戦闘の村 ~デビル村~ 作者/辰巳(元NARUMI ◆a0N.W/9D1.

第154話・自分でまいた種は自分でなんとかしろ
雀「あ~。何で私が買いに行かなきゃいけねぇんだよ。」
と原チャに乗ってなんかぶつぶつ言っている雀。ここは未来村。
雀「・・・新製品のユラユーラ、まあ自腹じゃなかったからいいけどな。」
そしてここはデビル村。例の『ユラユーラ』をみんなに差し出す雀。
スパーク「お、本物だ!つーか雀ってジャンケン弱いよな。Sの惑星の王女もこういう弱点あるもんだな。」
雀「スパーク?今なんつった。私はジャンケンが弱いだけで弱点なんざねぇよ!」
否定した!否定しなくていいトコを否定した!話進まねぇよ!
やよい「早速やってみましょう。ユラユーラ。」
袋からユラユーラを出した。それは1枚のCDだった。
モモコ「確か取りあえずまずラジカセかなんかで流すんでしょ?」
総悟「くだらねぇ。んなモンで情報収集できたら犯罪者は苦労しねぇよ。」
今聞いた?情報収集って言ったよね。どうやらユラユーラとは流しただけで好きな情報を手に入れられる貴重品らしい。
雀「オイお前ら。感謝しろよ。私が店員に銃を向けて手に入れたんだから。」
ってやっぱ脅したんかい!くだらなすぎる。
ブーケ「んじゃまずあたい!総悟があたいの事どれくらい想っているのか。」
そして流した。♪~総悟がブーケの事を想っている率。0,0000001%。その0,0000001%は仲間として想ってるようです~と流れた。
ブーケ「でたらめ言ってんじゃねぇよ!不良品じゃねぇか?コレ。」
雀「安心しろ。お前の頭が不良品だ。じゃあさぁ、総悟の弱点!」
総悟「だから何で俺ェェェ!?お前ら俺の事例えすぎだって!」
♪~特になし~。と流れた。まあ無しっちゃ無しだけどね。
やよい「どうやら全然不良品じゃないらしいですね。」
雀「当たり前だ。私が持ってきたんだぞ!不良品だったらぶっ壊す。」
総悟「じゃあ・・・、彰の居場所は・・・?」
コレはちゃんとした話だ。コレで一歩彰のトコに近づけるか。雀達は期待していたが。
♪~彰なんて知るかボケ!居場所なんて知るか!雀の場所なら知ってんぞ~。
そしてみんな静かになった。ほんの5秒だけ。
雀「やっぱりコレ不良品だァァァ!彰からどう連想して私になったんだ!」
総悟「オイ、コレ買ったのどこだ?店員ぶった斬ってやるよ!」
と言ってみんないっせいにラジカセを潰し始めた。最終的にはラジカセごとユラユーラは壊れたとさ。
てかコレでちゃんと出ればいいストーリーになるだろうに。
だいたいこの物語じたいいいストーリーじゃねぇか。
第155話・霊感が薄々でもある君!絶対最悪な人生だよ!ラッキーアイテムはポテチ?
雀「あ~今日も平和だな・・・。」
平和な日があるんだ!初耳!いつも地獄じゃん!言い直しなさい!今日は珍しく平和だと!
モモコ「オ~イ雀!ホイ、先々週号のジャンプ読み終わったよ!先週号貸してくれ!」
雀「いいぜ。ホラ、誰かの弱み持って来いよ。」
どういう交渉条件!?無いよ普通。こんな交渉条件!
総悟「オ~イ雀。貸す約束してたよな。DORANARUECEの小説。」
何それ。DORAGONBALLとNARUTOとONEPIECEの合体小説?どんなストーリーだよそれ。
雀「おっ!よっしゃぁ!とうとう悟空が蘇った。つー事でホラコレ。交換条件のバズーカ。」
バズーカが交渉条件?んなもん本買ってきた方が安いだろうが!莫迦だよこいつ。つーか悟空とかカードやゲームで何回蘇ってんだよ!
モモコ「あ、アレってクロバチじゃない!もう春だね~。」
総悟「そういう問題か?確かクロバチって人刺すよな?剣でたたき斬ろっかな。」
雀「お前が刺してどうすんだ。仲間を連れてきたらどうするんだ。」
その次の瞬間、クロバチが人間になった。白い服を着た女性に。服というかユカタだった。
モモコ「何だお前?バケモンか?悪霊退散されたくなきゃ今すぐデビル村から出ろ。」
いきなり追放問題だ!いきなり追放しちゃったよこの人。そしたら女性は無視して去っていく。
総悟「別にいいじゃん。人間なら刺される必要ないし。」
雀「いやアンタは人間を刺す側だよ。つーか止まらないとバズーカ撃つぞ。」
そして撃った。全然待たずに。コレ止まらないとじゃなくてどうでもいいから撃つぞだろうが!
雀「人を無視するのはよくないよツンツン女。次無視したら串刺しな。」
ララ「失敬な、私にはララという名がある!ツンツン女ではないぞ!人間!」
総悟「いやお前は人間じゃねぇの?つーかお前、事情を説明しろや!」
と言って3人でいっせいに蹴った。痛そう。つーかアンタらすっごいSだな。
雀「なるほどな。つまりお前は幽霊で、この頃天に来る人が多くて、何か気流が変わっている事がわかって、気流を調整しに天から来たと。」
ララ「うんうん。その通りだ。まあ簡単に言うと亡くなる人が増えたって事かな?」
モモコ「そんで偶然ここに来た・・・って信用できるかァァァ!」
と言って殴った。コレも痛そうだ。さっきから痛い事ばっかり。
雀「信じるとしても、幽霊って人に見えるモノなのか?」
ララ「ああ、今は地の調査として肉体の中に入っていて、出たら見えない。」
総悟「その肉体ってのは・・・、まさかお前が永眠したときの・・・。」
ララ「簡単に言うとしたいだ。私が100年前に永眠したときの。」
聞いた?今の。漢字にするとアク禁になりそうだから平仮名だけど、聞いたよね。
ララ「まあココで出会ったのも何かの縁だ、少し協力してくれ。」
雀「や~だよ!つー事はお前100年前だから知らねぇだろ。コレ。」
と言ってポテチを食べ出した。味は薄塩味。
雀「んじゃあね、交渉条件はポテチのコンソメ味を持ってくる事だ。」
ララ「ど、どこに売っているんだ!」
総悟「コンビニ。自分で探せ。3袋買ってこい。もちろんお前の自腹でな。」
そしてララはしくしく買いに行った。お前ら人いじめすぎィィ!いじめ小説にすな!
第156話・服はやっぱり制服が一番似合う!
雀「ん~、まずその服を変えた方がいいと思う。」
総悟「同感だな。そんな服じゃ、まるでこれから処刑します的な服だろうが。」
ま、その通りなんだけどね。現代人ではあり得ない服着てるから。
ララ「そ、それじゃどうするんだ?」
モモコ「ララって今13,4くらいでしょ?じゃあさぁ、私の昔の服あげるよ。」
と言ってモモコは自分の家に走っていった。服は取りあえずそろったか。
モモコ「コレ、あたいの制服。着れるでしょ?」
総悟「待てェェェ!制服の方が余計目立つだろうが!この時間に学校にいない生徒はいねぇ!」
ま、確かに。ララは言った通り13歳で身長は低め。だから雀達の服はぶかぶかなのだ。
ララ「じゃあどうするんだ。コレじゃポテチ買った意味がない。」
雀「いやある!ポテチは神に等しい尊いものなのだ!」
嘘の事教えてんじゃねぇ!お前本当に手を貸すきあんのかよ!
やよい「あの・・・、雀さん達お困りでしょうか?」
と後ろからやよいがやって来た。コレはチャンス(?)だ。
やよい「何だ、それならそうと最初から言えばよかったじゃないですか。」
と言ってやよいが服を用意してきた。その服は・・・巫女衣装・・・。
総悟「だから、それ制服よりもっと目立つ!お前事情考えろや!ま、手はまだ1つあるんだがな。」
と言って小太刀を天井に飛ばした。そしたらブーケが落ちてきた。予想通りと思う人もいるだろう。
雀「まだストーカー被害にあってたのか。いい加減警察に被害届だしたら?」
総悟「ああ、出したいとこだが、立てコラストーカー。テメェの昔の中学時代に着てた服、持ってこい!」
ブーケ「さ、触らないでよ!」
ララ「誰もおめぇを触ってねぇよ。」
と言ってブーケは立ち上がった。
ブーケ「アンタ、あたいの傷口いじくって楽しいの?あたいは楽しい。それがあたいの柱になる!」
モモコ「どうでもいいけどさぁ、持ってこい。困ってんだよ。」
そして10分後、ララはブーケの服を着た。ピッタリで結構似合っていた。
総悟「コレがお前が着てたとはね。大問題だ。大違いだ。」
ブーケ「いじりなさいよ・・・。それがあたいの・・・。」
雀「その台詞、聞き飽きた。地獄で何回もその言葉叫んどけ!」
オイィィィ!Sタイムにさせんなよ!話進まねぇから!
ララ「あともう一つ頼みがある。お前らの家のどれかで居候させてくれまいか?」
みんな持っている物をすべて落とした。
やよい「嫌ですよ。居候は。ちゃんと金払ってくれんならいいですけど。」
モモコ「ココはこれしかない!」
ジャンケンポン!で決まった。結果は見えているだろう。ジャンケンはかなり弱い雀が負けた。
総悟「おめぇマジで弱ぇな。世界で一番弱いかもよ。」
雀「フン、オイララ。家事を手伝うなら置いてやってもいいぜ。」
ララ「ワガママ言ってすまんな。手伝うぞ。」
こうしてまた村は愉快になったとさ。
第157話・人生は熱くなく、クールで行こう!
やよい「きょ、今日こそ総悟さんに・・・私の熱い気持ちを伝えるんだから。」
ベンチで本を読んでいる総悟を電柱に隠れてこそっと見ているやよい。
やよい「今、誰もいない!よし!総悟さー・・・」
スパーク「よう総悟!今日も肩苦しい本ばっか読んでんじゃねぇだろうな。」
総悟「そう言うテメェはもうちょっと本読んで利口になったら?」
先こされたァァ!だいぶショックを受けているやよい。
やよい「しくじりました。次は絶対に。」
雀「お、総悟!この前かしてもらったDORANARUECE返すよ。」
今度は雀がァァ!総悟が一人になるのを待ち続けるやよい。
モモコ「オッスみんな!見てコレ、父ちゃんがみんなにって。」
モモコがみんなにお菓子を渡している。こいつら総悟と離れそうにねぇ!
やよい「ちょ、待って下さい。このパターンだとまさか!」
ブーケ「総悟ォォォ!次はあたいに貸して!DORANARUESE!あたいも読みたい・・・!」
総悟「じゃあまずそのよだれを消せェェェ!そしてお前も消えろ!」
と言って蹴飛ばした。コレ、絶対に何時間かかるんだ!
モモコ「なあこのパターンだとやよいもいつも来るよな。何で今日は来ないんだ?」
雀「どーせ外で出歩く服がなくなったんでしょ。」
ドSだ!雀!やよいがそばにいることも知らないで!つーかいても正直に言ってたか。
そして、みんながいなくなった。やよいが総悟のトコに駆け寄る。
やよい「そ、総悟さん!私、あなたの事が・・・す、す、好きでした!」
やよいは言えた・・・と嬉しがっていた。しかし総悟はとっくに帰っていた。
やよい「そんな・・・言えたのに・・・!?」
雀「クク・・・やよい、言えたのに相手はおらず。」
やよい「す、雀さん・・・。見てたんですか?」
また人の弱みを握った雀であった。
番外編Ⅱ・仲間を探して三千里(?)じゃないね
総悟『いいけどよぉ、その代わり、コーヒー豆買って。』
裟子「どんな交渉条件んんん!?あ、また突っ込んじまった。」
そして総悟が仲間になった。そして教会へ行った。
ブーケ『いいけどその代わり名探偵コナンの第1巻買ってくれ。』
裟子「だから何故!何で1巻なの!あ、また突っ込んじゃった。つーか選択肢が買うしかねぇし!」
そしてブーケが仲間になった。そして計4人で悪者を倒す冒険へ出かける。
だがどんどん借金地獄になっていくムジョ。現実的か非現実的か。
そしたら雑魚敵が現れた。相手はサムととたけけだ。
裟子「つーかコレしかできねぇし。ジャンプで殴る。」
そしたら雀がまず最初にバズーカを撃った。全滅。
裟子「オイィィィ!出番ねぇよ!強くなれねぇよ!」
流石雀、強い!だが表示(強さ表)はムジョが上がっていく。1だけ。
裟子「いいや、ステタースで雀を後方援護にすれば・・・。」
そしてまた敵が現れた。今度はアランとセイイチが現れた。
裟子「さ、今度こそ!ってやっぱジャンプで殴るか。」
その前に総悟が大砲を撃った。敵は全滅。強ぇ。コレ自分成長しなくても全クリできる。
裟子「つーか何でこのゲーム人気なんだよ。こうなったらステタースで全員後方援護だ!」
そして敵が現れた。今度はジョーイヤーだ。
裟子「今度こそ!ジャンプで殴る!」
殴った!だが敵は倒れない。そして敵はムジョに攻撃。ムジョは倒れた。
総悟『たく貧弱な。んじゃ、俺らが一掃しますか。』
雀『そうだね。お前もバズーカ使え。』
と言って三人でバズーカを撃って一掃。
裟子「アイテムでバズーカなんてねぇんだよ!コラ!」
ママ「五月蠅いって言ってるでしょ。ゲーム取り上げるわよ!」
裟子「ゴメンママ!つーか何で!何で突っ込みたくなるわけ!」
・・・ゲームのパッケージをよく見よう。

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