんね。」
と、みんな弱音を吐いている。雀も総悟もあり得なかった出来事だ。そのことで驚いている。
雀「別に・・・、大丈夫だ。怖くはない。だが、お前らに怖い。お前らの泣き顔なんて見たこと・・・。」
スパーク「いいよなお前らは。すげぇ度胸があって。俺らはな、度胸はあるが、お前らよりないんだ。」
かなりの弱音だ。あの人の顔を思い出すたびに震えている。
総悟「お前らはオーラにビビってるだけみてぇだな。まず、平気な俺と雀で村長に聞いてみるよ。どんな人か。あと、何故ここに来たかを・・・。」
と言って2人は役所へ行った。みんなはその後ろ姿を不安に見ているだけだった。


(絢編)第38話・今日は何の日?戦争の日!



前回の続き
村に来た女性がなんやかんやした。
やよい「ちょっと↑書いた人誰?ちゃんと説明してください。」
雀「知らないね。前回の続きだけでこんなにスペース使いたくない。」

改めて第38話

雀と総悟が役場に来た。『絢』っていう女性を尾行するため。何故尾行しているのかは>>66を見てね。
雀「えっとぺりこちゃん。」
と言って入ってきた。もちろんあの女性もいる。
雀「村長いる?」
ぺりこ「村長は今から絢さんとお話しします。」
この人とお話・・・。どんな話だ。セクハラするかな。いや、既に村長の性別不明。
村長「これはこれは絢さん。お久しぶりですな。大きくなられましたな。胸が。」
村長は蹴られた。かなりの勢いで。総悟と雀は当然だと思っている。女性なら誰だってそうする。
総悟「あんたさぁ・・・。もうちょっといい老人になろう。」
村長「それをいうなら『いい大人』だろ。何故老人!儂はまだまだ若いわ!」
雀「あんた>>13で89歳って言っただろうが。もう年寄りって感じだあんたの頭脳も。」
と言って口喧嘩になった。そうしたら絢が
絢「村長。早くしてください。私はあなたと話しに来たのです。ガキの喧嘩を見るために来ていませんよ。」
村長「申し訳ありませんでした!」
と言ってあっさり謝った村長。雀と総悟は気に入らない。
雀「オイ。今お前私のことをガキって言ったろ。」
総悟「私達じゃねぇのね。俺もガキって呼ばれたぞ!」
絢「そうよ。あなた達はじゅうぶん子供。ガキよ。何なら力の差を今、見せてあげようか?」
総悟「いいじゃねぇか。なめんなよ!コノヤロー!」


(絢編)第39話・物語の最後は絶対ハッピーエンドか悲劇 そういうのつまんない



ここは役場。今、雀と総悟が絢って女の人と喧嘩の真っ最中。
村長「ちょ、やめて!お願い!この人強いから!」
雀「うるせぇ!黙れ!この大莫迦村長!」
と言って無視した。もう戦い始まっちゃった。遅いよ大莫迦村長。本当に戦闘好きですね。
絢「後悔しないでね坊や達。いや、ガキ共!」
と言って一本の剣を手に持った。どこに入っていたんだ。それは。
雀「そんなものを持ってんのか。こっちも行くぜ!」
と言って2人も剣を持った。大人対ガキだ!今の言葉、雀達に言わないでね。
総悟「俺達なめんな!ガキと思って油断すんなよ。」
絢「油断しちゃうのはあなた達じゃないの?戦闘の村だからいつも勝ってるでしょ。今回も勝っちゃうってね。」
と挑発に乗せる絢。総悟は冷静で挑発に乗らなかった。雀は乗った。出た!キレやすい性格!
雀「うっさい!お前本当にムカつく!ぶっ倒す!」
総悟(挑発乗ってるし。莫迦だろこいつ。)
30分後・・・
総悟「いやぁ・・・。なかなかやるな。てか本当に王女だったのか・・・。」
雀「さっきは失礼な事したな。あんたがこんな人なんてわかんなかったモンでな。」
絢「わかればいいの。あのまま続いていたら負けていたわ。さすがね。総悟さん、雀さん。」
とお茶を飲んでいる。あれ?どうしたの?30分前のあれは何?
村長「で、契約の方は・・・。」
絢「もちろんOKです。あれ、こんなにいい人が2人もいるんだから。」
30分くらい前、村長が絢がキング村の女王ってことを教えて、契約とかも全部話した。そして絢にもこっちの事を教えた。そうしたら仲良くなってしまった。
スパーク「あいつら・・・。笑ってるぞ。」
やよい「結局どうなの?わかりません・・・。」
モモコ「早く帰ってきて!まさか覚醒剤やられたとか。」
結果を待ちきれずに来てしまった3人。雀と総悟はその3人の事をすっかり忘れているのであった。


(彰編)第40話・やっぱりマックではチキンカツバーガーが1番人気! 何で!?



村に誰かは行って来た。その人は何だか怪しい人。この村に来る事なんて誰もしれない。
怪しい人「ここがデビル村か・・・。ここに例の奴がいるんだな。クク・・・。」
と言って走り出した。いったいこの男は。そして例の奴とは!?
雀「だ~か~ら、弁償しろって言ってんの!」
モモコ「嫌よ。私壊した元違うモン!」
何か怪しい雰囲気から少々離れたトコは変な雰囲気。今、モモコと雀が喧嘩中。モモコが雀の携帯を川に落としてしまって壊れたらしい。
モモコ「私、手が滑って落としちゃっただけだもん。」
雀「確信犯だろ。今、自分で落としたって自覚したろ!さっさと金出せ確信犯!」
確かにモモコは確信しました。なのに自分が悪いとは気がついていない。何て不毛な争いなんだ。確信すればすむ話なのに。
総悟「この喧嘩、雀の勝ちだ。諦めろや。俺、みんなの分の昼食買ってくる。」
やよい「私も行きます!!」
やよいのハートに火がついた。少しでも近づくぞと。
スパーク「俺、チキンバーガー頼むわ。」
モモコ「あたいも。」
雀「私も頼むわ。」
と言ってたぬきちの店に行った。
たぬきち「あ?チキンバーガー?売れ切れて今はないんだ。ゴメンね。」
総悟「いや、いいよ。たぬきちが悪いんじゃないし。じゃあ焼きそばパン5つ。」
と言って買って帰った。
やよい「ありませんでしたね・・・。チキンバーガー。」
総悟「あれ、今結構流行だから。」
そしてここは橋。1人今までの物語で見たこと・・・、いや最初の方に出たか。怪しい人がいた。
怪しい人「こんなトコにいたか。総悟。お前を斬り倒す。」
やよい「だ、誰ですか?あなた。不法侵入者ですか?」
総悟「やよい。こいつぁ、不法侵入とか余裕でできるんだよ。お前、ここまで来ていやがったのか。彰。」
彰「知ってるか?お前。俺がどれだけ強くなったことをな。」
どうやら例の奴とは総悟のことだったらしい。この物語で総悟の謎っぽい過去がわかったのは少なかったが、また少し読み続けばわかる・・・!