戦闘の村 ~デビル村~ 作者/辰巳(元NARUMI ◆a0N.W/9D1.

第136話・噂というのは必ず言いふらして自分を尊重する超自己的ピーアールが多い人である



友人A「スパミ、アンタ恋してるでしょ。そんな顔してるわよ。」
スパミ「そ、そんな事無いわよ。てのは冗談。てのも冗談。さらにまた冗談よ。」
友人B「何だァ~。やっぱいるのね。最近スパミから女の匂いがしてたまらないのよ。」
ココはコイオカ村の寺子屋。いや学校。寺子屋はかなり時代がはずれているか。
友人B「その恋、叶うといいわね。」
スパミ(きっと叶うわよ。でも、あの方の住所も知らないなんて・・・。)
総悟「ビクッ!何この悪寒・・・。」
ココはデビル村。自然豊かな村である。
雀「どうしました?誰かが不審な事言ってんじゃないの?」
と言って爆笑する雀。いやどこが笑えるの?Sの精神発揮しすぎないでね。そしたらスパーク携帯電話がなった。
スパーク「もしもし・・・スパミか?フン、フン・・・ええっ!まだそ・・じゃねぇや、好きなのか!うん、うん、もうそいつを諦めろ!」
とブチっと切った。まだブラウン894好きなんだ。総悟もえらいこったなァ・・・。
ロボ「スパーク・・・どうしたの?」
スパークとモモコと雀と総悟は目を光らせてロボの方を向いた。ちなみにやよいはわけわからない。
ロボ「そうなんですか・・・。そいつは大変で・・・。」
やよい「大変ですね・・・。」
と言って帰っていった。関わるとろくな事ないとわかったんだろう。
総悟「仕方ねぇよ、もう正体ばらすしかねぇよ。」
雀「それか・・・、他に好きな人をできさせるとか。」
スパーク「ダメだ・・・、アイツは他の人を好きになりそうじゃねぇ・・・。」
と言って考え込むスパーク。
モモコ「女の子の心は、女の子しかわからないわ。行くよ雀!」
と言ってコイオカ村のスパミの元へ行った。
雀「ねえ、ブラウン894が好きだって?やめといた方がいいよ。」
スパミ「嫌ですわ雀さん。私はあの方じゃなきゃダメなんです。」
モモコ「・・・でもアイツは・・・。天下のヒットマンだぞ。アイツと付き合うとスパミまで巻き込まれるよ。」
と言ってブラウン894をやめろと説得する2人・
スパミ「かまいません。あの方、もう私は一目惚れです。私の白馬の騎士です。」
雀「兄ちゃんの気持ち考えたらどうだ。天下のヒットマンなんて・・・泣いちゃうぞ。」
もう言い逃れできない風になってきた。流石S。
スパミ「お兄ちゃんが感動して泣いてしまうって事ですね。やったァァァ!」
とルンルン気分で帰っていった。
雀「やっぱ諦めるしかないよなコレは。」
モモコ「・・・極度の天然だ。」
コレで無理とわかった2人であった。


第137話・今、門出の時間(とき)がやってきた



ロボ「じゃ、俺は今日でさよならだ。ココの村、スゲー楽しかったぜ。」
雀「また来いよな。今度は友達連れてきて。縄で縛っていじめてやる!」
・・・何にも言えない。やはりSの考えている事は恐ろしい!
ロボ「・・・同じような仲間がいた時の門出ってこんなにつらい気分なんだ。」
総悟「誰が同じだ。同レベにすな。」
オーイ、引っ越すってのにいい事1つ言われてないよ。
やよい「あの・・・、コレどうぞ・・・。」
と言ってスズランをあげた。何?この村スズラン咲いてるの?まあ環境はいいっちゃぁいいけど。
ロボ「大切にするよ。デビル村のスズラン・・・。あのさぁ君達1つ聞いていい?」
雀「私らを君達となれなれしく呼んでんじゃねぇよ!」
またきつい言葉が。だからなんで?何で?コレ絶対引っ越しちゃう空気だよね。
ロボ「俺をもう、仲間扱いしてもらってる?」
モモコ「もちろん!当たり前じゃないか。」
総悟「デビル村としての対象外だけどな。部外者が。」
そのきつい一言でロボは腰を下ろした。いじけてる。
雀「いじけんじゃねぇよ。お前はもう会ってからずっと仲間だからな。いつでも遊びにこいよ。部外者が。」
スパーク「それ、慰めになってない。」
やよい「やっぱりSにはかないませんね。」
と言って門番さん1が門を開けた。
ロボ「じゃあね!」
モモコ「元気でなァァァ!部外者が!」
スパーク「また来いよ!いつでもまってからな!部外者が。」
総悟「それ、別れの言葉じゃねぇ。部外者が。」
オイィィィ!部外者扱いしたまんま帰って行っちゃったよ!
やよい「あ、あれ・・・、ブーケさん・・・。」
とやよいが指さした先にはブーケが。もう帰ってきたのである。
ブーケ「久しぶりィィィ!総悟ォォォ!やっぱあなたの方が10000倍大好きぃ~!」
と飛びついてきたのでバズーカで撃った。また毎度のパターンが起きたのである。
雀「コレが平和の証かもね。」
総悟「お前も部外者になれやァァァ!」


第138話・外はお淑やかでいつもニコニコ相手思いだと思われている人に気をつけろ!そいつは詐欺師か腹黒だぞ!



雀「・・・お前ら最近どう思う?」
雀達が集まって何かの会議(?)的なモノをやっている。
雀「考えてみろ。私らは9月からこの小説の登場人物に載っかった。」
ブーケ「あたいは1月だけどね。」
確かに。ブーケは1月に引っ越してきたからこの村に来てから半年もたっていない。
総悟「ま、イコール俺らはお前の先輩って事だ。これからパシらせてやるぜ。」
ブーケ「あたいをいじくって楽しい?いじりなさい!あたいすっごく気持ちいいから。総悟♪」
総悟「そうですか。気持ち悪いんだよ!」
と言って蹴り飛ばした。今日で何回目か。
雀「私は作者には秘密でもっと人気出る秘訣をみんなで考えようと思う。」
オ~イ見てるよ。すっごく見てるからね!
雀「とりあえず、まず相手の小説を潰す。」
やよい「なんて強引な話ですか。アンタ小説の悪役になった方が面白いじゃないですか?」
スパーク「うむ、俺も同感だ。そうすりゃ主役の座も手に入る。」
と言ったらバズーカで撃たれたスパーク。その隣にいたモモコにも当たった。
モモコ「ゲボっ・・・ゴホっ・・・。この小説を・・・頼む・・・。」
雀「モモコォォォォ!よし、次の手考えるぞ。」
総悟「切り替え早っ!世界一の悪はお前に決定!」
モモコ「そうだよ!こんな主人公見た事ない!ヒロインの座はあたいのもんだ!」
・・・もう話がごちゃごちゃになったわ・・・。
雀「Is it too good to put it to usual up to now?(やっぱり今までのままがいいのかな?)」
やよい「・・・同じ事2つも使われたら読者も飽きますよ!いい加減にして下さい!」
雀「お前の思い、総悟にバラしちゃってあげようか?」
雀の一言でやよいの目が変わった。何か無茶苦茶ぱっとみが変わった。
やよい「・・・何言っちゃってんだコノヤロー!永眠しろテメェ!」
と言って雀に攻撃し始めた。自分の性格とその正反対の性格、両方持っているとかすごすぎる!
モモコ「オイコラてめぇら!まじめに考えんかい!」
と言って喧嘩に加わったモモコ。ただ単に喧嘩がしたいだけなんじゃないのアンタは。
スパーク「こいつは雀が悪役の物語に決定ィィィ!」
雀「ああ?主役じゃねぇ奴が何生言ってんだよコラ!」
と言ってスパークにも喧嘩を巻き込む雀。結局最後はみんなで喧嘩じゃねぇか。
総悟「・・・つー事で今までどおり行くかんな。じゃ、皆さん。さようなら~。」
そうですね。総悟の意見を最優先させましょう。
Vous l'avez rangé avec Coeur ce temps. Au revoir. (皆さん今回はコレでお終いです。さようなら!)
雀「オイ辰巳!それフランス語。英語じゃないから。」


第139話・座右の名とは自分のやる事ではなく、目標へどうやって行くかを表すと自分は思っている



蒼夜「・・・つまらない。」
ここは聖夜村。蒼夜の家。前よりずいぶん広くなった。
蒼夜「暇だからデビル村に行こ。」
行こうかなじゃなくて行こですか。即答ですかね。
そしてここはデビル村。自然豊か・・・ってコレもう何回言ったかな。
雀「ん?あれ?蒼夜じゃねぇか。久しぶり!」
そこにはいつものデビル村一同と由里阿と恐埜に良、剣悟がいる。何かやけに今日は客が多い。
蒼夜「皆さん集まって何やってんですか?」
モモコ「クイズをこれからやるんだよ。蒼夜もやる?」
どうやらこれからクイズ大会をやるらしい。何かIQサプリとかにありそうなセットがある。
剣悟「アレ?お前ラジオに出なかったっけ?」
総悟「TVの間違えだろ。ラジオは聞くだけで人見れねぇよ莫迦剣。」
剣悟「ちょっとやめて!莫迦剣やめて!以外に傷つくから!」
以外にMなんだね。アンタ。強いように見えないな。
由里阿「あ!?確かあの事件の時、無罪でとか何やらかんやら。」
恐埜「ああ確かいたな。お前のような奴。有罪の罪だったかな?」
やよい「そういうの傷つきますから。てか無罪ですよ!お姉さん無罪って言ったの聞こえなかったですか?」
もう突っ込みいいわ!早く話し進めよう!
~ルール~普通の早押し問題。チームせいで3チームに別れてもらう。それで全員3問ずつ正解でそのチームの勝ち。
てなルールっぽい。ちなみに由里阿は審判。チームは雀・やよい・剣悟、総悟・モモコ・恐埜、スパーク・蒼夜・良のチーム。
由里阿「1問目です!私の得意な事はなんですか?」
雀「んなもん知るかァァァ!もっと真面目な問題だせや!」
そして恐埜が普通に正解。・・・問題じゃねぇ。
由里阿「2問目。コレを翻訳してください。Who on earth are you?I am great detective's Yuria. 」
雀「同じネタ何回目だァァァ!『お前は一体誰だ?私は名探偵の由里阿です。』だろ?何故名探偵なんだよコノヤロー!」
そして雀が1問正解。さあこの勝負どうなる事やら。


第140話・朝起きたら必ず新聞を見よう



由里阿「さて問題です。イナバウアーと言えば・・・」
モモコ「ハイハイ!荒川静香!」
ブブー!と鳴った。あれ?当ってるんじゃないの?
由里阿「ですが、今年、金メダルを取ったのは・・・。」
剣悟「安藤美姫!問題を最後までちゃんと読め。莫迦め。」
由里阿「・・・ですが、武勇伝で人気のお笑い芸人とは!」
スケート関係なくね?そして莫迦は剣悟だ。良がボタンを押したが勢いよすぎて壊れてしまった。
良「壊れやすいなこれ。まいいや。オリエンタルラジオ!」
そして正解。てか何ちゅう引っかけ問題だ!意味不明だよ!
由里阿「まずはこの曲を聴いてください。」
そしたら『あんな事いいな。できたらいいな。』と流れている。コレはおなじみのドラえもんソングだ。
由里阿「コレを歌っている人は誰でしょう。」
総悟「んなもん知るかァァァ!地味すぎてわかんねぇよ!そして何でお前はここにいるんだよ。あんな事やだって!」
総悟の下を見たらブーケがいた。総悟は踏みつぶしていた。コレは痛い。
そして問題は過ぎていき、最後にスパークと恐埜と剣悟が残った。莫迦が残ったな。
由里阿「さて問題です。この次はなんと読むでしょう。」
そこには『嬬』と書いた紙があった。「じゅ」と読む。
剣悟「コレわかるよ!俺仕事でよく使うもん!じゃ!」
間違ってやがる!仕事で読めないんだこいつ。そしてどんな仕事してやがるんだ。
雀「この勝負負けた・・・。こいつとなった時点で負けてたんだ。」
恐埜「じゅ。」
と言って恐埜が抜けて総悟のチームが1位。そして残るはスパークと莫迦剣。一生終わらないな。
由里阿「問題です。なんて読むでしょう。有名なアニメの題名です。」
と言って紙を出した。『ONE PIECE』と書いてあった。
このアニメは確か手が伸びる人が主人公のあれ。
剣悟「わかった!ブリーチ!」
って何でそうなるんじゃァァァ!雀とモモコがかなりあきれてる。てか何故最初の文字からブリーチ?
スパーク「あれだろ?ドラゴンボール!!」
・・・もう突っ込むの疲れた。もうやめて。ワンピースに決まってるじゃん。
由里阿「・・・もう辰巳さんがアレなので最終問題です。今の宮崎県知事は誰でしょうか。」
もう仕方なく超簡単問題にした由里阿。
剣悟「ハイハイ!コレはわかる!安倍晋三!」
総悟「てめぇマジで莫迦剣!それ内閣総理だって!」
スパーク「えっとぉ。ひ、東国原・・・」
良「東国原?」
と言ってスパークはもう一回ごくっとつばを飲んだ。
スパーク「東国原英おっと!」
由里阿「え?東国原英おっと?」
スパーク「そう。」
やよい「なんで!何で読めないんですか!東国原英夫(ひがしこくばるひでお)ですよ!もう莫迦には付き合ってられません!」
そして剣悟とスパークを置いてみんなどっか行ってしまった。
蒼夜「世界でこんな莫迦もいるもんですね。」
モモコ「いや違うよコレ。莫迦じゃないよな。」
雀「脳味噌ないって事じゃないのか?」
世間知らずはこういう事があるからやめておいたほうがいい。
皆さん、新聞は必ず読もう!