戦闘の村 ~デビル村~ 作者/辰巳(元NARUMI ◆a0N.W/9D1.

第223話・27時間仕事をずっとやっていたら絶対に目の下にクマができるよ



雀「ねえ昨日の27時間テレビ見たか!?深夜のやつを除いて。」
スパーク「見た見た!全部見た!マジでだのじがっだよな?」
やよい「楽しかったじゃなくて面白かったじゃないですか?つーかあなた全部見たんですか!」
目の下にかなりクマが出来ている。真っ黒だ。見ていてもいいけど寝不足に注意しよう。
総悟「ありゃ面白かったぜ。特に・・・・・・」
剣悟「ちびまる子ちゃんが!」
みんな一瞬停止した。そりゃそうだ。いきなり莫迦が莫迦な事を言うから。
雀「私はネプリーグが楽しかったな~・・・。」
ブーケ「あたいはTEN竺ボーリング・・・・・・。」
これ、絶対に著作権になんないよね。これ。絶対に。訴えられたらどうしよう・・・。
モモコ「あたいは千の風になってのやつ・・・。」
剣悟「何故ちびまる子ちゃんを見向きもしない!」
雪「みんなしらけてんだろ?『ちびまる』は毎週やってっから。」
総悟「ああ、俺ァ、ビストロがよかったね。」
ララ「つーか莫迦剣は何故『ちびまる』にこだわる。」
剣悟「だってよォ、昨日俺出たじゃん!」
みんなまた一時停止した。
雀「テメェが出た?いつどこで何をここはどこ!」
雪「勢いでボケいれてんじゃねぇよつまらねぇ。」
ブーケ「でも剣悟が出たなんて初耳だよ!あたいもちびまる子ちゃん見てたけど・・・。」
モモコ「あたいはサザエさん派だから。」
剣悟「だって昨日しんごくんが出てただろ!」
雀「それが何だ。」
剣悟「その弟がけんごくんなんだよ!」
またまた一時停止した。三回目だ。
雀「あ~、そういえば出てたね剣悟って。」
ララ「お前はそれだけで嬉しいのか。小さい男だ。」
やよい「莫迦しか出ない莫迦並みの発想ですよ。」
ちなみに今、スパークは睡眠中。疲れているのだろう。
雀「お前こんなくだらない事で喜んでたのか。」
剣悟「だって自分の名前が使われたんだぜ!剣悟なんてそんなねぇ名前なのに・・・。」
雪「本当に小っせぇ男だなオイ。そんな話のタメだけに1話使っちまったってか?」
総悟「そうだ雪の言う通りだ。取りあえずお前切腹な。」
雀「いやいや総悟よ・・・、イジメはみんなで楽しまなきゃいけねぇよ。やらんかいィィィ!」
ものすごっくドSな発想だなお前は。そしてみんな剣悟を蹴ったり殴ったり。
剣悟の目は、スパークといっしょで黒くなったとさ。


第224話・何をやっても始まるときより準備の方がよっぽど楽しい



村長「よっしゃ~!今日は年間恒例行事の夏祭りじゃ!!」
とテンション上がってる村長。夏祭りはつねきちやハッケミイ達も来ている。
モモコ「つねきち~、綿飴一個ちょーだい!」
つねきち「ハイよお嬢ちゃん。100円ね。」
本当のどうぶつの森はベル単位だけど気にしないでください。
今日の女性陣はみんな着物、ユカタ姿。
モモコ「あ、やよいィィィ!こっちこっち!」
やよい「モモコさん!今日はユカタ着てきたんですね!」
と女性陣はとってもエンジョイしている!今日はどこの店も休みで、働いている人もエンジョイしている。
やよい「あ、ぺりこさん!こっちです!」
ぺりこ「夏祭りってやっぱいいね!仕事休めて。」
そっちかいィィィ!楽しめてじゃねぇんかい!
雀「あ、お前どっかで見た事あんぞ。」
脩爾郎「あ、久しぶりだね。どうだ。射撃やってかないか?」
俊司「脩爾郎・・・、お前なんでここにいるの?1.5文字以内で答えろ。」
脩爾郎「職を失ったので新しい職についた。ちょうど15文字だ。」
俊司「俺は1.5文字と言っている。」
ブーケ「オイ、やっていっていいか?一発でいい。いくらだ?」
脩爾郎「1発30円だよ~。」
そしてブーケは一発撃った。そしたら一つのモノに当たってその弾が飛んでまたモノに当たってその弾が飛んでまたモノに当たってを繰り返したら全部倒れた。
脩爾郎「しょ、商売になんねぇ。」
ブーケ「所詮ボウヤには祭りの楽しさはわからんよ。」
雀「・・・あっちにも祭り荒らしがいるよ。」
人の事言えねぇだろうが。雀よォ。指をさした先には総悟がいた。アレは金魚すくいだ。
総悟「ん?お前も見た事ある顔だな。まあいいや。1本くれ。」
サム「分かったよ。1本だけでいいのか?ホラ、100円だ。」
そして総悟はなんと1本のポイで全匹取ったのでした~。
そして総悟はなんと!その金魚を全匹池に捨てたのでした~。
サム「でしたじゃねぇよ!これ明らかに営業妨害だよ!」
総悟「あ~面白かった。俺の金魚がと思っている誰かさんの顔が。」
ドSだね~、んじゃ、次行ってみよう!
スパーク「オイ、占え。俺とスパミのゆくゆく人生を。」
ハッケミイ「ん~、おそらくスパミは憧れの彼にもっと近づいていきあなたと距離が遠くなるでしょう。」
スパーク「何をでたらめ言ってんじゃねぇよ!」
ハッケミイ「なら店にくんなよ。取りあえず50円いただくよ。」
何か変だな~、デビル村の祭りは。まあいいや。
総悟「次はどこ荒らそっかな~。」
雀「ん~、お!アレ楽しそう!荒そ!」
とドSコンビは荒らしだけを考えているのでした。


第225話・何事にも頂点がある


剣悟「あ~、お前転職したの?」
グレオ「あ!?お前は超有名な会社の御曹司!!兼莫迦!」
剣悟「莫迦は余分だよ莫迦は。つーかお前風車なんて買って儲かるのか?」
良「おじちゃん!1本くれ!」
グレオ「ホラ儲かったよ~御曹司兼莫迦!ハイ、300円ね~。聞いて聞いて。2本買ったら650円だよ~。」
良「お前2本買ったら値段高くなるのか!んなもん2本買う奴いねぇよ。」
絢「わ~、可愛い~。ララ、来てみてよ!」
今度は絢とララが来た。着物姿でとても可愛い。グレオはメロメロ。
グレオ「1本300円、2本買ったらなんと400円だよ~。」
ララ「本当か!じゃあ2本買おうよ絢!」
剣悟「って、それ本当に儲かるの?つーかさっきと話違ぇし。」
そしてここはダーツ。そこには雪がいる。
雪「なあ、これもし全部中心に当たったら何くれるの?」
セイイチ「ん~、んなわけないでしょ。じゃあこのダーツ20本を全部あの的の中心に当たったら全商品あげる。」
雪「男に二言はねぇな。ハム豚!」
セイイチ「ハム豚って・・・、つーか20本当たるほどあのど真ん中の的は大きくねぇよ。」
それがセイイチの間違えだ。この男が幽霊部隊の攻撃部隊隊長とも知らずに。
まあ予想通り雪は全部中心に当たり全商品もらった。
雪「こんなにいらねぇや。ゴミ箱に捨てよう。」
セイイチ「オイィィィィ!何だそれ!」
雀「おおこれは!?」
綺麗な花火が上がった。祭りには花火がなくっちゃね。
雀「だけどなんか飛ばし方下手くそだな。私が変わってやろうかな。」
ってお前がやるんかいィィィ!そして池を沿って歩いていく。
雀「何だこの池?妙に金魚が沢山いるぞ。ってアレは・・・。」
総悟は未だに金魚を池に戻していた。これで全店コンプリート・・・ってお前全て捨てたんかい!
雀「総悟、何ドS業をやっている。」
総悟「祭りに頂点はある。これはこれで楽しい。」
雀「楽しさには賛成するがそれは頂点じゃなくてDOSCHOTENだよ!」
総悟「勝手に英語にすな。で、どこ行くんだ?」
雀「花火を上げに・・・・・・。」
そして雀は花火師をボコボコにして自分で花火を上げた。その花火は違う意味で攻撃的だった。当然だけど。


第226話・夢は叶わせるためにあるもの!



雀「まいったな~。総悟のやろ~。ジャンケンで負けたからってノベル小説買いに行かせやがって。」
と原チャに乗ってブツブツと喋っている。
?「キャアア!そこの原チャの人!!止まってェェェ!」
雀「ん?」
と上から声が聞こえたので雀は上を見た。そしたら一人の女性が落ちてきた。そして激突。
?「ギャアアアア!」
完璧に轢(ひ)いてしまった。その女の人はすぐ立ち上がった。
雀「お、オイ大丈夫か!?お前・・・。」
ちとせ「何してくれるんですか!痛だだだだ!」
雀「空から誰か降ってくるなんて普通思わねぇだろうが!」
ちとせ「・・・・・・飛びたかったんです。」
雀「あ?」
ちとせ「子供の頃からの夢で。この私の羽で空を飛ぶ事、それが私の夢でした。」
雀「結論から言う。それは無理だ。何故ならお前は鶴は鶴でもどうぶつの森の鶴だから!」
ちとせ「私の夢を壊さないでください!泣きますよ!」
雀「泣け泣けわめけ!つーかお前夢っつったってもう物心ついてんだろ!だったら飛べないくらいわかんだろ!」
ちとせ「夢は大きくなくっちゃ!」
雀「その夢の壁を超えてるぞ。」
と雀は何故か轢いたお詫びに彼女の夢を手伝う事になった。無理なのに。
ちとせ「さっきは飛べたのに・・・あなたのせいですよ!」
雀「いや、百歩譲っても轢いた事は謝る。だけどお前ただ単に落下してきてぶつかっただけだろうが!」
ちとせ「だって・・・だって・・・私Mだもん。でもブーケよりはMじゃないよ。」
雀「何でブーケ知ってんだよお前は!つーかブーケは本性に戻るとSになるからな。」
ちとせ「Sはあなたでしょ。さっきからガンガンいじめちゃって。」
雀「いじめてねぇよ突っ込んでんだよ!つーか何!?私が今日ツッコミしてんの!?」
ちとせ「でもどうすれば飛べるんでしょうか。」
雀「これ使え。ハングライダーだ。これさえあれば飛べる。」
ちとせ「無礼者~!!」
とハングライダーを出した雀を怒った。そしてハングライダーを蹴飛ばした。
ちとせ「私は自分の手で、道具に頼らずに飛びたいの。」
雀「無理無理無理!絶対飛べない!つーかそれただ単のワガママだろう!」
ちとせ「全く・・・・・・ワガママな人だな。」
雀「お前に言われたかねぇよ!」
と言ってちとせを崖から蹴って落とした。そしたらスイーッっと進んでいった。
雀「と、飛んでる!?そんな莫迦な!?」
と思った瞬間落下した。しかも直角に曲がって。
雀「どうなったらあんな直角に曲がって真っ直ぐ落ちてくんだよ。ある意味すげぇけど。」
ちとせ「全く・・・・・・アンタは一体どういう了見ですか!!」
とボロボロのちとせがいつの間にか雀の後ろにいた。
雀「何でお前ここにいるの!?瞬間移動!?それすごいって!」
ちとせ「もう許せません!覚悟ォォォ!」
とちとせは雀に殴りかかった。そして雀はちとせをボコボコにした。
ちとせ「全く・・・本当にワガママな人ね。」
雀「だ~か~ら~、お前に言われたかねぇって言ってんだろ!!」
と言ってバズーカで撃った。吹っ飛んだ。空は晴天だったが雀の心は曇っていた。


第227話・アイドルはどんな奴でもろくな奴がいない



雪「・・・・・・・・・・・」
雀「オイ、さっきからお前暗い顔してんな。どうかしたか?」
ララ「そうですよ雪隊長。隊長の悩みは我の悩みです。」
雪「悩みなら山ほどあるよ。守備部隊隊長がまた仕事をサボった事とかよォ・・・・・・。」
総悟「隊長って色々大変そうだな。よかったぜ。自由派を選んで。」
自由派ねぇ・・・・・・。まあ雪は仕事派の方だけど・・・。何つーか田舎派都会派だと思う。
雀「んで?今日は一段と暗い雪。どうした。」
雪「・・・・・・また攻撃部隊の奴が派遣されてきた。たまには守備部隊も使え。つーか捜査部隊は働いてるんか!」
総悟「途中からただのグチになってるよ。じゃあまた誰か来んのか?」
雪「悪力零・・・。」
ララ「あやつか。懐かしいな・・・。って言ってる場合じゃねぇか。」
雪「しかもだぞ。悪力零の派遣係が・・・・・・守備部隊の隊長さん。」
何かよくわからないけどかなりマズイ人が二人来ると言う事だけ雀と総悟は分かった。
雀「え?それってまさかデビル村に来るって事か?」
雪「・・・そゆこと。」
総悟「冗談じゃねぇよ。何で俺様の村が幽霊の拠点地となってんだコノヤロー。」
雪「俺に言うな。こうなったのはすべてララが悪いんだ。」
ララ「私のせいにしないでください隊長!部下がやった事には隊長にも責任があります!」
雀「で?悪力零ってどんな奴だよ。」
雪「・・・攻撃部隊で一番人気が高いアイドル。」
悪力零「いたいたララ管理官と雪たいちょーっ!!」
雪「・・・ララが先か。俺は後か。」
二人の人が現れた。一人は青髪の女性で背が高くピンクの目でなかなかの美人さんと、黒髪で鋭い目をしている男性。
雪「アレ?千春(ちはる)が来るんじゃなかったのか?」
剛「いや、そーだったんだけど、千春の野郎ずっと寝ててさ。」
雀「アンタ誰?1文字以内で簡潔にまとめろ。」
剛「そりゃ無理。ボクは剛(つよし)。捜査部隊の隊長をやっている者だ。」
総悟「あ、そう。またお偉いさんが来たって訳か。つーか隊長って若い奴ばっかか?」
剛「俺と雪を同じにするなよ。ああ、本当は醍醐爺さんが隊長やってたけど天皇になっちゃってさ。」
雀「オイ、天皇って隊長が簡単になれるもんなのか?」
雪「そうだ。天皇が亡くなったら今、全体のリーダー的存在が天皇になる仕組みだ。」
総悟「って醍醐って無茶苦茶パクってんじゃねぇか。後醍醐天皇に謝ってこい!」
悪力零「それよりララ管理官!元気でやってましたか!?こっちに来て3ヶ月ぐらい経ちましたが。」
ララ「前は元気じゃなかったが今は元気だ。雪隊長のおかげで。それで今は最悪だ。お前のせいで。」
悪力零「それは大変!?天に帰った方がいいんじゃないんですか!?」
ララ「いいよ。」
雀「それより、勝手に人をデビル村に連れてくんじゃねぇよ!」
とララを蹴った。つーかこの場合『連れてくる』じゃなくて『説明しろ』と言った方がいいと思う。
悪力零「貴様ァァァ!管理官を蹴ってどうなるかわかってんだろうなゴラ!」
と言って蹴り返した。あ~あ、雀の復讐、いや逆襲喰らうぞ。
悪力零「どんなもんだい!管理官を蹴ったからこんな目にあったんだ!」
雪「俺の時はこんな事してくんねぇのにな。つーかホントに蹴ってよかったのか?」
総悟「そうだ。ハッキリ言うがこいつ、ララより強ぇから。」
雀は不気味に立ち上がり悪力零を蹴りまくった。また仲間(?)が増えたとさ。